パチンと指を鳴らして
開放すると一気に詰めよって来た
と思っていたら、急に体が移動する
「っ!!メルちゃん!!!
目を覚ますんだ!!!」
『うるさい!!きえろ侵入者め!!!』
そう力を強く感じ剣を作り上げ投げるが
かわされたので舌打ちした
『チっ、どうやって入ってきた?
こんな頭に角ぶっ刺した
馬鹿みたいな変装者いた?』
いないよね。
「メルちゃん!!!」
『うるさいなぁっ!!』
そう背後の声に攻撃を入れる
植物が此方に攻撃が来て
すぐに少女を作り上げて相殺させた
『…あ〜なるほど
殺すお手伝いしてくれるんだ』
なら別に利用してもいいか。
どうせ痛みはこっちにくるし。
それになんかその金色で
緑の服の子と茶色頭の子怖い。
痛い凄く胸が痛い。
なんで?
メルは知らないよ
それに茶色頭の子凄い雑音する。
『っ!!ねぇ話さないでよ!!!ウルサイ!!!』
「ーーーー!!!」
『さっきからウルサイの、
雑音がびーびーびーびー!!
喋るなら喉から切るよ!!!
…?あれ?』
え?なんで?
なんで切ろうとしても止まるの?
切らないと言うことは、守るということ?
『守る?え?いや、え?』
「ーーー?」
「効果あります!ーー先生!!」
「ーーーー!!!!」
「了解!!!」
何かの指令で周りが此方に動き出した
嗚呼、まずはこいつらからか。
『声しない奴よりも声する奴
片付けた方がいいもんね。
ママもうちょっと待っててね!』
「っ!!」
「ーー!!」
『?…どうして避けないの??』
そうさくりと腕を切ってそこから
ぼとぼと血が流れるのに
身体が崩れる黒髪の男
エイトと声が聞こえるが、
はて…聞いたことがなくもない。
「っ!待て!!
ねぇ!僕の声、聞こえる!?
傷付けない!だから待って!!!」
『…侵入者は排除するよ』
「駄目だ!全く聞こえて居ない!!」
「その冠のせいじゃない!?」
『…要件を聞こう。』
あまり触れて欲しくない。
メルはすっと剣を一振りした後
背後から来ていた
少女に飛ばしぱたりと倒す
指を鳴らした後、剣から
火炎が巻き起こりそのまま消える
「誰の声が聞こえない?俺は?」
『…聞こえる。
お前とお前は特にお前は雑音するし
なんなら何その顔。黒いよ。』
髪の毛はかろうじて分かる。
でも茶色ってだけで
他が凄い塗りつぶされてわからん。
『あと何か言ってるか君らの声でも
呼んでるのか知らないけど聞こえない。』
「っていうとーー先生とか
聞こえないってこと?」
「ーーー」
『っ!!るっさい!!!喋るな!!!!』
「…分かった、喋らせない。
だから教えて欲しい事が幾つかある。」
『…来る少女を一人
殺してくれる度に一つ教える。』
「っ!!…どうします」
それに茶色髪の人が
コクリと縦に頷いたのに
恐らくボスはあの黒い顔の奴だろう。
全く、あんな奴いたかなってか
「僕らの事って覚えてる?」
『???角生えて尻尾も生えて
凄いメイクだなって思う程度だけど。
なに今日ハロウィンなの?
悪魔なんて皆幼稚で笑う恰好しちゃって。』
「…え?」
『あれ?マジで悪魔だったりする?
あっはー馬鹿馬鹿しい!!
あ、まぁこの場所に
入ってくる位だから馬鹿か。』
ただの自殺未遂だよ。
そうだよねと頷いて納得する。
『答えは憶えていない。
まぁ憶えている記憶を
最初の方に殺しちゃったんだろうなぁ!』
「…ころしたら、どうなるの?」
『んーわかんない!
思い出そうとしたこと
ママのことしかないし。
そんなに大事なら
勝手に殺してたら
出てくるんじゃない?
出してあげようか?』
「いいいいいいいい!!!!!」
そう全力で否定する彼。
いやぁ別に良いのに〜!
『だぁいじょうぶ♪大丈夫だよ♪
ちょっと首跳ねたり
ちょっと心臓抉ったり
するだけだって〜☆』
君らに痛みとかない筈だし?
痛くないならしてもいいじゃん?
「…本気で言ってるの?ソレ」
『本気以外に何があるの?
アレは殺すものだよ?
維持して野放しにして
腐ってしまえばこっちが困る。』
それで?
『他にあるの?』
「どうします…?」
「……」
そう用紙を出して来た
茶色の髪の奴に首を傾げた
『…なにそれミミズののたくったような字』
「ミミズ?」
『え?うにょってるやつ。こんなの』
そう手の中に沢山ミミズを作り出すと
女性がひいいいっと
ってか何人か男性が引いてる
『あれ?苦手?まぁそうか。』
そう指を鳴らして消し去ると
ホッとしてくれる
『ミミズが後を這ったような
読めない字を書いている事を
ミミズがのたくったような字
って言うんだよ。』
分かんなさそうだから教えてやった。
偉いね。メルは。良い子だ…そう良い子。
「この世界は、どういうとこ?」
『それが凄い不思議なんだよ。
メル戻ってきてからこんなの初めて。
多分君達メルが殺した
誰かの大事な人達だったんだね。』
じゃないとこんな心境に入れる奴はいない筈。
そう言い切ったメルに、なるほどと声が漏れる。
「じゃああの少女は?」
『メルの記憶ってか感情かな?
嬉しい悲しい楽しいとかを持つもの。
アレ放置すると
外側に現れるから基本駆除してるの。』
「は…?駆除?え、それって、したら」
『外に漏れないよ?
誰も気づかない筈だけど』
「…成る程、ブザーが鳴っていたのは
切る直前だったと。」
『ブザー?何のコト言ってるの?デカいの。
鳥さんみたいな足して
…え?????足!?!?!?!?』
あ、待て待て待て
『そそそそそそうか、
うん、義足でそうしてるんだよね!
うんうんごめんごめん!!
メルが悪かったごめんね!』
「え?あ、いや義足でもな…
う、うんそうなんだ!!」
そう誰かから否定されたような
全力でこっちに頷いてくる鳥
うーん、優しそうに見えるけど
…まぁいいか。
『他は?何か質問ある?』
「此処って目覚めたりとかって?」
『え?此処から目覚める??ふふっ!!
なーいないない!!馬鹿じゃないの!?
死んでからメルずっとこの場所に居るのに〜!』
「……は?しん、え?」
『あれ?あーでも確かにママに比べたら…
耳とんがってるしちょっと君口開けて』
そうガッと赤髪の子の
口を掴んで無理矢理開ける
うーん…
『…えぇめっっっちゃとんがってるぅ、え?
これ角ガチ????ドン引きも三週して
もう夢ってことにしてもいいよね。』
「え?あ、いや…うん?」
『…嗚呼こら今話中でしょ?』
そう赤髪の
背後に来た少女を切り落としながら言う
『そんなに殺されたかった?…
飛び掛かってきて、
まるで気付いてって言ってそうな顔。
嗚呼、その気付いてって顔が美味しいんだぁ…』
「っ!?ちょ待ってその子殺さないで!!!」
『???なに?邪魔するなら殺すよ???』
「ひっ!?」
「いや!!!…そいつを
僕が殺すから、だから置いておいて。」
「っ!?イフリート先生!!!!」
「煩い!…どう?」
そう言った彼の目を見る
じっと上から見て目の奥を細く見る
『…いいよ、嘘ついて無さそうだし。
殺し方は任せるよ。』
「…エイト、お前」
「いい。で?
色々聞きたい事まだあるんだけどさ
その黒い冠綺麗だね?何処で拾ったの。」
『…3体や、5体殺してくれるなら良いよ。』
ほらそう言って出て来た少女に
声が上がるも良いと声を上げた
「…やれば、話してくれるんだね?」
『…???“約束”だからいいよ?』
なら、そう言って
前に言ったエイトの前に降りた子が
一気にメルの目の前で火花を散らす
「馬鹿!!お前何やってんだ!!!」
『ー!!〜〜へぇ?
君が来るだなんて、
余程殺させたくないと。』
「メルちゃんがふたり!?」
そう言った女性、否少女
…紺色の髪の毛の女性に
メルは首を傾げた後
すっと距離を取った
「メルちゃん!!!」
「エイト先生下がって!!
今あの子殆ど記憶ないですよ!!
核として動き出してる…
参ったな、ちょっとーー先生!
ちゃんと見ててって
言ったじゃないですか!!!」
何かの雑音が入るが、今は…
『…ママ』
ーごめんね。
そう言った声に寂しそうに笑う姿
嗚呼…まだ殺せてないのね。
駄目な子でごめんね。
+++++++++++++++
「耳かっぽじってよく聞いて。
今メルは核として愛されたかった者に
居るから数分はアレで持つ。」
「愛されたかった???」
「ダリ、良いでしょ」
「ダリ先生?」
「…それだけならいいよ。他はダメ」
了解と言って黒髪の少女は答える
「お久しぶり、メルだよ。
前までエイトの事がん追いしてたメルです。
此処は私があの子を閉じ込めていた場所。」
青い世界と呼んでいた世界だよ。
そう言ったメル
少女に全員が目を丸くした
「私が強制的に
君達を入れるの許可したからね。
最初は声が消えて
段々大事な所を黒く塗りつぶされていく。
ダリ先生の場合だと
もうほぼ黒くて皆が言っても
ダリという言葉自体、拒絶してる。
…正直あそこまで殺してると
………覚悟しておいて。
ちょっと再起不能に近いかも。」
「そんな…」
「取り戻したいなら協力するよ。
嫌ならすぐに返すけど?」
「此処まで来て?帰る?
はっ、笑わせるねメルちゃん」
「…ほんと、笑えられたら
どれ程良かったか。」
そう言った少女にダリは笑みを消した
「あの前に居るのはね、
メルの…私のお母さんなの。」
「あの人が!?」
「虐待されててほぼ
帰って来なくて愛されなかった。
あんな姿なんてしないのよ。」
「……は?」
「愛されたくて作り出した幻…
それを分かった上でメルは
あの子は褒めて貰おうとして殺してる。
自分を殺したら笑ってくれたりしたからね。」
「…じゃあ、殺してるのは」
「浮かんだ感情を殺してまでして、
親に縋りついていただけ。
そんなこともうしなくても死んだはずなのよ。
だってアレは前世の記憶なんだから。」
「…前世?」
「メルは私は人間としての
前世の記憶があるの」
は?と全員が静まる
その間に此方を見て
攻撃仕掛けて来たのに
少女は力を使い前に押し出す
「…あんまり使いたくないけど、時間稼ぎね。」
そう少女が増殖して
メルの元に走り出す
それにニヤリと笑った後
サクサクと消し去っていく
「…キレがどんどん良くなるのは
無駄な感情を殺してるから。
そしたら私達正確にはあの子の核が
一番愛した愛されたかった者が現れる。」
その時、思い出すかどうかをかける。
そう言った少女に君はとバラムがきく
「一体どれ程の感情を殺して?」
「…私はもう少ないわ。
生き始めて短いからね。
まだ数年と少し位かしら?
それも長寿だけどね。」
こんな大事にされたことほぼ無いのよ。
そう笑う少女にそっと顔を落とした
「メルを助け出す方法はただ二つ。
一つは出て来た残像を殺すこと…
もう一つはあの子の心臓を貫く事。」
「っな!?」
「心臓を貫けば勿論全て崩壊するわ…
ママ以外が出てきたら、
もう本当に戻るのに途方もない時間がかかるし
戻った時あの子はきっと落ち込む。」
「残像を消すだけは?」
「…その者だけの記憶が綺麗に消えるわ。
愛情も記憶も全て泡のように。」
「っ!?それ、って、つま、り…」
「生き残れるんだね」
「どちらも生き残れるけど…
そうね治りが早かったり
放置するなら前者かしら。」
「いい、殺してくれ」
「っ!!ダリ先生良いんですか!!!」
「嫌に決まってんだろ!!!!
…ごめん、でも、いいんだ。」
「…これだから魔樹は一人になるのよ。
この快楽に傷がつかないわけないでしょ?」
ごめんねそう笑う少女に
全員が首を横に振るった
「ですがどうやって倒すんですか?」
「…きっと貴方達に殺させたら
万が一帰ってきた時きっと自殺しちゃうから。
私かあの子が殺すよ。大丈夫!
これでも私だって伊達に殺してないから!!」
何人殺したと思ってるの!
エイトに隠す時そうやってたんだから!!
そう言って笑う少女にエイトは言う。
「つよがんなよ…もう、お別れなんだろ」
「…え?」
「…私達は作られし者だから。
核が嫌がるなら殺されるの。」
「そんな…!!!」
「でも殺したらメルは戻るよ。
これが三つ目の手段ね…
私楽しかったよ、エイト。
大好きだった。」
「…っ、ごめん、守れなくて」
「ううん。ダリ先生…
もう二度と一人にさせちゃ駄目ですよ?」
「嗚呼肝に銘じるよ」
「核はまた私みたいなのを沢山作る。
また出会えたら…
その時は何時も通りに接してね。」
だからそれまでのお別れ
「まぁどうせまた繰り返す
…これは魔樹だからこそ。というか
…もうあの子が強く望み過ぎただけ。」
それでもね
そう嬉しそうに言う
「これでもとっても温かくなってるの。
もっと厳しい場所だったのに
凄く落ち着いてきている。
きっとここに帰るのも
もう奇跡に近い筈だったろうに。」
「…っ!」
「あの黒の冠を落として割ると
暫くは此処に来れない。
でもメルは一番それを嫌う。
間違いなく暴走する。
そうなったら私でも庇いきれないし、
最悪死ぬかもしれない。」
…それでも良いのね?
「…いいよ。」
「……ほんと
貴方に任せて良かったよ。
ダンダリオン・ダリ」
全ての知識を知る者よ。
そう言った少女に
ダリはどうもと答えた。
「皆瞬き厳禁だからね。
今から行うのは確実な殺し合い。
メルの本気が見れるから…
それを引き出せるように
精々躾けることね。」
そしたらきっとバビルスの強い味方になる。
そう言った少女が徐々にメルの姿に変化する
「さぁ…久しぶりに
“骨”が折れる戦いになりそうね!!!」
そう言って、指を鳴らし
作り出したエイトに笑い
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