Novel - Carla | Kerry

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小さな花のアムネシア4

act 14.








『で?コレどうする?』


「どける?」


『後が怖いんだよなぁ…でも隣で寝れる?』


「控えめに言って無理」


『…エイト先生聞いたら多分泣くよ?』


「や、だって無理だもん」


『…リル〜〜〜???』


「あ〜〜無理無理無理、
あんな綺麗な炎とか私見続けたら
顔も炎になって燃えて消えてしまうわ。」


『やっぱり〜〜』


好きなんだぁと言いながら笑うメルに
好きで悪ぅございましたねと
やけになっていうリル


「だって顔良すぎるんだもん…無理」


『あはは、君好きだよねぇ〜』


「メルだってあの悪魔好きだよね。
普通の感じするのに。」


『普通だからだよ』


「…メル」


『私は誰よりも普通を追い求めた
…追い求めたくなくても、ね?』



だから惹かれたそう言ったメルは
一口ジュースを飲み干した


『さ、彼らをくっつけて寝て
後が怖いのを見ます?』


「…死ぬかな?」


『でも誘惑どーすんのよそんなので』


「誰を?」


『や、エイト先生一択でしょうが。
お前別の相手でも見つけた?』


「そんなのメル一択ですが?
何か問題でも?」


『大ありだわ馬鹿野郎。
いい加減、子離れしやがれ。』


「ひどい!私を置いていくって言うのね!!!」


『お姉さん、そんなこと言ってると
マージで本人達起きますよ???』


「大丈夫大丈夫!!
叩けば寝るから!!」


『それ永眠の方だよね!?
させないからね!?』


「あはは〜〜〜♪」


『…でも、君の名前を言って、どうか
幸せになって欲しいって思うよ。』


じゃないと私、ずっと自分を殺していたのに
どうして貴方を活かしているのか分かってる?

そう言ったメルにリルは黙る



『君が私の幸せを願ってくれた。
友達になってくれた。
それだけで嬉しかった。
だから同じように幸せになれば良いと思った。』


「メル」


『リル、私はあの言葉も好きなのよ。
芽生えるように
ただ優しいその温かい気持ちを
どんな人にでも分けられ、
強く優しく生きれる名前』


「私だって、貴方の言葉好きよ。
どんな場所に行っても
優しく笑顔で周りを助けていける
ただ優しい子。」


『私逆に助けて貰ってばかりなんだよね〜!
ほ〜〜んと!いつの間に逆転してんだか!!
名前通りに育ちたかったわ〜〜!!!』


「くすっ、ほんとね」


『あ、いったなぁ〜???』


「…寝よっか」


『うん!』



ひとまずダリ先生を〜
と触れた場所が悪かったのか

グイっと引っ張られたメルは
そのままダリの胸の中
というかシーツの中に入って行った


「メル!?」


『…ごーめん、出れそうにないわ』


捕まったそう言ったメルに
リルは苦笑いした


『足切ったら多分行けるけど
可哀想だからさほら』


「…うんそうだねっ!?」


ひゃっと高い声が聞こえる。


あれ?ひょっとして
君も同じことになった???


お〜いおねぇさん??

生きてる?とりあえず心臓。






あ、ダメソウダネ????



『ちょ、ダリ先生
起きてるでしょ、
こら足ちょっと』


「…だぁめ♪」


……うん。自分の心配した方が良いかもしれない。



そう腰に手が回って
足を絡められてしまえばもう離れられない



確かに私は久しぶりだ。


久しぶりの彼の胸の中。


「…ミユ」


『〜〜〜っ!?』


その低い声に、言葉にメルは目を丸くした


一気に心が、というか奥がキュンと鳴った

そりゃもう心が鷲掴みになって固まって力が抜け

シーツの擦れる音に腕の、彼の胸の中で


余り大きな声を出せば間違いなく
隣に寝ている二人にバレる。



「…好きだよミユ」


『〜っひ、その名前、だめ』


「ん〜?…どうして?」


そう言ってトロリとした茶色の目に目が奪われて止まる


その目にそのまま近づいて

唇を合わせたいと思ってしまう。


心臓がドキドキと鳴っているのが

抱きしめ合っている中


もうバレてしまっているかもしれない。




『だって…や、苦しい、』


「…ミユ?ミユ、好きだよ」


『〜っ!!!』


もう心臓が口から出そう!!!!
そそそそそれちょっと、あの!!
言ってます!!お兄さん!!!

言ってるの分かってる!?
これ酔いの勢いで明日
記憶無くすパターンじゃない!?


ころりとダリの上に乗せられて
足がダリの右太ももに触り、
そっと彼の足で絡めとられて
腰もまだ手が離れない為
下手に反ると


『(ダメダメダメ!あたっ当たっちゃう!!!!)』




やめろーーーー!!!


こつんとその熱い物に
股が当たってスリスリと擦れる



あっ、待って、嘘でしょ?

今するの???怒るよ????



『っ、ん…ふ…』


胸の中で段々力が抜けていく

…良い所に当たって気持ちがいい。


新しいブラの為
ちょっと気を抜くとふわりと浮き上がり
そのままダリの手でホックを外される



ちょガチかよ。出たいけども…


『(久しぶり過ぎて、力、入んない…)』


快楽に非常に弱い身体を
今凄く恨んでます。メルです。


さっきから名前を呼ばれてから

ずっと身体が熱い。



シーツが擦れる音で
絶対バレてるバレてる助けてとは言いたいのだが。


あのエイト先生の感じからして


下手したらお前達狙いに来たな????




や、流石にソレはないか。

単純にダリが暴走しているだけだ。



お前さぁ???????






「…ミユ、僕の物になって?」


『〜〜〜っ!!!』


あ〜なりますと思ってしまう
自分が怖いですーーー!!!


ぎゃーーー助けてーーー!!!


もう誰でも良いわこの際!!




『あっ、だめ、ダリ、…ん』


「…なに?感じてるの?
ミユが名前なんだぁ」


『やっ!ちがわ、〜〜っ!!』


気持ちいい所に指が入ってくる

いつの間にショーツを脱がしたお前!!!



違わないんですよ。あたりです。大当たりです。


だから連呼するな。


予想以上にその



『(ち、ちから、抜けて…蕩けちゃう)』


声が出る訳でもなくただ身体が蕩ける


その顔でダリの目を見ると


『(なんで?)』


ニヤリと深い笑みで、メルを見ていたら
すっとメルを上に上げてダリの顔が傍に近づく


「へぇ、可愛いね…ミユ」


『っ、ふ…ん
(だめ、むり、意識切れちゃう…!)』


理性という意識が切れそうです!!!


音がしない分

余計にバレるか怖いと言うのと


単純にご無沙汰してたというのもあって

ダブルパンチで


今超絶敏感なんです!!!



そんな中に本名言われて好きだの
可愛いだの言われてみろよ!!!




死ぬわ!!私の顔が死ぬわ!!!



「ミユ…好きだよミユ」


『(…私も)』





貴方が、好きなの。ダリ。

そう思っていると
ぞわりと背中から何かが這い上がってくる


その波が止まらないのに

身体を反るものだから


指がぐっといい所に入って



『〜〜〜〜〜!!!
(むりむりむりイっちゃイっ!)』


そのまま頂点に達し

力が抜けてくたりと胸に落ちる


疲れがようやく来たのか


眠気が一気に押し寄せる




「おやすみ僕の可愛いミユ」



起きたらーーしようね。

と言っていた気がするが、


朝起きた時の彼の話をきくのが怖いと思う前に



彼の胸の中で意識を手放したのだった





+++++++++++++++




『…ん』


「あ、おはよ〜♪」


うん。おはよう?
そう昨日の夜の記憶があるような
と考えている間に徐々に思い出されるのに
あれ?どうしたの?とダリがきょとんとする


『っうぇ!?あっ、や!!』


「…もしかして、エッチな夢でもみちゃった?」


『へ!?ちちっちちちっち』


「えっち」


『〜〜〜〜!!!!!』


「こら馬鹿。メルを困らせるなこの屑」


「いたっ!〜っ、ねぇ〜エイト先生〜
手綱ちゃんと引いてくれない?」


「してるんですが聞かないんですよねこいつ。」


そう言って首根っこを掴むエイトにリルが喚く
メルを奪うな奪うなと。
もうメルは苦笑いしか出来ない。


一気に目が覚めたわ。


『あれ?今何時です?』


「まだ8時くらい」


『え゙そんなに寝ちゃったのか私…』


「あはは!それでも早い方だよ?」


さて、朝食の前に着替えてきますか
そう言ったダリにエイトはコクリと頷く


「じゃ迎えに来るから待っててね」


そうチュっとおでこにキスを落とされ
目を丸くしたまま固まるメル

パタンと閉じたドアで
とりあえずとリルが言う


「逃げるか」


『無理かも…どうしよ』


そう言った次の瞬間
廊下にまで大きな悲鳴が上がるのに


エイトは知らず首を傾げ、
ダリは嬉しそうに笑って
部屋に帰って行ったのだった。


+++++++++++++++



『ほぁ〜〜〜!!!!』

「メル、食べれるの考えてね。
私もとるから。」


そう広いバイキングに来て
きょろきょろと見るメル


何だかんだそこら辺は
成長していないのが可愛らしい。


「あはは〜僕のも食べて良いからね?」


そう言ったダリに
メルはコクコクと頷いた後

気付いたのか首を全力で横に振る


「あちゃ〜ダメかぁ〜♪」


「ほら悪魔から逃れる逃れるー」


「あの言っておくけど
君達も悪魔ってもう居ない…」


「あはは、向こうに
モモノキ先生達居ますし
取ったら行きますか?」


「そうですね」


そう言ってダリもまた並んで
好きな物を取っていくことにした



『おはようございます〜』


「はよございます〜」


「おはよ〜メルちゃんリルちゃん」

『ちょっとリルそれ
野球部の挨拶なってる。』

「えー?違うよ〜野球部アレでしょ?
っざっす!!でしょ???」

『う〜〜〜ん!
似すぎて怖いから
点数引いて70点!!』


「高くない?!」


ってか野球部ってなに!!
そう言う話を無視しながら
イチョウの隣にメルは座る

その隣にリルが座るものだから
ダリは必然的にメルの真ん前に座った。


「イチョウ先生達も丁度
こちらに来たんですか?」


「ええ、ゆっくりしていたら
こんな時間になりまして」


『わ〜!いただきまーーーす!!…ま!!!』


「…メル」


そうイチョウとメルの間で嬉しそうに
話を遮りながら朝食を食べ始めるメルに


リルは名前を呼び、
イチョウは苦笑いして肩をすくめた


『ふんふんふ、ふーんふんふんふ???』


「いや、何言ってるか分からな」


「あーそれ美味しい?マジか良い?」


「分かるんですか!?」


「あ、うっま。メル。
コレも食べてみて。はいあーん」


そうスプーンで餌付けするリルに
あーんと嬉しそうに口を開けるメル
メルは『ふぉんふぃ〜〜!!!』と
嬉しそうに眉を下げて頬に手を置いて
喜びを噛みしめながら首を横に振っている


「にしても今日皆さん
どうする予定だったんです?」


「僕はそのままゆっくりしてから
正直今日出ようかなって。」


「え!?二泊三日ですよね!?」


「あはは、姉から呼び出し来ちゃってね。」


これは流石にいかないと
と言ったマルバスに
へぇーと声が上がる。


「私も約束通りだと
一日だったのですぐに立つ」


「案外残る奴いないんだ」


「メルちゃん達は?」





『…どぅ〜する?』


「…どぅ〜します?」



『どぅどぅどぅどど???』


いやちゃんと喋ってそうツッコミが
マルバスから入るのにリルが苦笑いする


「まぁ意外と昨日一日で満喫してますし。」


『別に帰っても良いし
此処に一日は居ても良いけど〜』


二人部屋だしね。うん。
そう言ったメルとリルが頷く。

「それよりもイチョウ先生や
スージー先生達はどうされるんですか?」


「ん〜私達は帰るわぁ♪」


「え!意外!!残るかと思ってました…」


そう言ったイチョウに
アラヤダとライムが答える


「課題出した生徒・・の為にも
私はお暇するわ♪
元々はメルちゃん達と湯船に
浸かりたかったから誘った訳だし。」


『あはは…すいませんね、浸かれなくて』


「大浴場に行ってないの?」


そう聞いたマルバスに
うんとメルは頷いた


「私達二人共皮膚弱くて
入ったら即出るしかなくてさ。」


「あちゃーそりゃ残念だったね…」


「まぁメルもかなり鍛えたし!!
良い期間だったと…私は思うけど?」


そうニヤリと見て来るリルに
メルは食べ物を飲み込んだ後頷いた


『うん!はいリルあ〜ん!』


あ〜ん!そう口を開けて
メルと同じような表情で
美味しそうに食べるリル



「ほいひ〜〜!!」


『えへへ〜〜〜♪』


「ダリ先生達はどうされます?」


「んっ、僕は残るよ。エイト先生は?」


「用事ないですし
ダリ先生残るなら残ります。」


「じゃあ4人が残るのか。」


「い〜え?6人よ♪」


ねぇ?カルエゴ先生?そう言ったライムに
聞かないで下さいとそっぽを向くカルエゴ


メルは首を傾げた後
チラリと見えた食べ物に目が行き食べる。


うん。美味しい〜!!!

「というかそもそも私もメルも
魔界に産まれてからというものの
こういう場所は初めてだから
もう一日位満喫しておくかな?」


『修行のリフレッシュ!!!』


「あはは、カルエゴ先生の腹に一発と
イチョウ先生に足蹴り
食らわせたのはデカいからねぇ。」


成長したした。

そう頭を撫でるのに
その場に居なかった者が騒ぐ


「えええええ?!それ本当ですか?!」


「…リル」


「へへ?可愛らしい部下の成長ですよー。
褒めてあげて下さい。」


貴方達だってメルが
どういう状態だったか知ってるでしょ?


幼くてただ無邪気で
攻撃も何もしなかったと喋るリル



「それが味方で仲良かったのに、
敵として判断し攻撃を食らわせても
怯まずに前に出た
…私から言わせれば満点ですよ。」


『リル…』


「ま。欲を言えば
保護膜を出した際に
攻撃が出来た筈だから
そこが甘いよね私達。」


『あはは…リルったら…』


そう感動していたのがパァである。


「では僕達はこの辺で。」


『また職場でお会いしましょー!』


「ええ、では良い休暇を」


そう手を振ってイチョウ達が席を外す
ダリ達も食事を済ませ
部屋に戻ることにした。


「何処か見に行きたい所
あったら連れてくよ?」


「…メルと行きます。」


「だ、そうだけど?」


「メルちゃんメルちゃん」


『なんですか?』


「リルちゃん借りても良い?」


「ちょっと!?」


『何時間ですか?』


「メルさん!?」


「んーどれ位、貸してもらえる?」


「おい!!!」


『ぶっちゃけ
明日の朝迄でいいですよ。』


「私の拒否権は!!!」


「『ごめん。ない』」


ぶっと笑いを噴き出したダリに
殴りかかるリル
それにメルは苦笑いで見た



「じゃ、借りるわ。」


「メルゔゔゔゔゔゔ」

『あ〜はいはい
どなどなど〜な〜ど〜な〜♪』



それ出荷の音おおおおそう言って
引きずられて行ったリルを見送った後
そっと手を取られた



「いこっか」


『…あっ、私』


「おっと〜いかせないよ?」


『いや…割とガチのトイレで』


ごめんね。

そう言ったメルに



ダリはこっちこそ、ごめん。
と手を離した

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