手のひらに
キス三昧の毎日を過ごしている中毒者がたった1人にしぼるのは、たぶん、無理だ。
だからジロちゃんと付き合えない。私の部屋にはよく来てくれるが、キスし続けるのにも限度がある。
そりゃジロちゃんとのキスが一番気持ちいいけど、でも付き合うのは…ジロちゃんだってそんなつもりはない、だろうから
「今日は後輩の子と約束してるしさ…」
「俺とはー!?」
「えっ。今朝のこと覚えてないの?」
「放課後するって言った!」
「厳密にはすると言ってないよ!今日の放課後約束してるから、また今度。」
「足んないよー!夜部屋行っていい?」
「おんっ前ら!中学生のする話じゃねーからな!?」
顔を赤くしながら私たちを怒鳴りつけたピュアボーイの亮。
聞いてるこっちが恥ずかしいってやつか!亮はいつまで経ってもウブで可愛いな!
私たちの感覚がおかしいってのはわかってるけど、やっぱり亮は純粋だ。本当に。
「つか朝は俺が慈郎のこと起こしに行くから、お前は不法侵入やめとけ!」
「ええ?でも〜」
「確かに家は近所だけど、やっぱり家が真後ろの私が起こしたほうがラクでしょ。私がやるよ。」
「俺もそっちの方が嬉C!」
「でも窓はつたって行けないから、電話とかするだけ。」
「んな事しなくても俺が名前の部屋行くって!ちゅうしてくれんなら!」
「だからその動機が激意味わかんねーんだよ!もう俺が起こしに行っからな!?」
「うえぇ!?」
「うえ〜じゃねぇ!お前んとこのおばさんにも大会が近いからっつって叩き起こしてもらうぞ、これから毎朝!覚悟しとけ!」
「名前がちゅうしてくれたら一発なのに〜……てかさ、今してくれない?これから授業って思ったら眠くなってきちゃってさぁ。」
「いやすんな!絶対すんなよ?すんなよ!?」
「え?しろってフリ?」
「フリじゃねぇ!!」
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わらびもち