ボーナスタイム
「のっ、………え?え?」
顔から両手を離してジロちゃんを見ると、絶対なんかやらかしただろって顔でニコニコしていた。
なんかやからしたというか、耳になんかされた感覚が残ってる。
「今なにを?」
「んー?甘噛み?」
「アマッ」
「なんか食べたくなっちゃったんだよね〜もう一回いい?」
「ちょやっ…なんで急に耳?」
「名前耳弱いんだなって思って。さっきもちょっと耳元で喋っただけで反応してたC〜」
さっきっていつの話か知らないが耳はいかん。
耳元でこしょこしょ話されるのだって嫌いなのに、甘噛みなんてされたらもっと死ぬ。
にも関わらず、ジロちゃんは耳元に顔を近づけてきた。ジロちゃんの息が耳にかかって背中がぞわぞわする。
「いっ…耳!!」
「そんな風に嫌がられると逆にしたくなっちゃう〜」
「なっ!嫌がってる人に無理強いしちゃいけないんだぞ!ジロちゃんはそんな心無い人だったっての!?」
「今はそれでいーや。」
「今はっておかしいだろ!ワッ、うわ!やめ…」
どれだけ言葉で止めようと、胸を押して拒否しようとしても、ジロちゃんはそれを押し切って耳にキスをしてきた。
かろうじて声は出すまいと口を手で抑えたが、ジロちゃんはとどまる事なく耳を攻めてくる。
歯が当たらないよう、唇でカバーしながらの甘噛み。なんちゅうこったよ。
「やめ、触らないで……!」
「なんで?気持ちいいんでしょ、もじもじしちゃってさ。」
「お願いだから、本当に…ひっ…!」
耳元で吐息交じりに囁かれて、体が反応しない訳がなかった。
懇願してるのにやめないのなに?
強く口元を抑え込んで声を出さないようにしていると、ジロちゃんが私の手首を掴んだ。
「声出していいんだよ。ね、聞かせて…」
だっから耳元でそんな!!吐息全開で喋んなって!!!魔性だぞ!!!
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わらびもち