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かいとう


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夢の微睡







かいとう



Sub Title

「ここだ」

泉の下、ポップが抱きしめた後尻をもんで蹴りを入れて逃れたものの
アレからポップが元気ないことを都佑は気付いていた

「何かベールみたいなものがあるな」

「都佑、あの時みてぇに念じたら何かあるかもしんねぇ」

都佑?そう言われて都佑は頷いて前にでた
考えている暇なんてない。
早くダイを探して、この人達を安心させないといけない。

でも疑問があるのだ
なんで私の父の故郷が、こんな島にあるのだろうか?

消えたベールに、私は足を歩めた
洞窟内は最初ボコボコになった暗く湿った
洞窟との名がふさわしい場所だったが

歩いて行くと光が差した場所にいきついた

「こんなところがあるとは」

「みろ!何か書物がある!」

古代文字か?前にみた奴と変わらないなと言ったポップに対して
都佑の顔色が青くなっていることに、ヒムが心配した


『な、んで?』

一冊の本を手に取ったポップの手に触れる
震えが酷く、真剣な顔で都佑とポップが名前を呼んだ

『嘘、ありえない、違う、こんな記憶違う』

「都佑、おい、しっかりしろ!!」

『だって、そんなの!そんなことが、あったら!』

「っ!すまねぇ、都佑!!ラリホーマ!!!」

そう唱えた言葉により、都佑が意識を失いポップの胸の中に倒れる
抱きとめたポップは本を閉じた

「おいなんださっきの恐ろしい魔法力、は」

「ポップ?おい、どうした、なにがあった」

そう奥の部屋に行っていたクロコダイルにヒムが先程の事を教えた


「成る程、コレを見て急に魔法力が格段に跳ね上がったと」

「嗚呼、ミーネの本来の力?って奴を閉じ込める為に
都佑という魂を塞いでる可能性が出てきた。」

そう言ったポップに何故分かると言ったクロコダイル
前に教えてくれたんだよと意識がない都佑を姫抱きにした


++++++++++++++++


「なに!?一体どうして」

「昔都佑がボソッと言ってたんだよ。
マトリフ師匠の所で修行してた時にな、ツボの話しててよ」

ー師匠ーこれって漬物?

ー嗚呼、ちげぇよそりゃちょっと面倒な失敗魔術を閉じ込めてんだ。勝手にあけんなよ。

ーひぃ!なんてもの部屋に置いてんだよ!!

ーうるせぇ!!

ーねぇ特殊な石なの?これ

ーいや、そこら辺の石と変わらねぇな。確かに特殊な術を使ってもいいが、中以上の術をかけねぇとな。


「なぁ、そんなこと、在り得る訳ねぇ、よな。
そう思ったんだ。…だがよ、
ゼロスの野郎といい、都佑の行動といい思ったんだ。」

少なくとも、ミーネの膨大な力を防ぐ為に、都佑は生贄となっていることを


「おっさん、あの時、俺がヘマしてメルルを一度殺しちゃった事があったろ?」

「あ?ああ、あの時がどうした」

「あの時、都佑のアバンのしるしも光ったんだ。それと同時に目の色の輝きが変わった。」

「なに!?」

「それだけじゃねぇ、呪文を掛けて腹切って、大きな白い翼が生えて俺やマァム達と一緒に
あのボスに挑みに行ったんだ。その時の状態がミーネだって言ってた。」

「だがよ、戦いが終わって、呪文を解かないと、どんどん記憶が消えていってさ?
都佑をミーネが覆い隠すような、なんかこう、上手く言えねぇんだけどよ」

「都佑が居なかったみてぇに感じたことが何度もあったんだ。」

そう泣きだしたポップにクロコダイルやヒムがその言葉に衝撃を受けた

「家入ったらミーネになるし、奴の魔法力は桁ちげぇだった。
ぶっちゃけ、今まで戦ってきた中でもダントツだわ。そりゃ
あの爺さんがミーネと都佑を引き離そうとしたわけだ。」

もし、ミーネという底知れない魔法力を持ったものが
魔王の配下に入っていたとしたら
それこそ勝ち目はなかっただろう。

「だが、それはあくまでも憶測だ。ポップ」

「いんや、事実がこの本に書かれている。
それは分かったぜ、都佑の目がそう言ってたからな。」

神殿の時も、文字を見た瞬間身体を止めたのだ
その瞬間、眼を開いた。一瞬だったが、眼の色が変わった

なんでこんなものがあるのか。という絶望の色が


「こっちは憶測だが、都佑が言いにくかったのは
記憶を多く抱えて、ごちゃまぜの状態で言いたくなかったんだろうな。
正しい情報を伝えようと真面目なこいつの性格だからこそだ。」

それを、何で俺は気付かなかった。
そう悔やむポップにヒムが肩に手を置いた

今は悔やむ時ではない
そう言いたい目をして

「よし、そこで都佑が居なくても読めるようにって思って
前に文字を習っていたんだ!!」

お絵描きだと言って地面に書いていたのが見たことない文字で
ポップに一時期都佑が教えていたのだ。

ーいい?これが“あ”って言うの。

「ひらがなっていう字が比較的簡単な奴と
カタカナっていう、ひらがなを角ばった字で書いたやつ
あと漢字っていう、ひらがなをまとめた字を用いた言語だ。」

都佑はそれを、“日本語”と呼んでいた


「ヒム!このことをマァム達に伝えに行ってくれないか!?
おっさんはチュウを呼んできてくれ!解読者がこの森に居るか
調べてぇんだ!!」

了解した!そう言ってヒムが飛び出した後、続いてクロコダイルも
無理はするなよ!とポップに伝えて部屋を飛び出した

「…なぁ、おめぇ本当に普通の人間なんだな」

都佑、そう昔都佑が自分の字を書いた字と
同じ字を本の裏側にあった字とそっくりなことを気付いて
名前を呼んだ





































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