明日の憂鬱
切原夢
「先生、眠いんで寝ても良いッスか?
て言うか寝るッス。
あ、苗字放課後になったら起こせよな」
隣の席の切原君はそう言うと、のび太君よりも早いんじゃないかって言うくらいの早さで眠りについた。
結局その日の授業を切原君はずっと眠っていて。
先生が起こしても、私が起こしても起きなかった切原君は結局部活に遅刻して、真田先輩に「たるんどる!」とか言われて殴られて、幸村先輩の黒いオーラに当てられてしまっていた。
真田先輩の声が三階の教室まで聞こえてきたのには驚いた。
グランドを走らされている切原君をぼんやり見つめていると、バッチリと目が合ってしまった。
「お前のせいだからな!明日覚えとけよ!」
え、私のせいなの?なんて考えいると真田先輩がまた切原君を叱り飛ばした。
ざまぁみろ。
なんて思ったのもつかの間で、またこっちを睨んできた切原君は目がちょっと充血していた。
切原君の怒りの沸点は低すぎる。
取りあえず、明日は学校に行くのが憂鬱だ。