ロワゾブルーの桎梏

『あ、土方さんマヨネーズ借りますねー』
土方「あ、ああ…嗚呼!?」
沖田「未、未夜…正気ですかぃ??」

動乱編が収まった時から一週間も経たないうちに
私は職場に復帰し、お腹が空いていたのでと
昔食べていた物に手を出してみようと思ったのだが

まぁと言っても偶に食べたくなるなぁー
的な軽い気持ちだったんだけど

どうやら周りはかなり珍しいのか
ジロジロと見てくる、何時もの私ならきっと腹が立ち
怒る処なのだろうが

今日に限って全く怒りのいの字も出てこなかった
と言うか寧ろ困惑している真っただ中である。

『え?何?私ご飯にマヨネーズかけちゃ駄目なの?』

土方「おっおっお前ようやくマヨネーズの気持ちが」

そう感動し始めている土方さんに
私はちょっと待ったをかけさせてもらった

『あの凄く皆様誤解している様なので弁解させてもらいまーす
っつー訳で土方さんの代りに沖田さんよーっくみて下さい』

そう言ってすっと目の前に出す
土方さんみたいなうん・・グルグル巻きにはやっていない
と言うか寧ろ

沖田「ん?あれ?これってシラスですかぃ?」

『スーパーでみてここら辺でシラスあるんかい!
って思ってつい買ってついマヨネーズ入れた』

山崎「な、なんだー焦った…羽黒さんが
副長の傍に居るものだから等々
マヨネーズ中毒がうつったのかと」

そう言い終える前にゴンなんて頭の音が鳴る物で
土方さんの鉄拳だったのかーと思う迄
痛いと言わなければ分からなかった

土方「にしても何でそんな食い方してんだ
しらす入れなくてもうめぇだろうが」

『私脂っこい物嫌いなんです、だから
天ぷらとかも食べた処見ないと思います』

沖田「未夜、話それてますぜぃ」

嗚呼、そう言えばご飯の話になるとつい
嫌いな物を言ってしまう癖が、いけない。


『よく母が食べていたんですよねー
マヨネーズにふわふわのシラス入れて
暖かいご飯の上にちょっとだけ乗せた
だけで美味いんですよー』

ほれ、と言いながら私はご飯に入れてた
物を近くの男子に入れて食わせる
すると目を開いて此方を見て
「う、美味い…?」とかなり動揺していた

山崎「ええー!?そんな事…美味い」

『だろ?ちょっとなら私も食べれると思って
私食細いし油取らないからこんなもの
しか摂れないんだよねー』

そう言って食事を進める為にご飯をかき込む
皆と同じ様などんぶり飯を軽く平らげる処
恐らく食が細いなんて気はさらさらないだろう

と言うか私”しか”って言わなかった?
あれ私何時から偏食に移動したっけ?
移動命令私何時したっけ?おかしいな、記憶にないぞ。


沖田「寧ろそんなに食べてどうしてそんなにスリムなんでぃ」

『それは昔の私に聞いても分からないってかセクハラな』

むしゃむしゃと食い女っ気の欠片もない奴に見えるだろう
そんな私は女です。ざまぁー女で悪かったな!!
って何を考えているのか全く分からなくなってきた処で
一度思考を停止して無かった事にした

うん

見回りの時に考えよう。

『ご馳走様でしたー土方さん門の前で待ってますねー』

そう言って速く食べろよーなんて言って直ぐに席を外すと
なんか食堂が一気に盛り上がった声が出たがすぐに消えた
…鬼が出たのだろう。可哀そうに

+++


土方「待たせたな」

『いいえ別に、それじゃ行きますか』

土方「…そういやその格好どうしたんだ?」

『すいません私からは何も言いたくないです』

そっと首を反対側に向けて答えた

前にとっつぁんから特注で
私がパーカー好きなのを何処で知ったのか
知らないんですが、真選組の黒で
パーカー状の服が届いていたものを引っ張りだした。

また何でこの服が着たくなったのか私にもさっぱり分からない


何方かというと私は
出来れば動きやすいズボンにも服にも
殆どポケットが無い襟しかない様な服を好む


しかし今回は違い
隊服の形ではあるのだが
ご丁寧に取り外し可能なパーカー系隊服(♀)なのだ

下はスカートで一応スパッツ&トレンカも履いてきた
足先と踵が出るので靴下もちゃんと履いたよってか

土方「なんか、お前女らしくなったな?」

『土方さんも思います?私もなんか
最近思うんですよねー…状況把握の為にも
見回り手抜いていいすか?』

土方「言い訳ねぇーだろっ!!」


そう言いながらも片手隊服のポケットに突っ込み
片手口から下を触りながら移動(見回り)を開始する
煙草を軽く吹いた煙が此方にかかってくる

土方「っあ、すま…」

然し私は少しも嫌じゃなかった。
少しだけ眉を寄せたが首を横に振って
「大丈夫です」とだけ言うと
かなり不思議そうな顔の土方さんが足を止める

土方「お前本当に今日大丈夫なのか?」

『何がですか…』

土方「朝から目付きも優しいし、マヨつけて食うし
腹立つ処で立たねぇし、挙句の果てには煙草の煙にも
何にも反応しねぇじゃねぇか…熱か?熱なのか?」

そう額を触ってきた土方さんに
少し怖い感情が沸き上がってきた
…ん?

『ん?怖い?』

土方「あ?」

『…いや待てよ?この感情どっかで似たような』


…考えるのは止めようか。
凄く嫌な事を思い出しそうだったので。

そうため息をついた後、私は土方さんに
「今日は機嫌が良いらしいです」とだけ付け加え
先に足を進めた私に土方さんが追いつく


土方「そう服が変わるとやっぱり
後ろから見ても女って感じだな」

『此間、とっつぁんにサラシ付けてるって言ったら
ちゃんと下着付けて勤務しろって言われたから…』

土方「(とっつぁん何うちの部下にセクハラしてんだ)」

そんな土方の気持ちはつゆ知らず、
羽黒はジト目で周囲を見て回っている

…様に見せているのか
朝から目が少しパッチリしている事は
土方だけでなく、ほかの隊員も気付いていた

機嫌が良いのは本当らしく、羽黒は「うーん」と
手を合わせて頭上高くに腕を伸ばして声を高くし
歩きながら肩や腕を鳴らす

『それにしても今日も平和ですねー』
土方「嗚呼、
ま、平和が一番だしな」

『セクハラとか痴漢あったら私が
真っ先にこの赤い刀で粛清するんですがねー』

土方「そういや最近木刀と鞘のみで動いてるって
聞いてるが、大丈夫なのか?鞘よりも刀どうしたんだ」

『売った』
土方「はぁああ!?」

未夜が何故刀を売ったのかは本人だって本当は売りたくなかった。
然し未夜自身此間会った夜の人間
朝狼の生き残りに言われた言葉が
妙に頭から離れなかったのだ。

稀に正気を失って、昨日だって5秒だ、たった5秒自分で居られなかった。
その5秒は余りにも長い。ぼけっとしているだけならまだしも
そんな余裕なんて無い時に集中力が糸をハサミで切った様にぷつりと途絶えたのだ。

余りにも怖くなって、その日に刀を売ったのだ。
実質昨日の夜に売った。お陰様で財布は潤っている。
…然しよく考えれば刃物は隣に少なくとも一つはある。

病気か?と土方さんに問われたときに「病気です」と決めつけると
何故か、そうしたい自分とそうしたくない自分が分かれて何も言えなかった。

まだ前世の記憶が曖昧な時期なのだろうか?
にしては大分思い出したと思っていたのだが
朝狼の奴が最後に言っていた言葉が妙に気になる


それに


『「暮れのモノなら気を付けろ」かぁ…』

土方「あ?なんだそれ」

急に上から見下ろしてきた土方に未夜はビクリと
自分でも予想以上の驚きを身体が発したのに
土方も驚いたが未夜も目を丸くして手を心臓に置いて
心臓の高鳴りをとにかく落ち着かせていた

『何ですか急に…』

土方「そりゃこっちのセリフだ。
その言葉何だって聞いてんだ。」

『セリフ?言葉ってな…あー』

そろりと少し流れが途切れそうになる川の水の流れの様に
目を横に流し先ほど言ってしまった朝狼の遺言的な言葉を
頭の中で思い起こす

勿論此処まで来れば土方が何も言わないとは言えない

土方「…お前何かくしてやがる」

『(言えねぇー!実は狼族で朝狼の子で
前世の記憶持ってます!とか言えねぇ!
中二じゃないから余計に絶対言えねぇ!!)』

土方さんには物凄く悪いが、どうしても
この力を余り外で使うといけない。

そう朝狼のあの男の人は言っては居たのだが
正直体格差もある尚且つ力も歴然の差に立つ私が
術を使わずにどうやってこの人達と渡り合えるというのだ

しかもそこじゃない。
私が悩んでいるのは

『(何故奴が”夕暮れには気を付けろ”と言ったのかだ)』

朝狼、共に夜狼は基本夕暮れには気を付けなくて良い。
夕暮れ時の宵等に気を付けろといったのか、もしくは

夕暮れその物を意味している。

それ以外の解読は無い。

後気になることがもう一つある
”朝狼は攻撃術を扱えない”

その言葉の通りなら私は何故術が使える?
小さなライター程の火位だが、一切使えないと聞いた
じゃあ私は夜狼なのか?でも夜狼ならば
攻撃された後の回復は遅いと聞く

じゃあ、私は誰だ?
前世の記憶の人間が私か?
それとも、狼族の人間が私か?

それとも


ふとそこから思考をシャットダウンして
土方さんの背中に意識を取り戻し、歩いた

今日も今日とて江戸の町はとても平和の様で
団子屋から誘いが合ったが丁重にお断りした
すると旦那から思わぬ言葉を聞いた


「お前さん今日はなんか幼く見えるなぁ」

『幼い…?土方さんちょっと休憩して良いですか?』

土方「あ?あーまぁ、良いぞ」


そうどもりながら許可してもらった団子屋の席にそっと座り
団子を聞いてきて何があるかメニューを見たのだが

『みたらし団子で。土方さんは?』
土方「俺もそれで」
「はいよ!…それでさっきの続きかな?」

『うーん、幼いって顔つきですか?』

「いや?此間見た時はまるで人に懐きもしない狼だったんだが
今日は人の情を知った優しい犬の様な感じで幼いって言ったんだ」

『それだ!!』

急に叫び立ち上がった私に周りが驚き
私も少し恥ずかしくなり小声で謝り席に座った

『おじちゃんやっぱり良い勘してるわ』
何となくそう思った事がさらりと口から出る
今日は本当におかしい。周りに言われて確実に分かる。

「どうしたんだい一体何か変な物でも食ったんかい?」

『食ったんじゃないです多分気分屋なんですよ』

土方「立て続けにおかしい事してる奴が言えた口かよ…
よし、これ食ったら行くとこあるから、付き合えよ羽黒」

あ?何処に行くんだろう。
そう思いながらみたらし団子を手に取り3つ程食べると
その後は食べたくなくなりそのまま残した


++


『ひ、土方さん…此処って』

土方「あ?来る場所合ってるだろ」

『え!?何で!?あの銀さん嫌いな土方さんが?!』

ピンポーンとチャイム音が鳴り
少しすると新八君が顔を出して来た

新八「ご依頼ですかー…って土方さん!羽黒さん!」

土方「すまん、ちょっとこいつの様で依頼を頼みたい」

『待てや土方ゴラァ、何話進めとんのじゃい。
ってか新八君何か
「あー成程そう言う事ですかーささ、どうぞ中に」
って感じで受け答えしなくて良いからね!?

あ?おいおいおい、待てってば土方さん?
何貴方私の背中推してんです?漢字違うって
そこツッコミ入れるよね?あ?おいツッコミ二人して
無言でため息交じりながら私を中に入れんな!!

えっ?何?えっ?何で無言で押すの?
いやもう何でぇ?えっ?なんでぇえええ』


+++

銀時「で、お宅の羽黒ちゃんがどしたの?」

土方「昨日から様子がおかしくてな、熱もねぇし
医者連れて行こうと思ったんだが、んな類じゃねぇ。
って訳でこいつの情報を調べて欲しいんだ」

『なに超特急にモノホン居る前でいっとんの!?
なぁお前ら揃って失礼だよなぁ!!確実に!!』

思わず上司ながらも口悪い言葉が出た。

すいません。と律儀に謝るとサブいぼ立てた
銀さんと驚いた顔をして固まる神楽ちゃん

新しく口に加えていた煙草を落とした土方さんに
茶を入れてきて机にお盆のまま置いて固まる新八君に
私は逆に動揺してしまう

あれ?私そんなにプライド高かったの?
逆にそんなフリされると私傷付くんですけど。

っつーか私何でこんな挙動不審になってんの?
え?トッシー乗り移って無いかって?
バカヤロー私は昔からアニメオタクじゃい。

新八「あのー未夜さん、全部口から出てますよ?」

『え?マジで?私とんでもねぇ事口走ってね?
いやでも魔法少女系好きだよ?だからトッシーと
話していて滅茶クソ楽しかったんだけど』

神楽「未夜、何があったアル?私で良ければ聞くヨ?」

『えっ?何?あれ私そんなにキャラ変わった?』

銀時「大変わりだよ!何なのそのホンワカしたオーラ!!」

ほん、わか?

『え?ほんわか?ほんわかって
あのー、ふわっとした女の子独特の?』

銀時「そうだよ、何?大人の階段上っ」


言い終わる前に私は予備のゴムを伸ばして
そのままオデコに飛ばしてやる
あいてっ、なんて声を出して片手でデコを抑えている

『って訳です』


銀時「って訳って訳もきいてねえよ!意味分かんねぇ!
…って言うか、お前さん時々仕事中の時に眼、赤くなってるよな?」


それに驚き目の色が揺れる未夜に銀時は
ふと土方らに何か隠している事が本物だと気づく

『えっと…それは』

銀時「まだ酔ってない時に路地裏で見たんだよなぁ
…攘夷って訳じゃねぇだろうがー言った方が
楽になる事だってあるだろ?

上司さんだってこんな心配してるしさぁ」


此処は腹をくくるしかないだろう。
嗚呼と大きな声で声を出し、深呼吸をした後
私は皆をキッと見つめてちゃんと話す事を決めた

ソファーには座らず正座をしてから口を開くが
脳裏から声が聞こえ、その言葉に素っ頓狂な声が出た

”言っちゃダメだよ”

そんな声に私は首を振る
相手にしてはいけない。だって何処にも肉体は見えない
これが幽霊だったら未だ仲良くできたのかもしれないが
そんな感じじゃなくて、もっと懐かしい何処かで聞いた様な声だ

『‥黙れ』

でも、今は拒否したい。
というかするべきだろう。
なのに声はどんどん大きくなる


未夜は鞘に手を構える、後ろから声がしたもので後ろを振り返り
背を少し屈めて気配に敏感になる

土方「おい、羽黒」

”知られてはいけない”

『何故だ滅亡するとでも・・あ?滅亡なに私言ってんの?』

”君が素直になる時に話せばいい”

『…今は言うなって事?何の為?貴方は誰?
っつーか何私の頭ン中勝手にスクランブルエッグに
しとんのじゃい。しばくぞ!はったおすぞ!?』

”全ては夕闇”

その声で私の意識がふわりとシャットダウンされる
嗚呼、全く今日はとんだ日だ

++

ふわふわとした感じで居たと思いきや
殺気を立てて刀もない場所に手を置いた
睨んでいるのも分かる様な鋭い殺気に
ブツブツとしゃべった後気を失い倒れた

銀時「っおい、しっかりしろ!新八救急ー」

『…時は未だ、光に、』

それだけを言ってまた未夜は気を失った
然も今先ほど言った未夜の目は赤く光っていた
まるで何かを押さえつけるような、そんな目に
銀時はただ事ではないと察した

銀時「おい、柏木先生って奴知ってるか?」
土方「昔から知り合いのこいつ専用に近い医者だ。
家は俺が知っている、こっちだ!!」

銀時がふわりと未夜を抱き上げその体重の軽さに
驚き目を開いて軽いと声が上がった

土方「おい、何してんだ!」
銀時「…嗚呼」

すやすやと眠る表情が何も知らない幼子の様で
銀時は速い方が良いだろうと言って
未夜を土方に姫抱きのまま持たせてヘルメットをかぶらせる

銀時「しっかり捕まってろよ!神楽!新八!
この仕事は先に俺一人で行く!後は任せたぞ!!」

そう言って銀時は自分の軽く定員オーバーになりそうな
バイクに乗ろうとしていた時、見回りパトカーの
総悟&山崎が此方にとまる

総悟「羽黒…?土方さんこれ」
土方「丁度良いとこに来たな、
とりあえず話は後だ
万事屋とりあえずパトに乗るぞ!」

おう、と言って未夜からヘルメットを取り外して
土方は銀時に未夜を渡し運転をしていた山崎に
替わり緊急でパトカーを飛ばした


++

柏木「そうですか…羽黒さんが」
土方「先生、羽黒は、未夜はどうなんですか?」

焦る土方に柏木は落ち着けと焦りを落ち着かせた

柏木「…もう手遅れそうじゃけど、話さないのかい?」
そう未夜の方を見る医者に未夜は目を覚ました
むくりと起き上がり土方らが羽黒の様子に安堵する

『…死んだ母上の声がして”まだ話さないで”
”全ては夕闇”って言ってました。』

柏木「じゃがこやつらは黙っておりそうにないぞ?」

『でも!!』

沖田「羽黒、おめぇ一体何隠してんでぃ」
柏木「朝狼、って聞いた事あるじゃろ?」
『先生!!』

怒り未夜が動こうとする、目の色が赤く光りを帯びる
未夜の眼に柏木は「眼に華が見える」と呟く


すぐに未夜が困惑した顔で目を閉じ顔に手を当てて
膝を寄せて体育座りの様に膝に顔をおろして縮こまって動かなくなってしまった


銀時「狼?何だよ擬人化か?」

柏木「羽黒、お前さん”前世の感情”が入っていないか?
見覚えが無いとは言わせんぞ?証人もこんなに居る。」

無視ですか?コノヤローと突っ込んだ銀時であったが
未夜の哀し気な顔を観てただ事ではない事に気付いた

『…』

柏木「幼生が終わりそうなんじゃな?」

終わる?銀時に分かりやすく柏木は今迄何があったのかを詳しく教える事にした。


++++

話を飲み込んだ銀時は何てことを隠していたんだろうと思った。


柏木「教えてくれぬか?」

『…母は私を放棄した、父が引き取ったけどあの子はずっと望んでいた』

"きっといつかママは戻って来て
パパと私と三人で仲良く暮らせるんだ!"

『結果的に暮らせなかった、それ処か何故と疑問が膨れ上がった』