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「ポップ!!」
「あんな高いところに!!」
そう叫んでいる所すら、聞こえない空の上空彼方で
都佑を抱きしめて落ちるポップに都佑は目を覚ました
「お、気付いたか?お姫さんよ」
『…ここは、ダイは!?』
「おいおい、俺の心配無視で他の男たぁー良い度胸だな…っても俺も心配してんだけどよ」
天高く行ったダイの姿を空からなら見えると思ったが、気配も何も取れない。
「おっそんなことより迎えが来たみてぇだぞ」
『え?』
「都佑ーーー!!無事かーー!!」
「都佑!ポップ!!」
そう大きな鷲に捕まったクロコダインと飛んできたマァムによって
都佑とポップは救出された
「もう!馬鹿!!ほんとに!!馬鹿!!!」
『へへ、大分無理したからね。ごめんね』
「やけに素直じゃないか」
『ちょっと心境変わってね?それよりもダイは?』
「どこにも…一応ダイの剣が消えてないから、
ロン・ベルクさん曰くダイは何処かで生きてるって。」
『そっ、か…よかっ』
遠くに消える意識に、名前を呼ばれていた気がした
++++++++++++++++++
「よ!お目覚めかっ!」
『ポップ…それにマァムにヒュンケルって多いねぇ』
「もぅ!!馬鹿!!あんないきかたしちゃって!!死んだかと思ったのよ!?」
そう何人からも大目玉を食らいつつも、都佑は笑って答えた
『私あれから何日寝てた?』
「もう5日も寝てたわよ?その間ポップなんてまた死んでんじゃねぇかって騒いで騒いで」
「んなっ!マァム!!そんなおめぇも都佑が死んだらって泣いてたじゃねぇか!!」
うっさいわね!そう喧嘩を始めるのに、都佑がクスクスと笑い始めて
笑うなぁ!!とハモったことで、周りの声が笑い声で埋まる
「都佑さん?本当にポップさんが心を痛めてたんですからね?」
『うっ』
あと私も。そう言ったメルルに、都佑はごめんねーと悲しそうに反省の意を込めて言う。
他の皆にもその気持ちで伝えたらいいのにと言う姫に都佑は笑って無理だと返した。
『(きっと何があったのか、消えた名前に意味があるのね)』
誰かも思い出せない、金色の姿をした女性
それが思い出せない以上、私はこの世界に生きて良いという意味になる
「これから都佑はどうするの?家ってそもそも」
『嗚呼、一応あるにはあるらしいけど、どうだろーこの戦いで消えたんじゃないかな?』
とりあえずそれを見つけに旅にでるつもりそう言った都佑に
そう!気を付けてねと姫レオナが言う
『マァム達も何処か行くの?』
「私は家に帰るわ。お母さんにこの事知らせないと〜!」
「俺はラーハルトと共に旅にでる。何処かでまた会うかもな。」
『おお!いいねぇ〜会ったら是非ご飯一緒に食べよー!』
あとできれば剣の修行も。そう言った都佑に
ずっと居る訳じゃないのに?そう言われた返しに笑っていた
次々に安心していった皆が消えていく中、残ったのはたった二人だった
『マァム、ポップ。ありがとう。』
迷惑かけたね。そう言って都佑が腕を広げた後、マァムが飛びかかったに対し
ポップは頬をかきつつ、息を大きく吐いて都佑の起き上がったベットの頭の方に腰掛けて頬を触る
「嗚呼、お帰り。都佑」
『ただいま!』
たわいもない話を膨らませつつ、マァムと別れる
ポップに度胸みせなさいよ!そう言って消えたマァムに都佑は首を傾げた
はて、度胸とは?勇気は充分にみせてたし。
「っ、あいつほんっとうるっせぇな…」
『ちょっと、好きな人に対してそりゃないでしょー』
本気で言ってんのか?そう言われて、都佑はいいえと答えた
「俺はこのままダイを探しに旅に出る。」
『そう…流石に居ないのはいやだもんね』
「なぁ折角なんだ、その…都佑!」
そうはっきり名前を言ったのに、都佑がびくりと身体を跳ねる
嗚呼、もう染み付いてしまったんだなぁと笑う
「俺と、一緒に来てくれないか?」
その言葉に、私はなによりも笑顔で答えた
はい
そう言って手を取った。