痛みこそ我が愛

完愛かんあい』ヴァルキュリー
??歳/真完璧超人
・完璧・無量大数軍
・亡国の遺児
・身長身長189cm、体重80kg
・B88/W54/H86
・超人強度2100万パワー
>完璧・無量大数軍の一人。
青みがかった銀の髪を腰の辺りまで伸ばし、憂い気な表情を浮かべる長身の女性(ただ、周りが更に大きい男達なのでその中にいると小柄に見えなくもない)。
かつて、隆盛を誇ったとある星の王族の生き残り。
王の娘の三姉妹で、長女であった彼女は婿を取って父王の跡を継ぐ予定であったがクーデターが起こり、父や母、妹たちの尽力によって自分だけが地球へと逃れる。
地球へ逃れ、各地を転々とする間にモン=サン=パルフェへたどり着いたものの、その頃には既に彼女の心は殆ど崩壊状態であった。
ミラージュマンの試練には最初から死ぬつもりで身を投じるものの、心の片隅に残る「命がけで自分を逃した家族のために死ねない」という半ば本能的な思いにより、死ぬことなく試練をなんとか通り抜け、完璧超人へと生まれ変わる。
ただ、殆ど成り行きで完璧超人入りした事もあり、完璧超人の使命などにはあまり興味が無さげ。
「自分は試練の神に愛されている」という思いを抱えていて、「試練の神が痛みという愛を私に注ぐなら私もその試練たちを愛そう」という思想の元、戦闘では相手の攻撃を一切避けず受け止めてから同じように痛み(彼女の言うところの愛)を相手に返すというスタイル。
その為、彼女の戦闘中の台詞は「さぁ、殺(あい)し合いましょう」やら「これがあなたの愛なら、私もあなたを痛めつけ(あいし)てあげないと…」など、色々狂気に満ちている。
自分の少しあとにやって来たネメシスに一目惚れのような状態で惹かれており、彼を偏愛しているものの、当然の如くスルーされ気味である。
ただ、彼女はあまり気にしていないようで「彼の冷たい目で見られると昂る」、「彼の冷たさが私の身を焦がす炎を治めてくれる」とのことドMかな。
その為、彼以外にはあまり興味を持たないが唯一、始祖のミラージュマンには心を開いていて、父親のように慕っている。

ヴァルキュリーは完璧超人に生まれ変わってから名乗っている名前であり、本名は「クリームフィリア」といい、サダハルとは親の決めた許嫁同士であった。
本人たちが顔を合わせたのは幼い頃の一度だけであるが、彼女は将来の伴侶として彼に思いを寄せていた。
だが、彼が王子として廃されそれを持って婚約は破棄、新たな婚約者を探すうちにクーデターが起きた。
ネメシスに惹かれた理由も、当初は彼がサダハルと知らなかったため「サダハルに似ている」と思っていたからである。
その後、ミラージュマンを通して彼がサダハルと知ったあとはなおのこと彼に思いを寄せるようになっている。