白夜

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小平太「中々やるな・・・だが、まだまだだ!!」

此処までかと思いながら私は意識を集中して時間停止を試みた

もう体が動かない。

そう思いながら心の何処かで昔の小平太に戻って欲しいと願ったその時



小平太「え・・・・都佑??」

『え?こへ、いた?・・・あんた、もしかして』



時間停止が上手く言った直後、私の目の前にクナイを刺そうとした直後、

小平太が正気に戻った


小平太「スマン!今の私は正気にもう戻れない!!いっその事殺してくれ!!」




時間が動くまで、あと五分 『さてさてさーて?いっちょやりましょうか。』


時は戌の刻、私達は食事を終えていちゃいちゃしている六年を外から様子見する為に木影に身体を潜めていた



クロア「にしても小平太行くの大丈夫?」

『大丈夫っしょ?何とかなるよ。あの勘のいい小平太や長次でも今何週間忍者していないと思ってんの?』

ノア「まー、こっちはお縄にしたら十分だからな。適度にしとけよ?」

『応。無論』


そのつもりだ。



そう言って私達はその場から降りて天女の前に降りた

「なっ!?」

『天女様、天にお帰りなさいますよう、私達がお迎えに上がりました。さぁ、私と帰りましょう。現実と言う名の平成に!』

文「させるかぁあああああ!」


カキーンと刃物の音が鳴った

文次郎とクロアがやり合っている中、それに伴い仙蔵子平太達が現れ出した


『行け!天女は放置!六年を殺す勢いで仕留めろ!!』

クロ・ノア「「心得た!!」」


私はそのまま速度を速めて小平太に向かって短剣を降ろすと長次が庇う

私は血飛沫を綺麗に浴びて天女の叫び声に耳を塞ぐ


『あーあー、そんな声だすなよ。面倒だなーこちとらピリピリしてんだよ・・いい加減目覚ましてもらわないと忍者できねーんだよ。』

長次「ここは、任せて!にげろ!!」

『させるか!ノア!』

ノア「あーらよっと!不運もこっちからしたら幸運にしか見えないねー」


そう言いながらも天女を縛り上げさらには伊作と留も柱に縛りつけた

時は同じくクロアも仙蔵と文次郎を縛り上げたようだ


『おー流石私の親友!これ位の餓鬼を仕留めるのは仕事が早くて助かるわーでも私二年の服着て来て良かったのか迷ってた!』


小平太「クソっ!!貴様!!」

『こへいたー。まさか私を忘れたとか・・言わせないんだけどー』

小平太「貴様等知らん!仙蔵達を解放しろ!!」

『あら、天女は良いんだねっと!!』

小平太「うがああああああああああああああああああああああああああ」


留「小平太あああああああああああああ貴様ああああああああああああああ」


『安心して、正気に戻させ・・あれ?紋章が取れない!?え?何で!!』


ガッと服を掴まれてお終いだと思った瞬間、微塵が小平太に降ってきた

竹谷「#name4#!!」

『竹谷!五年全員来ていたのか!!』

鉢屋「それはお前が指図したからだろうが!!よりによってこんな奴らが課題とは・・・」

雷蔵「またまた学園長先生の思い付きにも悩まされるねー」


『スマン!各委員会の長を仕留めろ!私は、小平太を黙らせる!!』


「どうして!?兵助っ!?」

兵助「貴様に名前を呼ばれる筋合いはない。この女狐め!!どうやって先輩方を操っている!!」

仙蔵「それは間違いだっ!」

兵助「ぐはっ!?」

竹谷「兵助っ!?」

留「おおっと此処から先はとうさんぞ??」


『ありゃーていうかー、形勢逆転!?#name4#ちゃん大ぴーんち!!』 小平太「私達に喧嘩を売るとか中々の度胸だな。」

『それはそれは、私も結構キていたので、貴様らみたいな奴らが忍者の学園の最高学年とは思いたくもないのでねー

そんな女狐に色事でほだされ、忍者の三禁を破った輩に言われる筋合いないわ馬鹿野郎。アホらしいにも程があるわ!』


小平太「なっ!?・・・貴様、」

『あー殺気漏れ漏れ・・・忍者なら忍びなよ?自分の気持ち位相手に漏らさない様に・・さっ!!』


私は手裏剣をなげてクナイで弾かれている小平太に一気に蹴りを入れる

後ろに下がる小平太に更に後押しをかけるかのように火車剣を出して回転打法(完全に一回転させて投げる方法。五メートルまで届く)

で一気に火の粉を浴びせる


怯んだ隙に容赦なく血を浴びたいが如く私は忍剣を出して背中をザックリと切る

それに小平太が叫ぶ


今宵の月は半月で、丁度小平太に止めを刺そうと思っていた矢先、自分の全身が池に映っているのに目が盗られて

小平太のケリで大きく飛んで塀にめり込む



『がはっ・・・ぐ、そ・・・』
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