Novel - Carla | Kerry

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わかり合えるはずの芽を3

act 30.

音が鳴った後、
すっと上から世界が戻って行く


元の場所に戻った証拠だ。


遠くから声が聞こえてくる


「エイト先生!!ダリ先生メルちゃんは!!!」

「彼女なら、あそこ」

「…いやーめっちゃ頑張ったね。」

『…メル!!』

あいよそう言って二人はハイタッチする

『いや〜〜〜〜っっっっと
おわったあああああああああああ』

「お疲れお疲れカツカレー!!!」

『うおおおおおおおおおお!!!!!!
とーーきはなたれたぞおおおお
開放だ開放だ開放だああああああ
であえであえで戦じゃ戦じゃあああああ』

「それがおわったんだってば
ああああああふうううう」

おわったんだよおわった
おわったきゃあああああああああ

そうメルの姿をした二人が
キャッキャと………まぁ〜〜〜〜
くるくる回って走って大はしゃぎ。


「…何で喜んでるんですか?」

「…さぁ?」

メルそう呼んだダリの声に
メルはピクリと固まる。

「…メル、説明したげな。」

『だって』

「一応は終わってるから、ね?」

…うん。

そう言ってメルはとぼとぼと
ダリの元に寄りそっと腰を降ろした


「…馬鹿」

『うん』

「迷惑かけて」

『…ごめん』

「…生きててよかった」

『〜っ!!!うわああああ』

ごめんなさぁいそう大泣きするメルを
そっと抱きしめポンポンと頭を撫で
とにかくあやすダリだった



+++++++++++++++



「魔樹の呪いーーーー!!!!???」

「そ。メルったら
前世で狙われちゃって
目付けられてたの。」

『精神面で完璧にダミーを作り上げて
そのダミーを綺麗に殺してしまえば本体に傷はない。』

まぁその練習がてらに〜って
大量の自己犠牲したけどねぇ〜!!

そう言って「ねー」と
身体を曲げながら
にっこりと二人で笑うメル達


場所は変わって某会議室内。


コの字型に配置された椅子に座り
今までの話を整理するためにも
招集されたのだ。


「いやいやいや…自己犠牲って…」

あっはっはと笑うメルと
メルそっくりの子に一同が唖然とする。

二人の姿は瓜二つ。

まぁそっくりそのままだ。


強いて言うならダリの隣に座っている方が核
外側はエイトの方に座って笑っている。


『いや〜メルちゃん
超絶天才ですからぁ?
自分の事も全部綺麗に作り上げて
餌ぶらぶら下げてたの!!』

「そしたらまぁ〜喰らいかかったよね〜!!!
いや本当に思った通りになり過ぎて
恐ろしいを超えて、もー私ったら
笑うの堪えまくってたんだから!!」


あれ長引いたら死んでたよ!!!
そうエイトの隣で腹を抱えて笑う彼女に
そっとエイトは突っ込んだ。

「…笑い過ぎじゃない二人共」

『ひっ、やっだってぇ〜ねぇ?』

「ふふっ、魔樹の呪いで
精神を生贄に捧げるのが面倒になった
前の魔樹がその子に目を付けてくれたの。」

『メルは完璧に
自分を殺すのに慣れていたから。』


「だから生贄として、自分の身体を
突き刺して演技してた。と。」


『そゆことーーーー!!!!』


「それを何故先に
いわないんだあああああ」


そう叫ぶカルエゴに
いやぁーとメル二人が笑い答える


「それをしたら体内に居る
魔樹の呪いに分かるでしょ?」


『メルさ?ちゃんと皆が
居ない所に出したんだよ?
ちゃんと女子生徒の気持ちに寄せて
一気に気を落として。
ちょ〜〜〜〜完璧だったのにいいいい』

それを急に感づいた君達が中に入ってきて
邪魔してきやがってさ!?

そうダンと机を叩いて
メルが立ち上がり頬を膨らませる


それには助けに行ったもの達も
ぎょっと驚き目を丸くした

「え?ひょっとして
僕達、怒られてる???」

そう言ったエイトにそうだよと叫ばれる

「ったく私だって死にかけたんだけどね…
まさかオリアス先生三人掛けとはビビったよね」

『あはは!まさかメルも君も
オリアス先生を現実世界こっちしゅん召喚して
同じことしてたってね!!』

「いやいやいや、
俺が急に二人出て来たときは
心臓止まったんだけどね…??」

そう一番の被害者である
本体のオリアスが苦笑いして
二人に責めるも、笑って話を流された


「これからどうなるの?君達」


『多分作れるんじゃない?行ける?』


「ん〜〜〜多分、姿形変えれそう?」


『ん〜〜〜多分…
前の髪色が良い?
名前どする?』



流石に生きたいよね?



『ね、エイト先生。
帰ってくるならホシイ?』

「えっ!?あっ、や、
まぁ帰ってくる分は、
いい、け、ど、も…」


なにやなの?

そう言う彼女に
いやいやいやと首を横に振るエイトに
じゃあ決定だねとメルは言って
机を片手でまたいで中央に入る


『別に此処でも良いでしょ』


「まぁね?で?名前どうするの?」


『エイト先生に名付けて貰う?』


「え゙」


じーと二つの目が見えるのに
あー僕じゃなくてもと言うのにじゃあと
メルが言う

『リルはどう?
似たような名前でも顔似てるし!
双子だと思ったらいいでしょ〜あっ!
髪の毛紺が良い?青?
もう赤でもいいよ〜〜〜!!』

「ん〜紺色よりかはちょっと明るいのかなぁ〜
後で変えよう出来るし!リルいいよ!賛成!!」


「お前ら落ち着かんか!!!」


『「やだ〜〜〜〜☆☆」』


そう腕を組んで笑うメルとリルに
カルエゴがわなわなと震える


『いや〜にしてもメルってば可愛いんだねぇ??
でもリルだから可愛いっていうのあるよね!!』


「ふふっ!ねぇそろそろしない?」


そうだねそう言ってメルは
すっとリルから引き下がる


『…いいのね?』


「…うん」


『…嬉しかった、楽しかった』


「悲しかった、辛かった」


『全て全て捧げよう』


「祈ろう願おう叶えよう」


我が力魂眠りし一つの力


『我が力により、生命を与え賜わんことを…名を“リル”
この奪われた記憶を今取り戻し、彼女に捧げんことを。』


そう言っておじぎをしながら
メルはリルのおでこにキスを落とした

するとリルの髪色は変化し
姿も少しだけ身長も伸びていく


「…」


『…成功!』


「わああああやたああああああ」


『いえええええええええい』


「やかましいわ!!!!」



+++++++++++++++



リル、誕生

「そういや翼とか色々どうなってんの?」


「ん〜出せる?」


『メル多分いける!!』


せーのそう言って二人で出す翼は
白と黒でいえええええいと叫び
またカルエゴに煩いと叱られる


「では今、新魔樹は
どちらになるんですか?」


『リルじゃ…ないか』


「流石に貴方でしょ。
核にくっつくからね。」


だよなぁそうしょげるメルに
いいよいいよとリルは笑う

「こうやってメルのことを
ようやくフォローが出来るんだもの。」


やっと愛せるね?
そう言ってリルが
そっとメルの身体を引き寄せる


『〜〜〜〜っ!?りっりっりりりっり』

「ん〜〜?」

『ちょ、ここ悪魔ひと多いから!
やるなら向こうでやって!!!』

「………へぇ?向こうならいいんだぁ〜」

『ぴぇ』

「リルちゃーん?」


僕の。取らないでくれるかな?
そう言ってダリがメルを取るのに
あらあらとリルが睨む



「言っとくけど、
元々預けてたって意味だったんだけど?
そろそろ返却期限なんですよーーーー」


「貸したって一生でしょ?
何ならもう僕。メル貰ってるから。」


『お二人さん!?』


「あんなにメル寂しいって
抱きしめてくれたのに。
リルを置いていくのね!!」

そう泣きだしたリルにゾッとメルが青ざめる
いやいやと首をフルフル横に振り
ダリの胸から出ようとするが


ダリが全く離さず
ぎゅっとメルの胸元を抱きしめて警戒している。


『え?やっ流石に可哀想』


「メルダメ絶対嘘泣き」


「ちっ」


『ちっ!?』


そうリルに振り回されるメルにダリが制する
全くもーと言うのに
それでどうするの?
とサリバンがきく


「二人共職員なる?」


「私構いませんよ!」


『メル…行けると思う?』


「ん〜成長次第じゃない?」


私がほぼ勉学やってたし。
そう言ったリルに『だよね』とメルは苦笑いした。

『女子寮リル使う?』

「ん?いいの?メルは??空き無いでしょ??」

「空きならあるよ」

そう言ったダリが目を開けて
メルをぐっと更に引き寄せて
リルの方を向いて
指を立ててウインクして言う


「ぼ・く・の・と・こ♪」


『………!!!!!』


「〜〜〜〜!!!
だ〜ん〜だ〜り〜お〜ん!!!!!」


暫くはメルの取り合いになりそうです。










































































































大きな音が鳴るように大袈裟に耳を舐め、
ことあるごとに「メル、気持ちいいか?」
「……可愛いな」と吐息を多くして囁いて
メルが耳だけでイけるようになるため日々開発してる。


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