そういうイベント
顔真っ赤にしてた可愛い白石君だったはずが
家に着いてから妙に積極的になってるというか、大胆になってるというか。
もしや、俗に言う、男は狼ってやつ…
ハンッ!そんなの信じないぞ!
あの白石君に限ってし、し、し、下心なんて…
テンパっている事を悟られないよう、静かにゆっくり、白石くんから顔を背けた。
「一緒に寝るのは、まだ早いかなと…」
「ははっ…そうかそうか。名前ちゃんはいつまで経ってもウブやなぁ」
「や、ウブとかじゃなく」
「名前ちゃんと両想いなれて5ヶ月以上経ってるから、俺も調子乗ってしもてたわ。」
え…5ヶ月以上経ってたらいいものなんか…?え…?
なら、5ヶ月で付き合いたてホヤホヤという表現は盛りすぎたかもしれないな…
それでも一緒に寝るのはまだ早いはず。
一体どうしたらいいんだという顔で白石君の方を見ると、白石君は困ったように笑った。
「ごめんな。俺、家帰っても名前ちゃんとおれるんやって思ったらめっちゃ嬉しかってん」
「え?白石君…私」
「さっきのはほんの冗談やから!あれで嫌な思いしたんやったら、ほんまにごめん。名前ちゃんの嫌がる事はしやんように心がけ」
「そんなことない、嫌じゃないよ!私だって白石君と一緒におれるの嬉しいし、白石君の服着て一緒に寝たい!」
「まって、俺の心見透かさんといて…」
「え?いやぁ、だから…嫌やから断ってたわけじゃなくて…その」
こんな経験今までしたことなかったから、慣れない事から逃げたいっていう嫌な所が出た。
もちろんスキンシップしたい気持ちはある。
好きな人相手にそんなことしたくないなんて思わないわけがない!
ただその勇気が出なくて、小っ恥ずかしくて…
がしかし、人間には慣れというものが存在する!苦手だった図書委員の仕事も今になっては手馴れたものだよ!
週一で行う図書室の当番だって、最初は嫌だったけど慣れた。
ペアの2年生君がサボってほとんど来ないのにも慣れた。慣れないはずがない!!
私が拒むことで白石君が嫌な思いをさせていたのであれば、挽回していかなければ!
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わらびもち