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夏目くんはモテる。
モテるが、男の人とどれだけ経験してきたんだろう…。
行為中、揺さぶられながらぼんやりとそんなことを思案する。


「考え事ですか…?余裕ですね…」
「違…。気持ちよすぎる…から…」
「光栄ですね…」

息を乱しながら、夏目くんはリズムを変えて僕の中を貪っていく。
夏目くんの宣言通り、何度となく繋がったアナルからは、泡立つほどに精液で溢れている。
もう何度抱かれただろう。
散々喘いでしまったので、僕の声は掠れてしまっている。


「宮沢さんも、キモチイイ…ー?」
「うん…」

今までに感じたことないくらい、感じる。
心も身体も夏目くんでいっぱいになって…。
キモチイイ。
ううん、ソレ以上に、夏目くんの距離が凄く近くて、夏目くんの体温が温かくて。


「凄く…キモチイイよ…。
今までどれだけ経験してきたのかな…って…不安になるくらい…」

僕の言葉に、夏目くんは一瞬、目を見開く。
だけどまたすぐにいつもの笑みを浮かべ

「これからは、宮沢さんだけですよ。

俺は、貴方がいいんですよ。宮沢さん。」
「僕…ーーー」
「俺は、貴方を愛しています。きっと、貴方が考えるより、ずっと…ーー」


そういって、夏目くんは僕の腰を掴み、奥を抉った。

「あん…んん…」
気持ちよさに、目の前が真っ白になる。
脳みそが溶けてしまいそうだ。

「つらいですか?やっぱり…」

「やめないで…ーー」

腰を浮かせた夏目くんに、僕の方から腰を押し付け、抱きつくように首に腕を回す。

「夏目くん…すき…です…。君のことが…凄く…」
「宮澤さん…っ…」

熱い飛沫が、最奥に当たる。
くらりと目眩がするほどの快感を感じながら、僕は意識を飛ばした。


百万回の愛してるを君に