率先して報告したい人
「こんな時に何考えてんだよ岳人のやつ、大会なめてかかってんのか…」
「なんで?部活サボってるの?」
「あ?そんなことねーよ!慈郎と違って朝練も毎日来てる!」
「わ〜。とばっちりだC〜」
「それは事実だからしゃーない…岳人が毎日練習来てるってことはさ、大会のことちゃんと考えてるってことじゃない?別に彼女居ても居なくても関係ないと思うよ。」
「そ!れは…でも」
「ついでに言うと岳人の彼女さんもテニス部らしいんだ!大会に出るのがどんなに大切なことか、相手もちゃんと理解してるはずだよ。」
岳人の場合、恋人ができたからって練習に支障が出ているわけじゃない。
彼女の方も、アイツにとって大会に出ることがどんだけ大事か。同志なら尚更言われなくてもわかることだよな。
名前のやつ。説得力あるじゃねーか。
「…悪りぃ。偏見だったな。」
「いやいや亮が怒る気持ちもわかるよ!夜コンビニ行く時に見かけるけど、近所のストリートテニス場でずっとポコポコ頑張ってるもん!」
「ああ……あ?ポコポコって効果音はなんか違うくねぇか?」
「あっははは!ポコポコしてんだ〜!」
「かっ、てかジロー!いい加減お前っ真面目に部活やれ!そろそろ本気でお前の居眠り問題相談すっぞ跡部に!!」
「えぇ!?最近は朝練も放課後も頑張ってんのに〜!」
「そりゃまぁ最近は!……そうだな、最近はちゃんと来てるよな。どういう心境の変化だ?」
「なにその言い草〜!そっちがマジメにやれマジメにやれ言ったくせに。」
「こりゃ日頃の行いってやつだね!」
「ちぇ〜。まぁネタバレすると、毎朝名前が起こしてくれるからだよ!」
この間は跡部と打ち合えるってんで自力で朝練に来てたが、今後のことを考え朝は慈郎宅まで起こしに行こう。って話になってたことを思い出した。
あの時は俺が起こしに行くって言ったんだが、結局名前に任せることになったんだよな…慈郎のやつが俺の反対を押し切りやがったから。
つか反対したくもなるだろ。人ん家の窓つたって部屋侵入するってんだぞ?昔からの付き合いとはいえ、いくらなんでも色々アウトだろ…しかも、しかもこいつらの場合、奇妙な関係持ってやがるし…
「お前まさか…本気で名前の部屋侵入しに行ってんじゃねーだろうな。」
「してる!」
「してんのかい!俺がとやかく言うことじゃないかもしれないが、お前らのその、よくわからん関係はだな」
「大丈夫だよ亮、キスフレならやめたよ。」
「それだよそれ。その関係は一体いつまで続けるつもり……えっ?」
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わらびもち