ボーナスタイム 

秒で裏切られ、まるでヤクザのように眉をひそめながら振り返ると、そこにはまったく悪気のなさそうな笑顔のジロちゃん。枕投げつけたろか。


「話が違うんだが」

「ごみんね〜さっき名前がしてくれたキスで興奮しちゃってさ!」

「ああ…ジロちゃんはキスすると元気になるから。」

「うん!勃っちゃった!」

「へぁお…あーは、そ〜。」


オブラートに包み隠す事なくド直球に言われてしまったため、リアクションが気持ち悪くなってしまった。

いつもの眠気の覚める興奮ではなく、まさかそっちの、そっちの興奮だったとは。


「前はそんな事なかったのに、なんで今になって」

「今に限った事じゃないよ〜。キスした後にこうなる事なんてしょっちゅうだったC〜」


そうか……いや、普通はそういうものだ、好きな子とキスしてたらそういう気分になって当然の、生理現象さ…!

でもだからと言って、その先に進むのはまだまだ、まだまだそれはね!はい!


「あの、そ、なんかごめん、今まで…でもそういうのは、私たちには早いと思いますので」

「早いって何が?」

「だからキスより先は、だって、好きとわかって1日目は流石に…抵抗が」

「え!?名前そんなやらしい事考えてたの?べーすけ〜!」

「なっ?だって、じゃあそのそれ、どうする気でいると」

「治るの待つか、自分ですれば済む話〜。それともエッチしたかった?」

「お帰りはあちらになります。」


ジロちゃん宅に繋がる窓方面へと腕を差し出しながら深く低くお辞儀した。

赤面せずにいられないこの状況下を打破するにはもう退場していただく他ない。もちろん自分が退場してもよかったけどここは私の部屋。行き場がなくなる。

頭を下げ続けていると、う〜んとうなる声が聞こえた。


「そだね〜ここに居たらガマンできなくなりそうだC、じゃあ今日は帰ることにするかな!おやすみ。」

「あ……はい、おやすみなさ」


顔を見て挨拶しよう頭を上げたら、再びジロちゃんの大きな両手に顔を挟み込まれた。
間髪入れずにそのままキス。おでこに。

キスする場所が想定外すぎて唖然としていると、ジロちゃんがくすりと笑った。


「マジマジすっげ〜愛してる。また明日ね!」


ジロちゃん……無事に爆死しましたよ心臓が!!
end☆

ファーストキスはいつなのか→

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わらびもち

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