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『・・・何時までそこで監視しているつもり?六年い組会計員会委員長潮江文次郎先輩?』
文「今更先輩呼ばわりされてもくすぐったいわ」
『人の話を聞きました?何故数日前から私の後を付けているんですか?
よくよく考えたら六年生総出で私の事を遠くで見ていますよね?
何が目的ですか?何を隠しているんですか?何を求めているんですか?』
廊下で出待ちしていた文次郎に私は目を光らせる
幸い六年生や上級生が使うアレは聴こえない
文「お前に全部言ったら計画が台無しだろうがバカタレ」
『じゃあ此方で思うがままに捉えていいってことですかね?・・・一応狼さんの件は流した事にしただけなんですが、』
文「何が言いたい」
『加藤団蔵君、字が汚いとよく言っているそうですね。若旦那とかも言われてませんでしたっけー?』
後輩の事が出ると文次郎の眼つきが変わった
殺気混じりの何を考えているかの模索の目になった
私は背筋がぞくっとなって面白い事になってきたと他人の様に見る
文「・・・何を考えている?」
『忍術学園の部外者として、20歳の#name1#都佑として忠告しておこう。
これ以上私の邪魔をするのであれば、この学園の後輩は居なかったことにするぞ?
私はこの学園にある意味救われた身であり、現状維持をしているだけだが、
貴様らがその信頼を無理矢理壊していっているだけなのだから此方が仕掛けても仕方がないと思ってもらいたい。』
私が眼つきを変えて文次郎に一段と低い声で言うと驚いた表情をした
それもそうだろう、こんな目をするのは久方ぶりな事だし、身内の身内にしかしなかったことだ。
・・・最も、私には大切な人がいるとあの少女が言ってくれたのだ。
大きな向日葵を大事に私に預けて消えた、昔の私に
恩返しをしなければいけないのだから
文「・・・善処しよう。」
『話しが分かればいい。・・それと、文次郎お前の隈は一生取れないだろうな』
文「どういう事だ?」
『隈は年齢と共に消えなくなっていくらしい。15でもその隈はれっきとした努力の結晶だ。
忍者として努力して汗水たらして出来たものだろう?誇りを持っていいのだ。
・・・私も前は君の様に前を向いて走って行ったものだ・・・最も、絶望を見て今に至るが』
文「おい、待て!」
『それじゃ、またねー文次郎先輩?』
文「ちっ」
仙「変に模索されたな。馬鹿文次」
文「うるせー」
仙「にしても都佑が忍者の事を言うとはな・・」
都佑が通り過ぎたのを境に上から飛び降りてきた仙蔵に文次郎は舌打ちをする
文「・・・どうする?」 仙「何がだ?」
文「さっきの話事だ。もう隠れて見るのはよした方がいい。嫌な予感がする」
仙「文次郎、怖じ気ついたのか?」
そんなもんじゃねぇ、と大きな声をたてた文次郎に仙蔵はそうか、と居心地悪そうな顔をする
すまんとお互い謝り、六年生を集める様にした
++++++++++++++++++++++
『約束、守るから・・・私、もう逃げないよ。』
机の前で胸に手を当てて誓う
『・・・大丈夫大丈夫、きっと上手くいく。だから、』
どうか、彼らから笑顔を取らないで。
私が一番愛している彼らの笑顔を・・・・
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文「今更先輩呼ばわりされてもくすぐったいわ」
『人の話を聞きました?何故数日前から私の後を付けているんですか?
よくよく考えたら六年生総出で私の事を遠くで見ていますよね?
何が目的ですか?何を隠しているんですか?何を求めているんですか?』
廊下で出待ちしていた文次郎に私は目を光らせる
幸い六年生や上級生が使うアレは聴こえない
文「お前に全部言ったら計画が台無しだろうがバカタレ」
『じゃあ此方で思うがままに捉えていいってことですかね?・・・一応狼さんの件は流した事にしただけなんですが、』
文「何が言いたい」
『加藤団蔵君、字が汚いとよく言っているそうですね。若旦那とかも言われてませんでしたっけー?』
後輩の事が出ると文次郎の眼つきが変わった
殺気混じりの何を考えているかの模索の目になった
私は背筋がぞくっとなって面白い事になってきたと他人の様に見る
文「・・・何を考えている?」
『忍術学園の部外者として、20歳の#name1#都佑として忠告しておこう。
これ以上私の邪魔をするのであれば、この学園の後輩は居なかったことにするぞ?
私はこの学園にある意味救われた身であり、現状維持をしているだけだが、
貴様らがその信頼を無理矢理壊していっているだけなのだから此方が仕掛けても仕方がないと思ってもらいたい。』
私が眼つきを変えて文次郎に一段と低い声で言うと驚いた表情をした
それもそうだろう、こんな目をするのは久方ぶりな事だし、身内の身内にしかしなかったことだ。
・・・最も、私には大切な人がいるとあの少女が言ってくれたのだ。
大きな向日葵を大事に私に預けて消えた、昔の私に
恩返しをしなければいけないのだから
文「・・・善処しよう。」
『話しが分かればいい。・・それと、文次郎お前の隈は一生取れないだろうな』
文「どういう事だ?」
『隈は年齢と共に消えなくなっていくらしい。15でもその隈はれっきとした努力の結晶だ。
忍者として努力して汗水たらして出来たものだろう?誇りを持っていいのだ。
・・・私も前は君の様に前を向いて走って行ったものだ・・・最も、絶望を見て今に至るが』
文「おい、待て!」
『それじゃ、またねー文次郎先輩?』
文「ちっ」
仙「変に模索されたな。馬鹿文次」
文「うるせー」
仙「にしても都佑が忍者の事を言うとはな・・」
都佑が通り過ぎたのを境に上から飛び降りてきた仙蔵に文次郎は舌打ちをする
文「・・・どうする?」 仙「何がだ?」
文「さっきの話事だ。もう隠れて見るのはよした方がいい。嫌な予感がする」
仙「文次郎、怖じ気ついたのか?」
そんなもんじゃねぇ、と大きな声をたてた文次郎に仙蔵はそうか、と居心地悪そうな顔をする
すまんとお互い謝り、六年生を集める様にした
++++++++++++++++++++++
『約束、守るから・・・私、もう逃げないよ。』
机の前で胸に手を当てて誓う
『・・・大丈夫大丈夫、きっと上手くいく。だから、』
どうか、彼らから笑顔を取らないで。
私が一番愛している彼らの笑顔を・・・・
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