ねぇ、ルーシー。私を知っていますか?11
それから都結が眼を暫くしないうちに眼を醒ました。記憶が曖昧で探ろうとするのを別のことに寄せ話す。これは締結だ。カランコエは”都結自身を定期的に切り替えるから、その間に話せ”というのだ。嗚呼、既視感があると思えば、これ、あれか。三者面談だ。誰が父親の三者面談を希望するだ、だ。なんならこれは二者面談だし、もっと言えば面接である。見定められているのはどっちだ。
「おや、スケッチブックを持ってきたんですか?」
『うん!ウイスさん強化月間開催中!』
「貴方先日月日で頑張るとか言ってませんでした?今一月なのでアワモさんでは。」
『今日暑いから気分は七月!!!!』
「阿保」
そう言えばなんでええと笑い叫ぶ。そうなれば笑い出すのがウイスだ。可愛い可愛いと撫でてやったらきゅうきゅうと喉を鳴らす。嬉しそうに笑うが、本当にこれ、大神官が見ていないのだろうか?とも思えるもの。まぁ記憶が戻ったら今すぐにでも連れ出して攫うだろう。それくらいに深い気持ちはある筈だ。
「おや、此方は?」
『最近描いてる人達!みる?』
「ええ是非。あらあらまぁまぁ〜」
「上手ですね。」
其処には先程会話をしていたフィズも描かれていた。ペラペラとゆっくりではあるが、捲っていくとその愛が溢れているのが見える。続きが見たいが、見るのは惜しい程に、愛らしい絵を描くものだ。絵は人の心を写すというが、実際そうなのだろう。こんなにも心優しい子なのだから、きっと可愛らしい絵を描くと思っていたが、ぴったりだった。
「この方達はどのような方ですか?」
『ん?嗚呼、こっちはフィズって言って、此処にいる子達は天使に属する子達なの。』
華を持つ神様が昔居て、破壊神と界王神二つが一つだった存在の神様!
あらあら、面白いことを思いつくものですね?
「では天使はおられたのですか?」
『ううん。天使は居ないよ。力が小さい者に加護天使って天使は付けてた。その人間らがアルトリアやカミカゼ。』
他にもいるんだけど、割愛するね。加護天使って枠組みは華神を越えた者なの。
『天使の基盤を作る為に選ばれた華の神様。その華を生かした状態のまま枯らした存在が加護天使。そしてその枯れた華すらも散らし、生命としてを切り離した存在そのものこそが』
「天使」
そういうことだ。
『古い神様だから、天使もそもそもいないのでは?って思ってね。全王様の位置に華樹王って子を付けたけど、その代理が華樹神って言う子。これの所謂大神官様の位置が華樹神官。』
「華樹王は不定期なのですか?」
『正確にはずっと居るけど、余りの力の強さに衰弱させるような設定、かな?確か三百年だった気がする。』
「随分と短いですね。」
『まぁ作り出して終わりですから。破壊神らは華神。華樹神と華樹神官は対で4回のサイクルを回す。ソレを3セットで纏める神が居る。』
それこそが、
「”アニュラス”」
草創期初代第三期に位置した者。定理者。それこそが、アニュラス。
「”急ですまないね、ちょっと怖かったので切り離してきちゃった。”」
「…いえ」
「”お初にお目にかかります、私はアニュラス。”」
「存じ上げておりますよ。ですが定理者、とは少々違いますね?」
「”ん?”」
「定理を統べる者の頂点、世界の存在を知るシュピルト様の先代に位置していたミュディル様の一欠けらであった存在。それがアニュラス様”循環の定理者”に紛れた”純潔の音律者”なる者なのに。」
「”…本当にマジでうける”」
「待って下さい」
貴方そんなキャラじゃないでしょうが。
あらら、分かっちゃったか!
「”あちゃ〜本当に知られちゃってるなぁ〜まいったな〜”」
「…何と言うか、これが神々の理想とは、浅はかというかなんと言うか。」
「まぁまぁ」
さて、カランコエから聞いているだろうが。本題を伝えるよ。
「”僕は”反対派”だ。僕が聞きたい子は一人だけ。君らの意見なんて知らないよ。”」
指を鳴らした赤髪の男性は腰元に手をあて、その白い衣服を立たせる。出て来た子は、
「”なぁ?アワモ。僕が面倒を見ていた子の敵だった天使の一人よ。”」
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「”天使アワモよ。存じていると思うが、僕の名はアニュラス。”」
「存じ上げております。元12候補者の一人にお会い出来るとは至極光栄です。」
「”マジで本当に知ってるんだね。君も。”」
「ふふ、恐らく全員知っていると思いますよ?」
まってあの子もかい?
ええ、恐らくは。
「きっとお褒めになると思いますよ?実に面白い観点からの視点でした。」
「”あちゃ〜〜〜〜…そっか。因みに聞いても?”」
誰好き?
それこそ貴方様が。
「知見を知り抜いた上で、その風貌。人に見立てを見せずも、その姿勢は常に真っすぐ。神々を率い、導くまさしく相応しいであろう神のお姿でした。出来れば私もそのようなお方に一目会いたかった。」
「”嬉しいことを言っても変化させないよ?”」
「構いませんよ。我々も変化致しません。」
あらりゃ、困ったね?
ふふっ
「それでこの天使の端くれに何の御用でしょうか?」
「”天使アワモよ、問いたいことが出来たのだ。”」
「なんでしょう?私が知る限りなれば、なんなりと。」
「”守るべき
また難しい言葉を、そう笑った後、アワモは尋ねた。
「では選んで下さい。それは”神々として”の意味でしょうか?それとも”
「”両方を”」
では
「
戒めを律するつまり「自分や他者を律する為の決まり」であるもの。一般的な意味は宗教や道徳に基づく厳格なルール、禁止事項を述べたもの、というものだが、これにも種類がある。例えば道徳とあれば、宗教、即ち何を信仰する者なのかで話が変わる。仏教なら五戒、殺生・窃盗・虚偽・姦淫とまぁ最後はかなりきついものですが、こんなもの。
他にも神を信じない・親を敬わない・盗まない等を含む十戒、他にも仁・義・礼・智・信を守るべきとする五常など、種類は多種多様。それは地球上だけで様々であり、惑星や宇宙を越えたら途方もないことになる。流石に全てをなんてことは日が暮れる何処か、年も数百年越えることになるだろう。そんなことをして、結末に何が知れる?もっと簡単に省いて物を見て見るべきだ。そうしないと見たいものも見れなくなってしまう。
「貴方が知りたいのは、恐らく戒律ではなく規律、いや違いますね。」
知りたいのは
「社会や組織を円滑に機能させ、秩序を維持するためのルール全般が規律。戒律は信仰を深め、道徳的に正しく生き抜くためのものです。懲戒はその先で規律に反した際の処罰でのこと。飛び越してはなりません。全てがうやむやになってしまわれます。」
ぐっと抑えるのは、時間がないからか、それとも。
「規律は法律などの確立した守るべきもの程ではありませんが、出来るだけ守るべきものです。秩序を維持し、違反を未然に防ぐことで、より有意義な時間を有効活用できるもの。戒律は宗教的な決まりであり、破ると宗教的な罰や制裁がありますが、だとしても禁止行為が強いだけのこと。」
規律は言わば「髪の毛が長すぎるから切って来い。目に髪が入って勉強の妨げになるどころか、そもそも失明する恐れがあるから」というものだ。戒律は「豚という神を信仰しているのにも関わらず、その神である豚を食すとは一体如何なものだろうか?信仰を忘れ食べるとは愚かな行為め」という意味での処罰。処罰の種類も違うし、方向性が全く持って違う位置である。
「その二つに対して戒律は規律を破った者を処罰し、再発防止を図ることです。それ故の強制力はありますが、そもそも大前提として、懲戒は「特定の規律を破った者を処罰し再発を防止する為」です。」
貴方が知りたいのは違う。
貴方が知りたいのは「特定の規律を破った者を処罰し、葬り去る為」のことでしょう?
「そのようなものは私からはとてもではありませんが、お教え出来かねます。そしてその意味も、です。今後二度と、貴方には関わりの無いものです。知らずとて良いものだってある。」
「”それは”神々として”?それとも”私事”?それはこの私か?それとも”」
「もう何方とも言えますね。神々も、何も完ぺきではありません。私ら天使も然り。少々のミスやらなにやらは付き物です。感情を持つ者は全てに属すると言っても過言ではないでしょう。」
そしてアニュラス様だけではない、その方らを知り抜く者、貴方にも言えるのですよ。都結様。
…そうですね。貴方に告げるとしたら、こうでしょうか?
「その出来事は果たして本当に処罰すべき事象でしょうか?起きたことは変わらない。ですが、その起きた事実は果たして本当に”未来へ導く為の処罰”に値するものであるのでしょうか?」
「”っ、”」
「どうか、今一度お考え下さい。ではこれで。」
そう言って消える。その後、そうだな、と目がふわりと色を変える。黄色だった色が、赤く変化し、彼の本来であった色とも言える目が見えた。温かな色、嗚呼、その色ですよ。貴方に相応しい色でしょう。想像した通りだ。少し目は穏やかで大きくて。でもしっかりと見据え、立ってくれる人。
まさに八重山吹を持つ者に相応しいお人だ。その人の胸元が変化する。赤いサルスベリの色に変化した。嗚呼、本当に、もう、ファンだったら卒倒していることだろう。まぁ多分マルカリータ辺りなら倒れているかもしれないが。…一応あの子も熱烈なファンだからな。余りこの話題を持ち出していないのも、彼女の話が長くなるから、でもあった。本当は話したいがな、時間が無くなるのだ。
「如何ですか?」
「”…いやはや、勉強させられるものだねぇ、と、ね。”」
あの子も難しい言葉は一緒くたにして考える子だからね。いやはや、呑み込まれそうになっていた処助けて貰って助かった。お詫びになんて礼をすべきか。
いえいえ、でしたら一つお願いが。
これ
「いいじゃありませんか〜お願いですよ?お願い!」
「”なんだい?”」
「その方をまだ残して差し上げて頂きたいのです。」
「”…!それだけかい?”」
ええ
「それだけですよ。我々の望みは、その”たった一欠けら”だけの望みなのです。それでしたら」
[等価交換になりうるでしょう?]
「”…恐ろしい子だ、全く。”」
「おほほほ!お褒めの言葉として頂戴致しましょう。」
「”…ほんと、合格で良いよ。やっぱりね〜そうだと思ってたんだよ〜なぁ〜!”」
嗚呼もう、後釜なんてしなくていいよ!続けなくていい!お前が後釜だと言えばいいさ!!
「”真なる炎を持つ僕が、中立しか見ない白い君に教えられるとは。”」
「ふふ、人生何があるかわかりゃしませんね?」
おや、正確には華生何があるか、ですかねぇ?
っはははははは
「”っくくく、そうだね!全くその通りだ!嗚呼良かった良かった!おいカランコエ!お前やっぱりすごいぞ!いや正確にはエフェメラルか?やっぱエフェメラル採用して良かっただろ〜!?こ・れ!!!”」
あの子を知り抜き守るのはエフェメラル一択で偉いし、それを選んだ僕はもっと偉い!だってそうだろ!僕はあの先代の花に紛れた
『あれ?』
「おや、どうされました?」
『え、今誰かと話してた?』
「いいえ?なんにも。」
『そう?』
それよりお絵描きの続きを教えてください。そう言ったウイス。
アニュラスの花はコロコロと変わっていた。音律者としては共通の花でギンバイカ。通常は八重山吹。循環の定理者としての前では、サルスベリを。そして人で在った時は、ヒナゲシを見せていた。
初夏に咲く白い花は「高貴な美しさ」「愛」「愛のささやき」「平和」「祝福」。春に咲く黄色の花は「気品」「崇高」。夏から秋にかけた赤い花は「愛嬌」「雄弁」「不用意」「貴方を信じる」「潔白」。そして春から夏にかけて咲く赤い円の花は「心の平穏」「いたわり」「思いやり」「恋の予感」「別れの悲しみ」「慰め」「休息」の意味をもっている。
ねぇ、都結さん。貴方が創られたお人ですよ?彼は言っているです。
”労わることが出来る貴方の休息になるならば、私はその崇高すらも捨て去りましょう。愛嬌のある貴方を心から祝福するその日が来るためならば。”
私は貴方を信じます。
「(貴方のその眼に映った世界を信じる、というのですよ?…それは人が全て知り辿り着く地点ではない。)」
貴方のキレイなその心で映されたお人なのです。私らが知るアニュラス様の形は、貴方とは違う者でしょう。誰もが、なんて思わないで下さい。それこそ、アワモさんが仰ったように全てを纏めて考えないで、というものと同じことです。
ごちゃごちゃして分からないならば、一つ一つ紐を解いていきましょう?大丈夫、此処にはそうして焦らせる人も居なければ怒鳴り散らすお人は何処にもおりません。
その人を望んでいるというならば、それはそれは
「残酷なことですねぇ」
なんて言えない。口が裂けても、である。
刈り取る者。後釜にされたもの。同じことだ。刈り取ってしまった。後釜にするしかなかった。変わらないではないか。貴方の事情と、なんな、何一つとて変わらない。本当は生きて居たかったのでしょう?でも、生きれなかった。それは貴方が確かに望んだ「夢」を成し得る為の行為です。何一つとて、間違って等おられませんし、そしてその行為は
実に正しいものでしたよ。
都結さん。
『えへへ、くすっぐったい!』
嬉しそうに笑う。彼女が可愛らしい。そのままでいて欲しいのに、小難しいことばかり頭の中が回り廻って、こんがらがっているならば、紐解いてしまえばいい。ならば。
「シャトリューズさんは同じだったのではないのですか?境遇はほぼ同じ。」
そう言えば、ふわりと立て続けに変化する。余り良くないとコルンが腕を掴み首を横に振るが、だが今ではないと彼女から答えが聞けなかったと思ったこと。そしてそれは現実となった。
「っ、」
「”ごめんなさい時間が少なくて”」
もう、消滅とほぼ変わらなかった。片手も無ければ、身体も足は消えていって、足はない、いや今無くなって行った。髪型は横の髪の毛を三つ編みにして、後ろで纏めてる子。後ろの髪の毛の長さは肩より下程度で、すこしゆるふわとした感じの子。おしとやかで、見た目は滅茶苦茶可愛げのある子ですが、テンションが上がると身体の動きが雑になり過ぎるのでコルンに暫く叱られていた子。
元天使の子。そして、エフェメラルが華樹王として君臨する為だった、時に見つけた、天使に位置した子。18宇宙の位置に居た天使、それがシャトリューズだ。カンパーリの妹的なというか、ほぼカンパーリの妹だった子だ。急成長して天使界で最速のガイド天使に任命されても最速で散っていってしまった子。
幼いながらも周りを見て考える子で、コルンとは自称師弟関係。最初そうでもなかったがまんざらでもない彼が手を入れたら急成長してしまい、 精神が成長しないまま自害した旨を聞き、 「この馬鹿弟子が」と嘆いたそうな。 因みにちゃんと育てればプラティア限界レベルまで行ったとか。余談だが唯一この宇宙だけ全員女性枠とかなんとか。
胸元にはブルーデイジーと呼ばれる花を咲かせていた。一重の青紫の花弁と中央の黄色の配色が特徴だが、派手ではない。開花期間は長いが高温多湿に弱く真夏の開花は鈍りがち。場合によっては枯れてしまうことも。 チョットした小さな庭にも合います。洋風のお庭にも勿論合います。一年草ですが、貴重な青系の花です。
そんな花の学名の語源は「felix」意味は「恵まれている」
「幸福」や「協力」を持つ華を得た存在。この子が鍵になる。今回の、鍵になる筈だっただが、この子は反対派だ。
「”会いたいのに会わせられない”」
「シャトリューズさん…」
「”会いたい…お兄様”」
「おやおや、そんな泣いてどうされたのです?」
悪い夢でもみたんですかねぇ?おや、天使は夢など見ない!
「ですが意志を貫き持った貴方は違う。…随分と小さくなってしまわれましたね?お元気そうで何よりですよ、シャトリューズさん。」
「”っ、”」
「私にお会いしたいと願われた。違いませんね?」
涙をボロボロと零す彼女に、こくりと頷いてやる。彼女が頷いたからだ。杖を置いて、そっとではあるが、なるべく床に近い処にと身体を降ろそうとする。それでも磁石の様に離されるのに、顔がしかめっ面にもなった。出来れば抱きしめてやりたいことだろう。涙を拭い去ることも、碌に出来ない位置なのだ。
「どのようなお願いがあったのでしょうか?貴方のことです、きっと。私を望んだということは、そういうことでしょう?」
「” ”」
「生憎私は天使の様で天使ではない。この状態は貴方の心を知り得ない状態なのです。言わば幻。貴方が見紛った、ただの白昼夢も同然のこと。」
それでも貴方は、この私が此処に居る、と仰ってくれる。
「それだけで私は対価を得た。では貴方の望みをお聞かせ下さい。」
「”っ、私は…私は!怖いのです!怖い、いやだ、怖い。”」
「(それもそうか、記憶が消されていくその最中、生き地獄も同然か)」
「”あの子を置いて行きたくない!皆消えた、皆頼んだよって言って消えた…貴方も!!貴方も消えた!!!!”」
「っな!!」
「”あの子の中に残った人はもう僅かな人達です。私は問いません。いや、答えがある敢えて問います。”」
”
「”私は知っています。思索とは、深く考え物事の本質を探究することそのものです。単なる考えや思考ではない、哲学的や論理的な探求を伴うのが特徴的、いえ、それがなければ思索とは言えません。”」
どんなことでも思い巡らせ、探求するその心。物事を考える事全般の思考でも、分析して結論を導く考察でもない。深く練る熟考でも違う。抽象的な探求を追い求め、正解を取りに行こうとしている。その先に例え闇があるとしていても。
「”この子は思索出来る子なのです。故に標が必要なのです。広く知り過ぎ、深い穴に落ちて泣いた子の手が取れないまま散りゆく花々を私は叶えてやれない…!”」
貴方の世界をも、あの子は!!!
「”大事にしていたのに…っふ、う、ふう、ごめっ、な、さ”」
「…大丈夫ですよ。私なら傷付きませんし、それに忘れ去ることなんてあり得ます。私だって前の破壊神が何を好いていたなんて忘れちゃいましたし、一々覚えられません。それが例え、また会う人だとしても、です。」
「”っふ”」
「もしも我々を忘れていくのを恐れ引きこもられておられるならば、どうかそのまま代わりに叫んでやりなさい」
この馬鹿!!!!!
「なんてね。」
「”っ”」
「ほらひっこんだ」
「貴方がそんな声を出すからでしょうがっ!!!」
「っい!!」
ったいですよ何するんですか!!!
そんなの此方のセリフですよ!!!!!
「第一貴方「あ」今人が喋っている途中でしょうが!!!!」
「いえ、すみません。シャトリューズさん、貴方確か別の名前があったでしょう?」
「”え?”」
ほら、日本名
あ、ああ
「”それがなにか?”」
「…!…そもそもシャトリューズ、という名前を使いたくて使ったが、本来の意味をもったとある酒があった。では一体なんでしょうか?ヒントは必ずシャトリューズを使うものです。」
「何この時間がない時にクイズしてるんですか。カンパーリさん消えますよ。」
「いえいえ。」
「答えは”アラスカ”意味は”偽りなき心”」
「”っ”」
貴方の名は?
「
「”違う”」
「おや」
「”そんな意味じゃ私は…私は何一つあの子を、”」
「何も救うことが一つ、ではないのですよ。」
モスコ様も仰られておりました!”いる事こそ意味がある”
「…貴方が其処におられた。それだけでその世界は確実に何か一つ良いことがあった。それだけはお忘れなきよう。」
「”っあ!”」
「大丈夫、ゆっくりお眠りなさい。また会いましょう?」
そう瞬で消えた後、また飛んで今度は頭にキスを落とした彼は軽く手を振って今度こそ消えて居なくなった。
「…彼の仰る通りです。」
居る事こそが、意味のあること。
「その手が届かぬならば声を届けてやりなさい。其処は穴ではない、貴方は飛べるのだと言ってやるのです。何処までも落ちて何処までも放されたら、今度は何処までも飛び上がって何処までもその開けた場所に飛んでいくのだと。」
そしたら捕まえてくれる人を我々は見つけます。
「約束しましょう。今此処で。」
お父様の記憶を我々が解放します。
「って、なっ!!!!」
「お兄様それは流石に!!!!」
「そしたら貴方の本当に愛されているお方の出番です。寸分一つミスなんて出来ません。これは我々の作戦です。出来上がったらそれこそ式でもなんでも挙げてしまいましょう。」
「貴方真ん中にまた入れられたいのですか?」
またじゃないですし、と言いますかなに決定事項みたいに言うんですか。あんなもの架空の私がミスしたも当然!この私は一味いいえ二味も三味も違います!あのようなちゃちゃに踏み入れ間違うだなんてそんなバカな話があってたまりますか!
ふらぐですね?
ですね。なりますねこれ。
「”っふふふふふ!私はもう消えちゃうのに?おかしなことを言ってくれるのね?”」
「消えるからこそ此方が言ったまでのこと。彼女に届く前に、貴方が消える。好都合というものです。」
我々は離しませんよ。
「天使に見られたこと、どうか後悔なさい。一寸たりとも逃すものですか。」
「”…良かった。それならばあの子はもうきっと”」
「あ」
ふわりと消えて居なくなれば、人が切り替わる。