須くは世界を救出
前回のあらすじ
親方!!空からコニックさんが!!!
あと前方にモヒイトさんが!!!
メルは兎に角突っ走ってフォルスと叫ぶ。
あいよと言ったフォルスがコニックに攻撃。
『エル!』
「わかってる!!」
「お相手お願いしますっ!!」
攻撃を放つモヒイトに、必然的ではあるが空に飛ぶ。
正確にはメルの身体をフィズとフェルらを
エルが下から風を巻き起こして吹っ飛ばしたのだ。
『二人とも後頼んだ!!』
「はよ飛んで行ってこい!!」
「此処は任せろっ!!」
「そんな甘ったるい考えで」
「我々を倒せるとでもっ!!!」
ドンという音に、何だ地震かと周りが叫ぶ。
不味い、早く逃げ出さないと被害が
「被害が出てしまって困りますね?エフェメラル様」
『っえ』
突如、空が黒くなる。太陽を彼が隠しているのだろう。
見えない見えないのに、何故かふわりと頭がそれを過る。
『えて、くん?』
「ーーーー」
その言葉に、サワアの身体が止まる。
それを言うのは、あの子しかいない。
「っサワアさん!!!!」
「っ!!!」
逃がした。本当に油断も隙もない。
「ヘレス様貴方あの子に言いました!?」
「いいや全く触れすらしとらん!!!」
そんなことよりも奴を、あれ
「本当に一瞬で消えやがった…」
「廻廊者らは!!」
「一応取り押さえました。」
へぎゅっという声に彼女らがぶー垂れる。
がるるるると牙を剥くフォルスに、威勢がいいことだと嘆く。
「さて、作戦名を教えて貰えましょうかねえ?」
「はっ口を割れるもんなら割って見ろ。」
「割る前に貴方方の記憶を採取するだけですがね。」
ばっやめろという彼女に嗚呼と声が上がる。
「お兄様の算段がぶち当たってますね。」
「ええもうそりゃあもう、怖い程に。」
「ということは、やはり貴方方にも伝えてないと。」
「だーからアタシら全員捨てられてるんだよ。」
アイツは、たった一人で維持してる。
そうフォルスはにやりと笑って言う。
「一つになんてなるわけがない。なるつもりがないんだから。」
「…貴方達、はめましたね?」
「さあ?どうだか?」
「でも本当に僕らはこれくらいしか知らない。
後は為せば成る何事もとか思ってた。」
「…あの子の悪い癖が此処で来るとは。」
あとでとんでもないことを言いそうで逆に怖くなってくる。
「どうします?向こう側に走りますか?」
「何名かは待機して連絡を取った方が良いですね。
アワモさんは此処で。クカテルさんはBへ
マティーヌさんはCへ向かって待機してください。」
恐らく天使の通信は途絶えない様に、あの華樹はしてくれているだろう。
魂が別に移動しないようにも、ちゃんと道には通行禁止を立ててくれて。
分かりましたと各々が言い、メルが教えてくれたように
目を閉じ耳を塞いでそっと首に手を当て切った次の瞬間だった。
ぱっと花が其処に散って消えて居なくなったのだ。
残ったのは、ただの花弁が三種類。
「これは」
「恐らくメルがお前達に与えた種の華だろうな。
何の華かはわからんが。」
「華神でないと移動が出来ないので
貴方達の首元に種が入っているのだと思います。」
「成程。この華が何を示すか、それもまた、ですか。コルンさん。」
「分かっています今思い出しているのでお待ちを。」
「わかり次第アワモさんにご報告を。」
「ええ。」
「我々第2、第7、第8、第9は全員クカテルさんのいるBへ。
第3、第6、第10、第11は全員マティーヌさんがいるCへ移動を。」
「わかりました。」
「アワモさんは此処にメルさんが戻って来た兆しがあり次第すぐに
BかC何方かにご連絡をください。見失った途端移動の可能性が高いので
すぐにアワモさんにご連絡するようお姉様、ご伝言を。」
「わかりました。伝えておきましょう。それではみなさん。」
すっと消える彼女らに、アワモはさてと振り返る。
破壊神らは此方で待機しているのも、
勿論今回魔女が出るところはこの世界のみだからだ。
「もう少し情報が欲しいので、吐いてもらいますね?」
++++++++++
『ばっだっ、はっはっ、はっはーーーー』
きっっっっっっつ!!!!!!!
何アノ全力疾走!!!多分100m走16秒で走り続けた自信ある!!!!
しかも100違うあれ400とか走ったもうむり!!!
止まった途端すぐに透けて此処に入ろうとして正解だった。
メルは息を吸って吐いてを繰り返し、フィズらを廻廊へと送り返す。
良い忘れて居たが、実は今回の悪魔と魔女、一体何処に居るかと言うと
メルが移動していたあの記憶の廻廊で待機してくれていたのだ。
その為、一度全員が出て、帰って来た途端、鬼ごっこが始まった合図になる。
同時に魔女らが現在作戦を立てて現状を報告し、動く算段を練っていることだろう。
向こうはもうとりあえず何とか出来る。
ひとまずはこっちの方だ。
『アニュラスさん!っ、は、む、っ、むこ、むこうの日付わかる!?!?』
「現在向こうは10月30日。全国的なハロウィンイベントを開催しているようです。」
三日三晩、コスチュームを着飾って遊んでいるところもあるらしい。
それにあやかって飛んでしまおうということだ。
嗚呼それなら演奏会、いけなかったなあとメルは泣きそうな気持ちになる。
まぁんなこたいい。彼女らの時間は、彼女らの時間だ。
メルは急いで鞄を取り出し中のものをこの白い空間にばらまいた。
『えっと、これとこれとこれを、こっちにして。
鞄置いてっていいよね!!』
「ええ、ご自由に。」
『えと…後ろ振り向いて、くれない?』
「別に構いませんが、急ぐなら手伝った方が良いのでは?」
『えっあっちょ、だだだめだめだめだめ』
「何故?私からのプレゼントは受け取れないと?」
『私こっちのお洋服まだ着たりないんですよ!!!!』
そうメルはその衣装を取り出した。
その衣装はリサが頑張って夜なべして作ってくれた衣装。
それをみて嗚呼と彼は言う。
「それは後のお楽しみに。Cあたりで使った方が良いでしょう。」
『えマジか。』
「Cはハロウィンイベントはしていませんので。」
マジか。
割ときつめの私服程度に見られるなら、
観光かなって思われる形で良いな。
ソレが良いと思ったメルはじゃあと彼に声を掛けた。
それにニコリと微笑み空からそっとハグをしたあと、
ゆっくりと身体をすり抜け、後ろの首に噛みついた。
ぶわりと翼が広がり、その衣服が綺麗に溶けてなくなって。
白い衣服が中から出てきて、元々の姿に戻る。
まさに天使。ハロウィンイベントにもってこいの衣装である。
いやだとしても、噛みつく必要性あるのだろうか????
ないよな?????
「っくくく、Bはあちらです。現状の確認はいいですか?」
『え?なんで』
「既に天使らが移動してます。」
『うげっ!!!!待って此処に居れる時間は?』
「時間指定するならあと3分です。」
『えぐええええ、待って嘘ついたりしない?
味方に付いてくれるのなんで!?』
「前に言いましたが、貴方の方が不利なら
こっちに味方します。それより言いましょうか?」
『よろしくおねがいしまーーーーーす!!!!』
元気があって大変よろしい。そう笑う彼が指を指した。
「現在クカテルさんを基準としてコルンさん達が。
向こうはマティーヌさんを基準としてクスさん達が待機しています。
因みに華神らには貴方の事は知らせています。」
味方に付くかつかないかは、天使同様行ってのお楽しみ。
一応記憶も全て戻していますので、
すぐに貴方と知って対応してくれるそうです。
その言葉にありがとうとメルは言って、すぐに走っていく。
「そう言えば時にエフェメラルさん」
『っとおとおとと、なんです!?』
「空は飛ばないのですか?」
『…飛ぶときに成ればいずれ。』
きっとすぐに飛ぶことになる。
そう言ってメルはその額縁の中にと、ダイブした。
ゴロゴロと身体が廻ってその地面に倒れる。
いたたたた、と背中を打ったところを
さすりつつ此処はと目を開けた。
其処は山の中から、下の街が見える場所。
ウイスらの反応は察知出来ない為、
此処からは隠密行動になる。
だが此処はBの世界、私はいたとしてもメルトリアら廻廊に居た者で、
エフェメラルとしては記憶がないというかそもそも偽造するか?
そう考えていると、あれと声を掛けられてぎょっとした。
「都佑じゃん。どうしたのこんなところで。」
『へ!?!?!あ、や、その。』
まーずい!!人間と出くわすのは不味い。
メルは何とかくりぬけようとした時だった。
「おーい、都佑がハロウィンイベント交じりにきたぞ。」
『あっ違うんですが?!!?!?』
「ああ?今日来ないっつって、た、の、に。」
『…』
その赤い髪、その赤い瞳、ひとくくりにした、一色の衣装。
姿を見て、メルはふと名前を呼んでしまった。
『ティーナ様?』
「え?何それ誰って
「っ、よく、きたな。」
『っ〜〜〜。』
お帰りと言ってくれ、抱きしめてくれた彼女にそっと手を触れようとした時だった。
ああーと声に身体がびくりと反応した。待って待ってウイス達が
「大丈夫、奴らは今此処に来ていない。安心しろ。」
『…え?なんで』
「も〜
「…
なんでと言った彼女の面影がうっすらある。
白いあの髪の毛で、小さな青い空の下だったか。
花冠を作ってくれた、小さな華の者。
『しゃ、く、ちゃ、ん?』
「…っ、メルトリア、じゃ、ない、のね?」
違う、うんごめんと言うメルに、良い良いとシャクロラスは笑って涙を零しだす。
「場所を変えよう。」
++++++++++
「…成程そういう指示だったのか。」
「という訳で、
「ちょ、か、加担ってあんたねぇ、もう少し言い方あるでしょうよ。」
いやそうにする彼女。
現在此処はティーナの加護天使であったリフレイが経営をしている
バーの奥にある部屋を借りて話をしていた。
路地裏から入ったところの、所謂バックヤード、休憩室ってところだ。
メルはティーナらに事の詳細を伝え、
この世界がどうなるかも自分次第になったことも明かす。
「そっか、お前はとんでもない子だったか。」
『うう、すいません、メルトリアを何とか生かしたかったんですが。』
「気にするな。そんな事情があったらアタシだってそうするさ。
そんなことよりも、一応アタシはあんたに付くつもりだ。」
『え゛あいつら違うの???』
名前を伏せるのは気付かれると嫌だから。あとは綺麗に言うと絶対分かる。
ということで貶すつもりで彼らの事をあいつらと呼んでみた。
それに気付いたのかティーナが勿論と答える。
「そいつらの事情も知りたいってのはあるから、
寝返る可能性が無くはないがな。」
『成程、油断しては命すらも切り取られると。』
「嗚呼。アタシの指導が行き届いているようで何よりだ。」
そりゃああの地獄みたいな煉獄を生き抜いた最果てでのこと。
忘れるわけもない。勿論忘れさせられる廻廊を除いての話だが。
「改めて自己紹介をさせてくれ。
アタシらは最果てに生きていた華神の一人。
第5宇宙、元炎の華神ティーナだ。
この世界では
『よろしくお願いします。』
「こっちは11のダブリア。」
「第11宇宙、元正義の華神、ダブリアです。現在は
植物科に居ます。ちなみにティーナは科も同じ先輩です。
現在
はわーしっかりしてる。
現在ティーナやダブリアは
海外ではリユニオン大学と呼ばれている大学に通っているらしい。
「第10宇宙、元植物の華神のシャクロラスです。
現在は
高校三年、今大学入試に向けて勉学途中です。」
「一応来年入るって言うんで、
『あーセンター試験か。確か冬だから超絶追い込み期間じゃんってか…なんでフルネーム?』
嫌な予感しかしないのだが。
「ご名答。この子の家庭教師は元加護天使である
第10宇宙先見の加護天使コピアだ。」
ああ、でしょうね。
「余談だが、第1二人はうちの大学で考古学を。
なんなら第8の二人がこいつの両親だからな。」
『いい!?!?!?』
「あはは、なんならお母さんであるハシュクロード様の弟さんが
第12加護天使のアペトス様で、大学では数学担当してて
ちょこちょこ家に来て教えてくれてたりするんだよね……」
『う〜〜〜〜わ、華神ホイホイやん。』
「煩い」
よくよく話を聞くと、どうやら第1の親戚に第3華神、
その第3華神のクラスの英語担当が第3加護天使。
医学部で第4が。第4の父親が第7加護天使を指導してるとか。
メルトリアであるメルの勤務先の直属の上司が
第4加護天使の父親だったり。
第6と第7の華神と加護天使は互いに第5の様に結婚してたり
何なら第12もお付き合いを始めた処らしく、
後々結婚するかもとのこと。
ってちょっとまて。
『え、姪やん。第12の加護天使叔父の位置おるん???』
「そうだねぇ〜いや私も驚いたよ。まさかお母さんとお父さんは第8の二人で
お母さんの弟さんが第12で、付き合ってるお相手その第12の華神様だし。」
「なんならほとんどの華神加護天使がうちの大学卒業生だからな。」
『世間狭すぎない???大丈夫??????』
「っははは!!!アタシもそれ凄い思ったよ!!」
『あれまてよ?第1廻廊のあの子の友達もうちの原初華神だったし。』
いやいやいやいや、考えない方が良い気がする。
あっ待って。
『ねぇ通信出来る機械ある?』
「あ?嗚呼あるぞ。一応全員スマホ持ってて、
華神専用と加護天使専用。
後はお互い共通の名前でグループ作ってる。」
そう言ってティーナがタタタとスマホをチェックする。
深緑のマークが起動したとおもいきや、そのタグに笑う。
思いっきり華の集いと加護の集いが分かりやすい。
なんなら全員のやつ最果てで止めてるのが笑う。
「…一応知らされたことはこれくらいを。」
そう言って彼女が出して来てくれたスマホをさらっとみる。
最初の方に戻ったのか「え、マジ皆聞いた?」から始まってる。
速報:【華樹の試練開催予定地此処with我々】
え、マジまんじ?
おーいえーす。嘘だと思うなら次の瞬間来るよ華の者。
うちのとこ来たわ秒で来た。理解把握。
えっこわ秒こ
あっ来たなこれwwww文字途中wwwww
全員終わったらタッチして。
した?ねぇした?
うるせぇ流さすな
そんな会話にメルはスラスラとその内容を見る。
今は走っていなければいけないのに、
こんなものをみると止まってしまうではないか。
要約纏めとくね。
・神々の鬼ごっこ開催予定地の一つがこの世界B
・青華樹神とその他(次の理者)、黄天使破壊神、赤魔女
・範囲に入ると青と赤の勝ち。
・黄は青のメルを30分以上保護で勝ち。
・赤はこの世界に移動不可。ただし黄の天使のみ移動可能。
・時間はメルが飛んできた現時刻から数えて3日間の間。
・華神及び加護天使は天使かメル何方に付いても構わない。
・メルの勝利後「この世界の基盤ごとひっくり返す」
・天使の勝利後「この世界をキープしつつメルを華樹神止まりに」
・魔女の勝利後「最悪の魔女プラティアの解放及びこの世界乗っ取り」
以上。
いや、どうあがいても天使一択なの草しか生えない。
草原いく?
いや、草越えて草原越えて木生えて森で樹海だろ。
いやいや待って待って飛びすぎわろすなんだが。
おい馬鹿ネット民黙れ。
お前もな
それでどうする?
いやどうするもなにも、来てからでしょ。
ってかメルって誰。
黄金の鶏さん曰く「エフェメラル様はメルトリア様に付いていた子」だそうです。
待って色々突っ込み要素在り過ぎて過呼吸なる。
大丈夫ですか!!!救急車は!!!!!
先生…大変です…!!!
なんだ!!!
心肺停止しています!!!
そりゃ華なんだから心臓いらねぇだろ。
先生助けて下さい。ノリが死にます。
海苔は海産物だからそもそも生死関係ないです。
ちょっと誰!この子にジョーク教えてないヤツは!!!
わ・た・し・だ
お・ま・え・か
もうこんなの笑うしかない。
笑いを堪えて居るメルに、クスリとティーナは笑う。
いやこれさ、時々出て来てたあの子だよな?
え、いたの?
嗚呼、シャクロラスとか分かるだろ?花冠作ってた子
嗚呼やったやった。あの無垢過ぎて困惑する子。
おまいう??????
同類が断言するんだから多分上位互換だろ。
待って加護天使組聞ける人。
ノ
ノ
今聞いたけど、向こうも作戦練るからこっちで合図して話しするって。
そりゃ向こう大人数だもんね。
流石に24は死ぬぞ。
嗚呼、いいなぁとメルはこうやってみていると思う。
こうして仲良く皆で話をして、昔に華を咲かせるだけの時間。
きっとこれが、一番の幸せでいいのだろうなと思う。
とりあえず聞いて言い?どっち行く?
私は黄色。
私も
私も
アタシは青
なんで
だってそいつ、アタシの一番弟子みたいなもんだからな。
あーーーーー
アレ?弟子の不始末拭い去るって?
『っ!??!?!』
「…進めてみろ」
そういうわけじゃないが、あの子はきっと迷子になってる。
迷子?
何処に行っていいか分からない。何をして良いか分からない。
そんな子が、世界を覆す力を持ったとして何が出来る?
それは……
アタシ達が見てやらないと何が起きるかわからねぇだろ?
なら今回の役割は、アタシ達がその子を見て時と場合で判断する。
つまり行き当たりばったり作戦と。
そういうこと。
とりあえず師匠譲りで安心。
もうエフェメラル様に謝るしかないだろ。
いやなんでだよ。
クスクス笑うメルに、よしよしとティーナは頭を撫でる。
向こうもちょっと聞いた。全員一致で場合に寄りけりだって。
やっぱなーーーーー
だよねーーーーーーーー
最果てに相応しい終焉をって臭いこと言ってる
誰だ誰だ誰だ誰だ
黙秘権出します。
トレイーズです。
?????????????
???????
????????????????
馬鹿おる馬鹿おる馬鹿おる馬鹿おる。此処に馬鹿おる馬鹿居るて。
違う妻だよ妻に裏切られてるwwww
誰だよ精神科の医者呼べよ
病院が来い
悲報:本人精神科の担当医
終わった。もう終わりや。
日本おわってる。
海外いくしかないのこれ
いや海外も宇宙もどこ行っても一緒では。
詰みやん
本当にネットの掲載みたいに流れるこのかんじがちらりと右をみた。
その表示は徐々に下がって行って、もう終わりに近いと知らせている。
どうしよ、ほんとどうするのこれ
とりあえず来週なるってさ
天使って誰だよ破壊神って誰だよ
今知ってる奴ら全員変わってるって。
え、アレは?上の子は??
あーうちら知ってても向こう知らないだろ禁忌だし
『え?禁忌?』
「昔、お前が消えて堕ちたあの日からな、
一時的に華神ら華を持つ奴らに
接触禁止令が出されたんだよ。」
『っえ、なに、それ』
「天使が華神を殺したみたいなものだからな。
大神官の輪は一つ消え、天使らも戦闘行為を禁じられた。
そして最果てが消えるその日まで、華神が死ぬまで
なるべく触れるなってお達しがあってね。」
大神官が良く彼女らに会いに行ったのは
その罪を償うというのもあったという。
そんなの一度も言っていなかったのに。
いや、言えなかったのだろう。
あんなに愛おしくみていた兄の子が。
自分の子供である一番が殺したに等しいのだ。
廻廊として廻ったことは知って一安心しただろうが、
内心酷く怖かったと思うと、可哀想に思えてきた。
あー成程、だから11番目とか
他の所でも寂しそうな顔をしていたのか。
自分はこれ以上踏み入れることは出来ないから。ごめんねと。
そう、言ってくれていたのだろう。
「…。」
一応コルンって天使は知ってる。
ナイス。グッジョブ。
他は
コルン、サワア、クスの三人だけは知ってる。
スッピーから貰った。
すっ
スッ
いや消滅して無くてお前凄いよほんと。
逆だろ私ら消滅してんだよある意味してんだよ。
すっぴーって誰それ
ヒント:ルトラール様の弟様
???????????????????????
理解はっや
コレ話してる時点で死なない????
え
まってそうじゃん
消される消される消される消される
いやいねぇし。此処違う管轄だし。
でも消されるかもしれないと思うと怖いが
まぁこの会話だと彼はクスクスと笑って
そんなことしませんよと言ってくれることだろう。
うんうん、想像が容易い。
会ったことある?
みたことはある。
はいつんよ。さすが。
頑固、欲張り、我儘のサンセット
待ってこれ天使に殺されない?????
wwwwwwww
wwwwwwwwwww
草
うけるつんでる
いやでもマジだけど、真ん中怖いんだって。
サワアってやつ?
そうそう。まぁ会ってすぐに察すればいいか。
そやで。
うちらさ、元々華神なんだろ?
その言葉にぴたりと止まる。
ー華神は華樹神から種を貰って華を咲かせてた者達
つまり、我々はマッマを守るか否かの選択迫られているというのとでしてね。
どうあがいても青一択じゃねぇか
待って黄色は?????
んなこたしらん
うけるwwwwwww裏切りwwwww
でもこれさ、エフェメラルっつったっけ?その子どっちが楽なんだろうね?
え?
自分が理になるってことは、自分が無くなるに等しいでしょ?其処って楽しいの?
それは本人が知ることだろ。
つまり確認してからと。
そういうことだ。
一応楽しみではある。
何が世界の滅亡???
どうしてそこにいくん????????
その話で妙に途切れたのは、スマホを消されたから。
シッと言って口をふさぐ。声が聞こえない様にメルはそっと耳を塞いだ。
恐らくウイスらが来ているのだろう。
バーの方に声が聞こえない様になるべく息を整える。
向こうもこっちに破壊してくるわけもないはずだ。
タップして携帯をみせてくる
[どうする?隠れられる?]
[いや、相手がだれかわからん下手に動くとバレる。]
[此処で30分も駄目なの?]
[多分そうだろうな。メルお前気は使えるか?]
そう言われて手に力を入れる。
[使えるそうだ。]
[なら空飛べるのか一応。]
[この翼飾りにみえる????]
[見えない]
[とりあえずアタシは外にこいつと。お前らはよこい]
そう言っているとドアが開く。
「よー元気?」
「嗚呼、お前ら遅いじゃんか。」
そうティーナが動く中、
メルはそっとシャクロラスと小さくなって
彼女らの間をぬってちらりと気になったバーの方を見た。
その色に、ぞわりとする。
黄色と深いレッドが見えたのだ。
上を見てはいけないのに、みてしまった。
紫色の目が、じろりと此方を見ていて、息が止まりそうになった。
「」
「」
「っ走って!!!」
『っまずいバレた!!!!』
「わかってる!!!」
何かを喋っていた音だけは聞こえたので大急ぎで
しゃがみながら外に駆けだした。
メルはシャクロラスに手を掴まれて走る走る。
しかし、彼女らはただの人間も同然で
『っあ』
「っメル!!!」
「お借りしますよ」
背中から翼をガッと掴まれた後、腰元を取られてふわりと浮遊する。
暴れるメルに、落ちますよと言われてぐっと力が入る。
『〜〜〜っコルン!!!おっっまえ!!!!』
「威勢が良くてなにより…ですが、」
暴れると痛い目を見ますよ?
『あっちょ、なにすっ』
ビルの屋上に降り立ち、
その羽根を掴んでほぉと声が上がる。
「この翼をもう一度もいだら、
貴方は一体何処に落ちるんでしょうか?」
『っ誰が!!!』
「おおっと良いんですか?
こんなところでそんな力を使って。」
彼女らを殺したくないでしょう?
そう言う彼に、メルがぐっと止まる。
此処は曲がりなりにも別世界。
下手に気を放てば何が起こるか分からない。
だからコルンらも最小限の気を使って此処に降り立ってる。
まぁ、と言っても人目を気にするのはメルだけではあるのだが…。
それを良い様に利用されては、困るのだろうに
…彼女は一体気付いているのだろうか?
「…いい子ですね?」
『っ、こ、るう?なに』
「思った通りのことを言っているだけですよ?
ねぇ?……エフェメラル。」
『〜〜〜〜〜〜〜〜?!?!?!?!?!?!』
待て待て待て待て待て待て待て待て
コルンが翼から手を放した途端メルは逃げようとするも
腰をぐっと引き寄せられ、耳を軽くかじられて変な声が出た。
『んやあ!!!』
「メル、どうか逃げないで。」
『っ!!やぁ、らめ、らめて』
うるせぇ逃げるに決まってんだろ。
誰だコルンの模倣作った奴は。
待ってこれマジもん???マジで言ってる??
首元を軽くかじられている。力ががくんと抜け落ちて、
何したかったのか急に分からなくなってしまった。
力が抜けたのを理解してか、
メルの腹に手を入れていた力を強めた。
これ以上倒されると困ると思ったのか
顎に手を置き、ひたすら首後ろを責め続けてくる。
「どうかお許しを」
そう言ってまた噛むのに少し強めに噛まれた。
後ろから首の処をさすりつつ顎の方を掴まれて固定されたら
むやみに頭を上下出来ずに快楽だけに集中してしまう。
んっと甘い声が出てしまったのが羞恥心を書き出される。
駄目だ、力が抜けると飛ぶ気力も消える。
案外30分まずいかもしれない。
え待って??普通に待って???
ひょっとしなくてもこれ、
まさかの襲われてる????
いや襲われてるな????
『んん、あっ、らめ、こ、こおるう』
「っくく、可愛らしいですね?…メル?」
『〜〜〜〜〜〜!!!!』
「そのまま大人しく捕まっていてください。」
『やああら!!!』
でも快楽は止まらない。
力が抜けて足で立てなくなったのに、
コルンが気付いてその場にゆっくりと座らせる。
腰を付いて足がひくつき、
逃げようと前に出た彼女の両腕を取って
引き寄せられたところで
がちゃりとドアの音が鳴り、コルンの視線が変わる。
「おや、無事に捕まえれましたね。」
『っあ、ああ、ういっ、う、さわ』
「気持ちよさそうで可愛らしいですねえ?」
『っだ、れあああっ!!!』
此処かと思ったコルンが
更に深くその場所を攻めると
メルの手に力が抜け落ち、手を放す。
後ろにもたれかかって来たメルは
息を荒げてとにかく落ち着こうとしているが
「すいません、貴方を放すわけにはいきませんので。」
『っさわ、やあ、やら、やめ、やめれ!!』
「飛び方も忘れたのなら、ずっと居ましょう?
此処には貴方が望んだ方も居るのですよ。
…ねぇ、エフェメラル。」
いやだ、そんなの、嫌に決まっている。
貴方は気付いているはずだ。
この場所に留まれば、どうなるかくらい。
貴方の兄が、どういう末路に向くかくらい。
ぎっと睨むメルはぽろぽろと涙を流している。
心の中がごちゃごちゃしてわかんない。
…いやわかってる、わかっているのだ。
『っ誰が!とべなっ!!』
「っと、危ない危ない」
翼をぐっと引っ張ったコルンにメルがまた背中を落とす。
いや尾てい骨か何処かいてぇわこんちくしょう。
「飛ばなくていいのですよ?エフェメラル。」
『いやだ絶対勝つ』
「この状況で?貴方は逃げると。」
『じゃあ教えてあげる。…ねぇ、サワア。』
貴方
『もし私が貴方に勝ったら、貴方私の記憶全部捧げて私を生かすでしょ?』