犠牲は綺麗に無視




前回のあらすじ

華樹神官であり、加護天使であり、華樹神だった
メルのお父上であるルトラール様が現れた。

以上!!!


「いやお父さん!!!!お父さん来ちゃった!!!!」
「お父さん帰ってきちゃったよ!!!!!」
「ふっ、はははは、父じゃないですよお〜
……一体何処をどう見ていうんです?」
「うっっっわあ、激似。くそ激似。」
「その言い方というか、雰囲気全部。」
「あ〜〜〜父親に似たんだねぇ、メルってば。」
『え?あ?え?え???え??????』
「駄目だ本人困惑してる。」

そう頬をぷにぷにとつついて
いやだなぁととぼけるルトラールに
周りはメルを見てはルトラールを見て言う。

「いやいや、金色の目に白い髪の毛ですよ〜?」
「でもフィズの時おもっっいっきり紺色の緑目してましたよね?」
「んぐ」
「なんなら幾つか出せば色が変わるのも分かるかもね。」
「…大神官」
「もう全員にバレちゃってますよ。流石に無理です。」
「………はあ」

私大分やった方ですよね?ええそうおもいますよ。
そう褒めて貰ってなんとか態勢を戻すように、
ふわりとメルから離れて空に浮遊する。

「管轄から外れているので空を動くことが出来ることはご存知で?」
「え?」
「おや、其処迄知らないのですね。一応説明しておきます。
華神らは華を携えると必然的に空を飛べなくなります。」
「いい!?!!?」
「ですが空を飛んでいるように」
「アレは華神ら特有の魔法と呼ばれる詠唱やら、
風を使っての操作で何とかやっているというもの。
身体に纏わせるなり、身体のバネ使って
空中を浮遊出来る程停止させているだけであってですね。」
「え、いや、え?」

まぁそこら辺はいいとして。

「華が咲けば咲くほど、その力が威力が増大すれば地に根を張ります。
そうして自分の力を星に蓄え力を籠め続け星を回す仕事もありました。」
「ああ!それ私してたやつ!!!!」
「メルトリアさんにはその素質が強く出ましたのでね。
破壊よりも創造の応用をやらせていたんです。」

まぁ破壊もさせましたが、
あいつらの言っている
方向性の事はさせなかったのも、また事実で。

そう言って地面にすっと降りたルトラールに、
へぇと手を身体を見るメルトリア。

メルトリアの華は腰元から顔元に移り変わっている処だったのだ。

「第2章として、正確に記録されたので華が移動するのも当然かと。」
『はえ〜〜〜壮大!』
「っふふ、にしても、今何時です?」
「貴方が眠って軽く10億年は経っていますね。」
「いい!?あ〜〜〜〜コルン?」
「ひっ」
「ひっ?」
「私のメニューは引き続きしているんですよねぇ??」
「…すいません」
「よろしい。後で来てください良いですね?」
「はい」

呼び出しが食らっているくらってると思っているメルだが、
メルと呼ばれて身体が飛び跳ねた。

「貴方もコルンと、貴方を育ててくれていた天使に
あとサワア、クスも来なさい。」

他の方は別に今回用もないので帰ってけっこう。
そう言われて、その場は解散となったのだった。


++++++++++

ところ変わって、呼び止められた者達がその場に居る。

『あう、皆あ』
「ごめん、流石にこれ以上
貴方の周りをウロチョロは出来ないから。」

そう言ってミラ、ミシュメール、フィズ、メルトリアの
4人は引っ込んで消えてしまった。

現在此処に居るのは、メルと、メリア、
引き留められた天使である
コルン、ウイス、サワア、クス、
大神官と7名になっている。

ビルス達破壊神や界王神は先に帰させた。
ということは、話が長くなるということ。

「メル?どうしたの?」
『嗚呼いや、フィズやメルトリアが入ってから
ちょっと記憶の整理をしてたけど…
いや濃度こっっっっゆ!!!って困ってる。』
「あらら」
「まああのお二人もそこそこの気をお持ちでしたから。」
「眠たくなったりしてません?」
『今のところはというか、寧ろ快適なくらいです。』

逆に恐ろしくて怖いんですよ。
おやおや

『10のうち4、メリアを含めて11のうち5ということは』
「半分が過ぎようとしているということですね?」
「お待たせしました。準備が整いましたので此方へ。」
『お』

呼ばれて一同が歩き始める。メルは最後の方にと行こうとしたが
此方へとルトラールの隣に歩き始めた。

「メルさん、でしたね?」
『えっ!?あっ、はい!!そうです私がメルです!』
「ぷっふふふ、ええ存じあげてますよ?
それにしても華樹の廻廊をご存知で?」
『いやそれが、お恥ずかしながら
フィズ辺りで何となく理解しまして。』
「いえいえ、私の力がかなり強く作動していた様子。
その感じからして、成功したようでうれしいです。」

そういうものですか?そういうものですよ。
そう嬉しそうに言うルトラールをみて少しコルンはホッと息を吐いた。
なんだかんだ言って実の娘がこうして目の前に居るのだ。

それもちゃんと肉体を持って、こうして話せる。
そんな奇跡に喜ばない親はいないだろう。

ましてや、自分の子供に呪いをかけて、生き伸ばしていたとか。

「今どれ程に?」
『11番目で、今彼女がメリア11番目の子です。』
「初めまして、メリア・アウゲンです。」
「ほお?ひょっとして、アウゲンは
アウゲンブリックから引っ張ってます?」
「え」
「メル、貴方本当に凄い子ですねえ?」

ううん?と首を傾げるメルにクスクス笑う。

「瞬きする程の、一瞬なんて。
私の付けた名と同じではありませんか。」
「っ、ルトラール様!」
「おや?サワアどうしました?」
「…な、なんでも、ありません。」
『んんん??』
「ふふ。何も貴方の事を大事に想うのは、
一人ではないということですよ。メル。」
『ほお』
「さて、付きました。」

そう歩いてきた場所は、ルトラールが閉じ込められていた場所の奥である扉。

『あ、此処入ったら駄目なとこ』
「ええ、そして入るところです。」
『え゛いいんですか』
「というか貴方の現状入れないと逆にまずいです。」

管理も行き届いてなさそうですし。
そうちらりと向いたルトラールは後ろにいた大神官を見ていた。

「すいません、そのままを維持するのが手一杯でして。」
「ま、あれ程の仕事量を捌くとなると話は別でしょうしね。
華神の生き残りが居るとなれば話は別です。」
「…まさか、この先は」
「サワアやクスならよく遊びに来ていらしましたし、知っているでしょう。」

こくりと頷く二人にメルは首を傾げる。
ドアが開かれると、其処は外に繋がっていた。

『あれ?外だ』
「ちゃんと見なさい」
『ふぎゅ』

急に両手で手を置かれて前を強制的に向かされるので変な声が出た。

「前を向いて、ちゃんと見なさい。そこにちゃんと、貴方が帰る場所があるはずです。」
『…あ』
「…やはり貴方は選ばれた子だというのですね。」
『え?ルトラール様?』
「この場所は華樹神の者が居ないと道が出ないようにしているんですよ。」

そう言う大神官にへぇとメルが言った後
うん?と言ってバッと大神官の方を振り向いた。

「貴方が帰ってきたという証拠です。」
『私が、いるから?』
「ええ」
『…』
「おいで」

ルトラールの手に、メルは照れくさそうにも、そっと手を前に出す。
クスリと笑って歩き出したルトラールに、メルはそっぽを向いたまま歩いた。
その後ろ姿は、帰りたくない子供を手びいて歩く父親そのもので。

「正直早い帰りと思います。」
『何がです?』
「11番目は貴方の考えている通り。
人が一人ずつ立ち、その現状を見つめあう状態。」
『…っ』
「そう睨まないで下さい。
どちらにせよ他の子達の記憶が見つからずに
困り果てているのでしょう?」
『ばれますか』
「貴方は分かりやすいですからね。」
『フィズとかに騙されたくせに?』
「アレは私ではないですし。」

後ろの視線が少し怖いので、黙ることにした。

「さて、メル。」
『はい』
「扉を開けて下さい」
『…待って?いやまって?』

そう頭に手を置いて、こめかみの皺が寄る。
目を閉じて色々考えてまた閉じて待ってと手を前に出して下がる。

『私此処の先知りませんよ?』
「ええそうでしょうね」
『えっ待ってサワア様とかクス様とかそっちは???』
「彼等は天使の端くれです。華の軸から外れた者達。」
『いや知ってるところを開くっていう意味ではこれ。』

というか端くれて、言い方。

「端くれで合っていますよ。現にこうなっていますし。」
「っくく、偉く律儀になりましたねぇ?
昔はあんなに泣いて立ち向かってきてたというのに。」
「ばっ、なっ!!!ルトラール様!?!?」
「はは、すいません。ですが、貴方ではないと駄目なんですよ。」
『うう、でも』
「ならどういうところが良いですか?」
『え?』

貴方が望む場所を、教えて下さい。
そう言う彼に、望む場所とぼやき前を向いて立つ。
記憶の中に残り続ける場所。

扉を開けた先は、白い廊下が広がるも、
四方に分かれている。

左右は半円を作っており、その廊下にはいくつかの扉。
一周して戻ってこれる場所の、中央は青々とした草原が広がる。
その草原の奥には、大きな大樹が広がり、花畑と、その上は

『青くて、何処までも、青い、お空が』

扉を開けて上を見て立ち止まるメル

その場所は、何処までも深くも、薄くも見える空が広がっていた。
白い雲が出てきたり引っ込んだりしているも、基本的に真っ青一色
地面はふわふわしていて、寝転がって日向ぼっこしていたら寝てしまいそうだ。

「ここは…」
「此処は華樹の場。華樹神の職場というべきか。」

そして

「単刀直入に言います。」
『ん』
「貴方は次の華樹神に選ばれた者です。」
『…うん。』

そうだと、そうだと、思ってた。
そう顔を落とすメルに、メリアがそっと傍に寄ろうとするのをコルンが止める。

「彼女らを見つけたということをどう思います。」
『…最初は濃度の問題だと思いました。
でもそれにしてはまばら過ぎる。』

華も同じではない。

『大神官様は12と言っていました。
全部で最終的に魂は12個になる。
だがそれではつじつまが合わない。』
「ええ」
『メルトリアの時に聞きました。華神らの、華樹神のことを。』

ー放れていたら、弱くもなる。

『華樹神は生きている、でも何処にもいない。
それはそもそも魂が完全に戻り切っていないから。』
「…っ!!!」
『此処に生きてる。私はかつて、この場所で生きていた。』

だからこんなきれいな場所が生きている。

『この身体にある一つは、貴方の好いた人であり、私の母である者。』

華樹神である、存在そのもの。

『そうでしょう?華樹神官ルトラール様、いえ…父様って呼んだらいいです?』
「…流石私の子供ですねえ。キレの良さは私似でしょうか?」
『ん〜その感じが見えないので多分母様かと。』
「っだ」
『まっっったくお父様って感じしませんけどね。』
「っはは、それでいいんですよ。」

我々はそれくらいが丁度いい。
そう頭を撫でられ、何処か懐かしくてきゅーと声が出る。

「では華樹神になるにはどうしましょう?」
『え。あ、確かに?華神から繰り上がりとかじゃないんですよね?』
「勿論。そうなれば色々収集つきませんからね。」
『え、遺伝とか?』
「まさか。正直私は引き継いで欲しくない側です。」
「何が何でも振り落とそうとしたって帰ってくるくらいですしねぇ。」
「…すぴす」
「ふふ、ですが本当に帰って来たんですから驚きですよ。」

私まだまだ思い出してないですよ?
そう困るメルに、いえいえと大神官は言う。

「つい先ほどお会いしましたから。ね?」
「…ええ」
『????』
「まあ第7に世話になりっぱなしというのも野暮というものです。
メル、今日からとは言いませんが、貴方は此処で暮らしなさい。」
『え!?!?!?この広さを!?!?!?!?!』
「流石に今からとは言いません。スピス」
「ええ、時期は見計らいます。メリアさんこれを。」
「これは?」

そうメルはルトラールから、メリアは大神官から物を貰った。

「此方に来られる用のポタラです。
わざわざ人伝いに来るのも億劫でしょうし。」
「ありがとうございます!」
「貴方はこれ。」
『これは?』
「こっちが銀の首輪こっちが金の首輪。」
『つけるふぐ』
「メル様!?!?!?」
「銀の首輪は気を半分にし、栄養を溜めるものです。
今つけている金の首輪は気を綺麗に昇華し、
力を出せないようにする
いわばお仕置き用の強制脱力首輪とでもいいましょうか。」

それを早く言って下さい。

そうぶっ倒れたメルの首輪を苦笑いしながら
サワアが外しますねと言って外してやる。

「透明のポタラも最初は付けてこの場所を飛ぶ練習をしていてください。
力がある程度戻ってくればすぐにポタラなしで移動できるはずです。」
『嗚呼〜なるほど、これ特定の場所指定ってことか。』
「そういうことですね。華神らだけでなく加護天使も瞬間移動は厳禁なので。」
「おや、其処は違うんですね。」

そう言ったのはウイスだった。
それにええとルトラールが答える。

「瞬間移動は別の意味で出来ますがね。」
「ほう?」
「華の種を飛ばし、その地に芽生えたら
その星何処でも大体飛ぶことが出来ます。
身体の何処でも掴んでいれば一応他人も移動できます。」
「成程、形が違うということですか。」
「そういうことです。」
「あれ?じゃあ私がビルス様の元に飛んだのは?」

メリアが悩むことに、ルトラールが記憶を見て嗚呼と答える。

「ソレは恐らく華神ではない状態の賜物ですね。
ミシュメールという子が瞬間移動に近い物を覚えたのでしょう。」
「ああ、言われてみれば、確かに教えたことがあったと思います。」
「華神は種なしの瞬間移動厳禁ですからね。一応気を付けて置いて下さい。」
「それは界王神や下界の人間に付いていくのも厳禁ですか?」

そう手を挙げて聞いたのはコルンだ。
いいえとルトラールが答える。

「華神自らがの動きなので、それは判定外です。」
「成程」
「とりあえず此処までにしておきましょう。」
『でもあそこ人いますよ?』
「え?でもどこにも」
「…メル、誰も居ませんよ」
『え?でも、白い髪の毛のっ』
「っメル?!?!」
「…寝かせましたね?」

すいませんと笑うルトラールがメルを抱き上げる。

「ちょっとまずい方を見出したので。お詫びにウイスさん。」
「はい」
「メルさんの寝ている場所を案内してもらっても?」


++++++++++

「本当に良いんですか?」
「ええ、どうせこの子の事ですから、
滅茶苦茶広い所じゃなくて
狭い処を好んで寝ていることでしょうし。」
「いえ、確かにそれは合っていますが……」

そう言いつつもウイスはルトラールの腕の中で眠っているメルの見つつも話を続ける

「すいませんね、ご迷惑を沢山お掛けしました。」
「いえいえ、大変可愛らしくて毎日楽しくさせて貰えています。」
「そう言ってもらえると嬉しいです。」
「あの、ルトラール様」
「なんです?」
「…その」
「…その時は、確かにメルも泣いてしまうでしょうね。」

メリアはずっと、メルの記憶を見て気になっていた。
いつか自分が、同じ様に悲惨な状態で死んだとき。
また同じ様に、私が願えば、メル自身が摘まないかと。

メリアの中に居ればまだしも、今回はメルが出ている状態。
つまり、メルが華を咲かせて、華を千切れば変わるもので。

「大丈夫です、幸いなことに我々は一人ではない。」
「え?」
「この種が多くの奇跡を繋いで今があるのです。」
「…お力添え出来るよう、励みます。」
「ウイスさん…!!」
「それにしても、コルンお兄様が凄く怯えていたのですが、
ルトラール様何をさせていたのですか?」
「ふふ、少々ね?」
「…まあいいですが、付きましたよ。」

そう破壊神星に戻る。すると声が聞こえて音にぱっとルトラールが空を飛んだ。

「いっててて」
「ったく、何をやって!!っ!!!」
「おやおや、人間ですか。」
「ええ、お二人とも無礼ですよ。」

下がりなさいというウイスに、構いませんとルトラールがメルを抱きしめたままみる。

「ほぉ?これはこれは…」
「〜〜〜っ、う、ういすさあ!」
「っくく、すいません、先程会合が終わった所でして。」
「っ華樹神官様!!!!」
「おや、貴方は?」
「現在の破壊神ビルス様です。」
「ほお?」

だらだらと汗が流れるビルスだが、顔をあげろと言われてそっと上げる。
よいしょっと言ってメルを抱き戻すルトラールがちらりとビルスの方を見た。

「お話は色々見ましたよ。メルを良く見てくれていて本当に助かりました。」
「っいえ!!当然のことをしたまでです!!!!!」
「ビルス様どうしぐっ」
「かかろっぐ」

煩いと言って軽く圧を掛けて二人の頭を下げさせる。
良いと言ってあげさせろと指示をすると力を抜いて顔を上げた。

「貴方の仕事の邪魔にもなりますし、数日で撤退させますのでご安心を。」
「…は、えと、では彼女達は」
「次の華樹神へと段階を踏むことになったのですよ、ビルス様。」
「…か、かじゅ、あ、あの、ま、まぼろし、の?」
「かじゅ?なんだそれ、うめえのか?」
「っくくく、成程、貴方の影響もありそうですね?」

そう笑うルトラールに悟空が首を傾げる。

「破壊神界王神天使の3つの機関よりも更に
前の神々である華神の頂点に君臨していた者。
華を育て、樹木とし、永久に願いを捧げた人間の神様です。」
「…ん?」
「悟空さんに分かりやすくいいますと、
ビルス様達よりもず〜っと前の神様ですよ。
ルトラール様」
「なんです?」
「メルさんは、華樹神様はどの位置ですか?」
「そうですねぇ、全王様程よりかはしたかと。」
「…ちなみに下は?」
「天使くらいですかね♡」

滅茶苦茶上じゃねぇかという声が聞こえなくもない。

「私の位置は大神官と同じですから。知っておくように。」
「はは!!!!」
「では、ウイスさん」
「ええ、此方です。」

そう言って動き出す。

「(確か6魔女とか何とかいってたけど。)」

そうメリアは歩きながら考える。
メルの姿を見て何となく仮説が出てきたのだ。

「(もし本当に華神が別世界の人間ってなれば
私や他の子も必然的にそうなる。)」

だが、誰もがメルの言っているような言葉を知らない。
なんなら、メルトリアの時のティーナ達をみてすぐに
同じ区域に住んでいたという反応がみてとれた。

メルトリアが、ティーナ達の世界に生きていたのか、
メルが、ティーナ達の世界に生きていたのかで話が大きく変わるということで。

「(もしメルがティーナ達の世界で生きていたとしても、
神々の言語がローマ字とかっていう言葉が日本という処の
言語というのが直結する。)」

でも、メルトリアとなれば、メルが知っているのもおかしい。
そもそも神々の言語は、そんな古くからあって別世界の人間が
分かりやすくするかというのもある。

複雑な事情がまだまだこんがらがっているのは確かだ。
それに、守ると、生きろというメルの力が発動しなかったとはいえ、
ティーナ達が戻っても帰ってくるとルトラールは言っていた。

彼等上の人達が断言するなんて冗談でも言わないはず。
ならなぜ言ったのかそうなると分かっている?
でも何処で一体思ったのか。

そもそもだ、フィズの時に魔女は殺すとも言っていた。
現在魔女たちは生きているのか?
6人いるとは言っていたが、あの先程歩いた右側のドアは。

「メリアさん」
「っ」
「そこら辺にしておきましょう。」
「…すいません」

すっかり忘れて居たが、彼等は頭の中が見える者達。
メルの、華樹の廻廊にある記憶に入れば見えないが、
基本的には見れるという者であって。

「此方がメリアさんとメルさんのお部屋です。」
「おや、共同でしたか。」
「ええ、駄目でしたか?」
「寧ろ有難いです。こういう状態で一人は怖いですしね。」

まぁ向こうになると広くなりますが、ああそうそう。

「ウイスさん」
「はい」
「貴方創造は?」
「まぁできなくはないですが…」
「では界王神の元に連れてってもらえませんか?
メリアさんはメルのことを頼みました。」
「わかりました」
「お疲れ様です、また後日。」
「はい、お待ちしております。」

そう言って別れ、ウイスとルトラールはその場から消える。