次の朝、目覚めた後メルは荷物を整え
半分宝石を取り半分はこの家に置いていくことに決めた。
それに良いの?
と言われたが一応此処は
朽ち果てることのない場所である。
それにまた近いうちに帰ってくるだろう。
夏休み中は避暑地としても使えるしってか
避暑地として帰ってくるしかない。
冬は厳しい寒さで帰るのは
止めといた方がいいだろうし。
そう思いつつメルはコクリと頷いて
イフリートと共にこの場を立った
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「お、帰って来た来た!!」
『…只今戻りました。ダリ先生』
おかえり。
そう言ったダリの前に
ロビンがメルの方にやってくる
「メル先生おかえりなさい
そして新人教師おめでとおおお!!!」
『研修ですからね。研修。』
そう言うメルに
イフリートは苦笑いする。
それはそうとと、ダリがメルの方向に
はい引いてと言ってトランプを目の前に開いて出す。
それになんですかこれはと指を指して問う。
「メルちゃん
5択あるけどどれがいい?」
そうトランプを出すダリにメルは
いやぁ何のですかそれと指を指した。
「ん〜?これの中一つ選んだら、君が半年間する教科!」
希望よりもそっちが面白そうだなって!
そう笑うダリにあのですねぇと
メルは眉をひそめる
『明らか空想生物学一択じゃないです?』
ダリ先生、私に魔歴史教えさせれるとお思いで?
うーん無理だね!そうはっきり言ったダリに
じゃあ聞くなとメルがスパッと切った。
「でもでも〜面白そうじゃん?」
『…教えられる生徒が可哀想過ぎて
私は今から胃が痛いですよ。私は。』
「あははは!大丈夫大丈夫!
担当の先生もつけてあげるから!!」
『えぇ…あのちなみに
教科聞いてもいいですか?その5択』
「ああ、魔歴史に空想生物学、
拷問学、占星術学、そして実技だよ!」
そう笑うダリにメルは声を大にして叫ぶ
『や゙っぱり゙空想生物しか
選択肢ないじゃないですか!!!!!
や゙だな゙あ゙ぁ゙っ゙!!!』
駄目じゃん!!!そう叫ぶメルに
ダリがまぁまぁーとケラケラ笑って
さっさとくじ引くように促す
遠くからツムルやイチョウは
吹っ切れたね?吹っ切れたな。
そう言う声をあげた。
『(っぅぇええ〜?…どれだ、どれだ空想生物)』
右へ左へ彼の手にあるトランプをじろじろ見る。
すると使えるものは使ったら?とダリに言われたが
『…いえ、ただでさえハンデくれてるので
ここでズルするのは如何なものかと。』
流石に他の悪魔の手は借りない。
それに選択肢的にも担当の先生的にも
恐らくだが…まぁ、何となく想像はつく。
いやーーー何処行ってもなんか駄目な気がする!!!
バタバタと足を踏むメルにダリはケラケラ笑う。
「ほらほら〜早く速く〜!!」
『(〜〜〜っ!ああもうこれでいいよ!!!)』
そう左から二番目のカードを勢いよく引き抜いた。
運は、だ。悪魔運だけは良いのだ。良いのだよ。うん。
見たくない。正直なんか見たくない。
そうカードをチラリと薄めで見るメルに
ダリはおめでとーと手をパチパチ拍手する。
「魔歴史〜!」
『あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙』
流石に五択はキツイんじゃああああああ!!!!
いやでも待て、待て待て、私ちょっと待て。
お姉さん、ちょっと待ってよ。
拷問学って血濡れじゃん?アウトでしょ?
占星術も一応、馬鹿って通しているからまぁアウトでしょ?
実技は論外で魔術基礎応用は日常的に使うだけだから…
そう考えたら
魔歴史と空想生物学の二択ならまだマシでは???
いや待てあのダンダリオンだぞ待て待て待て
絶対何か企んでるよね。絶対企んでる。
そうじゃないとこんなの思いつかないよね。
「メルちゃ〜ん?全部声に出てるよ?大丈夫?」
『うにゃあああああ!
もうだめだぁあああおしまいだああああ』
そう何時しかの漫画を思い出しながら言うメルに
本当に大丈夫?とマルバスに心配されるが
ダリがケラケラ笑いながら大丈夫ですよと答えた。
『はっ!ダリ先生!!そのカードまさか
全部魔歴史とかな訳ないですよね!?』
「いや流石にしないよ。ほら」
そうペラりメルの方に向けて見せるカードの中身
本当に魔歴史以外の物がかかれており…
『あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙…マジ、ほん…っと』
「これからよろしくね?メルせーんせ?」
そう目を開けてウインクするダリに
勝負は勝負。決着は付いたので仕方が無くOKをする。
『…はい、よろしくお願いします。』
正直ダリ先生ならまだ見知ってる悪魔なので
割と運は良い方だよ…ね?うん。
多分この中だと大凶な気がするけど。
はわ…空想生物学の人間なら
本当に細かく教えられるのに…
あれ?それが不味いから…
ひょっとしてくじ引きにした?
『(いやいやいやそんな訳)』
ないないないない
もしそれが本当であれば…この
いや…さっっすがに、ないよ、ね。うん。
人間の事を知ってるのは
上流階級のほんの僅か一握りくらいだろう。
だってそうしないと、
空想であるものとかしないとさ、
校歌にこんな恐ろしい歌使わないだろ。
人間丸々我らの食い物って末恐ろしいわ。
馬鹿野郎。人間ちびるわ。
と言うか元人間の私が言うんだよ。
ちびるんだよ。控えめに言って!!
「はいはい外野は散った散った〜
メルちゃん今日からちょっとずつ
仕事頼むね。」
まぁ決まったことだ。仕方がない。
『はい!宜しくお願いします!!』
ひとまず、安名メル。
魔界に産まれてから数十年。
魔歴史の担当教科員として
過ごす事になりました。