白夜

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話しは丑の刻、二年ろ組の部屋にて。



五年全員と一年から四年の数人と雑渡と利吉さんと私の分身を入れて全員を

円状に座らせて現状の報告と収穫等々言い出す様にした。




『まず、改めて名前を言わせてもらいます。私の名前は#name1#都佑、正真正銘の本当の身体でこの世界に来ました。

現状は#name1#都佑の姉の#name3##name4#と名前を呼んでいますが、それは天女を騙す名前なので憶えて置いて下さい。

合言葉を全て言ってくれた諸君感謝する。現状私から言うと、


五年ろ組鉢屋三郎並び不破雷蔵、い組久々知兵助並び尾浜勘右衛門。

以上四名を救出出来た。これに関しては首にあった紋章を無理矢理焼いて今に至るので、何時元に戻るのかわからない。

早急に天女を始末する事が良いが、先に全員分の紋章を消した方が話が早い。


と言うわけで、お久しぶりです、五年諸君。』




勘「まさか都佑が神隠しではなく元の世界に戻っていたとは・・」

竹谷「俺の変装もばっちしだったらしいし・・」

兵助「それはもう、三郎が居たからまさか変装されているとは気付かなかったんだ」

『普通そうだろう。14がやることじゃないんだけども、まぁそれは置いておいて。早速シャッフルするが良い?』


皆の顔は天女を討つ事に集中していたらしく、隊長行ってください!とノリで三郎に言われた位だ



私は嬉しくなり、まず、と言葉を紡いで言った



『三郎と勘ちゃんと庄ちゃんは至急彦四郎を助けに行って学級委員会を取り戻した後私に報告。

更に各委員会で行動している皆の情報を私達に伝える様に。』


三郎「心得た!」

勘「任せておけ!」

庄「了解です!」


『次に火薬委員、久々知が来たので三木は引き続き火薬の在庫を久々知と調べてまず火薬委員会を終結させる事。

それが終わり次第学級の誰かに報告後直ぐに六年以外の会計委員会全員を終結。』


三木「あの、どうして潮江先輩は省くんですか?」

『六年だからだよ。・・・六年生には最後まで放って置いて屈辱をもうたーーっぷりと味わってもらいたいからねー

私が今迄死ぬほど経験したことを味わってもらわないと気が済まない・・ふふふふふ。』


雑渡「ありゃりゃー可哀そうに。」


『あ、雑渡さんは外で申し訳ありませんが諸泉さんと高坂さんを連れてきてもらえませんか?』

雑渡「了解。そんなもんは土井先生を目覚めさせるのに使うわけだね?」

『話しが早い。そう言う事です。身長的に首は届きませんし、今から渡すものを使ってもらえれば誰でも紋章がとれると思いますので。』


そう言って私が皆に渡したのは一つの赤色だった。

これは何だと利吉さんに言われたので説明を少々


『これははっきり言うと私の血が付いているものです。恐らく血がこの時代の者ではないと反応して

三郎達の紋章を消し飛ばしたと思われますので、これでさりげなく忍者して皆の首筋にある紋章をぶっ潰してきてね☆』


竹谷「さらっとえぐい事を言った挙句にえげつない事をやらすんだな・・俺達に」

『私一人ではもう時間ないからねー。私はクロア達とこれから天女の部屋に潜り込む予定だし。』

キリ丸「幾らなんでも不味いんじゃ!」

『六年長屋でも、変な話皆に私の武器は渡しているし、私は別に死んでも構わない身なんだから。』


そう言ってキリ丸の頭を撫でて続けて話す


『私ね、今がとっても楽しくて辛いの・・生きているってこう言う事なんだなーって思えて止まないの。

だから、これが最期だと思って、精一杯忍者のたまごとして生きたいんだー。お父さんとお母さんにお別れ言って来たし』


作「え?お別れって・・・」


『正直言うとね、私元の世界で無理矢理幽体離脱してそのままいるもの全て考えて忍たまの世界に飛んできたんだー。

まさか本当に戻って来れるとは思わなかったけど、お陰様で皆とこうして戦えているし、元の世界でやること無いから。』


藤内「で、でも・・父上と母上にはもう、」

『会えないね・・もう二度と。でもね?私の心の中には生きている。それを六年生から教えてもらったから・・・

だから六年生には私が受けた想いを受けて戻って来てほしい・・例え私の命と引き換えになっても。

私と天女は元々この世界に生きてはいけない存在だからね・・・・このメンバーが最初で最期だと思わせてよ』




私からの、隊長からの淡い夢を どうか見守っていてと私が言うと皆は黙りこけてしまった
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