「気持ち良かった?」
『もうダメ離れられない』
「ははっ!それは良かった!」
そうにっこり嬉しそうに笑うダリが笑う
中に注がれた場所をスリスリとするメルに
ダリが首を傾げる
『へへ…赤ちゃん出来ちゃったらどうなるかなぁ』
「…どっちの方に似るんだろうね」
『羽とか生えるかなぁ…無いと泣いちゃうなあ』
「そう?何もないのも可愛らしいと思うよ」
『えぇ?悪魔に似て欲しいなぁダリ先生の方が
…んーーー』
「えぇ?僕の方なの?
僕は君の方に似て欲しいんだけど…まぁ」
一度で孕むわけないから。
また今度沢山しようね。
そうおでこにキスを落としてくれて。
嬉しくてうんと頷いた
『でも、いいの?私で』
「逆に僕、君以外愛さないよ?」
『へへ…あっやそうじゃなくて』
「うん?」
そうメルの身体を
そっと抱きしめて横になるダリに
メルは身体を逸らしてダリの方を向いて聞く
『私人間だし、君ダンダリオンでしょ?』
「ん?それがどうしたの?」
『人間界にダンダリオンって
悪魔の話がチラッと載ってたから
人間界に載ってる位有名な悪魔の家系を
…あれ私汚したかなって思うと』
「あはは!大丈夫大丈夫!!
寧ろ僕の方が大丈夫かなって思うよ。」
『え?なんで???』
「君は曲がりなりにも魔樹だろう?
この魔界を統べる魔王の月の存在。」
そんな手を伸ばしても
取れない者の身体を奪ったんだよ。
僕の方が怖いよ。
『あはは!…そりゃそうかも!』
でしょーそう笑うダリに
メルもまた笑った
『…あ悪魔の子供って
まさか腹裂いて産まれないよね?』
「何々その不気味な産まれ方。
流石にしないよ。」
それも人間界の話?
そう言ったのにメルは
そんな話あった気がすると答える
まぁ無いなら良いや。ないなら。
『さ、熱くなったし
お風呂はいっ!?』
「ん?どうした?」
そう急にぴたりと止まったのに
ぱたりと落ちたのに驚く
『やっ、だめ、零れちゃった…』
「……メルちゃん」
『んー?なにー?テッシュとっきゃ!?』
「続きしようか。」
『あのーーーーダリ先生』
「なんでしょう」
『私もう10回以上イったんですよ』
「それが?」
『死ぬ』
「死んでも生き返らせるから大丈夫♪」
『ほんと、今日、孕むってぇ、うぁ!』
「孕んでしまえばいい」
『ふぁ?』
「そうしたら、もう人間界に戻ろう
なんて気持ちも思わないでしょ」
『…っ!ダリ、貴方』
「怖いんだよ。君を失うのが。」
君が離れていくのが。
そう言ったダリに
メルはそっと抱きしめる。
大丈夫、貴方がずっと一緒に居てくれる
って言ってくれたから。
私は、離れないよ。
…もう、声が。
『(あの人の顔も声も
聞こえなくなってしまったのだから)』
+++++++++++++++
まぁ無事沢山注がれて
風呂にも入ってスッキリした次の日
腰が痛いのだが…
「大丈夫?」
『なんとか…多分?』
「無理ならおぶって帰るよ?」
『いや〜流石に…』
「あ来た来た」
「おまた〜♪」
そうリルがニコニコ笑顔でメルに寄り添う
今日は朝からもう帰って、夕方ゆっくりする予定だ。
きゃっきゃと笑うメルとリルを見つつ
ダリは手出した?とエイトに聞くも
「ふっ、ご想像にお任せします」
と言ってメルの後を追いかけた
「!……っへぇ〜〜??」
やる時はちゃんとやるじゃん。
そう思いつつ、
ダリは彼らの後を追うのだった
『っだああああだいまあああああ!!!』
「おかえり〜」
『私が入ったから私がダリに
おかえりっていうのでは?』
「いや同時に帰って来たんだから
どっちでもいいでしょ。」
そう言いつつ、お互い荷物を置いて整理する
その中で
「ん?その花は?」
『嗚呼、人間界の花に似てたので購入しました!
こっちはモモノキ先生達と選んだ文房具と下着とー』
「待って?ちょっと待って?
下着?え?肌見せた?」
『へ?見せました、けど』
「…メルちゃん
君さ言ってなかったんだけど」
『はいはい』
「翼の羽管ないのバレると
人間って分かるからね?」
『…記憶消そうかな』
「うん。それが良い。
まぁ明日だね。そこは僕がやる。」
『いや私話があるので私しますよ。』
「そう?出来るの?」
『一応は』
「…なら許可するからしておいで。」
流石に人間の記憶は消した方が良い。
ダリはため息を吐いて答える。
「にしても人間界ではなんて名前なの?」
『ローズマリーっていう花でこの花姿を
海の雫に例えてラテン語の
「へぇ〜」
『花言葉はいっぱいあって…あ』
「あ?」
『…追憶とか思い出とか』
「…飲み込んだ言葉言おうか。」
『ぎゃーーー!!
やっぱり分かります!?』
ダリに追憶や思い出だけでなく
他の花言葉の意味を伝えると
徐々ににやけ顔になってくる
「っへぇ〜?僕の事思って?
変わらぬ愛ねぇ??」
『〜〜〜っ!!』
「…僕は君を忘れないよ」
『…どっちかって言うと
私とダリ先生の関係みたいで
ぴったりだなって』
クシャリと笑うメルに
ダリは名前を呼ぶ
私が魔樹として生涯を終えても
貴方は歴史としても
記憶を思い出を馳せてくれる。
それはとても、綺麗な心で。
ダリの力はひた隠しにして
静かな力強さって意味もぴったりで。
『…あなたを、私は蘇らせてくれるから。』
「メル」
『忘れさせるなんて許してくれない程
この愛は変らなくて。』
だから。そう思ったから。
この花を買ったの。
そう言ったメルに
ダリは大きなため息を吐いて答える
「はぁ〜〜〜、可愛すぎてもう辛い…」
『あはは!ねね!
これ付けても良いですか?』
「ん?」
そう取り出したのは青い雫のネックレスだ
金色の星が少し雫の周りを囲って可愛いもので
「流石に職場はアウトかなー」
『ですよねーーー』
「盗られるとやだしね」
『まぁそうか。』
「でも…こっちはしてね?」
そう言ってすっと
左手についている輪に手をふれる
そういえば…している間に
「結婚してくれる?
しないならイかせてあげない。」
なんて殺し文句言い出したもんな。
『…っ』
「よしよし。良い子良い子」
『でも私をそう取ろうなんて悪魔居ます?
そんな私魅力的じゃな…ダリ先生?』
どうしました?
「…あれ、おかしいな…あれほど
僕言い聞かせた筈なんだけどなぁ〜」
『はぇ?』
「…ま、それも今日までだし
明日から大丈夫かと思えばいいか。」
『おん????あ!!!』
「うわっ!なに急に声出して」
驚いたじゃんそう言ったダリに
メルは耳の奴とダリに向けて手を出した
それにつけていたダリはそっと外して渡す
メルはそのまま部屋の中であったかなぁと
ごそごそ探し、先の細い棒を持ってきた
「何するの?」
『火炎の応用で…こーやって』
そう小さく文字を記入していくその印に
ダリが首を傾げた。
『…よし!OK!!』
「なにこれ読めないんだけど」
『これ私の本名ね』
「本名ね!?ちょ!?何しっ!?」
『ダリの物って事で
ダリが付けとくの。だからはい。』
そしたら私の事忘れても思い出すでしょ。
貴方大事なものじゃない限り
こんなの付けないし。
「…出来るなら指輪にしてくれない?」
多分無くす。
あと指令出すのに耳は開けておきたい。
そう言ったダリに
メルは『ですよねー』
と笑い指輪の裏に焼き印を入れた。
「これ何て読むのほんと…」
『だーからミユって書いてますって。
ダリ先生文字読めるようになります?』
「…これが?ミユって読むの???」
不思議な字だね?
そう言ったダリにメルはケラケラ笑う
『文字こうやってかくんですよ〜』
「へぇーねぇ僕の名前は?」
『えーっとダリだったらこう!あと〜!』
「ん?何してるの?」
『へへ!当てたら一発!!』
「っへぇ???言ったな?ってか
うちの教師当ててヤるの
僕合わせる顔ないんだけど」
『あはは!!』
「…メル」
『うん?』
「ずっと傍に居るよ」
『…へへ!私も!!』
そう頬を寄せて微笑むメルに
ダリはクスリと笑った
+++++++++++++++
「おはようございます〜」
「おはよー♪」
月曜日。何時もの日常がまた過ごされると。
思っていた私が居ました。
どうも、皆さん、こんにちわ。メルです。
「あ!今日は皆に報告〜♪」
「ん?」
「僕メルちゃんと結婚前提で
お付き合い始めたから♪」
奪っちゃやーよ♪
とウインクしながら軽く言ったもんで。
手を取ったメルも周りも
大きな声を上げた
…どうも…皆さん、こんにちわ
…メルです…メルです!!!!
前回のあらすじ。
ダンダリオンマジ許さん。
あのダンダリオンやりやがって。
昨日言ってたことは本当らしくて。
あの後、ちゃんとライム先生に拉致られて
色々お話というかご報告しました。
もうおめでとーって嬉しそうに。
でも…
『(スーちゃんと…顔、合わせれてないな)』
少し避けられているのは分かっていた。
彼女の好きは、確かにあっただろう。
失恋の痛みは私も…知っているから。
『(でも私も好きだから。
貴方達の時間よりも
私は本当に短くて。)』
どうか何処かで仲良くしたいなって。
願わくば、また無邪気に笑って。
『…あれ?イルマ君達だ』
すやすやと寝ている
イルマ達を見てクスリと笑ってしまった。
ぞろぞろと周りが集まるのにそっと席を外す