「おはよー」
事件の影響で翌日は臨時休校となった。そして休校明け、教室に入って来た莉緒に耳郎たちが駆け寄ってくる。
「莉緒! 怪我、大丈夫なの?」
「リカバリーガールに治してもらったから大丈夫だよ。心配かけてごめんね」
「よかった。メールでは大丈夫って言ってたけど、実際会うまではやっぱり不安だったからさ」
「莉緒ちゃんの怪我、見ただけで痛々しくてビックリしたよ! 無事でよかった〜」
「響香、透ちゃん……ありがとう」
心配そうにしていた他の生徒も、莉緒の元気な姿を見て安堵しているようだった。
「おー、望月おはよう! 怪我大丈夫なのか?」
「うん、心配してくれてありがとう」
「莉緒ちゃん、あの時はありがとう」
「梅雨ちゃんも無事でよかった!」
耳郎たちと入れ替わりで、登校したばかりの切島と蛙吹が話しかける。
「望月が気を失って倒れた時はビビったぜ!」
「轟ちゃんがお姫様だっこしてたわね」
「そうなんだ。轟くんにお礼言っとかないとね、最後も救けてもらったし。って……え? お姫様だっこ!?」
「そうよ」
「男らしかったぜ、轟!」
「……嘘でしょ」
予想外のことに驚いて言葉が出ない。そんな莉緒を他所に、切島はあの時の轟の男らしさについて語っている。
――連れて行くのに仕方なくだろうけど、恥ずかしすぎる……!
先生たちならまだしも、異性のクラスメイトというのが気恥ずかしくて顔が熱くなる。手で両頬を押さえ冷やそうとするが効果はない。蛙吹と切島が心配そうに見てきたため、「何でもない」と言って誤魔化した。
「皆ー、朝のHRが始まる、席につけー! お、望月くん! 血色もいいし元気そうでよかった!」
血色がいいのは元気だからというわけではないのだが、飯田は事情を知らないため無理もない。
「えーっと、うん……飯田くんが先生たちを呼んできてくれたおかげだよ、ありがとう」
「とんでもない! 委員長として当然の務めを果たしただけ! さ、望月くんも席につくんだ!」
「はーい」
「皆ーー!」
「ついてるよ。ついてねーの、おめーだけだ」
瀬呂の的確なツッコみが決まった。
「お早う」
「「「相澤先生、復帰早えええ!」」」
よろよろ、ふらふらしながら教室に入ってきた相澤は、顔も腕も包帯だらけでミイラのようになっていた。
「俺の安否はどうでもいい。何よりまだ戦いは終わってねぇ」
「「「!?」」」
「雄英体育祭が迫ってる!」
「「「クソ学校っぽいの来たあああ!!」」」
相澤が『戦い』と言ったせいで教室内に緊張が走ったが、続いて告げられた内容に大歓声が起きた。
プロヒーローでさえスカウト目的で観る体育祭。敵 に侵入されたばかりだが、逆に開催することで雄英の危機管理体制が盤石だと示すつもりらしい。また警備は例年の五倍に強化される。
かつてのオリンピックに代わる雄英体育祭、そう簡単に中止にすることはできない。
HRが終わりクラスが体育祭の話でざわついているなか、莉緒は教室を出て行く相澤の姿を追いかける。
「相澤先生!」
「……望月か、何だ」
「先生、怪我の具合は?」
包帯のせいで相澤の目元しか見えないため、表情は分からない。
「多少後遺症は残るが、おまえが気にすることでもない。体力の関係で一気に治して貰えなかったから大袈裟になっているだけだ」
「そうですか……あの、ごめんなさい」
「どうして謝る」
「私の“個性”、先生の役に立たなかったから」
相澤が広場に飛び出す前にヒートライザで防御力強化を行ったにもかかわらず、この怪我。脳無が強かったにしろ、自分の補助魔法は効いていなかったのではないか――そう思っての発言だった。
相澤は困ったようにため息を吐く。そして莉緒の頭に手をのせると、目線を合わせるように屈んだ。
「……リカバリーガールに言われた。この程度で済んだのは運がよかったと。俺は望月の“個性”のおかげだと思っている。もっと自信を持て、おまえは敵 相手に一人で立ち回ったんだ、この経験を体育祭に活かせよ」
「……はい!」
僅かに見える相澤の目は優し気で、莉緒は顔がほころんだ。
昼休みになっても体育祭の話でクラス中が盛り上がっている。活躍して目立てばプロへの一歩を踏み出せるため、当然のことだろう。
「莉緒ー、お昼行かないの?」
「あ、響香! 轟くん知らない?」
「……轟?」
「USJの時に轟くんに救けてもらったから、お礼も兼ねてお昼でもって思ったんだけど……」
「轟くんならさっき食堂に行ってるの見たよ?」
「ありがとう透ちゃん! ちょっと行ってくるね!」
莉緒は自分のお弁当を持つと、耳郎たちに手を振って食堂へ急いだ。
「なになに? 恋の予感?」
「三奈ちゃんもそう思う?」
「まぁ、轟イケメンだし、莉緒も可愛いからお似合いっちゃお似合いだけど……」
そんな会話をしてたのは知る由もない。
「轟くん!」
莉緒は食堂のそばコーナーに並んでいる轟を見つけて駆け寄る。お昼のこの混雑のなか、すぐに見つけることができたのは運がよかった。
「……望月?」
「よかった間に合った! おそば食べるの?」
「ああ」
「USJのお礼も兼ねて私に奢らせて!」
「いや、別にい――」
「はい、お金! 私はお弁当だから受け取り口のところで待ってるね、一緒に食べよう!」
「……おまえ、案外強引なんだな」
莉緒は半ば強引にお金を渡し、並んでいる人の邪魔にならないように受け取り口の横で轟を待つ。しばらくすると轟がざるそばをお盆に乗せて来たため、空いている席を見つけ並んで座った。
「いただきます」
「……望月、ありがとな」
「いえいえ、轟くん絶対に断りそうだったから無理やりお金渡しちゃった! 何かごめんね」
さすがに強引だった自覚があったので、莉緒は素直に謝った。
「USJの時はありがとう。轟くんが救けてくれなかったら、今ごろ敵 連合の人たちとお昼食べてたかも……うん、笑えない」
「いや、間に合ってよかった。腕の怪我は大丈夫なのか?」
「リカバリーガールが治してくれたから大丈夫だよ。轟くんが連れて行ってくれたんだよね、重ね重ねありがとう」
「それよりおまえ、もっと飯食った方がいいぞ」
「ん?」
「軽すぎだ」
「え……!」
まさかそんなことを言われるとは思わず、驚いて固まってしまう。轟は「おまえも普通の女だったんだな、強えから忘れてた」と失礼な言葉を続けていたが、幸いにも硬直中の莉緒には聞こえていなかった。
その後、体重のことを心配したのかそばを分け与えようとする轟だったが、断られて不服そうな顔をしていた。
轟の意外な一面を見た気がするが、そばだけで午後の授業が持つのか――莉緒はそちらの方が心配だった。
放課後、扉の外に人だかりができている。
どうやら他の科の1年生が集まっているようで、A組が敵 と戦った話を聞いて体育祭前に敵情視察や興味本位で見に来ているらしい。
莉緒は緑谷に話したいことがあったのだが、これでは帰ることすらままならない。
爆豪の暴言や紫色の髪をした普通科の男子生徒の宣戦布告、B組の厳つい顔をした人の参戦などでいざこざが起きる。
「上に上がりゃ関係ねえ」という爆豪の捨てセリフで騒動が収まると、人だかりが少なくなり帰ることができるようになった。莉緒は目的の人物が一人で帰宅しているのを見つけ、急いで追いかけ声を掛けた。
「……望月さん? どうしたの?」
「あの、ちょっと話したいことがあって。一緒に帰ってもいいかな?」
「う、うん」
駅に向かって並んで歩くが、緑谷は緊張しているのか歩き方がぎこちなくなっている。
「あ、あの……話したいことって?」
緑谷は莉緒の方をちらちらと見ながら顔を赤くして尋ねた。
「USJの時に緑谷くんに救けてもらったこと、改めてお礼を言いたくて」
「そんな! 僕だって救けてもらったし気にしないで!」
「怪我はもう大丈夫? 保健室で治療されてたし見た目も平気そうだけど、緑谷くんは我慢しそうなタイプだから」
「大丈夫だよ、ちゃんと治してもらったから! 望月さんこそ酷い怪我だったけど、痕とか……」
「私も大丈夫だよ。それと、あの……私が保健室で泣いたことなんだけど……」
もう泣かないつもりだったのに、塚内にあんなことを言われ完全に不意打ちだった。それもリカバリーガールやオールマイトはともかく、クラスメイトである緑谷の前で泣いてしまい、思い出しただけでも羞恥に駆られる。
「緑谷くんは言わないと思うけど……その、恥ずかしいから内緒にしてね」
「う、うん、それはもちろん! そう言えば刑事さんが話してた敵 を倒したって言うのは?」
その言葉に莉緒の顔が強張ったが、緑谷には気付かれなかったようだ。
「えっと……昔、敵 に遭遇したことがあって、その時にペルソナの物理反射で相手が伸びちゃったの。だから、私自身は大したことしてないんだけどね」
「そんなことないよ! 十分凄いことじゃないか!」
緑谷は目を輝かせて莉緒を見ている。両親のことは、そんな緑谷にはとてもじゃないが話せなかった。それに、どこか前世の彼を思わせる緑谷に余計な心配をさせたくない。
ブツブツと何か考えているその姿に苦笑しながら、莉緒はオールマイトの話を持ち掛け話題を変えた。しかし、思った以上に食いつき圧倒してくる緑谷に『話題を間違えた』と後悔することになった。
参加種目の決定、それに伴う個々人の準備。二週間はあっという間に過ぎた。
そして、雄英体育祭当日を迎える。
事件の影響で翌日は臨時休校となった。そして休校明け、教室に入って来た莉緒に耳郎たちが駆け寄ってくる。
「莉緒! 怪我、大丈夫なの?」
「リカバリーガールに治してもらったから大丈夫だよ。心配かけてごめんね」
「よかった。メールでは大丈夫って言ってたけど、実際会うまではやっぱり不安だったからさ」
「莉緒ちゃんの怪我、見ただけで痛々しくてビックリしたよ! 無事でよかった〜」
「響香、透ちゃん……ありがとう」
心配そうにしていた他の生徒も、莉緒の元気な姿を見て安堵しているようだった。
「おー、望月おはよう! 怪我大丈夫なのか?」
「うん、心配してくれてありがとう」
「莉緒ちゃん、あの時はありがとう」
「梅雨ちゃんも無事でよかった!」
耳郎たちと入れ替わりで、登校したばかりの切島と蛙吹が話しかける。
「望月が気を失って倒れた時はビビったぜ!」
「轟ちゃんがお姫様だっこしてたわね」
「そうなんだ。轟くんにお礼言っとかないとね、最後も救けてもらったし。って……え? お姫様だっこ!?」
「そうよ」
「男らしかったぜ、轟!」
「……嘘でしょ」
予想外のことに驚いて言葉が出ない。そんな莉緒を他所に、切島はあの時の轟の男らしさについて語っている。
――連れて行くのに仕方なくだろうけど、恥ずかしすぎる……!
先生たちならまだしも、異性のクラスメイトというのが気恥ずかしくて顔が熱くなる。手で両頬を押さえ冷やそうとするが効果はない。蛙吹と切島が心配そうに見てきたため、「何でもない」と言って誤魔化した。
「皆ー、朝のHRが始まる、席につけー! お、望月くん! 血色もいいし元気そうでよかった!」
血色がいいのは元気だからというわけではないのだが、飯田は事情を知らないため無理もない。
「えーっと、うん……飯田くんが先生たちを呼んできてくれたおかげだよ、ありがとう」
「とんでもない! 委員長として当然の務めを果たしただけ! さ、望月くんも席につくんだ!」
「はーい」
「皆ーー!」
「ついてるよ。ついてねーの、おめーだけだ」
瀬呂の的確なツッコみが決まった。
「お早う」
「「「相澤先生、復帰早えええ!」」」
よろよろ、ふらふらしながら教室に入ってきた相澤は、顔も腕も包帯だらけでミイラのようになっていた。
「俺の安否はどうでもいい。何よりまだ戦いは終わってねぇ」
「「「!?」」」
「雄英体育祭が迫ってる!」
「「「クソ学校っぽいの来たあああ!!」」」
相澤が『戦い』と言ったせいで教室内に緊張が走ったが、続いて告げられた内容に大歓声が起きた。
プロヒーローでさえスカウト目的で観る体育祭。
かつてのオリンピックに代わる雄英体育祭、そう簡単に中止にすることはできない。
HRが終わりクラスが体育祭の話でざわついているなか、莉緒は教室を出て行く相澤の姿を追いかける。
「相澤先生!」
「……望月か、何だ」
「先生、怪我の具合は?」
包帯のせいで相澤の目元しか見えないため、表情は分からない。
「多少後遺症は残るが、おまえが気にすることでもない。体力の関係で一気に治して貰えなかったから大袈裟になっているだけだ」
「そうですか……あの、ごめんなさい」
「どうして謝る」
「私の“個性”、先生の役に立たなかったから」
相澤が広場に飛び出す前にヒートライザで防御力強化を行ったにもかかわらず、この怪我。脳無が強かったにしろ、自分の補助魔法は効いていなかったのではないか――そう思っての発言だった。
相澤は困ったようにため息を吐く。そして莉緒の頭に手をのせると、目線を合わせるように屈んだ。
「……リカバリーガールに言われた。この程度で済んだのは運がよかったと。俺は望月の“個性”のおかげだと思っている。もっと自信を持て、おまえは
「……はい!」
僅かに見える相澤の目は優し気で、莉緒は顔がほころんだ。
昼休みになっても体育祭の話でクラス中が盛り上がっている。活躍して目立てばプロへの一歩を踏み出せるため、当然のことだろう。
「莉緒ー、お昼行かないの?」
「あ、響香! 轟くん知らない?」
「……轟?」
「USJの時に轟くんに救けてもらったから、お礼も兼ねてお昼でもって思ったんだけど……」
「轟くんならさっき食堂に行ってるの見たよ?」
「ありがとう透ちゃん! ちょっと行ってくるね!」
莉緒は自分のお弁当を持つと、耳郎たちに手を振って食堂へ急いだ。
「なになに? 恋の予感?」
「三奈ちゃんもそう思う?」
「まぁ、轟イケメンだし、莉緒も可愛いからお似合いっちゃお似合いだけど……」
そんな会話をしてたのは知る由もない。
「轟くん!」
莉緒は食堂のそばコーナーに並んでいる轟を見つけて駆け寄る。お昼のこの混雑のなか、すぐに見つけることができたのは運がよかった。
「……望月?」
「よかった間に合った! おそば食べるの?」
「ああ」
「USJのお礼も兼ねて私に奢らせて!」
「いや、別にい――」
「はい、お金! 私はお弁当だから受け取り口のところで待ってるね、一緒に食べよう!」
「……おまえ、案外強引なんだな」
莉緒は半ば強引にお金を渡し、並んでいる人の邪魔にならないように受け取り口の横で轟を待つ。しばらくすると轟がざるそばをお盆に乗せて来たため、空いている席を見つけ並んで座った。
「いただきます」
「……望月、ありがとな」
「いえいえ、轟くん絶対に断りそうだったから無理やりお金渡しちゃった! 何かごめんね」
さすがに強引だった自覚があったので、莉緒は素直に謝った。
「USJの時はありがとう。轟くんが救けてくれなかったら、今ごろ
「いや、間に合ってよかった。腕の怪我は大丈夫なのか?」
「リカバリーガールが治してくれたから大丈夫だよ。轟くんが連れて行ってくれたんだよね、重ね重ねありがとう」
「それよりおまえ、もっと飯食った方がいいぞ」
「ん?」
「軽すぎだ」
「え……!」
まさかそんなことを言われるとは思わず、驚いて固まってしまう。轟は「おまえも普通の女だったんだな、強えから忘れてた」と失礼な言葉を続けていたが、幸いにも硬直中の莉緒には聞こえていなかった。
その後、体重のことを心配したのかそばを分け与えようとする轟だったが、断られて不服そうな顔をしていた。
轟の意外な一面を見た気がするが、そばだけで午後の授業が持つのか――莉緒はそちらの方が心配だった。
放課後、扉の外に人だかりができている。
どうやら他の科の1年生が集まっているようで、A組が
莉緒は緑谷に話したいことがあったのだが、これでは帰ることすらままならない。
爆豪の暴言や紫色の髪をした普通科の男子生徒の宣戦布告、B組の厳つい顔をした人の参戦などでいざこざが起きる。
「上に上がりゃ関係ねえ」という爆豪の捨てセリフで騒動が収まると、人だかりが少なくなり帰ることができるようになった。莉緒は目的の人物が一人で帰宅しているのを見つけ、急いで追いかけ声を掛けた。
「……望月さん? どうしたの?」
「あの、ちょっと話したいことがあって。一緒に帰ってもいいかな?」
「う、うん」
駅に向かって並んで歩くが、緑谷は緊張しているのか歩き方がぎこちなくなっている。
「あ、あの……話したいことって?」
緑谷は莉緒の方をちらちらと見ながら顔を赤くして尋ねた。
「USJの時に緑谷くんに救けてもらったこと、改めてお礼を言いたくて」
「そんな! 僕だって救けてもらったし気にしないで!」
「怪我はもう大丈夫? 保健室で治療されてたし見た目も平気そうだけど、緑谷くんは我慢しそうなタイプだから」
「大丈夫だよ、ちゃんと治してもらったから! 望月さんこそ酷い怪我だったけど、痕とか……」
「私も大丈夫だよ。それと、あの……私が保健室で泣いたことなんだけど……」
もう泣かないつもりだったのに、塚内にあんなことを言われ完全に不意打ちだった。それもリカバリーガールやオールマイトはともかく、クラスメイトである緑谷の前で泣いてしまい、思い出しただけでも羞恥に駆られる。
「緑谷くんは言わないと思うけど……その、恥ずかしいから内緒にしてね」
「う、うん、それはもちろん! そう言えば刑事さんが話してた
その言葉に莉緒の顔が強張ったが、緑谷には気付かれなかったようだ。
「えっと……昔、
「そんなことないよ! 十分凄いことじゃないか!」
緑谷は目を輝かせて莉緒を見ている。両親のことは、そんな緑谷にはとてもじゃないが話せなかった。それに、どこか前世の彼を思わせる緑谷に余計な心配をさせたくない。
ブツブツと何か考えているその姿に苦笑しながら、莉緒はオールマイトの話を持ち掛け話題を変えた。しかし、思った以上に食いつき圧倒してくる緑谷に『話題を間違えた』と後悔することになった。
参加種目の決定、それに伴う個々人の準備。二週間はあっという間に過ぎた。
そして、雄英体育祭当日を迎える。