集会から数日。
今日も私は暇です。
佐野君達もどっかの暴走族との抗争を控えており最近は会ってないのだ。
でも、佐野君曰く危ないからと謎の見張りを付けたがります。
要らないって10回以上言いました。でもチキンな私に佐野君を止めることは不可能でした。
「お迎えありがとう、三途君。今日も美形だね〜。」
「いや、えー、まぁ、はい。」
と言うワケでずっとついてきている三途君に話しかける。
送り迎えは嬉しいんだけど特攻服で学校前に居られるのは困るなぁ、変な噂立つんだが??
「ところでさ、なるべく特攻服で学校前は控えて欲しいんだけど・・・、」
「マイキーからの命令なんで。」
あー、そっか。うん・・・、
三途君は恐らく佐野君を尊敬してる。だから佐野君のいう事は絶対で、東卍こそが佐野君の全て。
だから佐野君の命令は特攻服で全部こなしたいんだろう。
「じゃあ仕方ないね。・・・あ!アイス買って行こ!!いつものお礼として奢るね〜」
「いえ、大丈夫です。寧ろ俺が奢ります。」
遠慮しているのか・・・?
でも正直のところずっと無言は苦しいんだ。
大体の話のネタは昨日までに消えた。
だから、話のネタとして・・!!
「良いの良いの。お礼だから。」
「マイキーのヨメに払わせるなんて・・・」
・・・え?
「えっと・・・私。佐野君の彼女じゃないよ?あくまでも知り合いとかそんな感じだよ?」
「は?」
「え?」
なんか、勘違いされてた感じかな・・・??
「まー、うん。そんな感じなの。だから遠慮要らないよ?」
「でも・・・俺が怒られるんで・・・。」
そう来たか!
「良いの!二人だけの秘密って事で、ね?」
「・・・はい、ありがとうございます。」
取り敢えず話題ゲット〜!!
「最近やっぱり佐野君達に会ってないなぁ。」
騒がしい彼等に会っていないのは少し、寂しい気がするなぁ。
◆
「え、・・・!?春田君逮捕されちゃったの!?!?」
久し振りにあった佐野君から聞いた話に私は絶句した。
逮捕って・・・、
「それで、オレ。パーちんを逮捕させたくないんだ。でもケンちんはパーが自首したのにその決心をないがしろにするのは良くないって・・・・。でも、オレ。寂しいんだ、パーがいなくなるなんて・・・。」
小さな声でポツリと言った佐野君の言葉に私は耳を傾けた。
確かに、佐野君の言い分はよくわかる。私自身家族とか大切な人が居なくなるのは悲しいし、普通に嫌。
でも、やっぱり佐野君は少し違う気がする。
本当に大切な友達なら、
「春田君の意思を尊重した方が良いと思う、私も。」
「(名前)もそう思うのかよ!!」
明らかに怒ってる佐野君は怖い。でも、私は龍宮寺君が正しいと思うよ。
だから私は意思を曲げない。
「あのね。もし私だったらね、勿論茨の道に行くのは怖いし、嫌。でもね、その道が自分で一生懸命考えた結果なら、邪魔してほしくない!やっぱり佐野君間違ってるよ。」
「・・・そーかよ。いいもん。俺タケミっちの所行くし。」
はぁ・・・。
「ちゃんと仲直りしないと嫌だよ、私。龍宮寺君と仲直りしてね。」
佐野君は意地っ張りで頑固なところがある。
自分の意思を曲げるのは私だっていやだと思う。自分こそが正しいと思う。
でも、佐野君は春田君が大切だからこそちゃんと周りが見えなくて、春田君の意思に気付けてないんだと思う。
ちゃんとしてほしいよね、総長。
私は龍宮寺君の所へと電話をかけた。
後日、仲直りした佐野君が私の所へ謝りに来るのは、また別のお話。