愛したい尽くしたい守りたい




第3種目追いかけ玉入れ前半戦

順位:宇宙  :点数
1位:第2宇宙:5
2位:第1宇宙:4
3位:第4宇宙:3
4位:第6宇宙:2
5位:第5宇宙:1
6位:第3宇宙:0

よって合計得点はこんな感じ。

運動会合計総得点

第01宇宙:1+4=5
第02宇宙:0+5=5
第03宇宙:4+0=4
第04宇宙:3+3=6
第05宇宙:2+1=3
第06宇宙:5+2=7
第07宇宙:3
第08宇宙:2
第09宇宙:0
第10宇宙:4
第11宇宙:5
第12宇宙:1

+++++++++++++++++++

『いやまさかリリリコースになるとは思わなかった。』
「驚きましたよね、全部リが最初ですもん。」

そう言うのは軽く休憩を取るメル。台座に腰掛け足を置いてくつろぐのに
誰かから足をおさげなさいと通信が入ったので台座から膝の上に変えてしまう。
違うそうじゃないと言う声が聞こえてきた気がするので無視してしまおう。
異論は認めん。私が主役だ。此畜生。

という訳で結果はこんな感じになった。

第4種目100m走息継ぎ後半戦

順位:名前:得点
1位:アペトス:5
2位:エカルム:4
3位:ラシル:3
4位:キュフロー:2
5位:トレイーズ:1
6位:コピア:0


第5種目100m走息継ぎ前半戦

順位:名前:得点
1位:リコット:5
2位:リフレイ:4
3位:リホルト:3
4位:リキャラール:2
5位:ルキティス:1
6位:ラスェル:0



よって合計得点はこんな感じ。

運動会合計総得点

第01宇宙:5+3=8
第02宇宙:5+2=7
第03宇宙:4+5=9
第04宇宙:6+0=6
第05宇宙:3+4=7
第06宇宙:7+1=8
第07宇宙:3+1=4
第08宇宙:2+3=5
第09宇宙:0+2=2
第10宇宙:4+0=4
第11宇宙:5+4=9
第12宇宙:1+5=6



「だとしてもフライング馬鹿みたいにでましたね?」
『いやビビった。流石に3回は笑った。』

一人したら次二人同時。次三人同時とか仲良すぎか。
次の種目は?と声を掛けられ次は騎馬戦混合式と答える。

『前半戦だよね』
「えっ違う違う、前半だと間髪入れずってなるから後半戦だって。」
『えっ?!あっマジだごーめん。』
「いいよいいよ。」
『待ってこれ普通に息継ぎ息できる?』
「出来てます。」

というか寒いこと言わないで下さい。
えへっ?
えへじゃないです!!

「でもアペトス様が一位なの未だに理解出来ないんだけど。」
『いやほんとそれな。放送席滅茶苦茶戻りたい今日この頃。』
「うちら普通にこっちに応援付きっ切りとかうける。」

そう言う朱音にメルはそれな〜と手を叩いて指差し答える。
衣装が衣装なだけにメルの姿は綺麗に背筋を伸ばせば様になるのだが
だらけているとさらにだらけているように見えて仕方がない。

まぁ勿論指示が入れば元に戻すものでもあるのだがね。
これくらいの休憩時間はさらっと流して貰いたいものだ。

『全王様もご満足いただけているようだし。』

ちょくちょく付き人のお方達に声を聞いてみているが、
どうやら結構面白く見てくれているらしい。
次何が起きるかなぁ、何かなぁとわくわくしているようです。

繋ぎや誘い文句も上手で
本当に何も此方は手出しせず気軽に見れていますと
寧ろお褒めの言葉頂いたくらいなのだ。

それにはやるじゃんと朱音につつかれてしまう。
うう照れるからやめろ。

「案外人間の考える遊びって凝っていて面白いかんなぁ。」
「だよねぇ、こうしてみると本当に何もない
無から有生ませるって多少の人数居ないと無理でしょ。」
「ひらめきも思いつかなさそーーー」
『次後半戦の騎馬戦っていうと、第7から第12メンバーか。』

そうだよと言ってきたのは、ミシュメールことミルである。
先程ぶりぶり〜と手を振る彼女にやほーと笑って手を振り返す。

事前にウイスらへ通達していたのが功を奏したようだ。

騎馬戦のルールは大体混合式という形を聞いてもう分かるだろうが
6宇宙全てをぶつかり合わせるやり方である。

「あれでも、騎馬戦って確か4人一組じゃ。」
『ふっふっふ〜”はーい、皆さんご注目〜”』

今から騎馬戦はっじまーりまーーーす!!!


『”そもそも騎馬戦ってなんぞや?と思った其処の貴方!!勿論ご準備しております。
幾ら何でも酷使し過ぎやろ!水面高校吹奏楽部の面子と、魔女組の面子で〜〜す!!”』

はいどうぞ。
あっどうも?

「えっ?」
『”では萌ちゃんじゃなかった、ポピーちゃんにモネアさん帽子を被って下さい。”』
「あっはい?えっ!??!」
『”このように白と赤の帽子にそれぞれの花が作られる様になっています。
勿論造花ですし、此方が設定した花冠になっております。
チームそれぞれの花が咲き誇りますその花冠と帽子を同時にゲットした方が勝利です。”』

混合式の為、どうしても勝敗が付く。
一度勝敗が付けばすぐに降りて捌けて下さい。

『”騎馬戦の混合式に関しましては此方で選抜しております。
お名前呼ばれた方はポピーちゃんやモネアさんの様にして下さい。
まぁ理由としましては、特定の人に特定の色で帽子を被れば
あのような華が出る様に設定しているからです。”』

その為此方で特定しているのは本当に申し訳ないがしたがって貰うことにする。

『”では先にお伝えします。第1宇宙ミュラリスさん。
名前呼ばれた方私の所に来てくださいね〜!帽子お渡しします。”』

そう言われてきた彼女にメルは白に被ってねと答える。
赤に被れば何も反応しないと言えば、試しに被って反応しないことを確認する。

『”第2宇宙ミラさん。第3宇宙メルトリアさん。第4宇宙エンヴィさん!”』

第5宇宙はフィズさん。第6宇宙はウィアリスさん。第7宇宙はミシュメールさん。

『”第8宇宙フェルさん。第9宇宙ミスティさん。第10宇宙ピナさん。
第11宇宙はメリアさんで、最後第12宇宙はどこ?何処に居る?
あっいたいた、リサさんですね。はい以上の子達集合〜〜〜。”』

ハイハイ戻らないよ〜〜〜。

そう言ってやってきた面子にすいませんご説明しますねと答える。


『…えー何故後半戦の子達も連れてきたかと言いますと、
この試合ちょっと面倒なので此処で全部覚えてもらいます。
前半戦の組は皆さん覚えていて下さい。
すぐに試合始めます。わかりましたね?』
「はい」
『はい、でしたら説明します。
下に3人手で組んで上の子の足を置く踏み台を作ります。
君達全員あの中で一番身長から体重から比較的軽めの子を選びました。』

あと前半戦は白後半戦は赤の帽子に変えて被ってね。

『花色が変わるのでそれを目安として此方で点数の差し引きをします。
どっちが勝ったかは必ず私か大神官様にお伝え下さい。』
「わかりました」
『基本的にこの状態からどちらかの帽子を花冠ごと取ります。
片方外れたら点数にしません。
加えて落としたものを取るのは下に居る子達のみです。』
「あ〜〜つまり上にいる私達は全員地面に足ついたら即失格だと。」
『そういうことですね〜〜〜。』

お話早くて助かります。

『落ちるのも失格です。まぁ上にいる貴方達は
何が何でも地面に足つかないで下さい。
半強制的に帽子を被って初めの合図で皆さん
華樹神見習いに一時的な昇格になります。』
「っえ?!?!?!?」
『勿論理由込みです。
相手側の力は華樹に則り力のぶつかり合い可能にします。
その為どうしても不利な相手に限り唾を後ろに向けて下さい。
華樹神見習いとして威力が倍増する仕組みにしています。』

勿論人によるし、やり手によってはしない方が得策なのもある。

『この話は下の子に告げ口しないで下さい。
なんでマイクも切って皆連れ出して言っているかっていうと、
この帽子の威力が他の人間に漏れないようにするためです。』
「嗚呼だからお前さっきから下向いたり口元に手を置いたりして話しているのか。」
『それ用のカモフラージュしてあるからね。普通にこっち癖なんだけどな。』

だああっ

「そ、それで?」
『試合終了したら唾を前に戻してから外すこと。
もし万が一外してしまったら教えて下さい。』
「唾を逆にして取られたら?」
『それでも言って。寧ろ私の名前叫んでいい。』
「それ通達にならない?」
『そう教えて貰ったっていえば良い。
何のためのこのこしょこしょ話だと思ってるの。』
「円にさりげなくなってきたよね。」

メルは周りの肩を肩でつつきながら周りに言い出せば
近付いて皆円になって話を聞いているではないか。
それに関してはクスクスとメルだけでなく周りも笑う。

『いい?人殺しは勿論厳禁。試合時間は20分よ?
試合時間越えてそれでも終わらない場合は
近づけて強制的にぶち当てるからよろしくね。』

はい以上解散!!前半組は撤収!!!

後半組の子集めて〜そう言うメルに、周りの子達が集まってくる。
1宇宙4人の為、6宇宙も集まれば24人になる。割と多いぞ。


『”はいそれではルールをご説明しました長に大体の流れをお伝え下さい。今から5分とります。
その後すぐに配置について下さい。合図のピストルで戦い合ってくださいね。”』

手を叩きメルも配置に付く為に大神官へ声を掛ける。
すると大体聞いていましたので構いませんよと答えかけられた。流石プロ。つよすんぎ。


「それにしても随分と面白い競技を思いつきますね?
そのままいったら全王様に飽きられちゃいません?」
『レパートリーは多いんですよ。
組み合わせとかその日の調子でも変わります。
前にやったならば次はどうなるかな?って思わせるんですよ。』
「本当に良く考えますねぇ?」
『えへへ、それほどでも。』

楽しそうで何よりです。

「少し思いつめたようなお気持ちで
少し心配しましたが、どうやら杞憂だったようですね。」
『ありゃりゃ…そうですよ、杞憂、ですよ。』

どうやら彼にもバレてしまっていたらしい。
嗚呼本当に柔くなり過ぎたな。
このまま元の場所に戻ってしまえば、きっと長く生きていられないだろう。

こんな甘い蜜を知ってしまえば、もうどうしようもない。

『…言われて気付いたんです。このピストルだけでなくて、
拳銃を使って力を撃つこと。どうして出来てたんだろうって。』
「…そう言えば貴方の力は本当に色んな形へと変えますよね。」

ええ

『私にとって銃は想い出しか籠っていないのです。人の命を飛ばせるものなのにね。』
「そうなんですね。」
『そうなんですよ…だから寂しくなったんです。会いたい。無性に会いたい。』

言えば言うほど、気持ちが深まっていく。
嗚呼駄目なのに、胸を掴んで首を横に振る。
貴方に会いたい、貴方に触れて、笑いたい。

そうして振り返ったその先には、貴方も私も愛したお人に出会えるといい。
あの陽だまりを、もう一度。私は望んで、嗚呼今も、尚、望んでいるというのだ。

『貴方に間違った教えを今も伝えていっていること。
どうか胸に刻んで欲しくて堪らないのですから。』
「…狡いお人ですね。」
『ええ。』
「それを教えてくれたお人ですか?」
『…ええ。』
「そうですか。私も会ってみたいですね。」
『え?』
「このような楽しいお遊びをお教えしてくれたのでしょう?」

嗚呼いやまぁ、確かにそれもそうか?
そう言えばこの内容は確かにあの時期に受けた影響下だし。

「会えますよ。貴方が望めば、
どんなことも、可能になってみせましょう。」
『…会えませんよ。会えないと思っている以上は。』
「…会いたいのに?」

ええ。

逢いたいのに、会いたくない。

『だって私はあの人の子ではない。
もう、何処にも存在しないのですから。』
「…そうは思いませんがね。」
『え?』
「子は何時だって子ですよ。親がそう思うように。
貴方もプラティアさんのこと、そう思っていたのではないのですか?」
『えっ、あっやそれは』
「共に過ごした時間は、彼女もそう思っていた筈。」

貴方の子で産まれたかった。
嗚呼でも、貴方の子でなく、共に笑える時間もいい。
今はそれを噛み締め、貴方と共に時を過ごせればいい。

そう思っていたのなら、それはそれで、嬉しいと思う。
メルは腹に手を当て想いを馳せる。貴方に自慢してみたい。
きっと泣いて喜んで抱きしめてくれることだろうから。

嗚呼会いたい。会いたいなあ。名前も知ってる分かってる。
それでも言わない。だって会いたくないのだから。

なんて嘘を、ついてくれて、困ったもんだよ。このむすめ。

「案外見に来てくれていると思うんですけどねぇ?」
『え?』
「なんでもありませんよ。それよりも準備もう出来てるっぽですよ?」
『え゛っ!!あっごめん!!!やりますやります!!!』

それではと開始の合図をセットする。
ポシェットから取り出し運ぶその流れは実に綺麗である。
大神官はそっと後ろに下がりその姿を目に焼き付けた。

上に上げた腕が、とても綺麗にみえたのだ。

+++++++++++++++++++


第6種目騎馬戦混合式後半

順位:宇宙   :得点
1位:第08宇宙:5
2位:第12宇宙:4
3位:第07宇宙:3
4位:第09宇宙:2
5位:第10宇宙:1
6位:第11宇宙:0

よって合計得点はこんな感じ。

運動会合計総得点

第01宇宙:8
第02宇宙:7
第03宇宙:9
第04宇宙:6
第05宇宙:7
第06宇宙:8
第07宇宙:4+3=7
第08宇宙:5+5=10
第09宇宙:2+2=4
第10宇宙:4+1=5
第11宇宙:9+0=9
第12宇宙:6+4=10



「いいいやああああ無理無理無理無理」
「いけっおらいけよお!!!」

そういう声にあらまぁ〜元気とウイスが微笑み見返すのに
やめてええええもうやめてえええと声が上がる。

「彼女のさんちがピンチでマッチ!!!」
「何処の言葉よ何処の。」
「それにしても面白い線まで行ったのにあそこで手を引くとは。」
「ううう、やめて私ずーーーとそれ考えてる…!!!」

頭を抱えるミシュメールにウイスはおほほと笑い答える。

…コレに懲りたらもう少し本気でお相手するようにしましょうね?
ふぁい…がんばりやぁす。

困ったように笑って居るウイスに、ねぇウイスさんとブルマが話を振る。
そんな中ミシュメールはラストリアによしよししてもらうううと言って
半泣きで抱き着きに飛びついて行った。

「おや、なんです?ブルマさん何か気になるところでも?」
「嗚呼いやそんなんじゃなくって。」
「ではどういうお話で?」
「ウイスさんってさ、ミシュメールちゃんのこと好きなの?」
「…………………はい??????????」

驚く位に困惑したウイスに、
嗚呼ごめん勘違いだったらと慌てるブルマに
内心気が気ではないウイス。

そう、大分前から彼女のことが気になってはいたのだ。
それも、所詮一目惚れという形ではあったのだが。
触れもしなければ話を口出ししたことは一度たりともない。

ましてや彼女らに悟られるような素振りは一度たりともしていない。
だというのに切ってかかったブルマの言葉には驚き開いた口も塞がらなくなった。

「嗚呼すみません、急に突拍子もないことを仰られるので…して、何故そうお思いに?」
「あの子を見る目がちょっと違うなって。」
「…もし仮に彼女の事を貴方がいう好意と受け取ったとして、それでどうなさるのです?」
「え?」
「華神と天使ですよ?加えて互いに生命から逸脱した存在。愛だの恋だのに浮かれ堕ちたら悲しむお人もいるでしょうに。」
「でも」
「エフェメラル様とお兄様の件についてでしょう?…アレは持って生まれべくしたお方達です。」

自分らとは似て似つかぬ存在。
だからこそ、遠くから見守ってやる今この状態こそが最高であるというもの。
こんなお遊びに付き合って貰えるだけでもありがたいと思った方が良い。

確かに近くにいる。華神らは基本的に華樹の内部から飛んだ世界にある星でしか生きていない。
その為こうして自分の宇宙として来ているのはある意味新鮮であるのだ。

半泣きになりながらも、ぐりぐり…ぐりぐりと
最果てのラストリアに対して胸元に頭を押し付けて困らしている。
トレイーズはため息を吐いてもう呆れている処どうやら恒例行事らしい。

お姉さんともいえる原初のコロネはクスクスと口に手を置いて笑っているだけだ。

「私が介入して良いものではないのですよ。ブルマさん。」
「ウイスさん……」
「そう気を落とさないで下さい。…まぁ、そうは言っても私も一天使ですからね。」
「え?」
「お兄様の血を受け継ぐというものですよ。」

それってつまり、ウイスさんまさかミシュメールのこと外堀りから少しずつ埋めてってるんじゃ。
そう思っていると、うふふと笑い返されてしまったブルマは恐ろしいわと答えて避難する。

ミシュメールが気付く日は何時になるやら。
そして気付いたその日その瞬間、彼女が逃げる道など残されていない。
立ち止まった時、上を向くその目を想像しては笑みが零れてしまうのだ。

「(今だけは、どうか…想わせることを、お許し下さいね。)」

貴方が私を選んでくれるとは、到底思えませんが。
ウイスは先程戦っていた彼女の試合を杖から眺め、ため息を吐いたのだった。