白夜

information

このサイトについて

夢、から覚めて二日目

私は未だに現実身が無く、天井を見ていた

父親だけでなく母まで心配で見に来てくれたらしいのだが、

身体はもう一年も眠っていたらしく、点滴も酷いもので1人部屋で養生する様に言われた


『・・幸い口がきけるのが良い事で、ご飯もまぁ食べれない事はないが・・・』



それよりも忍たまが気になって仕方がなかった

本を読んでいただけで元の世界に戻れたと言う事は

同じ事をすればいいと思ったわけで・・・


私はいつもの様に睡眠を取ろうとしたのだが


目が冴えて仕方がなくて、

まず幽体離脱とかを出来たらそれこそ幻覚でも何でもいいから

忍たまの世界に行けるのに・・・と思っていた



現実は、応えてくれなくて

夢に任せて一週間が経ったある日



ついに幽体離脱が出来る様になった

始めは自分の前にしか立てなかったが、時間が経つごとに身体を動かせるようになり、

私は両親に手紙を書いて意気込みを入れた


『産んでくれてありがとう。人に命を尽くしてくるよ。お父さんお母さん』


いつかの私が笑った気がした
PREV NEXT