白夜

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『此処までくれば大丈夫だろうが、念には念を入れて。』


私は忍術学園から直ぐに神社に来て服を元に戻した

元の世界から来た服を着て神社の中に入ると・・・・



『蝶?・・・と、トンボ?然もこの蝶青いし、トンボなんてこれ、別名神様トンボじゃ、』


その中は壁びっしりにトンボと蝶が飾られていた・・というか

部屋の中が標本みたいな感じで、背筋が凍った


『可哀そうに・・・一体誰が、』

竹谷「可哀そうだよなー」

『竹谷!?・・・狼さん?』

「あまりこんな事はしたくなかったんだが、」

『夢なんだよね?私の、夢なんだよね?』


私は後ろに下がりながら首を横に振る狼の姿に涙を零す


もう誰を信じていいのか分からない。




この罪は罰はいつ受けるのか。

私はもう死んでもいいと思った。

目の前に愛する人が立っていたから。



竹谷「にしても狼達にも分かるような逃げ方をするなんてらしくないなー」

『忍者経験一年も満たない私がそんな事出来る訳ないでしょうが・・』


そう言いながらも私は周りを見渡し、五年と六年に囲まれている事に気が付く

私は万事休すかと思ったが、真っ黒な神様トンボが視界を塞いで彼らの足止めをしてくれる


竹谷「くそっ!?こいつら死んでなかったのか!?」

『まって!嫌だ!駄目!!そんなの・・・』


我慢ならないかのように小平太達が此方に向かってトンボを斬って私の方に手を伸ばしてきた

私は神様トンボの中の一匹蒼い蝶が飛んでいるのを手で追いかけた




すると、場所は変わり、布団の中で、私は目覚めた
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