ごちゃ倉庫
◎ねちゅーしょー
2011-7-8 00:00
ねっちゅーしよー
たまには、君にねだられたいって思うのは…僕の我が儘かな。
「ねぇ、尚純」
「あん?なんだよ…」
黒く濡れた尚純の髪が、尚純の動きに合わせてサラリと揺れる。
長い睫に縁取られた形よいアーモンド型の瞳は、まっすぐ僕を見つめていた。
「好きだよ」
「ば、…なんだよ、いきなり」
「ん?駄目?」
「駄目とか…そういう問題じゃないだろ…
その、人に見られたら…」
そうだった。
今はバイト先だった。
ちなみに今は僕と尚純は休憩中だったりする。
「でも休憩中だし、店の奥までくるヤツなんかいないって」
「そういう問題じゃね…って、どこ触ってんだっ」
尚純の尻に回した手をパチンと叩きつけられた。
地味に痛い。
「だって、つい尚純が欲しくなって」
「ついじゃねぇー」
尚純は真っ赤な顔をしながら、プイとそっぽを向く。
可愛いー。
尚純は正直、クールで照れ屋だ。やや他人には無愛想で口数少ないけれど、でも本当は誰よりも人を気にかけてくれる。
可愛い人。
でも、たまには僕も尚純から愛の言葉を聞きたくなる時もある訳で。
「ね、尚純、熱中症って、ゆっくり言ってみて」
「は?なんで…」「いいからいいから…」
「ねっちゅーしよー。ん?」
「うん、ちゅーしようか」
「は?なん…んぅ…」
なにか言い募る尚純の口を塞ぐ。
欲張りな僕は…たまにこうやって、大好きな尚純のおねだりを聞き出すのです。
元ネタ→ shindanmaker.com

