黒で縁取られた手紙が届く
最近私は疲れている
だって何もしていないのに
だるくてだるくてだね?
『しんどい』
葵「都佑が人前で弱音吐くだなんて珍しい」
辻「明日には槍が降るな」
葵「辻先輩それだと都佑喜びますって」
『槍!?私の槍!?』
辻「あ、あー・・都佑は槍が得意分野だったな」
そうなのです。
潮江先輩程ではないですが大体の槍が好きで
ぶんぶか回しているのです。
最近ちゃ最近の事ですが何時ぞや
潮江先輩と食満先輩が2人そろって
「危ないから振り回さないでくれ」と
言った時には大雨降って笑ってやったけどね
『私今日早退するわ』
葵「このままじゃ死にそうだもんね」
辻「五六年混同の組手は任せろ先生方に説明しておいてやる」
だからゆっくりと休んで来い
そう言って八雲が都佑の頭を撫でる
それに都佑は嬉しくなって、ハイ!
と元気よく返事をして小走りで部屋に戻っていく
三郎「なんだ?早退か?それにしては元気良さそうだったが」
八雲「もしもそれが本音だとしたら
鉢屋三郎、お前本当に五年生に見えんな。
あいつは隠すのが更に上手くなっているが
よく見ればすぐに分かる事だ。」
葵「ま、八雲先輩別にいいんじゃないすか?
五年も六年もそう変わりませんよ
て訳で私潮江先輩コテンパンにしてきますね」
兵助「なんだあの先輩、やけに突っかかって
なぁ三郎」
三郎「え?あ、嗚呼・・・そうだな」
三郎の眼はもう既に居なくなった都佑の方を見る
気になるも何処か靄がかかったような感じで
良く分からなくなったのを
目の前の組手の人に八つ当たりする事にした
『此処は人いないもんね。寝よう』
そうだそうしよう
そんな事を言いながら私は布団を敷いて
そのまま目を閉じる
するとどうだろう?
あらますぐに夢の中
辺りは真っ白ながらも地面に花が咲いている
その目の前にはいつも後ろに
真顔で立っている何時ぞやの少女がいた
そこでは少女が花畑に寝そべりかえっている
しかもよく見たら季節外れの花が一緒になってる
彼岸花とか菊とかあれ?なんか駄目な気がする
まぁ綺麗だからいいかと思いながら前を歩く
すると神社が見えて来た
ううん?この神社何処かで見た事があるんだけどなんでだ?
『ココってもしかして・・』
「おかあさん!おとうさん!」
はっとその声に気が付き目を覚ます
って言っても夢の中なんだけど
目の前には顔が良く分からない女の子と
同じく顔がわからない親子らしき父と母?2人
あらまぁお父さんの手を取って
お父さん嬉しそうじゃないの?
そんな私は何処かこの神社に居てはいけない気がして
直ぐに退散する事にした
直ぐにその居た子供が走ってくる
何か忘れたのだろうか?と言うか
私に向かっているらしくすぐに
神社から出る処を止まる
「お姉ちゃん、忘れ物だよ」
やはり私だったか。
それにしても忘れ物とかあったのかな
そう想いながらとりあえず
振り返り手を出してみる
『え?嗚呼、ありがーーえ?猫?』
なーん
と声を上げる黒猫に私はちょっと引いてしまった
私の気が付かないうちに神社に居た猫が懐いたのだろうか?
それを見た少女が私に渡してきたのかもしれない
そう想うと私の猫でもないのにと言う気持ちを押し殺し
申し訳ないしとりあえず貰っておこうと思い
手をかけて猫を撫でてみる
すると嬉しそうにゴロゴロと音を立てる猫
うん。可愛い。
「気を付けて帰ってねお姉ちゃん」
『嗚呼、うん。君も気を付けて帰ってね。
足元に注意するんだよ?』
「それは私のセリフだよ。都佑ちゃん」
その言葉に私はゾクリとした
何故私の名前を知っている
と言うかこの少女は何者だ?
目の前の少女の後ろに両親が居る
あの両親は誰だ?
見覚えがある筈なのに、誰の両親だか忘れてしまった
直ぐに足を一歩踏み出して彼女らに聞きたいことを聞こうとした瞬間
足元が崩れて一気に視界が真っ暗になる
うっすらと蒼いそれに此処は海の中かと冷静に頭が動いてくれる
直ぐに上に上がろうと泳いでみるが全く上がる気配がない
と言うか息が苦しい。生々しいぞこの夢!!
『ごぼっ(くるしい)』
猫は上に上がっていくのに私だけ上がれずにそのまま
水の中に溺れていく
息が出来ずにくるしい
もう、いいかな
そう思って私は意識を手放した
と思ったら直ぐに目が覚めた
時間が何時かは分からないがそんなに長く寝てはいないらしい
『・・なんだあの夢は、あ、そういやあの子、喋ってくれたな』
ちらりと部屋の隅を見ると少女は居た
しかも真顔で此方をじっと見つめている
それにため息が出たが、
直ぐに良く分からない夢を見た筈なのに
眠いと脳内が指令を出してきた
『(夢の中だけでも笑えていたらいいのに)』
私はそう目を瞑り少女の事を考えながら
確かに笑って話してくれていた少女の顔を思い出しながら
夢の中に入ってみる
夢の中でも笑えていたらいいのにな
(君が笑えていたら私だって嬉しくて笑うのに)
(夢の中になると君は顔を隠してしまう)
花畑の花に埋もれている夢
この夢は、疲れ果てている、ということを表しています。
季節外れの花の花畑の夢
この夢は、環境とバランスが悪い、ということを表しています。
周囲の人との不協和音が心配ですね。
不倫など、人を傷つけるような恋愛に夢中になる可能性も高いです。
海で溺れる夢:苦労の伴う緊急事態に陥る前ぶれを暗示しています。
しかし岸までたどり着ければ吉夢に変わります。
猫を可愛がる夢:可愛がっていた人や信頼していた人から裏切られることを暗示しています
確かに疲れているのに気が付かず
裏切られたり信用していた事が全て裏目に出ている現実を
ただひたすら夢の中では逃げているのに徹底している主人公
勿論この少女は後々大事な役割になってきます
夢の中だけでも気分が楽になればいいのにね。
主人公は何処までも自分に傷を付けるのが好きらしいです
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