「いやさぁ・・・確かに襲われたは襲われたけどずっと一緒にいる必要はないのでは・・・?」
「(名前)、ほっとけないんだもん。」
いや、それ私のセリフ・・・。
「そぉんな立て続けに何回も襲われないって・・・、というか家に帰して・・・??」
この前の件もあってずっと私にべったりな佐野君。今日は勝手に東卍の名前を悪用して喧嘩賭博をしている連中の様子を見に行くらしい。いや、それは別に自由だけどさ、何故私も連れてく??
まぁ、暇だから良いんだけどね・・・。
「龍宮寺君・・・ここ?」
「あぁ、多分な。」
佐野君と一緒に来た龍宮寺君の答えに私は最後納得してしまった。何人もの人数が周りを囲んで人の喧嘩でかけ事をしながら遊ぶ。
嫌だなぁ・・・、
「っ、あ、あれ・・・。」
いじめられっこだ。なんとなくわかる。あれはいじめられっ子の類。・・・大丈夫かな。
「佐野君。」
「分かってるよ、(名前)。もうちょっと待ってくれ。」
「・・・うん。」
佐野君の考えが理解できない。いじめられっ子がおそらくボスとタイマン張ってるんだぞ??
・・・絶対危ないじゃん。しばらく見てる子今度はボスはバットを持ってくるよう手下に命じた。
「っ・・・、」
バットはヤバいでしょ・・・、
でも・・・凄いなぁ。あんなんでずっと戦ってるんだから。
ヒーローってか。
でも、彼じゃあのボスには勝てない。だから。
「佐野君。」
「はぁ〜〜・・・(名前)ってホント心配性だよね。」
「いや、本当ならもっと止め早く止めるべきだったよ?」
たい焼きを食べながらしゃべる佐野君。ほんと・・・佐野君って人間は・・・
「オイ、キヨマサ。客が引いてんぞー」
「ムキになってんじゃねーよ、主催がよー」
キヨマサ・・・・?
あのボスのことかな!?
たい焼きが無くなったとか言ってるマイキーに目を顰めていると周りの不良達が一機に頭を下げる。
やっぱり二人は私とは違う世界の住人だと再認識する。
「お疲れ様です」
「キヨマサ!いつからそんな偉くなったんだー?総長に挨拶する時はその角度な?」
ボス君に膝蹴りを炸裂させた龍宮寺君。
うわぁ、痛そう。
まぁ、そんなボス君なんか眼中にない佐野君は横を通り過ぎいじめられっ子君の所へと向かう。
「オマエ、名前は?」
「あ、は、花垣武道」
「そっか、タケミっち」
あ、これは・・・
「へ?」
「オマエ本当に中学生?」
「タケミっち。今日から俺のダチ!!なっ❤」
気に入られちゃったね、花垣君。
これから私みたく沢山巻き込まれるであろう花垣君に多少の道場を向けていれば佐野君は次にボス君の元へと向かう。
「オマエが喧嘩賭博の主催?」
「は・・・はい!」
ボス君が答えた瞬間、マイキーの蹴りが炸裂。そして佐野君はボス君の髪を掴んだ。
流石に痛そうだなぁ
「誰だオマエ?」
あーーー、認知されてなかったかぁ・・・。
天上天下唯我独尊、ですもんねぇ。
私は一歩下がる、と。ボコボコにされボコボコになるまでやられ気絶したボス君を眺めた。
うーん、自業自得だね。
「帰ろっか。ケンチン、(名前)。」
佐野君の声に従い私は体を帰り道へと向けた。
「喧嘩賭博とか下らね!」
「東卍の名前落とすようなマネすんなよ」
「まぁ、賭け事はダメだよね。」
早く家に帰りたいなぁ、なんて思いながら私は佐野君の方を向く。
どうやら花垣君に何かを言おうとしてるよう。
「タケミっち!またネ」
多分それが言いたかったんだと思う。それだけ言って歩き出す。
なんか、視線集めてるなぁ、私達。
「ねー、(名前)、ケンチン。たい焼き無くなったから買いに行かね?」
「は?一人で買いに行け。」
「いやだよ、私も。早く家に帰りたいもん。」
歩きながらふとそんな事を言った佐野君を一蹴する。
まだ寄り道をするなんて溜まったもんじゃない。
「え〜・・・つれないなぁ。」
「龍宮寺君、お世話係なんだからちゃんとして。」
「誰がこいつのお世話係だ。」
不満そうな龍宮寺君の声。いや、でもファミレスの旗とか、髪の毛ゆったりとか、エマちゃんに色々聞いてるけどね。
アンタもう多分佐野君のお世話係同然よ・・・??