Novel - Paola | Kerry

it's just you


ほほをながれるみずはおちてきたんだと2

20/09/15
75



結局メルは魔女の契約として以外は説明して
ツムル達はメルを居て良いと受け入れた。



疲れてオリアスの腕の中でそっと眠るのを
ツムルが寝ちゃいましたねとぼそり話す


「…ああ」

「にしても人間が悪魔と契約して
魔女になってこんな所で良く生活してたね。」

「悪魔好きだからって学校にわざわざ来なくても」

「それはサリバン様が学校で暮らせばと
仰ったからで拒否権はほぼありませんでしたから。」

「ちょちょオペラーーー!!!!」

そう言ったオペラにサリバンが泣き声をあげる
ですが、とオペラはしゃべり続ける

「正直メル様が皆様と出会えて私は心から感謝しております。」

ご迷惑をおかけしますが、彼女をよろしくお願いいたします。
そう頭を下げたオペラにサリバンも頭を下げる
そんなことと言って声を出したのはイフリートだった。

「此方こそメルさんを
紹介してくれてありがとうございます。
おかげ様で毎日楽しい職場になっていますよ。」

「そうそう!メルちゃん居ないと詰まらなくて
居なくなっちゃったら皆で悪周期になるよー!!」

「ははっ、そう聞いたら飛んで帰って来そうですね。」

そうオリアスが笑ったのに、ダリも笑う
嘘でしょ!?なんで!?
そう言って慌てるメルが想像できたのだ


「魔界で一人寂しく震えて辛かった
でしょうに…よく話してくれましたね。」

「ええ、本当に。俺達も本気出しませんとね。」

「職員をこんだけ泣かせて悩ませたんですよ
…それ相応の対応はしてあげませんとね。」

そうダリが目を開ける。
メルに見せた事も無い程の殺気を
押し殺した目にオリアスは
違いないと言って笑い震えあがった


「また今度その対応はするとして、
オリアス先生記憶ってどういうことですか?」

「メルちゃんが未来で俺や皆と関わっていた世界の記憶が
何故か直接脳内に入ってきたんですよ。夢かと思いましたが
前にメルちゃんの所で写真を見たので間違いないと思いまして。」

「成る程。えー!俺も記憶戻してもらいたいなーーー」

「はは、そのうち戻るんじゃないですかね?
それにさっき気付いて本当にラッキーでしたよ。」

「言わないと彼女本当に記憶消して消えそうだったからね」

そう言ったサリバンにオリアスは苦笑いする
寮に連れて寝かせた方が良いと判断したオリアスは
スージーに訳を言ってメルの部屋に入らせてもらうことにした


沢山言いたくなくて、でも助けて欲しくて。
もどかしい時間苦しんでいただろう。
その気持ちが、やっと晴れて
嬉しそうにただ眠っているのを見て
微笑み笑顔がこぼれる



そっと降ろした時、うんと唸り
オリアスの服を掴んだまま離さなくなった。

それにいやこのまま寝るのも女子寮よくねぇなと思い
スージー先生に相談する。

「スージー先生、すいません
メルちゃん何しても離さなくて…」

「ふふっ、きっと離れたくないですねぇ。
流石に女子寮に置いとく訳にもいきませんし
ダリ先生に相談なさります?」

今通信しようと思ってましたのと言ったスージーに甘え
ダリと連絡を取ったオリアスは男性寮の方に帰って来た
噂を聞きつけたのかダリだけでなく
イチョウたちも見に来ていた

「…うわぁすっごい良い寝顔」

「こら見せもんじゃねぇよ」

ぎゅっと服をシワにさせる勢いで掴んでいるメル
寝顔はすやすやと眉を上げてただ嬉しそうに眠っていた
その気持ちのいい寝顔に見た悪魔は和みつい頬が緩む

それに何故か取られた気分でつい
オリアスが見せないように方向転換する
部屋に入れてチャチャをダリがいれつつも
ようやく二人っきりになった
オリアスは息を大きく吸って吐いた

あんなに少し騒がれたりしても
眠っているメルにオリアスはふっと笑ってしまった

「…ただいま、メル」

そうメルの額にキスを落とし、そのまま布団に入る。
もうこのまま寝ないといけない勢いで
がっつり掴んでいるのだ仕方がない。

髪の毛を触りそっと頬を触る。
気持ちの良い肌触りに、
前にも触ったんだったかなと思い出す。


「あの時お前が写真を仕舞い忘れていたおかげで、俺は記憶を持てたんだ。」


+++++++++++++++++++++++++++



メルがハンバーグを作りに行った時のことだ

地下室に仕舞い忘れていた記念写真をオリアスは見つけた
それは男性寮に集合した皆の写真であった。


メルはオリアスの隣に座って
ピースをしていい笑顔で撮られている。

緑の先生なのか分からない悪魔も隣にいて笑って居る
皆良い笑顔で撮られているのに何処か頭に靄がかかった


それから時間が経ち、メルが
オリアスにキスをしたときに意識を手放した瞬間
オリアスの目の前は真っ白な世界で、
後ろからの声にえっと振り返る


「ーおいおい俺とあろう者がなんて奥手な事してんだ?」

「な!?お、俺が二人!?」

そう驚くオリアスに、面倒だからと言って
声を掛けて来た者はオズと呼んでくれと言った

それに、自分で自分の名前を短く
呼ぶのは癪に障るが、
オズお前はとオリアスは聞く
それに俺は未来のお前だと言った。


「いやいや何かの夢だろ」

「メルちゃんが悲鳴を上げてる」

「は?何を」

「あの目を見ただろ。魔女だって言った瞬間、揺らいだ目を。
アレは知って欲しくなかったけど、教えるしかない時にする
寂しい時にする目だ。…お前はメルちゃんを傷つけるのか?」

そう胸倉を掴んでくるオズに、
オリアスは首を傾げるしかなかった

それに仕方がないとオズが言って
頭にデコピンをくらわした


『だってー可愛いんだものー』

そう笑いだすメルにオリアスが言う
これは?誰の記憶?未来の、俺の記憶?


「そりゃ分かるけどさぁ〜
ちょっとはヒントにしたげようよ。
何か抜けば楽なんだけどなぁとかさ?」

そう気だるそうに言うオリアスに
メルが真面目にえっと言いたそうな顔で言う


『メニュー外しかねないじゃないですか』

「いや例えだから」

『じゃあぶち込んだらいいとか言えば良いですかね?』

「それヒントすらなってねぇよ?」

『ふふっ』

そう笑うメルにオリアスがつられて笑う
消えたと思えば後ろから声が聞こえて振り返る


それから金色と水色のアクリルストーンを選び
メルの方に向いた
オリアスがはいと言ってメルに石を渡す

『え?これ…』

「俺こっち貰うからメルちゃんこっちね」

え?え?と言いたそうにオリアスと石を交互に見るメル
手に置かれた石を空に上げてキラキラしていると目を宝石のように
キラキラさせて見ていたあと、オリアスの方を向いて笑って礼をいった

「喜んでくれたら何より。ほら次行くよ」

『えー!オリアス先生に奢ってもらってばっかやですー!』

「煩い君これでも返し足りない位のことしてるんだからね!?」

そう慌てるオリアスにメルがえーと嫌そうな声を上げる



「ー待って?どういう?え?」

そう慌てるオリアスを無視して桜色の花弁が頬を横切る
その方角に身体を向けると今度は見た事も無い木の上に座って
メルが顔を赤らめて首を横に振ってモヤモヤしているのが見えた






「どうして誘わないの?」

そう聞いたオリアスに、顔を赤らめつつも気付いていないのか
メルが照れくさそうに笑って答える。

『え、だって、忙しいだろうに私のこと見てくれてさ?
ただでさえ自分の時間作りたいだろうに振り回しちゃってる気がして』

「うんうん」

『かと言って自分から行きたいです!!って言うの、
何か自分だけオリアス先生のこと好きすぎって感じ出て
モヤモヤするというか、うわあああ!ってなると言うか…』

「俺も言ってくれたら嬉しいんだけどねぇ〜」

『いや好きすぎて隣でじっとしてたら手繋がれたりされたら
暗がりでも見えるじゃん近くで顔照れるのバレるのやだし…』

「それ位好きってことで、嬉しいと思うけどなぁ〜」

『って言うかキスしたのよりも手触れたりしただけでも
顔赤くなってないかなって心臓ドキドキしてこっち困るのに
そんなプラネタリウムなんて所にデートとか無理無理無理無理!』


そう首を全力で横に振るメルについ笑ってしまった
そう笑っていると、記憶のオリアスがにやりと不敵な笑みで聞く


「へぇ〜そのオリアス先生って悪魔、どんだけ好きなの?」

『え!?どんだけって…こうちょっとした時に思い出したり
手触れるだけでもラッキーって言うか、最近お世話になり過ぎてて
癒してあげたいなぁって思ってたりして…へ?』

「…充分です。」

そう帽子を深く被って隣で幹に両足で軽く腰を下ろしていた
オリアスが私服姿でそっぽを向いていた。耳まで顔を赤くして
勿論過去のオリアスも顔を真っ赤にしてメルのオリアスへの愛に
好きすぎんだろと恥ずかしくなって顔を片手で隠していた。


何時から聞かれていたのかもうこの際どうでもいい。いや良くない。
最初から最後まで何処聞かれたって恥ずかしいのだから。
メルは顔を赤らめて大きく息を吸ったまま声が出ずにいた。

口をパクパクと開けて鯉のようである。

『〜〜〜〜っ!!いいいいいいついつかっ』

「…どうして誘わないの?の下りから」

『そっ、えっ!それもう!!最初からじゃん!!!』

そう顔を真っ赤にして困る
メルをオリアスは苦笑いで見て笑って居た
そこから場面がまた変わる


「ー了解」

緑色の男性?が何て?とオリアスに聞く
廊下だろうか?オリアスの顔はかなり暗かった

「メルちゃん戻ってきたって、今図書館。
ぜってぇ掴まえて離さねぇこと伝えるぞ。」

「らじゃ」

そう言った緑色の髪の男性が笑う
歩いていると、目の前から女性が飛んできた

それに弓をいった筈が、外れましたよ?と首を傾げる
それにオリアスもあれ?と首を傾げる

目の前の女性は焦った顔で、真っ黒な服を着ていた
ポケットが地面に落ちて拾おうとするのを
緑髪の男性が弓矢を放ち拾わせないようにした

その間にオリアスがメルに近づくも
するりと抜けられるのにオリアスが驚いた
緑髪の青年の攻撃もかわして、
ただ前を向いて走っていく


まるでそこに何かがあるかのように
ただ走るのにオリアスが内線を入れる


「ー此方オリアス&***。メルちゃん見つけましたが
切り傷だけ負わせて逃走されました。
はい、はい中庭の方に誘導してます。」

「メル先輩、何で急に姿晦ましてまた戻ってきたんだろう?」

「さぁ、ただ誰かを追いかけているのは分かった。」

そう言ったオリアスに緑髪の男性は走り出す
すぐに中庭に辿り着いてメルの後ろを
ダリと三人で逃げれないようにしていた

慌てるメルだったが、
空に手を伸ばすとそこから知らない奴が出て来た
黒髪の男性に戸惑う全員だったが
メルが会話をする中で表情が曇っていく

男性の身体から離れて
そう腕を払ってメルは距離を取って横に両手を広げた

『僕の大事な人達を攻撃するなら、
どんな人でも許さない!!!』

「例えそれが…君の心臓をえぐる現実だとしても?」

『っ!!煩い!!!』

目をギラギラと光らせてメルが
オリアスの方を背中を向けて守ろうとしている

突如メルが呪文を唱えて黒光りの剣を手に持ち走り出す
男性に白い光の剣で振り払われ、
突如落ちるメルの地面に穴が黒く開く
そこに落ちるのは不味いと感じた周りにいた教師が一斉に飛び出す

「メルーーーっ!!!!」

そう叫ぶも声を上げて聞こえなくなったのに
ダリが真っ先に男性に切りかかった
目が血走っており、今にでも悪周期になる手前だった




「お前達は此処で死ぬ」



そう言って男性が切り出したのに光の剣で教師を切った後
教師は誰一人も動かなくなる。
それにダリが距離を取り、オリアスに呟いた


「ーオリアス先生、君だけでも逃げろ」

「駄目です俺も戦います!!」

「駄目だ!!!」

駄目だよそう言ってダリが困った顔で笑う

「ヴルが君を待っている。
…時を戻って彼女を救っておいで。
君が選ばれたんだ、責任取ってやれよ!!」

そう言ってダリが後で会おう!と言って走り出した
渡したのは青い丸い宝石だった。

それを手に取ったオリアスが逆方向に走る
廊下をただひたすら走り、メルのことを考えていた

「あああああああああ」

そう叫ぶオリアスの手の平にあった青い宝石が光り輝く
すると目の前に青髪の男性が現れる

「ーお前が俺を呼んだんだな、オリアス」

「お前は?」

「我が名はヴル。ヴィーヴル族の族長だ。
貴様を今から過去のお前の元に飛ばす。」

「え!?なななんで」

「メルがそっちで生きているんでな。
安心しろダリ達もいずれはそっちに向かわせる。
また一緒に話せるようになるさ。」

そう慌てるオリアスにヴルと言った男性が笑う
さぁと手を差し出した


「行こう、メルが苦しんでいる。助けてやれ。」

「…ああ!!」

そう言ってオリアスが手を取ったことで世界が白い場所に戻った



「…俺、の世界に?」

「そ。で先程の会話から
すぐに俺が此処に飛んできたって訳。」

俺どうなるの?そう言った
過去のオリアスに未来のオリアスは同じだよと答えた
ただ記憶が増えるだけで、自分は自分だと。
それにと言って笑った


「今も昔も、メルのことを好きでいるだろ?」



それだけで、良いじゃないかと笑う未来のオリアスに
そうだな、と過去の自分は笑って答え、手を取った。


そこで目を覚まし、現実に戻る。
メルは居なくて、途中から
収穫祭に参加してオリアスは仕事を終えた
収穫祭が終わるとメルが暗い顔をして職員室に入ってきた。

服装が最後にみた逃げまどっている
メルの服装と一致して目を見開いてしまった。



後ろのチェックを開いて自分が人間だと言うことを告げる
然し未来の記憶に一度も見たことがないということに
此処でもうばらすしかない事が起きてしまった事に気付いた。

嗚呼、ずっと未来から過去に来て沢山悩んで抱えたのだ
そりゃあ隠していた事もばらさないと
と思うようになる位切羽詰まるだろう。



何が守るだ何が大丈夫だ、
何にも出来ていなかったじゃないか。

こんなにも笑って、
ただ避けていたのは理由があった。

あの時オリアスを庇ってまでして
命を絶とうとしたのだ。

自分だってもしメルと同じような立場だったら
メルを必ず遠ざけてしまうだろう。
胸が酷く痛くてたまらない。


説明を聞き終えた後、何も言えてない事に話を促した
未来から来ている事を云うと驚いた顔で此方を向いてくれた
嘘、そう言ったメルの前でほんとと言ってウインクした

嗚呼やっと目を合わせてくれた。
前に渡した特製の星のピンバッジが
壊れている破片を見せつける

「おかげ様で記憶が戻ったよ。
あと未来の記憶もちょーっとね?」

正確には結構だが。

『っえ!?なんで!?』

「“メル”、お前また殻に閉じこもって
逃げようとしてんだろ?」

そうはさせねぇと言ってオリアスが言う
それにうっとメルが唸る
逃げていたことがバレたのが見え見えだ。

「未来で見た世界にお前は俺や皆に出来る限り避けた。
そうした方が刺客が俺達に見向きせず
お前だけを狙うって気付いたからだろ。」

『っ…それは、違う!!』

はい嘘。そう言ったバラムにメルが唸る。
メルの本音がバレたのにメルは更に慌てる
オリアスは話をつづけた

「大方切りの良い所で皆の記憶を消して
そのまま刺客の元に行ったんだろ?
此処に居たいのに。皆とずっと一緒に居たいのに。」

それは、そう言いかけたメルが口をぎゅっと紡ぐ
それを横からオペラは見ていた

「違わないだろ?なら何で魔法を沢山覚えて使えるようにした?
何で使わない筈の剣術なんて必死に努力して使えるようにした?
全部戦って散る為じゃないのか?」

『ちっ、が…うぅ…』

当たりだろう?
じゃないと何故今まで避けていた?

何故あの時笑っていた?

触れて見ていたのは未来の俺で
救えなかったから、
せめて過去だけでも救いたいと思ったんだろう?



そうでないと、そんな努力はしないだろう?



「もし、記憶を消して俺達の前から居なくなったら
俺達お前を追わないとでも思ってる?」


え?そう前を向いたメルに
オリアスはやっと目合ったなと答えた
嗚呼、遠くを見ていたメルの目がオリアスにあった。
下手したら初めてかもしれない。

ニヤリとしてオリアスは片目でウインクして答えた



「俺の占星ラッキーハッピー舐めんなよ?
限度はあるが、俺の有利に全て物事は上手くいく。

前から記憶を消し続けて体制出来たんか知らんが
消されたのとお前からの力で相殺されて
一気に情報量来て最初パ二くったよ。」

待って?何時の記憶あるの?
嘘でしょ?そう慌てるメルに
オリアスはうぅんと唸り言う
そうだな、さっき見た奴でいくと?

「文化祭で小さな小石上げたり?
プラネタリウムのチケットを渡すの悩んでたり?」

『〜〜〜っ!!!』

そう言うと前に見た照れて
赤くなったメルと同じようになり
嗚呼、同じなんだなぁと思って嬉しくなった。

我慢できずにメルは涙をこらえてオリアスの身体に突撃した
勢いに椅子が後ろに下がるがよしよしと頭を撫でる。
嗚呼、やっと会えた。お前の、知っている俺に。


「よく今まで頑張ったな。
もう大丈夫だ、沢山抱えて辛かったろ。」

そう言うオリアスの声にメルは
首を横に振って身体から離れ浮遊する
違うの違うのと言いながら涙を流す

嗚呼、もうこらえきれずに零れている
手で拭ってやろうとするが、首を横に振って
自分の手を使用して目をこする


『僕!!貴方を、助けられなくて…』

「だけど今の俺を助けたろ?ほら胸の所」

そう親指を立てて胸に押すオリアスは
メルにウインクして笑う
きょとんとした彼女に笑ってしまった。

嗚呼、過去の俺を救ってくれたんだ。
あんな大きな力を使って。
それだけじゃない、
お前は沢山の仲間を救っている。


「此処まで説明してくれたんだ。
メルちゃん、君が思っている以上に
皆は薄情じゃないさ。」

え?そう振り返るメルに周りは微笑み笑って答える
皆思い思いの事を言ってメルを励ます
ほら、言った通りだろう?

君を普通に無視してどうでもいい顔をする
悪魔達じゃないこと位
君が一番知っているだろうに。


ただ嬉しそうに、未来で見た時のメルと同じような姿に
つくづく未来の自分がかっこよくて勝てないと思う。

だが、この記憶も持って、
どうかそいつに明け渡そうと思った。

血は同じものだから、
きっと記憶上役に立つだろう。
渡すなと言われている気がするが、
もう、俺が居るものでもない。


それに、きっとお前の方が
…この子を愛してくれるだろうから。


あーあかっこわりぃな俺。


そう思いつつ瞼を降ろした。

何時か、笑って居たメルの夢を見た。
嗚呼それでも俺は、お前を好きで居るさ。
ずっとずっと。この身体で心でお前を。










意識はそのまま、深い眠りに落ちた






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