永久の魔女になってから5日目朝
熱からも解放されて
もうほぼ元気な状態
交代でダリとマルバスが
担当になってきた所だ。
メルは着替えて
もう部屋で魔法の資料を見ながら
詠唱を書き直して
用紙に書き殴っている所だった
ノックを入れて入るよ〜
元気〜?と入ってきたダリに
メルははぁいと声だけ出して挨拶した。
「何してるの?」
『ん〜魔術の詠唱書き直しです〜』
書き直し?そう首を傾げるダリに
部屋に入ってきたオリアスが答える
「昨日から詠唱しても発動しないって聞かなくて
ソレを付けてるからなんじゃって言ったんですけどね。」
メルの首元にかけてあったのは
抑制用の紫のタリスマン。
実はこれ在庫3つしかない超貴重アイテムだ。
そんな貴重アイテムを首にかけないといけない程
今メルの魔力はとんでもない程になっていた。
永久の魔女になってからというものの
物の感じ方がちょっと違う感じがする。
例えて言うなら新しい学校に入学する生徒みたいな感じ。
ワクワクと共に不安もあるが、身体が軽い感じのアレだ。
『最初は軽く
そしたら全く発動しなくて…あ、分かった!!』
そう言って指を鳴らしこれだと言って書き殴った用紙を
乱雑に手に取りオリアスとダリの間を通って
部屋から出るメルに待て待て待てと
オリアス達は追いかけた
外に出たメルは軽くジャンプしたり
おでこに手を当てたりと
割と不自然極まりない行動をとっている。
それを何々?とマルバスが見に来た
「なんか面白い事やるってよ」
「へぇ〜何出すんですかね?」
「あのお二人さん…?
油断しちゃ駄目ですって」
輝き燃える 赤き炎よ 我が手に集いて力となれ…なのだが。
それを何度言っても何度考えても全く発動しない。
強力な抑制タリスマンではない筈なので
抑制しているとは言えども
うんともすんとも言わないのは
それはそれでおかしいのだ。
まぁ言うなら蛇口の水みたいな状態で例えるならば
唱えた瞬間蛇口を半分程捻っている状態の筈なので
そのまま半分位の威力は出てくるはずなのだ。
…なのに何も変化がないということは。
『力ある言葉は必ず手前の詠唱を元に効果が発揮される…
手の中に出ないと言うことは詠唱が間違っていると言うこと。』
それはつまり、最初の段階から間違っている筈。
ならば答えは一つだ。
最初に何かを付けて解き放てばいいと言うこと。
つまり永久の魔女になる際に唱えて貰った
言葉のどれかをくっつけて言えば
効果が期待できると言うこと!!!
『“
輝き燃える 赤き炎よ 我が手に集いて力となれ”
そう言って手を前に出したのに何も出なかったのに
これじゃないかと言ってペンを持ちばってんを付けた
次だ次
『“
導かれし力を束ね 盟約の言葉により 我が力を持て”』
そう唱えても全く発動しない。
むうううどれだどれだと
書き殴った用紙にバツ印を入れていく
『“
そう言った直後、手の中にパチリと何かが弾け飛び
うん?となって手を止めてしまった。
『…“
輝き燃える 赤き炎よ 我が手に集いて力となれ”!!!』
紡いだ後、手の中には線香花火が
バチバチと飛び散り下に落ちる
それを見て駄目だもう無理と
腹を抱えて笑って居るダリを見て
メルは叫ぶ
『も〜〜!!見世物じゃないんですよ!?
今実験してるんです!!!』
「ひぃ、ひぃ…だ、だって、
真剣に唱えてるのに全部不発…っ、」
『むぅうううう!!!!!』
だが最後のはかなり良い感じがした。
永久の魔女、魔女は星々の力を使って
力を発揮していると言っていたのを思い出す。
もし星々の力を感じながら唱えたら
一体どんな世界を見せてくれるんだろうか?
『…“
闇夜の空を思い浮かべる
暗くなった世界の中で
キラキラと光り輝く星々
掴みたくても掴めない
でもずっと傍で
力になってくれる優しい光
『“
目を閉じて手の中に意識が集中される。
まるで何かに持っていかれる様だ。
これだ、これならいける!!
『“輝き燃える 赤き炎よ 我が手に集いて力となれ”』
両手の中に練りだした
赤き炎を片手に持ち替えて
勢いよく空に投げ放つ
『“
そう叫んだまま手から飛び出した
火の球は直径30pだろうか
大きな球は空に向かって見えなくなった途端
大きな音を出して空に暴風を生み出し消えた。
「…は?」
『いよっしゃぁ!!
出来たぁ!!!!』
「出来たじゃ、ない!!」
そう言って何処から持ってきたのか
オリアスがメルの頭をハリセンで叩いた。
病人に何すんだと言うメルに爆弾みたいな魔力を
空に解き放つ病人が居てどうすると喧嘩腰に答える。
『でもでも3回位で上手く行くとか運良いですよ!?』
「だとしても抑制してるんだよね!?
ねぇそれさほんとに抑制してる!?」
『ん〜半分くらいの威力しか抑制してない、ので…』
軽く
撃ち放った本人でも流石に引く。
これ
今どんな威力になるんだろうかなぁって思ったが
軽く町は3つ位滅ぼせそうで
それ以上考えるのは止めることにした。
「…驚いた、メルちゃんそんな強くなってるだなんて」
これじゃあ教職員総出でメルちゃん
相手しても勝てるか分かんないね。
そう言ったダリに冗談良して下さいよと
メルが苦笑いで答える。
それにダリがいやいやいやと首を横に振った。
そんなことないよと言ってダリの手に一冊の本
「これな〜んだ?」
『…何ですか?それ』
そう首を傾げるメルがダリに近づく
その間無意識にオリアスの手を取って
近づいたのを見つつダリが答える
「これはねぇ〜?カルエゴ君ちにあった本だよ〜!
君達魔女の使用する“魔法”が書かれているんだ!!」
『っ?!え!?まっちょ!!こっら
ダリせっ、せ!!ちょ!!!』
「いやいや今燃やそうと思ったでしょ
駄目だよ〜?人の物は丁寧に扱わないと。」
『情報漏洩の処理です!!!何でっ!そんなっ!!
ところにっ!!!とんでもない物あん、ですか…ん?』
待って下さい。そう冷静になりダリを見て話す
『ひょっとして…その中
まさか、詠唱まで、全部?』
「う〜んそうだね。」
『ちょダリ先生とカルエゴ先生だけですよね?』
「ううん?此処来てくれてた皆見てるよ?」
『…よし、分かった。
お前らの記憶ごと燃やす。』
待て待て待て待て待て待て待て待て待て
そうオリアスがメルの腕を
後ろに引き戻し口を塞ぐ
「だーめだって
何危ないこと言ってんの!?」
「…なんて言ってます?」
もごもご言うメルに
マルバスはさり気なくオリアスに聞く
何となく予想はしていたが
「…情報漏洩を放置してるのは
不味いからせめて本を処分するって」
だよねぇ〜と言ったのに、オリアスが手を外す
『“
「っだあ゛あ゛っ!っだあ゛あ゛っ!!っだあ゛あ゛っ!!!」
「ばっ!!ちょマルバス先生!口!
口塞ぐもの持って来て!!!」
「分かりました!!!」
++++++++++++++++++
『ん゛ーーー!!!!!』
「息出来るから大丈夫でしょ…」
メルが殺意増し増しで詠唱始めたので
言葉を紡がない様に
口を布で巻いて言えないようにした。
きつく絞めているものの痕に
ならないタオルでやっている。
流石に男の力できつく縛ったため
手を使っても中々外れないだろう。
「いや流石にやり過ぎじゃない…?」
「いーや絶対コレ解き放ったら言い始めますよ?」
ここ焼け野原にしたいです?
そう聞いたオリアスに
マルバスは首を横に振った
それにしても何が書かれているんですか?
と言ったマルバスに
メルがびくりと身体を跳ねる。
今現在メルは
オリアスの胸の中で暴れまくっており
胡坐をかいている中でびくりと跳ねた後固まり
そっと胡坐の中にすっぽりはまって
オリアスの両腕を取り
左右に腕をクロスさせて左の方を向く
「う〜んとね、色々あるんだけど〜
イフリート先生とかが
見てみたいって言ってたかな?
俺
威力も火力もあってハイランクの
悪魔倒せるって夢あるじゃん?
と笑うダリにメルがん゛ーー!!と叫ぶ。
お前ら火力も威力も馬鹿高い物選ぶんじゃないよ。
あとイフリート先生僕喧嘩売った!?
その魔術はタリスマンの増幅効果が
あっても中々成功確率が低いと言うのに。
にしても黒魔術好きだね?!
「へぇ〜僕は危ないものやだなぁ
…僕のを使って拷問するならまだしも。」
いやそれも充分危ないですからね???
あのマルバスせんせ〜?
聞こえてます?
あっ声出ねぇんだった。
ちょっと
ねぇちょっと
いや待て使えたとしても答えが何となく分かるな。
止めとこう。
うん。
無駄な労力はもうやめとこう…
「オリアス先生はこの中で何が見たいです?」
「俺、ですか?」
そう言ったオリアスにメルがびくりと反応した
なるべくオリアスが顔を見ないように
脇の間に入り顔を疼くめる。
「…俺は使わない方が一番ですかね。」
あ、強いて言うなら
アレ勝手に飛べるので楽じゃないですか。
そう言ったオリアスに良いですね〜とダリが笑う。
『(攻撃呪文言っても良かったのに…)』
使わない方が良い。
そう言ってくれたオリアスの声が
何処か優しく聞こえて
本音を言ってくれた気がして嬉しかった。
『(まぁオリアス先生達の為だったら
幾らでも解き放つさ)』
見世物じゃねぇっていう気持ちもあったが
物珍しい感じで話題になるのも分かる。
私だって悪魔の資料みて目の前に
ダリ先生達居た時
凄い家系魔術見たくて仕方が無かったから。
仕方がない、メルはそう思いオリアスの腕から頭を戻し
オリアスの胸をとんとんと叩く
そうするまでもなく
彼は「ん?どうした?」と聞いて来た
指をタオルにつついてみせると
外そうかと言ってオリアスが手を出す。
良いんですか?と言ったダリに
オリアスは大丈夫でしょうと答える。
「目も落ち着いてますし、ほら」
『ーはぁ…すぅーっ…空気おいし…』
第一声がそれかよ。そう笑う
オリアスにメルもつられて笑った。
『所でダリ先生僕のこと何か根に持ってます?
その魔術詳細書かれてないんですか?』
「ん?いや書かれてるけど」
『いや〜威力も火力ももれなく気力も
ごっそり剥ぎ取る物しか出てこなかったので。』
もうちょい抑えてくれたら一杯出せるんだけど。
そう言ったメルに中々見れない物だからとダリが言う
「知って置いた方が
君がどういう動きをした方が
楽か分かるし?」
それに
「君がどれ程僕達や生徒の事を見ていたのか分かるし…ね?」
そう言ってメルに
載っている見開きのページを見せる。
ペラりとめくるも全て精神魔法のもの。
え?何してるの?と聞いたらいやさぁと笑いながらダリがメルに問う。
「これ使えるでしょ」
『っえ?あ…その』
歯切れの悪さに追い打ちをかけてくるダリ
ペラりとめくる場所は全てダリ達の前で
極力詠唱していないものだ。
「イフリート先生やバラム先生と戦う時
何度だって詠唱する瞬間はあった筈だ。
それに暴走する生徒に対しても
使用出来る程の威力を調節することだって。」
でも使わなかった。
それは何故か。
「君は例え小さな威力にしても
傷付く僕達を見たくなかった。
だから威力の少ないものばかり使用する。」
威力が小さくも痛みが強い。
かく乱するのにも持ってこいだったけど
使うのに渋ったのは痛みが強かったから
なんだって、納得したよ。
「強い呪文がいくらでもあるのに
確実に倒せるのに使わなかった。
それは俺達を見てくれている
と思うと同時に…少し頼りないかなって思った。」
『っ!!ちがっ!!違う!!!僕それを』
そう思わせたくなくて、見て欲しくなかった。
そう言ったメルに、うんとダリが答えた。
「だからさ…今度は
思いっきり本気だして練習しよ?」
『…え?』
「昨日コレ見ててさ?
手加減されてたんだ
悔しいって言ってたんだよ〜」
イフリート先生とかイチョウ先生
凄い悔しがってたんだからね?
そう笑うダリにメルはきょとんとした。
『げん、めつ、しないんで、すか?』
「幻滅?なんでよ。
まぁ甘く見られてたんだって思うと
流石にイラってはしたけどさ。」
うっ……したのか。
「でもそれ以上に君が皆を守るために
使いやすい魔法を使用して慣らしていたんでしょ?
咄嗟に動いた時すぐに出るように。」
…あ。
『…そう、です。』
「まぁ見なくても何となく分かってたけど
コレ見て確信になったよね!」
さっきとんでもなく大きな音したんですけどこっちですか!?
そう叫んで入ってきたツムルにメルはあっと言った。
++++++++++++++++++
「へぇ〜メル先輩がこれを!?」
「うん!
ソレ載ってるの直径10pなんだけどね!!
火力も少ないのにとんでもない威力で飛ばしたからね。
そうケラケラ笑うダリに、暇だったのか心配だったのか知らないが
ツムルやイフリート、イチョウが上がり込んできたまま
食卓の机に座って話す。
メルもオリアスの腕の中に
ずっといるのも悪いと思い
そっと出てイフリートの隣に座り
ツムルが見ていた魔術本を見る
メルは目を細めて
魔術本に書かれているのを見ていると
メルちゃんメルちゃんと肩を叩かれた。
「どうしたのそんな怖い顔して…」
『っぇええ?!怖い顔してました?…
あ〜すいません、魔術本見ると神経使って。』
よく研究している時の目になっていたらしい。
あの目付は多分殺意持った目に近いだろう。
苦笑いで誤魔化して話が流れたが
これ全部使えるんですか?と
ツムルが聞いてメルの方に本を向けた
『ええ、書かれているもの全て使えますよ。
まぁ禁忌呪文以外でしたら
一度位詠唱していますし。』
何なら全部覚えてますよ。
そう言ったメルに
えぇ!?とツムルが叫ぶ
「え、じゃ、じゃあ
『輝き燃える 赤き炎よ 我が手に集いて力となれ』
別に考えもせずに言う分には発動しない。
それに今は手前に詠唱を唱えないと
何が何でも発動しないので
ぶっちゃけ端折ればなんとかなる。
そう伝えたメルに
じゃあじゃあとイフリートが言う
「これは?」
そう指した場所はダリから聞いた魔法で
あのですねぇとメルがため息交じりにこたえる
『全ての力の源よ 輝き燃える 赤き炎よ
盟約の言葉によりて 我が手に集いて力となれ』
「おぉ〜ってあれ?
さっきより長いけど其処まで?」
『威力が強いからと言って
詠唱が長くなるというものではないんですよ。
術者の力加減とか感覚がメインなので
詠唱はまぁ導く印みたいなものでして。』
「あ、そこは悪魔の魔術と変わらないんだね」
『まぁそうですね。
あと何でコレ使わないか分かります?』
「…え?威力が高いから?」
『違う。威力よりも詠唱して
発動する確率が圧倒的に低いから。
加えてこの魔法はタリスマンが要必須でしてね?』
と言うかタリスマンが
あったとしても使えるか不安な位だ
確実に出ないのであれば
消費する量からも考えて
使用しないのは明白。
『まぁ威力が高過ぎると言うのもありますが
どちらかと言うと後の戦いを考慮するのであれば
この魔法は長期戦には不向きで
短期戦それも確実に仕留めたい時だけ使用します。』
まぁ勿論滅ぼしに行くものだ。
だから滅ぼすつもりもない
イフリート達に使用しないし
『そもそもそんな詠唱をする
隙も暇も時間も取ってくれないし…』
「成る程、其処まで考えた上で
選んでくれてるのか…」
「ね?俺達愛されてるでしょ?」
そうニヤニヤするダリに席を立って
煩いと言って軽く肩を叩いた
痛いと怯むダリに
メルは大きなため息を吐いた。
「でも威力とか加減出来るんでしょう?」
『出来なくはないですが…
そもそも威力の高い消費の多い物を
無駄に威力低くする位なら
元々消費の少ないものを
アレンジしていった方が
まだ幾分か勝算はありますよ。』
ね?イポス先生?そう言うメルに
あ、ああと生返事で返す。
それじゃあとツムルが言うのに
メルや周りの者がツムルを見た
「
『……聖なる癒しのその御手よ
母なる大地の息吹よ 願わくば
我が前に横たわりしこの者を
その大いなる慈悲にて救いたまえ』
おおすげぇええと驚くツムルに
いや詠唱短い方だってとメルがぼやく
簡単すぎてちょっと引いてしまった。
そんな中オリアスがツムルの
言ったのに気付いたのか
声をかけて此方に歩いて来た
「あ、それ俺に使ったやつ?」
『ああそうですね
それは完全版使いましたけど』
「え?完全版!?
不完全とかあるの!?」
「ちょこれしか載ってないんですけど!?」
『ちゃんと見てないけど
ソレだと情報古いかもですね。
完全版はー…っと
いけないいけない。言わない。』
「ええ!?
其処まで言ったら
言うでしょ!?」
そう乗り出すツムルにいやぁと
メルが両手を構えて背を逸らせる
「そんな言いにくい事なの?」
『…します』
「え?」
『っ!使用者の生命を使用して、どんな者でも
蘇生出来る超禁忌呪文ですって言ったんです!!!』
「「ええええええええええええええええええええ」」
「嘘嘘嘘嘘!!!そんなこと出来るの!?ってか」
今なんつった?そう言った
オリアスの顔をメルは見れない。
そりゃあそうだ、使用者の生命を使用して
体力とか関係なしに魂を直で削り取っての行為だ。
だがあの時はそれ以外に思いつかなかったのだ。
『だだだだだって出血止まらなかったですし
心臓止まる位ならこうする方が良いかなって』
「不完全版でもよかったよね?」
『う゛っ』
「え?生命を使用して?
君さ?余命何年だったっけ?」
『にっ、にねん…』
「するってーと
予想以上に時間が無かったと」
う゛っ
バレてしまった。
まぁばらしてしまった私が悪いのだが。
『…そうです。永久の魔女になる手前に
吐血してたと思いますが、割ともう時間なくて。
多分今月中に死ぬと思ってたです。』
ほらぁーーーーーそう言ったオリアスに
だってだってとメルが言い訳を言う。
『不完全版だと速度は追い付かないし
ダリ先生とオリアス先生
使わせてくれないし!!』
「駄目だからね?」
アレやれば別に大丈夫だったもん!!
そう言ってふてくされそっぽを向く
それに、あんな魔法使うのはきっと貴方以外に居ない。
きっとこの場所にいる悪魔にだって…きっと使わない。
それ程、僕の中で大きくなっている。
『まぁ…後にも先にも貴方しかあんな呪文使わな…あ』
そう言ったメルに周りがニヤニヤとする
顔を赤らめてついオリアスの後ろに入って顔を隠す
「へぇ〜〜???惚気ちゃって〜〜〜」
ちょやめて下さい。そう盛大に弄られていた