白夜

information

このサイトについて

『はは、うえ・・・?なん、で』

母「小平太君の事はあちらも了承済みよ。」

『だからと言ってどうして小平太を巻き込むの!?そもそもどうしてこんな村が忍術学園何かを知っていたの!

いい加減教えてよ!この子供は貴方の子供じゃないのでしょう!?どうしてこんな・・酷い、惨い・・・・』


私が急に崩れ落ちると母が背中をさすってゆっくりと言葉を紡いだ


母「確かに、貴方は私の子供ではなく、長老様に言われて育てていたの。しかも目を覚ましたのは言われた次の日だったから驚いたわ。

小平太君はこの村に数日前に現れてね?夫を森で山賊に襲われている中助けてくれたの。」


『そう言えば前に帰って来た時に気を付けて帰れって言ってたけど、あれって山賊の事だったのか』


母「それで命の恩人だと言って夫が崇めちゃってね?小平太君を長老様に紹介したら竜神様にお伝えしなければと言って

貴方みたいに気絶させて今監禁しているの・・・ごめんなさい」



『そんな・・・謝らないで下さい。私が謝りたい位なんです。』

母はどうしてと驚いて涙を引っ込めた

私は優しく頭を撫でながら言った

『そんなの、血の繋がっていない母親でも私は貴方を好いているからですよ・・・この村はとても臆病だ。

生きるのも、死ぬのも・・全て神に頼って生きている。私はそれに呆れて物が言えなかった・・だけど

最近スッキリしたことが起きてね?子供の身体だから余計に親が恋しくなって、そうやって

私なんかの為に演技までしてくれて助かったと思っているの。だから泣かないで?』


貴方が泣いても仕方がないの。笑って?

そう言うと母は泣き崩れ、仙蔵が姿を現した



仙「母上様、どうか小平太の居場所を教えてくれませんか?」

『このままだと小平太が人間では無くなってしまいます・・私がそう生きてきたように、小平太には

生きて欲しくないのです!必ず、彼を救って見せると誓えます!どうか、』


こんな化け物に光を、


そう言うと、小さく母が村の裏の森に居ると言ってくれて私と仙蔵は頷いてお礼を言った


私はその間母親に抱き付いた



『私ね?この子の歳位に母親が家を出て、離縁したの・・・だから、そうやってあかの他人でも

私を優しくしてくれる女の人が欲しかった。嬉しくて仕方がなかったの。

私の自慢の母親だよ。母様』


母「ごめんね?ごめんね・・・・」



仙蔵にコンタクトを取って、先に行くように仕向けた

後は後から来た久々知達が行動してくれるだろう



『だから、少し眠っていてね。大丈夫、もう苦しまなくて済むから・・・』

私は力を使って手を母親の顔に近づけた

すっと眠り、私は頭から淡い光を放ったものを手に取り、青石に入れる

青石は淡く光り続け、次第に光を失った


『よし、行くか』


私は神社に向かう為、そとにでた  外はもう雨はやんでいて、風がふいていた
PREV NEXT