白夜

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伊作「あれ?都佑!どうしたの?」

『あーこれから長次と一緒に図書の新刊を取りに行くの。』

小平太「私も行きたい!」

『じゃあ行く?』

小平太「いいのか!?」

『1人増えても別に支障はないでしょう?長次!』


そう言うと長次は人が多い方が楽しいだろうと小さな声でいった

私はそれに決まりだねと言った

『おいこら外出るぞおおおおおおおおおおおおおおおお!!!』

「ぎゃああああああああああああああああああ」


スパーンと扉を勢いよく開けて私は犬猿と仙蔵を引っ張り出す


仙蔵「都佑!?どうして六年長屋に・・ってか身体はもう大丈夫なのか?!」

『んー何かすっきりした感じになったから長次と一緒に図書の新刊を取りに行くんだけど準備して』

留「俺ら連行かよ!」

『久しぶりに私から誘ったのに行きたくないならいいけど?』

文「断る馬鹿がいるか!仙蔵!行くぞ!!長次、先に行って荷車を取りに行ってくる!」


長次は頼んだと言って、嬉しそうにしていた


『??どうして嬉しそうなのよ、長次』

長次「いや・・久しぶりだからな」

『あー・・狼さんの一件で皆の事避けていたからねー』

伊作「避けるどころか嫌われたかと思ったよー」

『え?信用はしていませんが?』

六年「え?」


私がさらっと爆弾発言をしたのか、周りが一気に冷えた気がした


『狼さんを殺したに変わりはないでしょう?アレ、眠り薬と毒薬間違えてやったって知ってるんだから』

伊作「き、気が付いていたのかい!?」

『勿論、元の世界で散々人を信用させないと言わん位虐められたのに、とどめを君らが刺したんだからね

こうやって気分がすっきりしてまた普通に話せているもんで有難いと思った方が良いよ。』


小平太「あれから全く話してくれなかったしな・・・」

『まー悪い事はしたと思っているけど、君らも十分悪い事をしたことを反省してもらいたいんだよ

悲しくも私も人間の端くれなものでね・・・絶対信用しないって訳ではないんだよ』


留「じゃあ!」


『ただし!二度とあんなことをしないと誓えるのであれば・・・またつるんでもいいけど?どう?』


そう片目で聞いてみると勿論と皆が声を揃えて言った


私は後で文次郎と仙蔵にも言っておかねばと思った




その日は、眩しい程に蒼く青く空が輝いていた
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