誰にも見つからないように
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「すいません、此処までついて来てもらって。」
「いえいえ、此方こそすいません。」
メルはそのまま、ゆっくりと眠ってしまって、定員に説明すると
メルの容態も気になるというので、
メルだけ一室貸し切ってもらえることになった。
その後リサが抱きかかえようとしたが、
コニックがメルを抱きかかえ、部屋まで連れてってくれた。
現在はその連れてってくれた後のこと。
サワアが到着したと同時にコニックが頭を下げると
首を横に振り、彼がメルの面倒をみると部屋に入って行って
現在は隣の部屋で皆が話をしていた。
「それにしても、あんな素振り今まで見たことがない。」
アタシと居る時は適当にしていたからな。
そう言う彼女に、きっと安心しきっておったのじゃろうと言ったのは、
サワアの仕えている破壊神のヘレスだ。
「お主はメルのことを何より優先してくれていそうじゃからな。」
「…確かに、腹が減らない時は一切物を見せていなかったからな。」
旅をすれば、必ず朝昼晩とある程度決まった時間に食事をするものだ。
一人旅ならまだ別だろうが、
ある程度の人数で動くならそうなっていくのも必然。
仕方がないことではあるのだ。
「それにしてもあんな無理して食べなくても…」
「そうするしか術が無かった。」
「アルトリア…」
「フォークを一度も手放す素振りは無かった。
加えて、震えながらもただ笑って泣きながらも嬉しそうにかじっていた。」
「…そうしないと、命の危険があった、と?」
そう睨むチトラに、恐らくはとヘレスが頷く。
「もし仮にそうなら、そいつの命いくらあっても足りないだろうなぁ……」
破壊神ながら、憐れに思うぞ。そういうチトラに、ヘレスもまた頷いた。
「とっちめて吐かせるくらいはしたいが、な。
…きっとあやつのことじゃ。
そういうやつすらも、我々がすることを拒むじゃろう。」
「…なんなら、一番手を伸ばしたかったのかもしれませんね。」
「え?」
「そうすれば、きっと、手を取ってくれると。」
いや、そうしなければ、
何処にも、手を取ってくれる方法など、
無いのだと、理解していたから。
誰かに拒絶されれば、もう二度と、出会えることすら、
触れることも、見ることも、存在すらも、無かったことになりそうで。
それだけは、嗚呼、どうか、それだけは、嫌だったのだろう。
「記憶を消せずに、そのままとは…きついことですが。」
「お前達……」
「だって何処からどう見たって大丈夫じゃないではありませんか。」
それは、苦しいと、辛いと、助けて欲しいと、見て欲しいというのに。
なのにその言葉を知っていても、気付いていても、尚、その言葉を言わない。
選ばない、見つけない、気付いても、知らないふりして笑って誤魔化す。
泣いているのに、痛みを知っていても、尚、知らないというのだ。
嘘なんてすぐにわかるというのに、分からないでと言いたそうに嘘を付く。
大丈夫だから、これは、これくらい、どうってことないのだと。
彼女が痛みを知るならば、こんな、
こんなつらい現実を一人で抱えるくらいならば。
助けてくれた、拾ってくれた、
彼女の恩返しにと、
一人の為に、犠牲になるというのだ。
その、たった、一度だけの、時間の為、だけに。
自分の、親ではないというのに、でも、
欠片だと知っていたのだろう。気付いていたのだろう。
一度目の時間に、確かに、彼女の出会った二人は、
かつてあの大樹の下で微笑んでくれた、
二人の欠片であったのを、
彼女がもし、気付いていて、
もし、突き放されたとしたら、それは。
一度だけではなく、二度までも、彼女は、
メルは、突き放されたということになって。
天から落とされ、突き放され、翼をもいで、地に生きて、
そこでも天で突き離された者達に、落とされてしまえば、
一体何処まで落とされたら気が済むのだろうか。
罪などないというのに、首にそっと手をかけて、
そんなことわかっていても、笑って笑って大丈夫と言う。
独りで抱えるには、重すぎる、その痛みを苦痛を嘆きを。
彼女は、痛みすらも、抱え込んで、人々に迷惑をかけたくないなどと言うのだ。
「お優しすぎますね、ほんと。」
兄上らが言う様に、そういうコニックに、まぁとヘレスが笑う。
「それがあの子の、いいところでもあるんじゃがなぁ。」
今頃、メルは涙を流しつつも、また目を覚ましていることだろう。
これは夢なのだと、遠い遠い昔に生きていた、幼馴染の夢を。
目覚めて現実であるというのに、ソレを夢だと言い聞かせながら。
そしてその現実を、知りながらも、嘘を付いて、幼馴染は笑って言うのだ。
夢だから、何があっても、大丈夫だと。狡過ぎる、酷く、甘い、毒の様な嘘を。
「…あの、一つ聞いて言い?」
「なんじゃ?」
「あの二人のこと知らないんだけどさ……アレ、付き合ってるの????」
「「「「…………いいや????」」」」
「ま?」
「ま」
そう唖然とするリサに、いやあ本当にじれったいとヘレスが言う。
「どう考えても互いに両想いだというのに、あやつもあやつで律儀でなぁ!」
「え?なんか約束してるんです???」
「全てが終わった後ならば、とメル様は前に仰っていましたので。」
「…待ってだからってずっと????え、あの人、名前言ってる??言ってないよね???」
「と言うかメル、あれ、え?気付いてるの?気付いてたの???」
「まぁ間違いなくメルも好きだと分かっておったろうな?」
滅茶苦茶照れておったし。えっまじかよ。
「ええ、それで…ええ????」
「っくくく、本当に無理やりにでも
くっつけさせたいところじゃが、
流石に壊れてはいかんしなぁ?」
「それこそとばっちりが永遠に続きますよ?」
勘弁願いたいものです。そう言うコニックにヘレスがクスクスと笑う。
皆さん、本当に仲がいいんですねというアルトリアに、いいやと答える。
「え?」
「わらわらは其処迄仲良くはないぞ?なぁチトラよ。」
「嗚呼、正直大神官様に言われてお前達の面倒を見ているだけであって
こいつらとはなれ合うつもりなど一切ない。」
「いやでも」
「…ま、もしそう思わせたり、させるならば、
きっとあやつら二人のせいじゃな。」
「ソレは言えてる。」
知れば知る程、ヘレスはこめかみにしわが寄り、
正直今すぐにでも破壊しつくしてやりたいくらいだった。
華樹神の言葉の深さを知り、真実を知り、
その現実がどういう道に辿り着くか。
そして、その向こう側が、どういう状態かすらも。
一度メルは、知らされているハズなのだから。
0番目の、落とされた、その瞬間に、
この世界全ての時間に、落ちながら触れつつ、
その身体を奈落に落とされて。
一体どれ程の絶望を抱いたというのだろうか。
どれ程、人から遠く離れたかっただろうか。
そうしたら誰もが幸せになると、自分でもその手を取ったと思う。
嗚呼でも、彼女だから、此処まで歩いてこられたのだろう。
何処に道を踏み外そうとも、きっと、彼女の様な姿ならば。
誰もが手を差し伸べ、誰もが背中を押したことだろう。
だからこそ、選ばれたというもので。
その華樹は、彼女ならば、誰よりも何よりも、
力をもたらしてくれると、分かっていて、選んだというもので。
その果実を、喰らう様に、一つしか選択肢を取らさなかったのだから。
本当に、残酷過ぎる、現実なのだ。
「だからこそ、あやつには、あやつらには
どうか、死ぬほど、消滅する程幸せになって欲しい。」
「…死んだら消滅したら元も子もないんじゃ。」
「っくくく、それ程、と言う意味じゃ。」
ヘレスは、サワアがどれ程までメルの現実を知っているかは知らないが
それでも自分とほぼ同じか、それ以上は知っていそうな感じはした。
全てではなくとも、ただ、メルが見せた、額縁の世界を見て、直ぐに悟った。
華樹は、この子であると、選ぶに相応しいほどに、残酷な絵画を一つだけ。
見せつけながら、彼女は帰って行ったのだから。
「あの子がわらわらを救ったのじゃ。」
「貴方達を?」
「嗚呼、遠い遠い、昔にな?命も、救ってくれた。」
その心全てすらも、救い取ってくれたのだというヘレスに、
貴方もコルンさんみたいに言うんですねとアルトリアは言う。
「え?」
「同じ目をしています。コルンさんや、ちょっと違いますが、今会ってくれている方の様な。」
「サワアがか?」
「ええ。まるで、大丈夫だからって、言い聞かせてくれている優しい、天使みたいな、そんな目を。」
「…気を悪くさせて申し訳ないが、その二人はまだしもこいつは破壊神だからな?」
「ばかたれ」
「ああ?!?!?本当のことを言ったまでだろう!?!?!?」
なんで貶されなければならないというチトラに
ヘレスも喧嘩を売る様な言葉をいうんだから
落ち着いてとコニックに宥められる。
「私ね?原初の時間が分からないんです。」
「…アルトリア様、」
「誰が居て、何をしていて、どんな世界を見ていたのか。」
そして隣に、誰が、居てくれたのか。
「名前すらも、姿も、分からないんです。
なのに、彼等の事だけは分かっているから。」
「…だから、力を貸してくれるというのか?」
「ええ。そうすれば、きっと、私も分かるだろうから。」
きっと、原初を、知れるだろうから。
「あとね、何故か会える気がするんですよ。非常に謎なんですがね?」
「ほぉ?それはそれは、面白い話じゃのう?」
「きっと、もっともっと、騒がしくなりますが…」
皆さん、よろしくて?
そういうアルトリアに勿論とヘレスは笑って言う。
「此処までくれば宴並みにどんちゃん騒ぎしてしまえばいい。」
「…余り騒がしいのは好みませんが、少々ひと時だけであれば、構わないでしょう。」
「ほー?第4の天使よ、つれないことをいうのじゃなあ?」
「はい?」
「それはつまり、お前の兄と想い人が瞬きの時間だけでしか会えないというのと同意義じゃぞ?」
「っな!?!?!?!そ、そんなことは!!!!!!」
「ヘレス様」
煩いですよ。そう言う本人に、サワアとヘレスが答える。
物凄くイライラしているようにも見えるが、気のせいではないだろう。
「全く、あの子がやっと落ち着いたと思えば気を察知して現実だと気付いたではないですか。」
「っ!?!?!?」
「ご安心を。一応処置はしています。そこら辺の記憶くらい消し飛ばしても大差ないでしょうから。」
要らぬ仕事を増やさないでもらいたい。
ただでさえシビアな状況下だというのに。
す、すまん……
「全くもう、応援して頂けるのはありがたいですが、余り騒がないで頂きたいものです。」
「…うむ」
「それより、あの子、大丈夫?」
「……正直大丈夫ではないですね。少々悪化は見えています。」
下手に動かせば、どう転ぶか分からない。そう言うサワアにやっぱり戻した方がいいのかなと言うのはリサだった。
「え?」
「一度だけ、その肉体っていうやつに戻してみた方がいいのでは」
「…それこそまずいのでは?」
そう言ったのはコニックだ。あの状態をみて、精神が魂が、肉体に一致しなければどう動くか分からない。それには同感だとサワアも頷いた。
「流石に其処迄はしない方が得策かと。」
「じゃあ、どうすれば……」
「…ん〜〜、私は、大丈夫、だと、おもうけどなあ?」
「アルトリア様」
「だって此処に来る前にさ、あの子達が手伝ってくれたって言ってたんだよ?」
「どなたです?」
サワアに対して、アルトリアは「あれ?貴方もう忘れちゃったの?」と素っ頓狂な声をあげて言う。
「君がたあくさん和えられてしまった、あの集団に。」
「…………え」
「なんのはなしじゃ?」
「えーあ「言わないで下さい大体わかったんでもう!!!」
ああ、はいはい。だそうです。」
絶対他の者達に他言無用ですよ!?!?
いいですか!!!わかってます!?!?!?
そういう彼に分かった分かったと宥めるアルトリア
「それで、例の子達が助けてくれたのよ。
此処まで来るのにね、こっちだって、手を取ってくれたり、背中を押してくれたってメルから聞いてるの。」
私らそれで此処まで来たんだよ。そういうアルトリアにリサも頷く。
「そうだったのですか…ほんと、お人好し過ぎません?貴方方人間は。」
「あらあら!酷いことをいうのねぇ?
想い人を手厚く優しく導いてあげたというのに?」
「…礼を言いたくとも、もう言えませんよ。」
「いいや言えるわ。絶対に必ず。」
「え?」
「あの子があの子で在る限り。」
何時だってあの子達の元に戻って、何時だって遊べるのだから。
そういう彼女に、それは、何時かの時間を決めていて。
あの、演奏を、応援させてくれる日が、見えた気さえしてしまった。
「…ほんと、手に負えませんよ。」
「っふふふふ!…ま、そういう訳もあってだけど、
次なんて思っていないからね。
流石に出る時は頼ること考えない方が良いと思って。」
「それでコニックさんらと同行の許可を。」
「すいません、お役に立てるどころか、
下手にトラウマを掻き立ててしまいまして。」
「いえいえ、貴方が謝る程ではありませんよ。」
あの子も無理した末路ですし。というか寧ろそっちが悪いので。
そういうサワアに、お前も言うようになったのぉとヘレスは半笑いだ。
「そもそもちょっと無理なら掛け合う言葉をかければいいのです。
それを怠るからこういう結末にしか持っていけれないというもの。」
「まぁ、メルだしねぇ〜〜〜。」
「…ソレを言われると何も言えないので何とも言えないのですが。」
そこら辺は自覚があるらしく、どっちにせよ無理なのは承知らしい。
『そうだよなぁ〜〜〜無理したら無理だしなぁ』
「っ!?!?!?!?」
何時の間に居たのか、メルは窓際に座って髪の毛を弄っていた。
『ま、まだまだ未完成って言った所か?』
「……貴方、一体何者ですか。」
『ん〜〜〜カランコエ、』
だと言ったら?
そう言う前にばっと各々が攻撃の構えを取り、
コニックはそっとアルトリアとリサを後ろにつかせ、
杖を前に出して警戒をとった。
『よせよせ、今はそういう気分じゃない。』
「ならどういう気分で?早く消えればよいものを」
『そう喚くな嘆くなおののくな。』
「…いや、全部していませんが。」
そう気を抜かすようなことを言われて、サワアが軽く引いて答える。
『どうあがいても絶望、どうあがいても救済等皆無。
希望を救いを前を上を見てしまうからそうなってしまう。』
「…早く彼女に渡しなさい。」
『お前達が思う以上の世界をこの子は望む。』
お前達が絶対に、辿り着く等出来ない境地に。
そう言うカランコエに、ブンと赤髪と赤目に変わったことでサワアが動く。
彼女を外に飛ばし、ヘレスとチトラが動き、
カランコエの意識を奪おうと攻撃をするもするすると避けられていく。
まるで舞うように、そんな攻撃などしていないようにするのだ。
空を浮遊しながら言う。
『誰よりも望み誰よりも深くソレしか見せないその純粋な心その精神。』
「っ!!!」
『こいつは片喰。完全であり完全ではない太陽を知らない状態の子供。』
「……そうさせたのが貴方ではないのですか…!!!!!」
『そう、いうとすれば?』
「っサワア!!!!!」
「っ」
破壊神の声に止まり、ぱっと元居た場所、ヘレスの元に下がる。
『…ほんと、お前は狡い。狡いよ、ほんと。』
「…カランコエ?」
『こんなにも照らされているのに、見えるというのに、それでもお前は夢だと言い聞かせて。』
一体どれ程の力を蓄えて、死にゆくつもりなのだろうか?
『理などかき消して、お前が新たなる王に君臨出来なくもないというのに。』
お前はきっと、言うんだろう?
『”此処は全王様って可愛い可愛い王様が作っているのだから
小さな花はその場所だけ咲き誇り続ければそれだけでいい。”
なんて…いつでも取れる力すらも傍に置いて手を取らない。』
それなのに
『己の知る命や記憶や魂ですら代えがたいと言った
お前達のことに危惧があれば…その身を絶やす程の力を燃やし、
全力でその力を使い倒し、敵を撃ち滅ぼさん限りに戦うんじゃろうからなぁ。』
「…あなた、まさか、」
『お前の芽は確かに正しいよ、エフェメラルよ』
そう言ってサワアの顔前に飛んだメル、ならぬカランコエがぼやく。
メルに対して、その身体の精神の奥底に眠る中に言い聞かせるというのだ。
確かに、ルメリア様に、わけられていたというのに、戻ってくる、その想い。
一体彼女の中に、どういう者が、動かしているのか。
それもいずれ、分かることで。
『世界が全て、お前を拒絶し、全てを忘れ、独りぼっちになったとしても。』
我は、わらわは、いや、私は。
『貴方だけを、ずっとずっと、抱きしめ続けてやれるのだというのに。』
「…カランコエ、あなた」
『…サワアよ』
「っ」
『大丈夫、もう、瞬きの間に旅は終わってしまう。』
エンドロールの向こう側に、我もいくのだ。
痩せたその細い腕を手を取って、本当に行かねばならない場所に連れていく。
片方の手は、お前の手の中にないが。
「え?」
『エンディングに全てがわかり、その全てを知ろう。』
その日その時、お前は全てを理解できるか?
『その輪を翼を、捨てる覚悟は』
「そんなの言われずとも、とうの昔からありますよ」
「サワア!!!」
「私はその子に救われている身。その子が望むならば。」
この輪も翼も、落としてその子と共に過ごして差し上げれるというのに。
「きっと、その子はどうせんなことするな!って怒ってくれるでしょうから。」
まだ、捨てないのです。ですが、覚悟などとうの昔に決まっている。
変わらない、一瞬の、瞬きだとしても、永久に、変わらないのだ。
「僕はあの日貴方が生きていた時に、置いて来た愚かな天使なのだから。」
『…!!!……っ、くくくく、っはははははははは!!!!!!!!!』
「…?わ、わらって、おる、のか???」
嗚呼おかしいと笑うカランコエに、ニコリとサワアは微笑む。
『…その心意気、ずっと持ち続けるのじゃぞ?』
「ええ…名を覚え続け、その想いを魂にすら、してしまいましょうから。」
『!!!…ほんっっと、呆れた。』
こうさんと軽く手を挙げた後、ふわりと髪色が戻り、
地面へと落ちる彼女の身体を受け止める。
「だから大丈夫ですよ?エフェメラル。」
貴方の帰る場所は、何時だって此処なのですから。
どうか怒らないので、泣いて、笑って、迎えてあげるので。
その手を、前に出して下さい。そうしたら、引っ張ってでもしましょう。
貴方が、その場所を望んでくれるならば。
貴方が望まないくらいまでの、愛を注いで差し上げるというのに。