白夜

information

このサイトについて

あああ

昨夜は早くに寝て、そのまま昼過ぎまで寝てしまっていた

両親達には一応話はつけて、神社の道先も教えてもらった

そして驚いたのがこの時代で欠かせないものを全て教えてもらったのだ



『へー草履ってこうやって結んで履くんだー知らなかった』

「ふふ、草履を履かない習慣が付いていたのね」

『はい、因みに母上ではなくお母さん、父上はお父さんと名前まで変わっていました。

無論この着物から何から何まで違うので、私は母上と父上とお呼びしますが、宜しいのですか?

一応身体は貴方方のお子さんですが、精神的にはもはや他人です。言い換えてもいいのですが、』


「構いませんよ。貴方もれっきとしたうちの子です。それに離縁しないでって言ったのも何となく

あの子が言いたそうにしていた事なので・・・明日には離縁する予定でしたが、そう必死に言われると私達も考え直そうかと」


予想外だった、彼らは仲良くしていたのに、喧嘩も聴かなかった

恐らく知らない処で喧嘩をしていたのだろう。この子の精神もかなりやられているのだろうな・・・・



それこそ数年は安心だろう。

だが、何時帰れるかは考えておいた方が良さそうだ。


「兎に角、これ位かな?草履に、厠に、躾は」

『大丈夫です。目上の方にはご挨拶と敬語を。私も一般常識は習っております。』

「分かりました。大丈夫な人に合ってよかった。」

『いいえ、私なんか申し訳ない位です・・この子の生末を私なんかで変えてしまうのかと思えば・・・』

酷く、胸が痛む話だ。

しかもこの時代をある程度把握していた

尚更困る話だ


「そんなことありません。私はとても嬉しく思っているんです。正直な明るい子に、また戻ってきてもらえたのかと思えば・・」


『・・・詳しい話はまた後日お伺いする事にします。話が長くなると精神的にも苦痛になりかねない経ちなので、』


というか元々それで身体を崩していたので


そう言うとそうですね。と一呼吸して話を区切った



「さて、準備は私が全部やっておきます。神社にでも行っておいでなさい」

『分かりました。ではいってきます・・・えと、母上!』

「はい。いってらっしゃい都佑」



そうして、私は神社に向かう為家を出た

家は一軒家ではなく、まぁまぁの家らしく・・屋根に瓦が付けられているのをみて武家屋敷かと思った


『だけど中身は忍者屋敷か・・ってね、神社だけでなく山の中を探検した方が良さそうだな』

身体もなまっているし、この身体にも慣れておかなければならない

私は走ったり歩いたり軽い運動をしながら山の中に入って行った





++++++++++++++++++++++++++++


数十分後


『ふー、ここら辺で一休憩しておこう。えーとこの時代では一時とか数字はねー牛、虎・・だったな。今は・・牛の刻か?』


確かそれ位だったと、聴いた気がする

『ひとまずまとめておこう。この時代はトイレを厠、一時間ではなく、一刻は二時間、三十分事に二つ時、三つ時、四つ時と分かれている、

更に靴ではなく草履、忍者になるべく忍たまとしてあの忍たま乱太郎の忍者屋敷に行くことになった、んでもって竜のお告げによる記憶操作可能・・

こんなものか、』


にしては覚えるものが多すぎる様な気もするが、気のせいだろう。

兎に角神社を見つけない事には今日のノルマはクリアにならない。



『それと、後着物だよなー・・一応胸は育っていないか、よしよし、身長も何となく150位だし、これだったら二年生に入れそうだな。

流石に三年は嫌だが、手裏剣投げさえ上手くやれば一年飛びはいけるだろう。二年生って誰が居たっけ?いろはで確かろ組が居なかった気がするが・・』


私体力ないからなー馬鹿だしは組決定なんじゃないかなー

そう思いながら私は神社に向かう足を速める

小走りでも何とか行けるようだ

何となく体の動きは慣れてきた

身体が軽いのだが、10の身体だろうな、体重いくつあるのだろうか?てか一キロって昔の時代ってなんていうんだろう?

一寸?あれそれなんか違う・・・それ身長?え?もういいや


考えていると気が付けば周りは竹やぶで、目の前は神社らしき鳥居があった


『ここか、よし、ある程度話をするものも出たし、寝るには早いけど、おじゃましまーすう???』


いきなり足を運ぶと、目の前の視界が揺らぎ、誰かが立っていた


『え?忍者?え?忍び装束???』

「何者だ!?」

『曲者か!?』

「いや、お前の事を聞いたのだが・・・」


相手が拍子抜けしてる、あ、駄目だギャグにもっていっては

でも乱太郎の世界ってギャグ漫画では・・・気のせい気のせい



ともかく、


『忍者は追い払わなければ』
PREV NEXT