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「ったく、疲れた…。おい、帰ったぞ…」
光正は乱暴に、3Fの事務所の扉を開ける。
ここは2Fの探偵事務所と違って看板も出していない。
表向きは、個人オフィスってことになっている。
仕置屋は主に男を2度と浮気できないように復讐するのであって、けしてその仕事は真っ当ではない。
幸い、きっちり仕置をしているので警察に駆け込むような人間はいないが…。
警察なんかにバレれば…、いくら依頼人に頼まれたことであっても強姦罪など罪がつきお縄につきそうである。
ちなみに、この仕置屋の代表は光正ではない。
光正が1番成績はいいのだが、社長は別にいた。
仕事を回すし、間接的に関わっているものの隆盛は社長の座にはついていない。
では誰が社長であるかというと…
「お〜、お疲れ〜!どうだった?収穫は…」
この人、神保孝明《じんぼたかあき》である。
神保は、社長デスクに足を投げ出し葉巻を吸いながら、競馬雑誌を読んでいた。
光正がモブ親父ならば、この神保もおっさんである。
隆盛のように類い稀なる美青年でもなければ、千歳のように可愛い童顔な感じでもない。ただ、トレンディドラマに出てくる名俳優に顔が非常に似ており、間違えられることもしばしばあるようだった。
光正が極悪なものに対し、神保は眼鏡をかければ陽気に見えるし外せば真面目なおっさんに見える、多種多様な雰囲気を纏うことができるおっさんである。
「火事になんぞ」
「あ〜、大丈夫大丈夫。んなヘマこの俺がするかって…」
「そういって、服を何着も焦がしてんの誰だっつーの…」
ドカリと光正は室内にあるソファに座り込むと、ポッケからスマホを取り出した。
「なに、機嫌悪いじゃない」
「兄貴のお使いだったからな…。俺は探偵業より仕置屋の方がいい」
「真っ当じゃないんだから…。カタギなお仕事でないのよ?」
「んだってよ、探偵業なんてどうせ俺は事件解決なんてできないんだし?浮気調査っていってもただの尾行だしなぁ。燃えねぇじゃん。だったらうわきしているようなクズ男をアンアン言わせる方がよっぽどいいっつーか…。男なんてまっぴらって男のアヌスをベタベタに舐めてやって、善がらせるほうがよっぽど俺仕事してんなぁ…って気になんだけど…」
「おうおう、ほどほどにしとけよ。お前が仕置したやつ、ガチで男狂いになって人生崩壊しちまったやつもいるんだからな…」
「へいへい。だけど、そんな奴らを撮るのがあんたの仕事だろ?」
神保という男は、仕置屋の社長にして、男同士のゲイ向けAVの監督も勤めている。
仕置屋でターゲットを見繕い、光正始め仕置人に男なしでいられない身体にさせて、陥落した男たちをゲイ向けのAVに出演させるのだ。
今、神保の作品で人気のAV男優は、光正が仕置した男だったりする。
「なぁ、孝明。今日は仕事ないのか…?」
「ないねぇ。実に平和だよ。
俺も今日はこれからちょっとしたらAV監督の仕事よ。
いやあ、復讐とか考えなくていいのはいいよねぇ。
仕置とかそんなダークな仕事ばかりやってたら精神がもたないぞ〜」
仕置屋の仕事は、わりと高額である。
が、なかなか仕事がこないのが現状だ。
仕事が回されれば、クズな男ばかりの対応に気合が入るものの、あまりに仕事がこないと干からびてしまう。
「羨ましい…。ああ、駄目だ。ちんこが…ちんこが疼く…。もう何日やってないんだ」
「夜にその手の店でひっかければ」
「店にいくまでがめんどい」
「だからAV男優になればいいじゃん…ってあれほど…」
「女役が生意気なやつが多いからヤダ。
生意気は生意気でも男なんて冗談!って思ってるやつがいい。自分でケツ振るやつは萎える。仕事でも嫌だ」
光正の好みはあくまで、クズ男である。
クズな男を征服することに、快感を覚えるのだ。
「じゃあ、我慢しなさいよ…」
「じゃあ、早く仕事くれよ。生意気なクズ男紹介してくれ…!この前みたいな性欲の塊みたいなやつ。ああいうの、くれ…。用意しろ」
「くれって言われてもなぁ…」
神保は苦笑し、加えていた煙草をもみ消した。
光正はむすっとしたまま、神保に近づくと
「これから、仕事だっけ?じゃ、仕事前に一発抜いてかない?」
そういって、しゃがみこみ神保のズボンに手をかける。
「俺のもうビンビンだからよ。ちょっと舐めてくれるだけでいいから…」
「もうビンビンなの…。ほんと、性欲有り余っているねぇ…」
「孝明こそ、そんなこといってすぐデカくなるくせによ…」
光正はにっと笑うと、神保のズボンのファスナーを下ろしペニスを取り出すとやんわりと扱く。神保のペニスは、光正の愛撫でゆっくりと形を変えていく。
膨張していくペニスに、光正は獰猛な肉食獣のように、ペロリと唇を舐めた。
「お前って、ほんと好きだねぇ…。仕事から帰ってきたばっかなのに」
「あんたも、だろ?ほんと、あんたがタチってのが惜しいよ。」
「それは、俺のテクが凄いから言っているのかな?」
「ああ、あんたのフェラは好きだぜ。ついでに、あんたみたいなデカイちんこしたやつがアンアン喘ぐの、俺最高に興奮するんだけ…ど…な…」
ペロリと、ペニスを舐めながらいう光正に神保は「俺もだよ」と光正の頭を撫でながら答えた。
「…はっ…、いいね、やっぱりお前の…口は…」
光正の口淫に、神保はうっとりと呟く。
「俺のちんこはもっと凄いぜ?」
「いや、お前は女の方があってるよ。喘ぐ方がきっと綺麗だ。」
「は?ぬかせ。目腐ってんじゃねぇか?」
「いや…、絶対にそう…って…っ」
軽くペニスに歯を立てれば神保は呻き、恨めしそうに光正を見つめる。
使い物になったらどうしてくれる…と怒る神保に、そしたら俺が後ろでイケるようにしてやるよ…、と本気なんだが冗談なんだかわからない言葉を返した。
仕事の前に一発、軽い気持ちで始めた逢瀬は思いの外濃厚なものとなった。
光正も神保もお互いタチ同士なので、けして身体を重ねたことはない。
が、時折互いの技術向上の為に性器を入れずに高めあったりすることはあった。
神保も光正もいい大人で、仕事が仕事なだけに、エロスキルはある。
触れ合うことになれば、互いに自分のスキルを発揮することになるのでどうしても濃厚な絡みになるのだ。
「どうする?やってきたってバレたら?」
スーツに着替え、仕事にいく準備をしている神保に光正はソファに寝転びながら呑気に尋ねた。
「監督仕事前からやるなぁって思われるのがオチだろ。問題は可愛い子がいたときだな…。お前に絞られたからたつものもたたない」
「んなこといって、イケメンがいたら美味しく頂くんだろ。あ、イケメンといえば…、おっさん。あんた好みのイケメンが千歳ちゃんの店で働いてたぜ」
今朝のイケメンは神保の好みの男だった。
もう神保はチェック済みだろうか?と思って聞いたところ、神保は興味津々にどんな子だ?と尋ねた。
どうやらまだ未チェックだったようだ。
「王子様」
「ほー。ちなみに金髪?」
「いや、金髪じゃなかったけど、ハーフっぽい顔してたな…。俺の好みからは外れたイケメンだった」
光正の好みが気が強そうな男前の顔に対して、神保の好みは王子様である。
アイドルのような細い体の子を、組み敷くのがいいらしい。
俺が男らしい男が好きなのに対して、神保は草食系の男を好んで抱く。
千歳など好みドンピシャなんじゃないか?と一度尋ねたが、神保の1番は隆盛らしい。
神保曰く、仕事のパートナーとしても、恋人としても隆盛は理想なんだそうだ。
「兄貴にちょっと似てるぞ」
「ほぉ…それはちょっと期待してもいいかもな…」
「ああ、してくれ。ついでに兄貴に似て変態要素もある」
「なに?変態要素も、だと…?」
「ああ、勝手に人の胸を揉んできた」
「お前の…?」
「いい乳首をしてますね、って言ってたぞ。どうだ、興味湧いた?こんな変態、逆に乳首調教したくならない?」
「実際にいるのならな…。
ま、隆盛に似ているってのは興味あるから一度喫茶店によるかな。エロい子は大歓迎だ」
神保が興味を示したことに、光正はニンマリと心の中で笑う。
いきなり胸を揉まれたことに、光正なりに腹をたてていたからだ。
(神保に乳首でも調教されてしまえ。んでもって、自分の乳首に欲情してろ)
光正は、喫茶店で出会った男を思いクスリと笑った。
光正は乱暴に、3Fの事務所の扉を開ける。
ここは2Fの探偵事務所と違って看板も出していない。
表向きは、個人オフィスってことになっている。
仕置屋は主に男を2度と浮気できないように復讐するのであって、けしてその仕事は真っ当ではない。
幸い、きっちり仕置をしているので警察に駆け込むような人間はいないが…。
警察なんかにバレれば…、いくら依頼人に頼まれたことであっても強姦罪など罪がつきお縄につきそうである。
ちなみに、この仕置屋の代表は光正ではない。
光正が1番成績はいいのだが、社長は別にいた。
仕事を回すし、間接的に関わっているものの隆盛は社長の座にはついていない。
では誰が社長であるかというと…
「お〜、お疲れ〜!どうだった?収穫は…」
この人、神保孝明《じんぼたかあき》である。
神保は、社長デスクに足を投げ出し葉巻を吸いながら、競馬雑誌を読んでいた。
光正がモブ親父ならば、この神保もおっさんである。
隆盛のように類い稀なる美青年でもなければ、千歳のように可愛い童顔な感じでもない。ただ、トレンディドラマに出てくる名俳優に顔が非常に似ており、間違えられることもしばしばあるようだった。
光正が極悪なものに対し、神保は眼鏡をかければ陽気に見えるし外せば真面目なおっさんに見える、多種多様な雰囲気を纏うことができるおっさんである。
「火事になんぞ」
「あ〜、大丈夫大丈夫。んなヘマこの俺がするかって…」
「そういって、服を何着も焦がしてんの誰だっつーの…」
ドカリと光正は室内にあるソファに座り込むと、ポッケからスマホを取り出した。
「なに、機嫌悪いじゃない」
「兄貴のお使いだったからな…。俺は探偵業より仕置屋の方がいい」
「真っ当じゃないんだから…。カタギなお仕事でないのよ?」
「んだってよ、探偵業なんてどうせ俺は事件解決なんてできないんだし?浮気調査っていってもただの尾行だしなぁ。燃えねぇじゃん。だったらうわきしているようなクズ男をアンアン言わせる方がよっぽどいいっつーか…。男なんてまっぴらって男のアヌスをベタベタに舐めてやって、善がらせるほうがよっぽど俺仕事してんなぁ…って気になんだけど…」
「おうおう、ほどほどにしとけよ。お前が仕置したやつ、ガチで男狂いになって人生崩壊しちまったやつもいるんだからな…」
「へいへい。だけど、そんな奴らを撮るのがあんたの仕事だろ?」
神保という男は、仕置屋の社長にして、男同士のゲイ向けAVの監督も勤めている。
仕置屋でターゲットを見繕い、光正始め仕置人に男なしでいられない身体にさせて、陥落した男たちをゲイ向けのAVに出演させるのだ。
今、神保の作品で人気のAV男優は、光正が仕置した男だったりする。
「なぁ、孝明。今日は仕事ないのか…?」
「ないねぇ。実に平和だよ。
俺も今日はこれからちょっとしたらAV監督の仕事よ。
いやあ、復讐とか考えなくていいのはいいよねぇ。
仕置とかそんなダークな仕事ばかりやってたら精神がもたないぞ〜」
仕置屋の仕事は、わりと高額である。
が、なかなか仕事がこないのが現状だ。
仕事が回されれば、クズな男ばかりの対応に気合が入るものの、あまりに仕事がこないと干からびてしまう。
「羨ましい…。ああ、駄目だ。ちんこが…ちんこが疼く…。もう何日やってないんだ」
「夜にその手の店でひっかければ」
「店にいくまでがめんどい」
「だからAV男優になればいいじゃん…ってあれほど…」
「女役が生意気なやつが多いからヤダ。
生意気は生意気でも男なんて冗談!って思ってるやつがいい。自分でケツ振るやつは萎える。仕事でも嫌だ」
光正の好みはあくまで、クズ男である。
クズな男を征服することに、快感を覚えるのだ。
「じゃあ、我慢しなさいよ…」
「じゃあ、早く仕事くれよ。生意気なクズ男紹介してくれ…!この前みたいな性欲の塊みたいなやつ。ああいうの、くれ…。用意しろ」
「くれって言われてもなぁ…」
神保は苦笑し、加えていた煙草をもみ消した。
光正はむすっとしたまま、神保に近づくと
「これから、仕事だっけ?じゃ、仕事前に一発抜いてかない?」
そういって、しゃがみこみ神保のズボンに手をかける。
「俺のもうビンビンだからよ。ちょっと舐めてくれるだけでいいから…」
「もうビンビンなの…。ほんと、性欲有り余っているねぇ…」
「孝明こそ、そんなこといってすぐデカくなるくせによ…」
光正はにっと笑うと、神保のズボンのファスナーを下ろしペニスを取り出すとやんわりと扱く。神保のペニスは、光正の愛撫でゆっくりと形を変えていく。
膨張していくペニスに、光正は獰猛な肉食獣のように、ペロリと唇を舐めた。
「お前って、ほんと好きだねぇ…。仕事から帰ってきたばっかなのに」
「あんたも、だろ?ほんと、あんたがタチってのが惜しいよ。」
「それは、俺のテクが凄いから言っているのかな?」
「ああ、あんたのフェラは好きだぜ。ついでに、あんたみたいなデカイちんこしたやつがアンアン喘ぐの、俺最高に興奮するんだけ…ど…な…」
ペロリと、ペニスを舐めながらいう光正に神保は「俺もだよ」と光正の頭を撫でながら答えた。
「…はっ…、いいね、やっぱりお前の…口は…」
光正の口淫に、神保はうっとりと呟く。
「俺のちんこはもっと凄いぜ?」
「いや、お前は女の方があってるよ。喘ぐ方がきっと綺麗だ。」
「は?ぬかせ。目腐ってんじゃねぇか?」
「いや…、絶対にそう…って…っ」
軽くペニスに歯を立てれば神保は呻き、恨めしそうに光正を見つめる。
使い物になったらどうしてくれる…と怒る神保に、そしたら俺が後ろでイケるようにしてやるよ…、と本気なんだが冗談なんだかわからない言葉を返した。
仕事の前に一発、軽い気持ちで始めた逢瀬は思いの外濃厚なものとなった。
光正も神保もお互いタチ同士なので、けして身体を重ねたことはない。
が、時折互いの技術向上の為に性器を入れずに高めあったりすることはあった。
神保も光正もいい大人で、仕事が仕事なだけに、エロスキルはある。
触れ合うことになれば、互いに自分のスキルを発揮することになるのでどうしても濃厚な絡みになるのだ。
「どうする?やってきたってバレたら?」
スーツに着替え、仕事にいく準備をしている神保に光正はソファに寝転びながら呑気に尋ねた。
「監督仕事前からやるなぁって思われるのがオチだろ。問題は可愛い子がいたときだな…。お前に絞られたからたつものもたたない」
「んなこといって、イケメンがいたら美味しく頂くんだろ。あ、イケメンといえば…、おっさん。あんた好みのイケメンが千歳ちゃんの店で働いてたぜ」
今朝のイケメンは神保の好みの男だった。
もう神保はチェック済みだろうか?と思って聞いたところ、神保は興味津々にどんな子だ?と尋ねた。
どうやらまだ未チェックだったようだ。
「王子様」
「ほー。ちなみに金髪?」
「いや、金髪じゃなかったけど、ハーフっぽい顔してたな…。俺の好みからは外れたイケメンだった」
光正の好みが気が強そうな男前の顔に対して、神保の好みは王子様である。
アイドルのような細い体の子を、組み敷くのがいいらしい。
俺が男らしい男が好きなのに対して、神保は草食系の男を好んで抱く。
千歳など好みドンピシャなんじゃないか?と一度尋ねたが、神保の1番は隆盛らしい。
神保曰く、仕事のパートナーとしても、恋人としても隆盛は理想なんだそうだ。
「兄貴にちょっと似てるぞ」
「ほぉ…それはちょっと期待してもいいかもな…」
「ああ、してくれ。ついでに兄貴に似て変態要素もある」
「なに?変態要素も、だと…?」
「ああ、勝手に人の胸を揉んできた」
「お前の…?」
「いい乳首をしてますね、って言ってたぞ。どうだ、興味湧いた?こんな変態、逆に乳首調教したくならない?」
「実際にいるのならな…。
ま、隆盛に似ているってのは興味あるから一度喫茶店によるかな。エロい子は大歓迎だ」
神保が興味を示したことに、光正はニンマリと心の中で笑う。
いきなり胸を揉まれたことに、光正なりに腹をたてていたからだ。
(神保に乳首でも調教されてしまえ。んでもって、自分の乳首に欲情してろ)
光正は、喫茶店で出会った男を思いクスリと笑った。