バビルスが誇る教師陣の住処!!
中に入れるのは教師のみ
その敷居は高い
気高さ、文化財であり
悪魔たちの憧れの居住区…
である。
うんだらぁ〜としている。
基本メルが遊びに来ないと
大体だらぁ〜と部屋が汚くなる。
と言うのもメルは
悪魔と同じく好奇心旺盛。
大抵何か気付いて手を出そうとするので
極力綺麗に手を付けないように
掃除をするのだが…
「最近メルちゃん遊びに来ないよな」
「リルん所」
「メルちゃん此間女子磨きするって
弟子入りしに行ったらしい。」
スージー先生ん所に。
「メルちゃんが!?」
「ダリ先生気付いてるのかな」
「今日の洗濯当番だれー?
忘れてんだろー?」
「ピ〜ザピザ〜〜♪」
「負けたら支払いだからねー」
「レース系なの?俺苦手だなー」
「ゲームの次はアクドル大武闘会の録画みよ〜ぜ」
「好きだな〜お前」
洗濯係〜と声が上がる中
コンコンとドアがノックされる
「おっきたきた!!」
「は〜い!ようこそピ〜〜ザっ」
そうツムルが扉を開けると
そこには
カルエゴと入間が立っていた
ぴッッッ
「カッ、カルエゴ先生!?」
「イルマくんも!?えっ!?なんで!!?」
「あっよく見たらメルちゃん
ダリ先生の隣に居る!!」
「は〜いこちら教師寮
『で〜す!』
っ!?
「
「え〜〜〜〜と」
そう申し訳なさそうにイルマが
人差し指を合わせながら説明を始める
「おじいちゃんたちと家で話していたら…
教師寮の資料を見つけて…
何故かあれよあれよと
「カルエゴ先生は…」
「
なので課外授業の一環として厳粛に精査します。」
そう言うと一目散に
青ざめた悪魔達が
急用がとか
書類整理の続きが
とかで動き出した。
う〜〜ん。メル知ってる。
アレは絶対やってたかったやつ。
メルも昔は夏休みの宿題放置して
ゲームして言い訳で戻ったなぁ〜。
懐かしい〜
そうふわりと思い出す記憶に懐かしむ中
「ソレは一体どういうつもりですかダリ先生」
「あれ?言ってなかった?
メルちゃんうちで飼ってるの♪」
「うちで!?」
「飼ってる!?」
そうカルエゴと入間が驚き引くのにメルは
ダリの背中からひょこりと出てこくりと頷く
何時もの教師制服ではなく、
濃い赤と白が基調のワンピース姿のメルは
何時もの元気はなく、
ただ恥ずかしそうにダリの後ろに入った
「…魔関署に通報を」
「待て待て待て待て待て!!」
「メル先生それで良いんですか!?」
そう慌てるカルエゴと入間に
メルはコクリと頷いてすっと下がる
目を閉じて胸の所で両手を絡める様に
合わせて翼の方に力を入れる
すると白い翼がバサリと大きく広がり
金色の目が神々しく輝き
深い魔力がどろりと
メルの周りを包み込み始める
「っ!?メル!?!?」
『…こうなったりした時に、
誰も止められなくなったら困るから。』
「っ!?“
「“メル”!!!」
そう言ったイチョウにメルが
イチョウの目の前に飛ばされ
そのままダリがメルの腕を掴み
メルの名前を呼ぶ
胸の中に入ったメルは
翼を閉じ消し去り深い魔力を消し去った
「っ!…す、ごい」
『だからメルこの場所で生活してるの。』
試しに出しただけだよ?
そう言ったメルに
男子寮全員がどっと息を吐いた。
「こうなった時
生徒寮では対応出来ませんし
たま〜に暴走したりするんで
遊びに来させてるんですよ。」
「確かに…これは」
『だからメル見せるだけに
ちょ〜っと出しただけだってー』
最近は落ち着いてるから
男子寮にも来てないだけだもん。
そうふてくされるメルに
試しに出すなとダリは叱った。
「…思ったより賑やか…ですね」
「でしょ〜奥はもっと楽しいよ〜」
さぁ!大人悪魔の巣に大潜入だ!
教師寮エントランスから
エレベーターに乗り
2〜5階が居住スペース
天井が高く、天井の方には
幾つかハンモックが吊るされており…
「なんで廊下にハンモックが…?」
「自分の部屋までいくのが面倒くさいから
この辺でも寝ちゃえるようにしてるんだよ
この寮広いから」
共同洗面所
「ここも広いですね!」
「羽の大きい先生もいるからね」
106号室
拷問学担当マルバス・マーチ
「わっ本当にカルエゴ先生と入間君だ…!」
あ、こんにちわメルちゃん♪
こんにちわ〜!
「すみません!今、
授業用の器具の手入れ中で…」
汚いんですけど
そう言うマルバスの白い白衣に
赤黒い色が付いており…
メルは近づいて
マルバスの白衣についた物に
目を閉じ匂いを嗅いだ
その後すっと目を開ける
『スンスン…血…契約…“契約の盟約”』
「わ゙ーーーわ゙ーーー
ダリ先生ダリ先生!!!」
「はいはい、“メル”〜
しないよ〜しないしない。
“契約”も“約束”もしないよ〜」
そうメルの目が
金色から徐々に赤く光出したのに
よしよしと言ってダリは
メルを抱きしめて背中を叩く
するとスッと色も静まり
ホワと頭から花が飛び出す
「…それは?」
「あはは、メルちゃん実は
血の匂い嗅ぐと魔樹の血が騒ぐのか
何なのか、契約する儀式に
思考が切り替わってしまうんです。」
何時もは綺麗にして会ってるんですよ。
そう言ったマルバスにカルエゴは
はぁ…とため息交じりに答える
「精査ですよねどうぞ。先生方は中へ」
「イルマ君メルちゃんよろしく」
そう抱き着いていたメルを引き剝がし
ダリは入間に渡すと
イルマは「はっ、はい!」と声を上げる
パタンとドアが閉まると
ダリとカルエゴが同時に
「ゔわ゙ぁ゙……」
と酷く低いドン引きの声を上げた
「あっ!そうそうイルマ君」
「!?」
「実はね、来年度に僕の親戚の子が
バビルスへ入学するんだ。
イルマくんにとっては後輩になるし
もし会ったらよろしくしてあげてくれるかな」
「はい!」
「そして拷問学もよろしく」
「えっ」
そんな話をしていると
扉から出て来たダリとカルエゴが
「ハ〜〜〜……」と
ため息を吐きながら帰って来た
『ナニがあった!?何あった!?』
「メル先生!?!?」
「メルちゃんは
ダ〜メまだダメだよ。」
血嗅いでも見ても仕事モード入らないなら良いよ。
そう言ったダリにはぁいと
メルはがっくし肩を落とした
+++++++++++++++
それからツムルの部屋や他の教職員の部屋
風呂場など見学会が行われていく中…
食堂キッチン
「ゔぇ゙」
『あ!オズだぁ!!』
「オリアス先生〜〜!
ま〜たゲーム三昧で夕方起床〜?」
「……」
「えっ!?オリアス先生!?」
『オズ〜アレからまたやったんだぁ〜』
「や、君すぐに寝るから…」
「雰囲気違いますね…」
「いや…今は完全オフだし能力切ってるし…」
「お菓子はやめときなよ〜?もうすぐ夕ご飯だし」
『そうだよー?じゃないと何時ものアレくるよ?』
「…あれ?」
そう言った入間にアレとニコリ笑って答えるメル
その間に食堂の外廊下から
キキーと音を立てて
凄い速度で走って止まった
ロビンがオリアスの姿を捕らえ走って
背中からハグしてタックルのようにというか
首をさり気なく締める様に掴んで叫ぶ
「おかし警察出動!!
現行犯確保ーーーー!!」
「ぐぇ」
「じたばたするな!!」
よーしよしよし
そう言って
横に無理矢理倒れドシャアと
鈍い音が鳴る
「も〜ご飯前におかしはダメって
いつも言ってるのに〜〜」
「ぐっうっごめんっ
謝るからっ放して…っ」
そうぐぐぐと首を締め上げるロビンに
オリアスはギブの悲鳴を上げる
「今日はポトフポトフぽぽぽぽぽ〜♪」
『メルもお手伝いする〜!』
「い〜よ〜それならソレ切って
鍋に入れてくれるかな?」
はぁい!そう言ってメルは
舌でペロリと口を舐めニヤリ笑う
肩を回しつつ
ゴキゴキと音を鳴らしながら
腕をまくり手を洗い始める
手を洗い出してから
メルの笑顔はスンと消えたのに
カルエゴと入間がぎょっとする
先程もそんな姿だったので
暴走するのかと身構えたが…
「暴走しないよ〜
アレはメルちゃん
集中モード入っただーけ。」
「集中…?」
そう腰に手を当てて答えるダリの目線には
メルが真顔で目だけをチラチラ動かしつつ
食材をてきぱきと切っていく姿
その手際にはロビンも買っており
「ヤツらが料理を?」
「あれで中々の腕なんだよ〜
野菜中心ですけど
栄養不足な我々にはありがたくてね
基本メニューはロビン先生。
サポートはメルちゃんだよ」
「え?最近違いますよ?」
「え!?」
そう目を開けたダリを無視して
メルは食材を切った後
手を洗いタオルで水を拭いた後すぐに
カルエゴの隣にある調味料を取りに走る
『あっすいません失礼します』
「お、おう…」
『ロビン先生、
コレ賞味期限切れそうなんで
一品追加しますね。
ポトフだからドリア作る。』
「いいよ〜適当に使って〜」
『は〜い。』
そう言ってメルはただ真顔で
包丁を使い食材をどんどん切っていく
切った物を左にずらしボールに落とすと
隣にあった野菜を切っては左に流す流れ作業。
落ち着くと野菜を炒め、
ルーを作ってとメルの状態を
ちょろちょろロビンが確認している中
背後にカルエゴと入間が居るのに
ようやく気付いた
「ってうわぁ!
カルエゴ先生だ!!
イルマくんもいる!!」
「貴様今頃か」
味付けトマトベースでいいですか!?
そう言ったロビンに
カルエゴが嫌そうに答えた
「なんで食べていく前提なんだ」
「メルちゃんそれ何味!?」
『ホワイトソース味』
食べれる!?
そう言ったロビンに入間は
涎を少し垂らしながら
こくこくと首を縦に振った
「彼女、料理出来るんですね…」
「あはは!最初は包丁持ってるの
見るの皆怖がってね〜♪」
メルちゃんお願い早まらないで!!
なんてツムル先生と
エイト先生が止めてたんだよ♪
僕も割と焦って
吸ってた煙草落としたけどね!
そうサラッと昔話をするダリに
カルエゴはため息交じりに答える
「手際良すぎません…?」
「昔料理一人で作ってたらしくて♪」
自分のだけのね。
そう言って目を開けて
そっとメルを見守るダリに
カルエゴは少し間を置いて口を開けた。
「それでも手際良すぎません?」
「あはは!まぁかれこれ来てくれてから
一か月は軽く立ってるし!!」
献立に参加してるのは知らなかったけど!
そう言ったダリに入間が聞く
「メル先生果物苦手って前聞いたんですが…」
「嗚呼ソレ全部克服させた♪」
仮にも大人だからね♪
いつまでも弱音吐いてちゃまずいし
「へぇ!!」
「いいにお〜い」
掃除が終わった者達が
ぞろぞろとそう言って
食堂に入ってくる。
出来上がった鍋に
一人ずつ器を持って並びだす間
メルは小さな身体を使って
調理台から机に人数分の料理を並べる
「まだ出来てないよ…?」
何するんだろう?
そう周りがチラチラ見ている中
メルは大きく息を吸って吐いた
『…イメージ、イメージ』
目を開いてじろじろ見た後
そっと目を閉じ器に乗せた前に両手を広げる
奥底からこみ上げる魔力を手の指先で調整し、
一気に器全体だけを炎で包むように…
『…っ!“ラファイア”!!!』
そう目を閉じたまま叫ぶと
メルの手から赤い炎が器を燃やし始める
ボッと燃えたのに火事か!?と慌てる者もいるが
それを炎の家系であるエイトが制しする。
「待って。アレは良い炎だよ。」
無害。そう言ったエイトに
「え?」とツムルが
水バケツを用意しながら答えた。
数分すると炎が綺麗に消えて
中身が姿を現すと
同時にメルもゆっくりと目を開けた
『ふぉ〜〜〜!!!!』
出来たぁあああ!!しゃ!!
そうガッツポーズをしてジャンプする
土壇場でやったのかあいつは…
そうカルエゴが冷や汗交じりにいうのに
ダリも苦笑いした。
「メルちゃん〜いつの間に
そんな高火力のラファイア
使えるようになったのー」
驚いたよーとエイトが
近づいてくるのにメルが答える
『直感ですよ〜!
練習はしていましたが
一度にはコレが初めてで。』
中身ちゃんと火通していますが
ダメなら食べないで言って下さいね〜
そう言ったメルに、はぁーいと声が上がる。
「彼女が来てから
悪周期になる教師も激減しててね。
ほんと助かってるんですよ。」
そう言いつつメルの食べる分を手に取って
コトリと音を立てダリは席に座る。
その間にメルはオリアスや
イチョウ達に料理を手渡しし
大体皆に配られたのを見計らい
ダリの横にちょこんと座る
いただきまーす
その声で手を合わせて食事を始める
すっとスープを飲みだす
カルエゴの食事が綺麗で
周りの教師が驚き声を上げた
「カルエゴ先生がうちの寮でごはん食べてる…!」
「なんかいつもの食事が高級ディナーに見えるな」
「いつもはどんな食事をされるんですか?」
「普通です」
普通とは
「カップ魔ーメンとか
食べたことなかったりして!」
「ハハハ流石にそれは…」
「……カップ?」
え?
え〜〜〜嘘でしょ!?
と席を立って驚くエイトやマルバス、ツムルに
遠くからイルマは楽しそうと微笑み見ていた
「ハハハ!皆ハシャいでるなぁ〜〜」
「さてどうだったかな?教師寮見学ツアーは」
イルマくん?
「…はいみなさんいつも
学校で見てるのとは様子が違って…」
「なんだか得した気分です」
「そっか!」
そうギャイギャイと騒いでいく中
『イルマ君寝ちゃった〜〜!』
「メルも此処に残っておく?
僕ら、今から会議だから。」
『うん!』
そう言って手を振ってダリ達を見送った後
こっそりとメルは席を外そうとしていた
「おい何処へ行く」
『うげっ』
バレたかぁ〜
そう頭をかくメルにカルエゴは問う
「何時も此処に来ているのか?」
『…まぁ最初は毎日でしたね。
沢山暴走しちゃってご迷惑おかけしました。』
「…そうか」
『イルマ君可愛いですね』
「危なっかしくて見てられん」
『あはは!メル程じゃないですよ。』
それは言えてるそう言った
カルエゴがクスリと笑った
それにメルも二カっと
歯を見せて笑って見せる
「此処は楽しいか」
『…楽しいなんて
考えてはいけないんですよ。』
そっと入間の寝ている姿をみて言うメル
後ろに手を組んでいたのをそっと胸に置いて
『メルは“約束”を守らなければいけないので』
魔樹として。
「…あいつが悲しむぞ」
『もう悲しませておいて下さい。
知りませんあんな悪魔。』
「…出て行くのか」
『何時かは…だから嫌だったんだよ』
そう低い声でぼそりと言うメルに
カルエゴはメルを見た
目はただイルマではなく
下を向いて嫌そうに顔をしかめて
ただ片手を胸で片手をワンピースの裾を握って
『守られてばかりなんて
魔樹らしくないですから』
「…なら親孝行位はしておけよ」
『ま暫くは出て行かないですよ。
皆さん優しい悪魔さんなので。』
カルエゴ先生
なんだ
『カルエゴ先生は…
厳し過ぎる魔界は、好きですか?』
「好きかどうかと言われると
…まぁ好きだな。」
上には上がいるからな。
『…そうですか』
「だが理不尽過ぎるのは好かん。
厳粛に粛々とであれば構わん。」
というかそれは貴様が考える方だろう?
そう言ったカルエゴに
メルはバッとカルエゴの方を向いた
「誰かに言われようが何を言おうが
メルお前が魔樹として、
この魔界をどうしたいか。」
それだけを考えるだけだ。
『…わたし、が』
そうだ。
「花畑にされても
此方は暇になって困るが
…適度であれば構わん。」
『…いい、んです、かね。』
本当は不安なのだ。
『本当は。急に貴方は魔界で
この地で悪魔を見守る者として
全てを捧げて貰います。
その代わりたった一つの願いは
叶えましょうと言われたのを思い出して。』
怖かった
誰かを傷つけて誰かが嫌がるの。
でも魔界はそんな場所でもあり、
厳しい所もある。
分かっている分かっているのだ。
『私が望む世界は余りにも甘えすぎている
…だから殺して殺して殺した。』
自分を殺して、
残酷な時間を作り上げて痛めつけた。
『でも…そうしても
意味がないと気付いたんです。
メルは…メルの気持ちで、
良いんですかね。』
「良いと言っているだろ」
と言うかソレは俺でなくても全員が言うだろ。
そう言ってため息を吐いたカルエゴに
そうだなぁとメルは苦笑いする
『何時かメルが死んだ時、
ダリ先生止めてくれませんか?』
「…縁起の悪いことを言うな」
『カルエゴ先生これは
お願いではなく“約束”です。』
そう軽く赤く光ったメルに
カルエゴは目を丸くした
『“約束”して下さい。
メルと…もしメルが死んだ時、
ダリが自分の命を投げ捨てようと
した時は止めると。』
命をかけても止めてくれると。
そう言ったメルに暫く考えた後
メルの方を向いて答えた
「…分かった。“約束”しよう。
このナベリウスに誓って。」
『…お願いしますよ
…ナベリウス・カルエゴよ。』
そう言ったメルに
ううんと声が上がる方を見た
「っとといけない…
いつの間にか寝ちゃってた……」
「あれ?先生たちは…?」
そう移動したイルマに
カルエゴと共について行く
キィと音を立てた後
イルマがそっと身体を前に出してみる
其処から光と共に声が漏れる
ーっ…として、なので
「学年ごとにもっと効率の良い
授業形式にすべきじゃないかと」
「塔の移動はやはりネックになるかな…」
「オリアス先生は
この時間稼働できますか
ちょっと厳しい?」
「大丈夫ですよ」
「師団の時間は増えませんかね?
いい教材があるんですが…」
「いっそ行事も
少し見直してみますか?
頭をつかうやつ」
「すみません3年生なんですけど
課外授業増やしてもいいですか?
飛行が苦手な子が多いので。」
「場所によるかなぁ
あんまり遠くはちょっと…」
「そうだなぁ」
「そしたら東側の森林区域許可取りますよ」
「新しく入る教師の指導係も決めないと…」
そう言ったプルシェンコ先生に
ロビンが席を立って
我を我をと指を指す
「いやお前はだめだ座ってなさい」
「また次の一年生も羽が折れそうだね〜」
「保健のビス先生大忙しですね」
………で
そうしましょうか
そう言う声が聞こえる中
カルエゴが入間においと声を掛ける
それに心臓が口から出る勢いで
「ぎゃぁ」と叫びそうになった
「なにをしとるのだ」
帰るぞ。
そう言って首根っこを鷲津掴むカルエゴに
イルマはえっはっいや…と焦る
「…先生たちこんな時間からも
会議してるんですね
今日…休日だっていってたのに…」
「当たり前だろう
彼らは教師なのだから」
「学校のため生徒のため
そういう生き方を選んだ悪魔だ」
「……教師…」
「教師かぁ…
そういう道もあるのかなぁ…」
「はぁ!?やめておけ生徒が不憫だ」
「えぇ!?…ちなみに
先生の学生時代って
どんなだったんですか?」
「きっさま絶対に家で
その話題を出すなよ!!!
シチロウの前でも!!」
大人って、カッコイイ。