それからメルはふわふわと暫く浮かび続け
ひたすらダリの首元で
目をキラキラ輝かせながら笑い傍にいた。
悲しくなんてないし
苦しいことなんてない
しあわせとはこのことをいうのだろう?
すき。すきだ。だいすきだ。
何時か読んだ本に書いていた。
『恋は一時的で愛は永遠を表す表現なんだって』
「急にどうしたの?今日は随分と素直だね??」
そうコトリ、音を立ててスープを机に置くダリ
メルの降魔の儀式は無事終了し
数時間前に人生初めての誕生日会から
ダリとメルは寮に帰って来たばかり。
床に座り片膝を立てて
ダリが後ろに手を置いて
メルに声を掛けた。
『一時的に燃え上がるのは好きで
ずっと燃え続けるのは愛してるって
メルね、初めて呼んでくれた時
アイがあの子が呼んでいるって思ってた。』
でも違ってた。
今日思ったの。
気付いたの。
そう微笑みながら
ダリの方をみて答える
『メルのことを愛してくれる
貴方の声だったんだあ〜って』
「ーーーっ」
『すき、だいすき、あいしてる。
くすぐったいのに温かくて…
メルは
持ってはいけないとって
言い聞かせていたのに。』
「…うん」
『初めてみた時から
ずっと呼んでくれてありがとう。』
声ね、本当は聞こえたんだよ。
このバビルスに来たとき。
貴方は私が怯えていたのを
笑わせて見てくれた。
本当のメルをみたいって。
そしてメルと一緒に何かしたいって。
そう言ったメルにダリは机から離れ
メルの背中にそっと抱き着いた
憶えていたのかと言って。
「うん」
『メルねぇ?
貴方の声が聞こえて不安だった。
だから遠ざけたの。』
「えっ?」
『でも何かが分からなくて直接聞こえてくる声は
あの子が言ってくれていると思ってたの…でも違ってた。』
今日、あの時、ダリが言ってくれた言葉で声で、気付いた。
『メルに優しく声を掛けてくれたの。
ずーっと響いて
「っ!!…メル、君って奴は……」
『へへっ!!透き通った声で嬉しかった。君だったんだね。』
「っ」
『メルを愛して、どうか堕としてよ。』
そう言ってメルは両手を広げるのに
ダリは笑みを浮かべ
メルの手を取って胸の中に押し込む
「愛してるよ、メル」
そう言ってダリはメルに口づけた
+++++++++++++++++
「にしても声聞こえるって僕だけだったの?」
『うん。』
そうベットの中でもぞもぞするメル
シャツ一枚でいたダリに
足を絡ませながらそっと抱き着くメルを
愛おしくて背中を少し押し
引き寄せ抱きしめながら寝ていた。
身長差があり、
どうしても胸の位置が頭になってしまう為
ダリは腕を横に置いていると
メルが頭をツンツンと押し上げてきたので
「枕にしたら?」
『…痛くなるよ?』
「むしろ硬い枕で良いならどうぞ」
そんなことな…あるぅ。
でしょ?
そう笑うダリに
メルはコクコクと頷いた。
二の腕がシャツの上ではあるものの
少し硬くて…でも温かい。
『メルこの腕も好きだよ』
「…腕だけだとちょっとなぁ」
『む?全部好きだよ?』
「へぇ?…ああそう言えば
メルちゃんプレゼントは良いの?」
開けなくて。
そう言ったダリに
忘れてたああと声を上げ
ばっとベットから飛び出したメルに
ダリは「あれ、言わない方が良かったかな…」
と少し後悔した。
『わ〜!可愛いノートだ!!』
「文房具が多いねぇ〜あ、それ人形とゲーム?」
『うん!こっちオズで、あ!お花!!』
「これはスージー先生からだね。
メルちゃんこれ飾ろうか。」
手伝うー!
そう片手を真っすぐ上に上げ
少し手を振るメルに
ダリは花瓶を出すように指示をする。
それにメルは花瓶がある場所に
走って取りに行く間
ダリは花束にラッピングされた用紙を解く
「…ん?」
『あったおー…ダリ?どうしたの??』
「はいこれ、スージー先生から」
お誕生日おめでとうございます♪
幸せな一年になりますように
p.s.ダリ先生と一緒にどうぞ♪
そう書かれたメッセージの後ろには
二枚の手書きチケットがついていた。
チケットには
“バビルス観光案内券”との記載で
期限は3日後限定で。
それはつまり事実上の開放宣言。
『えっ!?え!?!?まっ!?え!?』
「くくっ…職場に一日だけおいで?
スージー先生達と僕が仕組んだ
君へのプレゼントだよ。」
本当は力を付けるための
特訓だったんだけどね。
君の感じからして、
どうせなら授業みたいにして
回らせた方が後々面白くなりそうだったからと
予定を変更してくれたらしい。
いやでも
『忙しいのに…』
「いいのいいの。
逆に忙しいからこそ
息抜きしたりするんだよ。
楽しみに取っておきな?」
そう言ってダリは
メルにチケットを持たせるようにし
花瓶に刺した花を持って机に向かった
コトリと音を立てて
花瓶を机の中央に置く
花があるのとないのでは
部屋の華やかさは違う。
メルが住みだして…
というか最初は監視を含めて
飼い出してから
一か月が経とうとしていた。
前はシンプルな広い部屋だったが
メルが住みだしてからというものの
少し手狭になって来た。
「(まぁこれ位が丁度良いんだろうけどなぁ…この部屋)」
まぁほぼ100%メルに向けての
プレゼントが狭さを強調しているのだが。
全く…
「皆もメルのことが好きだから
祝ってくれたんだよねぇ〜
いや〜〜うちの子愛されてるね〜〜〜♪」
『ダリぃ?何してるの?』
「いや?別に独り言♪
それよりプレゼントはどう?
気に入った?」
『いやいや充分過ぎて
皆の誕生日聞きそびれちゃった…』
「大人になってあんなお祝いは
流石に地獄だから止めたげようね…」
メル一人ならまだしも
全員では流石に時間がいくらあっても足りない。
毎日お祝いになっても気が緩むだけである。
ダリが否定すると
メル一人ならいい?と聞くので
まぁそれ位ならと答えたあと
すぐに訂正する。
「まって…花冠作って渡すんだったら話別アレ駄目。」
『え?なんでぇ?』
「高魔力を注いだ上に
見た事もない花を咲かせたでしょうが…
あのさぁ、ひょっとしなくてもあれ、
全部人間界の花でしょ。」
それも男女問わず
前髪に触れるようなキスを落として…
そう首を横に振るダリにメルは首を傾げた。
『ハグしてないよ?
メル言いつけちゃんと守ったよ??』
「本来ならアウトなんだけど
…まぁ今回限りにしておくよ。」
次はないからね。
そう言ったダリに
はぁいとメルは返事を返した。
『だって、お花って言っても、
ポピーにユキヤナギ、トルコ桔梗を
蔦と枝で絡ませただけだよ?』
「だからそのポから始まる花から
全部見た事ないんだってば…」
スージー先生とバラム先生が凄い興奮して
もうなだめるの大変だったんだからね?
そうダリは嘘がバレないように
フォローをしつつ
メルが人間でないことを
証明して疲れていた。
メルの力は想像した所からということで
空想生物学が好きなメルが想像したから
出て来たという事で納得してくれた。
まぁ本当はメルが空想生物学の人間で
記憶が曖昧だが前の世界での花を気持ちで
選んでオリジナルの花冠を作り出したのだが…
そんなことは勿論、公言出来る訳がない
「もー…ほんとに慌ただしいんだから。」
『でもダリの花ちゃんと違ったよ?』
「あそうだこの花なんていうの?」
そうダリはメルから貰った花冠を見せる
確かにバラム達に渡したカラフルな色の
花冠とは少し花の種類が違っていたのだ。
『アネモネにえっと、かすみ草に〜
白のアザレアにクチナシもあるよ!!』
そうボリューミーな花冠に
ダリはだからと聞く
「それに花言葉ってあるの?って」
『…ないよ』
「はい嘘ダメ〜吐いて下さい〜〜」
にゃーーーと叫ぶメルが逃げようとするので
腹を腕で捕まえそのまま腰をおろす。
「ほらこれは?」
そう赤と青、白の花に指を指す
形は同じなのに色がバラバラだったのに
最初疑問を浮かべたダリ。
そっぽを向きながら
メルは『アネモネ』と答える。
「意味は?」
『…恥ずかしくならないなら。言う。』
「ならないならない♪
メルったらいっつも
恥ずかしい言葉言うもんだから
聞きなれたよ♪」
言ったね!?と言ったメルが
ぎゅんと振り返り
ダリと向かい合ったまま話し出す
メルは花冠を片手で持ちながら
これはと説明し始める。
『赤いアネモネは「君を愛します」
白いアネモネは「真実・希望・期待」
青いアネモネは「固い誓い」』
「…ん?」
『かすみ草は「感謝」「幸福」
「無邪気」「親切」って意味』
「え?」
『白いアザレアは
「あなたに愛されて幸せ」
「満ち足りた心」「充足」』
「っちょ、まっ…」
『クチナシは「とても幸せです」
「私は幸せ者」「喜びを運ぶ」
「洗練」「優雅」って意味で
ある国では「天使が地上に降ってきた花」
って呼ばれてて…ってダリ?』
「すいませんでした…」
そう赤面したままダリは片手で顔を隠し俯く
だから言ったのにとメルは不貞腐れる
「でも…そう思ってくれたってことでしょ?」
『っ!?あっ…いや?あのその…』
「逃がすつもりないんだけど?」
分かってる?アレこれデジャヴ?
そう言ったメルに「さぁ前もあったかなぁ」
とダリが意地悪な返答をメルに返す。
その間に花冠を頭に乗せ
両腕でメルの腰を
がっつり抱きしめ離さない。
今の状態は向かい合った状態で
ダリの太ももにメルの太ももが
ばってん印を作るように置かれており…
「このままだと中に入れれそうだね♪」
『っ!?やっメルあのちょっとトイレ!!』
そうようやく危機感を持ったのか
メルが言い訳を思いついて
立ち上がろうとしたのを
ダリが腰に巻いていた腕を放した後
ぎゅっと腰元を両手で抑えた
「さっき行ってベット入ったでしょ?
それに出たらちゃんと手入れするから大丈夫。」
『じゃあお風呂!!』
「汗流してからの方が良いよ。
なんなら一緒に入ろ。
メルを食べないように
香水を浴槽にぶち込めば
何とかなるでしょ。」
『ちょ香水勿体ない!!』
「香水の元である花は
スージー先生に頼んで栽培してるからね。
在庫が無くなっても
ちゃんと採りに行けばあるよ。
…それとも」
そう低い声でメルの耳元で囁く
彼女は本当にこれが弱い。
『なぁっ!?ひうっ』
すぐそうやって
甘い声で反応するもんだから
スイッチが入ってしまう。
「僕と一緒は嫌?」
そうメルの唇に人差し指で触れるダリに
メルは狡い…と言って首を横に振った。
いやいや、君の方が何十倍も狡いよ。
こっちは毎日毎日試されてるんだからね?
平日なのに誘ってきたりするから
我慢してたら悪周期早まったりしかけるし。
『やじゃ、ない…』
「ならいいじゃん。」
『っひ!やっだっ、て!熱くなるからっ!!』
触れた所が熱くなるから嫌だって?
「そう言うのは好きだから
もっと触れてって言うんだよ?
はい煽ったんでダメです〜します〜」
『っうぇ!?やっんんっ』
そう胸を弄りだすダリに
止めようと腕を掴むも
力の差で勝てるわけもなく
『ふっ、んっ、あっ!やっ、やあ』
「胸弄るだけで感じるようになっちゃって〜」
『ひっ!やっかんじ、てらっ、やっ』
「感じてるっていうんだよ」
コスコスと服の上でこするだけで立ってくる蕾に
ダリは面倒になりチェルーシルを唱え指を鳴らす
すると今まで着ていた服が無くなり
ただ下着の状態になってしまい
『〜〜〜〜っ!?!?!?』
「わぁ♪顔真っ赤♪」
『っだっ!!ちょ服かえしっんんっ』
「こっちは服要らないっていってるよ?
こんなに立っちゃって〜」
『んあっ!!やっんん!ふっ、くっ…』
そう胸に軽く噛みつき片手で蕾を弄る
歯と舌でコロコロ蕾を弄っていると
頭を抱きしめて感じる声を抑えるメル
チュっとリップ音を鳴らし
ぷくりと立った蕾にふっと息をかける
『んんっ!』
息だけでも敏感に感じる彼女に欲が止まらなくなる。
『やっらめ』
「こんなえっちな胸になっちゃって
吸ってくれって言ってるようなもんだよ?」
チュっと音を立てて片方の蕾も舐めまわす
するとメルの声のトーンが高くなる
『ひっあ!やぁあ、ら、あっ、あっ、あ』
ちゅくちゅくと唾液を鳴らしながら吸うのに
力が抜けて来たのか、もう振り払う力なく
ただ倒れないようにダリにしがみついて維持する。
最初はまだ小ぶりな胸だったが
一度抱いてからというものの
まぁ大きくなったなった。
1カップは普通に大きくなって
ぷるりと小さな胸も平均位の大きさに
手の中で揉むに丁度良く。
大きくなるにつれて感じてるのか
はたまた急激に愛情を注がれて
肉体が急成長したのか知らないが
メルの敏感さは拍車をかけていた。
低い声で甘く囁き弱い所を少し責め続けたらこれだ。
身体の力も抜けて目も少し潤んで蕩けだす。
あんな無垢で何も知らない子が
此処まで染まってくれるとは…
背徳感に背中がゾクゾクして堪らなくなる。
「こっちはどうかな〜」
『っ!?やっ!』
そう少しメルの身体を上げ
下の口に手を入れる
「淫乱作用の魔術も使わずでこれとは…えっち」
『っ!?ダリが、ずっとメルの身体触るから…』
えっちなのはダリだもん。
そう言うメルにダリは
きょとんと眼を丸くした後
へぇと声を上げ悪いことを思い起す。
「僕がえっちなのは100歩譲って認めるとして
そんな僕が触って感じる
君はもっとえっちじゃない?」
『っうぇ!?いやそれはああっんっ』
「いやいや言いながらも触らせるからねぇ」
『んんっ、やっ、むり、』
「だぁめ。キスは」
そう言ったダリに
メルが目を丸くして慌てて言う
『っちが!キスしたかったわけじゃ』
「へぇ?なら良いじゃん。
キスしないかわりに
そろそろイけるようになろうね。」
『へ?なに、れぇっ!あん』
そうメルの胸に被り付いたダリに声が上がる
やだやだと言っているものの
身体は素直でぴくぴくと反応し
下着が無ければ
今頃床はびしょ濡れていたことだろう。
『んんぅ、あっ、やっ、だりぃ、やっ』
「ん、なりぃ?っちゅ、ここ?」
『ひうっ!?あ、や、ちがっ、
しゃべ、ら、やぁあちゅ、いの』
「ちゅっ」
そう音を立てた後カリっと歯で甘く噛む
すると今日一番身体を大きく跳ね上げるメルに
これ位の痛みが良いのかと覚えたダリは
そのまま甘く舌で転がしては噛んでを交互に行う。
交互にするはいいものの
リズムは不定期で、来るかと思えば来ないし
かと思っていたら急に噛んでくるしで
気持ちの準備がなってないまま来られ
思わず声が上がって止まらなくなる。
『やっ、あ、むい、らめ、ああっ、
そんな、急にかまないっ、れ、』
「好きでしょ?ほら」
『っ!?あっ、ねぇ、
だめだめだめ、そんなっせめっ』
そう我慢できなくて
グリグリと頬をダリの頭に擦り付けるメル
そんなことをしたら動いて
自分の良い所に当てにいっていることに
気付いているのだろうか?
『ひんっ、あ、あ、だめ!やっなんか、や
むりむりむり、きちゃう、め、とめ、』
「ちゅっ…良いよ?イっても」
そう息を吹きかけながら答えるダリに
無理無理と鳴き声を上げるメル
その波に飲まれて頭の中が
自分で一杯になってしまえばいい。
もっともっと、包まれてしまえばいい。
もう戻れない所まで。
何度も抱いている筈なのだが
毎度初めてのように感じてくれる。
というか重ねれば重ねる程
弱い所は分かるわけであって、
がりっと強めに蕾を噛み
ぐっと腰に当てていた手で引き寄せた後
つぅと背中の弱い所をなぞってあげる
『んにゃっ!いっちゃ、らぅっ!!』
そう頭を上げて背中を伸ばしたメルに
チュっとリップ音を立ててそっと乳房から顔を上げた
「…良く出来ました♪」
『っふ、んっ…や、ほし、く、なるの…らめ』
「続きはベットでしようね〜」