Novel - Carla | Kerry

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小さな花のアムネシア2

act 12.

「此処入ろうか」

『あれ?此処…』

そう入ってきたのは
前にカルエゴ先生と買い物した
アクセサリーショップだ



待って何でこんな所入るの
君にそんなお金
はたかせるつもりないんだが!?

「大事そうに使われてるのが
嫌って言ったら
…君は名前言ってくれる?」

『〜〜〜〜っ!!!』

そう言ってダリは
私の付けていたバイオレット色の髪留めに触れる
カルエゴ先生達から離れた後からこれしかなかったので
ずっと髪の毛を纏めていたのはこのゴム一つだった。


高いだけあって持ちが非常に良く
今も多少ゴムが伸びてはいるものの
とても綺麗に使わせてもらっている。


大事に…だって。


ー**ちゃんは*色が好きなのねぇ。私は紫色が好きよ。


そう言った、あの人を思い出した。
親をずっと待っていた時に傍に居てくれた人。
私は、貴方が居たから、あの時間を生きれたのよ?


それをただ、思い出して…私は
ただその記憶を大事にしたかった。


「嫉妬しちゃったって言ったら
…好きって言ってくれる?」


『〜っ、何時もの
余裕はどうしたんですか?』


「君が僕から離れるってなったら
余裕なんてもの
無くなるに決まってんじゃん。」


今までの僕を見て何だと思ってたの君。
そう照れ恥ずかしそうにそっぽを向いたダリ
その耳は真っ赤になっていて…


バッとそっぽを向いてしまった!!!
狡いのはそっちじゃないの!?ねぇ!!!


「はぁ…だから、君に贈りたいの。」


僕が。そう言ったダリにメルは首を横に振る。


『いやでも此処高いの私知って』

「ちっぽけな花冠で満足しないで」

そう言った方が、君は分かってくれる?
そう言った彼の目が、ドロリと此方を光り睨む
その目が、何よりの宝石よりも綺麗に光って見えた。


ーちっぽけな花冠だけで満足してしまえばいいの。

そうこの場所から出た時に落ち着かせていた。
あの地獄のような晴れた綺麗な世界の中で。
私は…“約束”を守って、独りで息を吸って吐くだけの。


…その世界から、貴方は、本当に?

『…私きっとまた出ていくよ?』

「何度だって引き戻すよ」

『きっと沢山我儘言う』

「言える分成長したと思えば可愛いよ」

『…私は、選ばれてしまったのに?』

「それ、実は引き抜こうとしてるんだよね。」

あ、これ可愛いな。そう言って
手に取るダリにへ?とメルが声を上げた

『え?引き抜っ!?おん!?!?』

「ああこらじっとして」

あっはいすいません。

………じゃなくて!!!!!

『ちょ!?どういうこと!?
引っこ抜く!?本気で言ってるの!?』

「本気だよ。あと僕だけじゃなくて
バビルスの教職員及び職員も。
なんなら多分生徒に聞いても
皆OK出すと思うよ。」


君意外と人気なんだよね。


『…それが、一体どれだけの罪になるとも、』


今までよりも険しく

厳しくなっていくと

分かってるの?


「厳しい世界だしね
最近かなり落ち着いている位なんだよ。
君がそんなもので心配するなんて。」

『いやいやいや、私は
私以外が幸せに居られたらそれでいいの。』


そうサラリと

自分の思っている事を
言ってしまったのに後悔し
片手で口を塞いだ。


それにやっぱりねと

ダリがため息を吐いた。


「僕はそんな君が幸せになれば良いと思うよ。」


これも可愛いな、君可愛らしいから
大体なにつけても可愛いんだよなぁ。

職場で付けるんだったら
もう何もない方が良いけど
こんな強力な効果あるんだったら
話別だけどうーん

そう悩むダリにメルは呆然としていた。


『へっ!?!?』

「あ、今気づいた?僕君のこと好きなの。」


『あっやっちょちがっ!?ええ!?!?
ちょ幸せにって!
…それがどれ程の痛みかを貴方は』


「知らない。でも知ってもいいと思うよ。」


君がそれで幸せになるんだったらね。

そう言ってふわりと顔を近づけて
一瞬キスされるかと思って
目を閉じてしまったが

いつまで経っても来ないものに
そっと目を開けた


「…なに?」



キスされるかと思った?


そうニヤリと笑うダリに
メルは違うもん!と答えた。



全く…彼に振り回されるのは
もううんざりの筈なのに。


この心が何よりも弾んでいるのに
うんざりなんて言う答えは間違っていることに
いい加減気付いてしまえば良いと思う自分が居て。



もどかしい気持ちが胸に広がるから、つい反抗してしまった。



「そ。メルちゃん君はどれが好きとかある?」


『いや好きってそんな…目が留まるものかー』


「ん?僕そんなこと言ってないけど。」


『あっや、前にカルエゴ先生と買い物した時に
私好きが分からないって正直に答えたんですよ。』


「え?」


そしたら彼、目に止まる物を覚えておいて
徐々に選択肢を消して最後の一つが好きな物だって
そう言ったメルはダリ先生?と聞くも


あ゙〜〜〜と口に手を当ててそっぽを向いている。


「…君、本当にカルエゴ先生が好きなの?」


『ん〜…貴方が私をもっと
見てくれるのなら、yesと言いますが。』


「…君知らない間に
悪魔垂らし磨きあがり過ぎてない?」


『リルが教えてくれたんですよ。』


いい仕事してるでしょ?

そう言ったメルは
そっとダリに持っていた
アクセサリーを胸元に近づけた

うーん彼やっぱり角が白いから、
白と茶色で何でも合うんだよなぁ…


緑色でも金色でも合うし…
割と紫も合ったりするし…



あれアクセサリーって割と難しい???


あれ私前の時男性に
何贈ってたっけ〜〜〜
お父さんとかに何か


「僕の前で他の男のこと考えるなんて
良い度胸してるねぇ?」


『……強いて言うなら、
私まだ貴方の物じゃないですし?』


付き合ってませんよね?
そう言ったメルに

情緒の欠片もないこと
言わないでよと半泣きのダリ


あはは、すいませんねぇ……


「前はそう言ったら
慌てふためいて可愛かったのに」


『そんなに?』


「そりゃあもう。襲いたくなる位には。」


『襲いましたよね』


「…公共の場で人聞きの悪いことを
言わないでもらえるかな?」


『もういっそのこと盛大に困れば良い。
貴方、ただでさえ周囲に喧嘩売ってるんだから。』


主にうちの番犬カルエゴうちの番犬リルが吠えるよ。

二匹かぁ〜〜〜きついなぁ〜〜〜♪ 

そう言ったメルにダリがおちゃらけた顔で笑う


『(…今度お洒落なお店に一人で買いに行こうかな)』


ダリに似合うような、綺麗な宝石を。


…それで私の物だと言えるのであれば。


割と嬉しいと思ってしまうのに。


『あぁ〜本当に変わっちゃって
まぁまぁまぁ〜』


「ん?どうしたの??」


『いぇ?なぁんでもないですよーだ。』


ほらしゃがめ馬鹿そう言ってメルが腕を掴み
ダリをしゃがみ込ませ、耳の所に一つかざす。


耳の付け根に金色の輪っかが後ろをくっつく
割と珍しいアクセサリーだ

…頑張れば裏側に名前が刻めそうだし。


『…うん、割といいかもしれない。』

「え???何々何々????」

『私コレにしよ』


ダリさんはどうします?

そう言ったメルに
ダリはこれでと手に取る。


『…あ』

「ん?どうした?」

『いや』

「言って?」


あのそれはちょっと。


『嫌だ。』

「えぇ〜そんなぁー」


私買いますよ。

そう言って手に取っていたのをするりと取られる。

あ!!デジャヴ!!これデジャヴ!!!

そう思いながら先にお会計をし始める
ダリにメルは裾をつついてそっぽを向いた。


何も答えないからちらりと見た。
そうしたらニヤリと笑うんだもの。



…狡いよ、ほんと。
この心臓を鷲掴みしちゃって。



だから、言わないよ。



その髪飾りは、

ダリの目みたいにも
私の目の色みたいにも見えた


ブラウンゴールド色の
綺麗な宝石の色をしていて。


その深さに、目が奪われて
まるでダリのように見えて思い出すから
買えれたら良かったなぁ


って後悔していたなんて。


そんなことを言ってしまえば
きっと貴方は身体が軽くなるように
スキップしたくなる程
嬉しい気持ちでいっぱいになってしまいそうだから。






だから、教えないの。

ねぇ?私、悪い悪い、悪魔みたいでしょ??



そのブラウンゴールドが
ヘアゴムにマスタード色の布を絡めている
髪留めが、とても可愛らしくて。


あぁ〜仕事行くのが、とても楽しみになってきた!!


「にしても髪の毛伸びたよね、伸ばしてるの?」


『いや〜伸ばしているつもりはないんですが
私の地方での言い伝えで、
髪に魔力が宿るって聞いたことがあって。』


「……へぇそんなのが」


『まぁ言い伝えですし
確実かはどうか知りませんが。
成長しているのをバッサリと
髪の毛切るのはやだなぁと思うと
整えたい位はあるんですがねぇ〜〜〜』


「ふぅん?」


『短い方がお好みですか?』


「そう言ったら、切ってくれるの?」


僕の為に。


そうにやりと手を繋いで言う物だから
…頬を真っ赤にしてしまった。


「…おや?これで顔を赤らめるとは
君もまだまだ初心だねぇ?」


『〜〜〜〜っ!!……馬鹿』


「ふふっ、君の心を奪うのが
馬鹿ならそれでもかまわないよ。」


『…色々吹っ切れ過ぎてません?』


「さぁ?余裕がないように見える?」


いいえ。だから怒ってるんだよこの野郎。


その意味を込めて腕を叩いた。





痛いなんて言うけど、きっと痛くないんだって。

思って。




+++++++++++++++


ホテルに戻っている最中

『そう言えばダリ先生達の部屋って何階なんですか?』

「僕んところは610号室かな」

『あ〜〜〜煙草吸えるとかも含めた三人部屋?』

「そうそう〜ってあれ、その感じだと
モモノキ先生達がそっち?」

『ですです。あれ?ならどういう?』

振り分け?そう言ったダリが階段を降りていく

「んー僕とイチョウ先生エイト先生が煙草組。
後の二人はタバコ吸わないって言うからね。」

『マルバス先生サンチ大丈夫かな…』

「あはは!大丈夫でしょ!!」

絶対可哀想になってる。
早く時間が過ぎさせてしまえばいいかもしれない。

「にしてもまさか本当にメルちゃん達も
此処に泊まるとは…いや〜世間は狭いよねぇ〜〜」

『あはは、私も最初は気付きませんでしたがねぇ〜』

まぁ行きと帰りが随分違う。
これは帰った後、ツムル先生が驚くだろうなぁ〜。
え?私ツム兄ってまだ言わなきゃいけない感じ???

あれ、それ普通に恥ずかしいんだけど
ちょっと泣かれたら困るから迷うな????
いや私迷うのはダメじゃない????

「しかし君の名前がミクちゃんだとはー」

『サラッと言ってますが違いますからね???』

後それ以上は言いませんので。
それ言い出すと文字書かせますよ?
そう言ったメルに良いよとダリは答える。

「僕だけが君の文字を
知っているってことでしょ?
…それって、君が僕を認めた
って意味でもあるでしょ?」

『〜〜〜〜〜っ!!!!
やっあ!の!ちっちがっ!!』

「ふふっ、成長しても可愛いねぇ〜?」

『〜っ、ズルい、馬鹿』

「ズルくても良いよ」

君の心を僕だけがつかめるのなら。それで。
そう頭にキスするもんだから、
キスした処が熱くてたまらない。


あぁ〜〜〜〜悪魔垂らしぃ〜〜〜〜〜!!!!!


そうキーキーと思っていると部屋についた。
カチャリと音を立てて入ると
まだ帰ってきていないらしい。
リルの姿はなかった。

『あ〜リル居ないのかぁ〜なら』

「…ね、メルちゃん」

『ん?何ですか?』

そう荷物を整理するメルに
ベットにポスンと座ってダリが聞く


「君の本当の名前を付けた人はどんな人だったの?」

『…それを知ってどうするつもりです?』

「いや、何となく。」

『…とても優しく温かい人でした。』

私の事を愛してくれて嬉しかった。
でも、その愛は余りにも一瞬過ぎて。
するりと溶けて消えて。

まるで夢のように幻のような時間で。

泡となって消えて目を覚ます位。
アッと言う間に消えてしまうの。

それ位大事な人だった。
そんな人が付けてくれた…だから好き。

「そう…優しい人だったんだね」

『だから…ただ、憎めないんですよ。』

あの確かに嫌だったあの灰色の世界を
私は憎たらしいと妬ましいと思えない。

ただ、願った。それだけだ。
愛されたかったのだと。

そう。願った。

「…そっか、それを聞いて…うん。そうだな」

『何ですか?』

「君ってさ成長しても素直で優しくて
何処に行っても誰でも仲良くなって
周囲を助けてる。」

…あ

『…ダ』

「その優しさは強く、
誰かを想いそして大きく育つ。
そんな意味を込めてただ名前を付けた。」

君の名前は

『駄目ッ!!』

「…言わせてくれないの?」

『…違う、今ここでは』

そうダリの口を塞いでいた
両手を片手で掴まれて
ぐっと引き寄せられた

体制が崩れたと同時に


堕ちる



「好きだよ」


その言葉だけでも、私は満足してしまえばいいのに。



「ね?ミオちゃん???」

『…台無し』

「えぇ〜〜〜やぁ〜違ったかぁ〜」



惜しいと思ったんだけどなぁ〜♪


そう言ったダリが指を鳴らす。


全く、私は何故
この悪魔を好きになったというのだ。




一瞬だけ、期待してしまったという、の、に


…え?


私が?



期待??


『(私が、他人に?期待を???)』


それは、欲だ…望むということ、こうあれば良いと


…本当に、成長したな私。


『ま、でもさっき言ってくれたことの
意味は込められていますよ。
嗚呼それをイルマ君に相談してみてください。』

「え?なんで??」

それで、彼が文字を見つけたら


…それこそ面白い。



『実は彼の空想生物学
私も教えてるんですよぉ〜♪』

「ちょ!?そんな話聞いてないんですけど?!
えっまって!?嘘ついてない!!!」

あはは!!

『君がその意味を知ってくれるのなら…
それこそ、私は“約束”を破って
愚者にでもなろう。』

「っ!!!……いいの?」

『この身が死んでも記憶が消えても。
きっと私は忘れやしない。』

あの青い世界が、貴方に変わるだけ。
…それは、永遠の別れという事で間違いなくて。

貴方が、望んでしまうなら。
それでもいいさ。



…でも、貴方はその場所に
私を置くつもりなんてないのだろう?




なら、変えてしまえばいい。



『だって貴方は魔歴史の教師でしょう?
…自分が知る歴史の中に
名前が刻まれるとしたら
とてもゾクゾクすることじゃない?』


「…超機密事項過ぎて
教科書に乗せられないよ。」


あらぁ〜〜〜〜♪


「それに、君の事を深く
他人に知らすなんてこと、僕がやだよ。」

『………へぇ〜〜〜〜????か〜わいい〜』

「なっ!?ちょ!からかってるでしょ!!」

勿論!沢山からかわれたからね!!仕返しだぁああ!!
そう押し倒してダリの背中をベットにくっつけ
脇をこしょばせようとするのに

やったなぁ?とニヤリ笑ってぐるりとメルを回し
メルの腰部分に身体を降ろしたダリに
メルは抜け出せずそのまま
こしょばされて声が出る

『ひっ!ははははっ!やあああだめだめだめ!!!』

「ほらぁ〜〜これでもかぁ〜〜〜???」

『無理無理無理無理〜〜〜!!』

そう笑って叫んでいるとガチャリと音がする
あぁ〜〜帰って来たのに〜〜〜!!!

ひぃひぃと笑っているのに
何してんのとリルがドン引きして入ってきた
エイトと一緒に手に荷物を持って。

「え?なにってお仕置き?」

「いやいやどう考えてもくすぐってたでしょ…」

『リルー助けてーーー!!』

「はいはい…って言うと思ったかぁあああ」

『きゃあああああ!!!』

そう荷物を置いてメルの上に、
正確にはベットに飛び込んで
メルの横に入って
メルをダリと共にくすぐり始める


それに口を大きく開けて笑い

止めてよおおと言ってはしゃぐメルに
そっとエイトはため息を吐きながら
冷蔵庫に酒を突っ込んだ。


+++++++++++++++

「じゃ無事おかえりってことで乾杯〜♪」

『乾杯〜〜!!!』

「…いやお前ら帰れや馬鹿野郎が。」

イチョウ先生泣くだろ。一人だぞあいつ。
そう言ったリルにエイトが答える。

「マルバス先生緊急避難場所って事で
メルちゃんが居るって知った時点で
カルエゴ先生一人の方が良さそうなのは
見えてたしこうなるって。」

「あぁ〜〜〜おいこらぁああそこぉ!!
私のメルを取るんじゃないよ!!」

よく取ってるだろうがあああ
ちっとは私にも寄こせ!そう言うリルに
嫌ですとダリはメルのベットの壁に背中を付け
股の間にメルを入れて
メルの腹に片手を入れて防御して答える


「君四か月近くもメルちゃん
一人占めしたんでしょ?
なら僕のターンじゃないのかなぁ???
勘違いして連れてった子はどいつだぁ?」


「ぐっ!!!!
否定出来ないのが腹立たしい…!!」


「はは、まぁまぁ…」


『あの〜〜〜私
もう赤ん坊じゃないから
此処に居なくてもいいんだけど。』


って言うか恥ずかしい。

そう言ったメルに
あのメルがあのメルちゃんがと
周りが目を丸くして驚き固まるのにメルは叫ぶ


『ちょ!?
私も成長したからね!?
はーなーせーよー』


「だ〜め♪」


『だあああああああ!!…なら』


そう言ってメルは頬を赤らめつつも
くるりとダリの方を向いて頬にキスをする

チュっと音がしたのに
ビールを飲んでいたエイトも気管に入り咽るし
リルはそのまま放心状態だ。


『…これじゃ、だめ?』

「…だめです………」

そう片手で顔を隠すダリに
メルはえぇーと
ダリの肩に顎を乗せて項垂れる

「ねぇ〜〜〜リルちゃぁ〜〜〜〜ん????」

「はーーーい、
リルは知りませーん
何も見てないでーす。」

あと教育してないから、
それメルの天然だから。
そう言ったリルにメルが反論する。


『ちょ!?私天然じゃないもん!!
天然ってリルの事いうんだよ!?』


「ちょぉ!?馬鹿かお前は!!
天然じゃないって言う奴が天然なんだよ!!
私は天然ですって言う奴は策士ださ・く・し!!」


『はっじゃあ私は天然と言えば!!!』


「や、ダメだからね?
メルちゃん何処から
どう見ても天然だし」


そう咽ていたエイトが
手を横に振りながら答える
えぇとブーイングを出すメル

「それにしてもあのイチョウ先生を
足蹴り一発で怯ませるとは、
驚いたよ本当に。」

「あ〜それ僕も思ったし、
何ならメルちゃん容赦なく
カルエゴ先生の腹に
一発槍ブチ入れたからね。」


「えっ!?!?あのカルエゴ卿の!!!!????」


『うん?うん、だって
あの時は殺す気で切り替えたし。』


普通に私幼稚だったから
攻撃しないだろって皆思うだろうから
それが切りかかったら流石に警戒したり怯むでしょ。


っていうリルの指導の元
攻撃の仕方練習してたんだよ。


そう言ったメルにリルは
エッヘンと背中を逸らせて答える


「私が育てました!」


「アレは確かに凄いと思った。
あのカルエゴ君に傷を入れる上、
足蹴りで怯ませて
余力で警戒し続けるとは…」


「本当にバビルスの敵になると
末恐ろしいなって思いましたよね。」


「うん。正直何が何でも戻すって思ったから
馬鹿馬鹿しいなんて言っちゃったもん僕。」


後悔してます。そう言ったダリに
リルが睨んでいたのを止める。


「もうメルちゃんケト並みか
下手し理事長クラスじゃない?」


『や〜流石に上には上いるから無理かなぁ。』


「…ポロ様の攻撃を怯まずに警戒してたのに?」


『あはは!そんなのもあったねぇ!!』


「おいおい…」

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