隣り合わせのペルソナ
部屋から出た直後、身体の感覚が変わる。
ふわりと落ちた瞬間、違和感が伝わる。
「っ」
『っ』
「?サワアお兄様?どうなされて?」
「メル」
『も、もど、った、ん、だよ、な????』
そのようですねと言うサワアに、
嗚呼良かったとメルが倒れ込むように安堵の声を上げる。
「今行ってたんですか?」
「…と、大体一時間程度ですか。」
『え゛ほんとにいってる?!?!』
「ええ。時間を測っていましたので。」
ほらと見せたサワアにうわホントだとメルは嫌そうな顔をする。
先程まで体力も底をついていたはずなのに、身体がピンピンとしていて
何なら血色も前よりか良くなっていて周りが驚いているくらいだ。
『あ〜ってことは向こうに行った時間分の体力やらは引き継ぐんだ。』
「此方側の時間が止まってるというよりかは
恐らく非常に遅くなるのだと、思いたいものですが…」
流石に時が止まるとは異例中の異例でしょうし。
そんなことが起きたらまぁ…
確かに理様達も困惑して原因究明をしているんでしょうが。
『でもかえって来た時とほぼ同じじゃない?』
「だから困ってるんですよ。いや、本当に困りましたねぇ。
コレ、本当に時間停止も加味されていたら
私達実質禁忌を犯してるも同罪になりますよ?」
『え゛』
「本来神々ですらも時間の管理は厳禁ですからね。
自由に過去や未来の移動をして改変なんて以ての外です。」
「ですがこの場合巻き込まれたという判定に入るのでは?」
「其処ら辺も気になってお父様は一度
先に帰られたと思われるのですが。」
嗚呼だから凄い真剣な顔をしてから帰ってったのか。
いやいやいやいやいやいや
まーてまてまてまてまてまてまてまてまてまて
『はいはいはいはいはいはいはいはい』
「はいどうぞ。」
『精神と時の部屋とかの部類じゃないの?』
「せいしん?」
「…ああ、ひょっとして第7の地球にある神の神殿にある部屋のことですか?」
「知っているのですか?」
「ええ。悟空さん達がちらっとお話をしていたのをお聞きしたことがありましてねぇ。」
それと手を叩いてウイスを指さした後彼らに説明をする。
『場所はちょっと説明出来ないんだけど、とある部屋は
外部と時間の流れが違っていて、部屋の中は
外より速い速度で時間が経過する異空間になってるやつ。』
「そのような場所を作っていたのですか。」
『誰が作ったとか諸々の詳しい話はいっっっさい覚えとらん!!!』
だああっと崩れ落ちる天使らに、あれえ?とメルが笑って答える。
今知っている様な口調で仰っていたではありませんかと詰めるコルンに
まぁまぁとメルは馬をなだめる様に両手を前に見せつつ笑って答える。
「要は誰かの作った異空間であり、時空移動ではないと仮定すると?」
『そゆこと!!』
「ですがその確証は何処にあるのです?」
そう言ったモヒイトに、うぐっとメルは唸る。
胸を掴んで軽く蹲る姿は思いっきり何かに刺されたようにも見えた。
どうやら図星に入ったらしい。バッターアウト。
『…これさ、逆に考えて、もしかして全員禁忌犯させて、
今居る全員を神様から引きずり下ろす奴が裏にいるって思わない?』
「……自分の手を汚さずに、ということですか?」
『私ちょっとソレ出来るなら、私だったらするかもしれない。』
「メル様????」
「いや、一理あります。やれるならやりたくもなりますね。」
「こ、コルンさん???」
「考えても見て下さい。自分の立ち位置が明らか勝てないのに
手を下さずに勝手に巻き込まれて勝手に居なくなるんですよ?」
しかも殺害にも判定されない。
こっちはただ間違えて死んでいくというだけだ。
自分で罪を犯したとは言えない。
加えてこれの恐ろしい所は口を気持ちを変えたら押し通せるところだ。
仮に捕まえられたとしてもだ、泣き寝入りとまではいかずとも、
こんなはずじゃなかったとかで言って
まぁ仕方がないかとで…いや終わらない終わらないけれどもだ。
やってませんとかに話を流したりすり替えたりが結構融通利くのが難点。
元々ありましたとか、作った人は別にいます、だとかね。
『加えて一番やばいのが華樹神だとしても
何処に居るかもわからないという点だよこれ。』
「貴方の力で同じ同族を察知とかは出来ないのですか?」
『無理。それこそ話を聞いた時、さっきからずっと
やってるんだけども、判定にいっっっさい入んない。』
馬鹿垂れ。こんな面倒を引き起こしているんだ。
とっちめてその首綺麗にこっちが隅々まで
洗い流すまで帰らせるつもりも何もないくらいだ。
もう怒りとかそういう類では収集が付かない。
一体どういう経緯でどうやったら
こうなるのかが知りたいところ。
『え〜〜〜なんだこれ、本当になんだこれ。
なんだろうこの凄く微妙にもやもやする感じ…!!!!』
「ちなみにお二人はどのようなお題をこなして帰って来られたので?」
『嗚呼、お題は3つ。料理して、お願い聞きあって、
ぎゅっって羽交い締めにして帰ってきました。』
「あの、エフェメラル?途中からさらっと嘘つくの止めて頂けます?
普通に最後だけ違いますからね?羽交い締めなんぞしてませんよ?」
そう言う彼に、いやあ〜とメルは嬉しそうに笑って答える。
褒めてませんからと言われてニヤニヤとして笑うが、
こう見えても、この子、先程まで照れて照れて照れまくって
困り果てていた可愛らしいお人なのであるが。
まぁそこら辺も彼女が自分から制御をしているのだろう。
全く、本当に凄いと言えば凄いだろうが。
「手ごわいと言えば手ごわいですねぇ〜ほんと。」
「何の話です?」
「いえ、此方の話しですよ。そんなことより、ウイスさん」
「なんでしょう?」
「貴方の時はお題の文字はどんな表現になっていました?」
「と、いいますと?」
『私らが見た時は日本語だったんだよ。』
「おや。そうだったのですか。
私とビルス様が閉じ込められた時は
神々の言語で書かれていましたが。」
『え〜〜〜〜〜????なんだ?どうだこれ。』
何をお悩みに?そうコニックが聞いたのに、
いやさあとメルは胡坐をかいて身体をゆらゆらゆらしつつも
後ろにいた彼の方を軽く上に向いて答える。
『これ互いの力で気自体が強い方に言語が向いているのか、
はたまた感情の力が強い方に言語が向かっているのか。
それともまた違う形でランダム式に
なっているのか分からないなぁっって。』
「もし気が強い方だとどうなるのですか?」
『や、単純になんて言うのかな。
その人のこうしたい嗚呼したい
っていう意思に持って行くのかとね。』
「お二人はお題の様な事をお考えになられて?」
「全く考えていませんでしたよ。メルはどうです?」
『正直言っていっっっさい考えてなかった。』
なので先程言っていた互いの考えとかは無かったことにしていい。
そう言い切ったメルに、
では振出しに戻りましたねぇとウイスが困った様に声を上げる。
『う〜〜〜ん、絆、にしては組み合わせがイマイチだしなぁ。』
「絆、ですか?」
『うん。閉じ込められていた時に考えたんだけどね、
互いの関係性が深くなればなるほど
お題の項目が増えている感じが
統一されていて気になったんだよ。』
「確か多い方でお題が3つ、でしたよね?」
『そうだよ。ただそれがどれ程の絆でって意味もあるけどねぇ。』
これ程に人が居ても、だ。
まぁ精神と時の部屋は部屋自体も移動していなければ人もランダムではない。
今回は部屋に吸い寄せられているのか何なのか分からないが
部屋が移動しようがしまいが、いずれにせよ物が違うとは分かった。
『ちなみに、君達天使らでもこういう部屋って作れるの?』
「…まぁ、厳密に言えば作れなくはないでしょうね。
時間の速度を変えてしまえばいいだけのことです。
ただこの形にする意味やメリットが全くない。」
『ですよねぇ〜〜〜いや考えている人何がしたいんだ。』
「禁忌を犯させるという点はあながち遠くない話な気もしますからね。」
『よし。こうなったらマルちゃんいくぞ!!!』
「何処にですます?」
『(これ要は試してしまえばいいってことだよな?そうだよな?)』
ならやってみようではないか。
ふふふふふ、と笑いだしたメルに、周りがひやりとする。
『ほぉ〜〜〜〜????うちのこと喧嘩売るって?ふざけてるなぁ?????』
「め、める、さま???」
『やるときはとことんまで。というわけで皆さん妹さん借ります。はいれでぃご!!!』
「えっちょ、め、メルさ」
ピュンと音が鳴ったと同時に二人で落ちてきた場所に、
手を叩いたメル。
『いっよっしゃああああ!!!きちゃああああああ!!!!』
「っこ、ここは、どこですます?」
『はいお題何!!!』
・二人で一時間手を繋ぐ
・お互いのどこかにキスをする
『あああああどうちてえええええええええ』
「なんてかいているですますの?」
『きかないでええええええええええ』
そう全力で叫んで膝立ちして天を仰ぐメルに、
首を傾げつつも様子を伺うマルカリータ。
今回やったのは主に二つ。
ひとつは特定の相手を念じたことで発動するかどうか。
もう一つは特定のしたいことが通じるかどうか。
両方当たりました。
そしてその思った人の方に言語が通用するらしい。
これは恥ずかしすぎる話だぞ????
誰だこの設定作った奴。今すぐ出てこい。羽交い絞めにする。
『とりあえずマルカリータさんや、ストップウォッチ作ってくれる?』
「はぁい。スタートですますわ。」
『そしたらお手手かりまーす。』
「いいですますよ?コレがお題ですます?」
『今から一時間永遠にお手手繋いでたら出れるよぉ〜〜』
そう言って前に後ろにぶんぶんと揺らすメルに、
それは楽勝ですますわねとニヤリと笑う彼女。
は〜〜〜可愛い。本当にかわいい。
「それにしても本当に不思議な場所ですますわね?
気も感じなければ力も余り出る感じがありませんですますわ。」
『へぇ〜〜力出ない?』
「ええ。メル様はでないですますか?」
『ん〜〜そもそも出そうと思わないって言うのが正しいかな?
黄金の草花に近しいのかそのものの箱なのか分からないけどね。』
「戦闘意欲を根こそぎかっさらう奴ですますよね?」
『そうそう。主に使っていたのはトベラ様とルトラール様
そして私達ルトラール様に選ばれた12の使徒のみだったらしい。』
へぇーという声に、不思議だよねぇとメルは言う。
『大昔の子達が今勢ぞろいしてるみたいな感じで。
なんかこう親戚大集合〜って感じがしてて面白くなってきてる!!』
「…ひょっとして、そっちが狙いだったりとかしないですますかね?」
『というと?』
「この空間自体が、その検査みたいな形になっていたりとか。」
あ〜〜〜〜。
『だとしたら何故こんなお題にするのかねぇ〜〜〜?』
「もう一つはどういうものですますの?」
『……。』
「あれ?め、メル様?」
『できればきかないでほちいなぁ〜〜〜』
ん???とニマニマしてこっちを見てくる彼女に、
全力で首を明後日の方向に向ける事しか出来ないメル。
一体どういうお題ですます?とあからさまににっこにこな彼女。
やめろ、こういうことを向こう側の人間に言いたくないんだ。
というか一度だけで確証はないし、
そもそもサワアとしたかった事の範囲が
思いついてすぐに起きたことではないから
今回の確実性は今現在として無いに等しいといって良いだろう。
「ほらほら、言って見るのもまたありですますよ?」
『うう、い、嫌がるかもだよ?』
「手を繋いでいる時点で嫌ならしてないですます。」
なんならお風呂も。そう言う彼女が腰に腕を回して引っ付けてくる。
身長差がほぼほぼ無いに等しいのか知らないが、滅茶苦茶近く感じる。
あっ待ってこれはこれで本当に恥ずかしい!!!!!
ぼっと顔を赤らめるメルに、にまりと笑ってくれる。
嗚呼、この笑顔、サワアやスッピーに似てるなぁ〜〜。
いや、彼の子なのだからそりゃ似もするか????
「では当ててみるということにするですますね。」
『へ???あっちょ、ま、っま、マルカリータ!??!』
「ん〜〜?なんですます?」
『あの、ちょ、ちっ、ちか、ちかい…』
「これくらい普通ですますよ?姉妹なら。」
『え?そ、そうなの?』
そうなのか。そうなら、いいのか?
そう言えば私もパピを愛でる時は
こうやってぎゅーっとしていたなぁ。
嗚呼そう思えばいいのか。
そう思えば楽だと思って
落ち着くメルをちらりと紫色の目が尖る。
『…マルカリータ?どうしたの?』
「いいえ、なんでも。そんなことよりメル様。
お兄様達ばかり狡いですます。」
『え?なっなにが?』
「貴方が知る語学ですます。
あの言葉を私も読める様になりたいですますよ!!」
『ええ〜〜〜〜出来ると思え』
「出来るですます!!マルカリータを舐めないで
頂きたいですますよ!?!?」
うう、こういう駄々っ子って出来ないと
凄い泣き虫でへそ曲がりに進化するんだよぉ〜〜。
非常に面倒臭いから私は出来ればある程度
仲良くなったらそのまま維持するだけで
居たかったのだが…。
どうやら方向性を間違えてしまったらしい。
現在進行形でとか言わないでほしい。
私もそう思った。今思った。
『んん〜〜〜、ならさ、今度一緒にお勉強する?』
「勿論ですます!!約束ですますよ!!!」
『うん。なら猶更此処から出ないとね。』
「そう言えば、サワアお兄様と他に何を試したのですますか?」
『あ〜〜なんだったかな?時間は測って貰ってたっぽいけど、
もう基本敢えて何もしなかった気がする。』
ドアをぶち壊そうとしたら気が手のひらで消滅してたし。
私は私で力を振り絞ろうとしても出る気配が無かったくらいだし。
『そういえば、確かに試したとは違うけど
他の子達が経験したお題と全く似たお題が
表示されているっちゃいるんだよね。』
「そうなのですますか?」
『うん。嗚呼そうだ、ねぇねぇマルカリータ。』
「なんですます?」
『お手手こうやって広げてみてくれる?』
「こうですます?」
『うんうん、そのままね?』
そう言ってメルはマルカリータに手を広げさせたまま
自分の手をそっと下から合わせてみる。
『わ〜〜〜ほっそ〜〜い!大きいねぇ、マルカリータのお手手!!!』
「っふふ、メル様はとっても可愛らしいお手手ですますねぇ?」
『む!!それ私がお手手小さいって言ってるの!?』
「ええ。事実ですますし。」
『むきーー!!!』
「っふふふふ、それにしても可愛らしいお手手ですますねぇ〜?
私ですら勝てるというのに、お兄様達とすれば倍以上では?」
『ほぼ合ってます。此間コルン様達と手比べしたら
小さすぎて誰だったか忘れたけど凄い申し訳なさそうな顔されました。』
そりゃあこんなに小さな身体で小さな手で
修行なんてまだ早すぎるのではと思うだろうなあ。
私だって逆の立場だったら普通に落ち着いて
ちょこんってこの場所に生き続けて欲しいと思うものだ。
日向の中で、ケラケラ笑っているだけでいい。
守られ続けていることすら、分からなくていいくらい。
その時間だけにとどまって、
自分だけに笑って居て欲しいとさえも思ってしまう。
そんなこと、しても幸福になんて満たされる訳もないんだろうが。
嗚呼そうか、きっと皆同じような気持ちなんだろうなぁ。
そうしたら多分私も、同じ様に考えてしまえばいいのか。
コルン様やサワアがおなじ様に連れ去られると思えば…。
「っ!?!?め、メル、様…?!?!」
『……嗚呼、ごめん。考え事してた。』
いけないいけない。どす黒いこと考えようとしてたわ。
あんな小さな可愛らしい子供時代の子達が
其処ら辺の下種に連れ去られる処を目の当たりにして
心の中ですら正当防衛以上の犯罪を
犯しそうになってしまったではないか。
嗚呼いけないいけない。
精神修業が足りていない証拠だな。
そう言う問題じゃないとか
突っ込みが天から降り注いでくるが、
普通に傘をさして無視をするとしようではないか。
うんうん。そうだそうだ。
頷いているメルを見ていて、ふと思ったことをマルカリータは呟いた。
「どうして、私達天使を其処迄して好いてくれるのですますか?」
『…ん?』
「お兄様が天使だから、とかじゃなくて。
ただサワアお兄様以外のお方たちとも
笑って居るのを良く見かけるですます。」
あの場所は貴方が鳥だとしたら
鳥籠を監視する人間と戯れているのと
なんら変わらない状態であるというのに。
外に出れば沢山楽しいことだってあるだろう。
なのに、自分の居心地いい処にばかり、天使らを入れて笑って居る。
本当は自分だけの世界にするつもりだったのを、
マルカリータですら分かったのだ。
だってその場所は、メルの家の周りは
本当に人間が住みそうな家なのだ。
それは勿論内装も。モヒイトあたりになると場所によりけりで
少ししゃがまないと移動出来ないくらいの高さが多い。
メルからしたらかなり高いように見えるが、
明らか天使らを想定して作っている様な内装ではない。
メルがただただ過ごしたかった場所を作っているとしか思えなかった。
それは語学が特に物を言わせてきた気がした。
「あの場所は、貴方が本当に生きたかった時間では?」
日本語を知る、あの家族たちと。ずっとずっと。
天から捨てられてしまった貴方と一緒に生きる時間。
天使達の事すら全てを忘れた時間を作ったはず。
「なのにどうして」
『…最初はそのつもりだったよ。実際サワアですら入れるつもりなかった。』
「メル様…。」
『でもね、ふとした時に入ってきやがったんだよあいつ。』
ほんと土足で入ってきやがってさぁ。
ふざけんじゃないよねぇ?
そう困ったように笑って言うメルに、何も言わずにただ聞くだけに徹する。
今話している彼女こそが、彼女だと言うのだ。
笑って綺麗な透明の仮面を被っていたエフェメラルではなくて。
本当に生きたかったであろうエフェメラルが、此処で話している。
おかしい感じがするが、それが一番しっくり来た気がしたのだ。
『そっからかなぁ〜あの人もこの人も別にいいやぁってなっちゃって。
それなら一人はぶかれるのってなんかいやじゃん?』
「いや、だからと言って全員入れるのは…
あの場所はある意味シェルター機能を入れているのでは」
『いれてるよ?大丈夫。』
「え?でも」
『君はまだまだだね。』
私をなんにも、理解していない。
そうニコリと笑うメルに、ガチャリと音が鳴る。
あっ開いた〜そう言うメルが軽くマルカリータの頬にキスを落す。
すぐに同じような鍵が外れた音と同時にポーンと鳴り響く。
ドアの上に緑の点灯がみえたのだ。
さぁ、次は誰を迎えに行きましょうか。