「どうした?」
『私の世界で私になったアリスはこっちのアリスだから私じゃないけどそれを知ってるのは入れ替わった私達だけで、そんなことみんなは知らないからよくわかんないけど私がいきなり冷たくなったって思われて距離ができるけどアリスは絶対そんなこと気にしないからそのままにしそうだしむしろ望んで周りと距離を作るタイプだと思うんですけど、もしそうなったら私が戻った時ぼっちフラグ回収余裕じゃないですか。だから私もアリスとして頑張るからアリスにもぜひ私としてちゃんとしててほしいんですけどよく考えたらアリス学校の勉強絶対わかんないと思うんですけど成績落ちてたらどうしようって言うか戻った私が授業についていける自信もまったくないんですけど班長はどう思いますか!!』
「落ち着けアリス、なんかよくわかんない事になってきてるぞ」
これが落ち着いていられようか!既にアリスのキャラを悉くぶち壊してる私に言われたくはないだろうけど、せめて周辺環境は同じ状態をキープしてほしい!
黒歴史再現はこの際気にしないことにする!
「要するに?」
『アリスは私の家族や友達を大切にしてくれてるんでしょうか!?』
「あー…」
班長の言葉の切れが悪い!
『やっぱり帰ったら友達いなくなってるぅ!』
別にいいけど!めちゃくちゃ気になるけど起きちまったものはしょうがないと諦めて気にしないようにするよ!
「いや、【アリス】は仲間を大切にする奴だからそれは心配しなくても大丈夫だろ」
『でもアリスと私、全然タイプ違うし…』
「それとも、アリスは他人の友達だからってリナリー達を大切にしないのか」
『そんなこと絶対にないです!!』
「それは【アリス】も同じだ。あいつはけして仲間を蔑ろにしない。例え自分の知らない自分の仲間であっても、それは同じだ」
そういえば、私がここで初めて目覚めた時にも誰かを庇って酷い怪我を負ったってコムイさんが言ってた気がする。
…コムイさんだっけ?
「これは、アリス自身が1番よくわかってるんじゃないか?」
それに、もしアリスと私が同一人物って仮説が正しいなら、絶対にそんなことは起こらない。だってアリスの仲間は私の仲間、大切にするのは当然じゃん。なによりも、私ここのみんな好きだもん。
「だから、あんまり難しいこと考えすぎるなよ?」
『はい』
そうだよね。アリスは私なんだから、そんな心配しなくても大丈夫か。もしかしたらアリスのコミュニケーション能力が半端なく高くて、前より友達増えてるかもしれない。
それはさすがにないか。
「他になんか気になることあるか?」
他に気になること?
『特に思い付かないです』
「ならよかった」
『よかったんですか?』
「アリスがいろいろと考えすぎるとリナリーが心配するだろ?」
『しかもあんまりリナリーに心配かけると、何故かコムイさんにまで伝染しますもんね』
コムイさんのリナリー好きはもはや病気のレベルと言っても過言ではないけど、ああしてちゃんと好きを体現して伝えられるのって素直にすごいと思う。リナリーも直接言ったり行動には起こさないけど、コムイさんのことすごく大切にしてるのがわかる。
「室長のあれはもう少しどうにかならないもんかね」
『どうにかなったらそれこそ病気を疑いますよ』
「それもそうか」
どんなに病気レベルと言ってもリナリーを好きな状態が通常なんだから、それがぶれたなら精密検査をしないといけないと思う。もしもそうなったら科学班のみんなもびっくりして、なんだかんだ言いながらもコムイさんを元に戻そうと必死になりそう。
「ほら、アリスの部屋この先だったろ?」
『あ、本当だ』
話ながらもずいぶん歩いていたらしいく、いつの間にか私の部屋のすぐ近くまで辿り着いていた。
暗いのも怖いのもすっかり忘れるくらい話すって、私にとってはよかったけど疲れてるリーバー班長には結構な負担じゃなかったかな。
「アリスは明日も修練場行くのか?」
『そうするつもりです。まだ上げられそうですし、神田にも勝ててないんで』
「上げるってシンクロ率か?」
『はい。私の場合はいつ下がってもおかしくないので気が抜けないんですよ』
「無理はするなよ。神田はまぁ…ほどほどにな」
『はい』
そう易々と神田に勝てるとは思ってないけど、神田に勝つのが目標なんです。そりゃあ教団で1番強くなれたらいいけど、まずは嬉しくもなんともない最弱の汚名返上が最優先ですから。
「ちゃんと暖かくして寝ろよ。おやすみ」
『今日はありがとうございました。おやすみなさい』
リーバー班長が角を曲がって、その背中が見えなくなるのを確認してから私も自分の部屋に入った。これは…あれだ。わざわざ送ってくれたことに対する礼儀と言うか感謝の気持ち的なやつ。
…そう言えば、班長はなにも言わないでここまで送ってくれたけど、元々どこに行くつもりだったんだろう?もしも遠回りさせてたなら本当に申し訳ない。
部屋に入るとなによりも先に灯りをつけて、適当にカーディガンを椅子にかけると、ちょっと硬いベッドに体を沈めた。
『あー湯舟どうしよう…』
疲れた時はゆっくり浸かるのがいいんだけど、なんかもう動くの面倒になっちゃった。
班長に洗いざらい考えてることを話してちょっと整理ができたとはいえ、まだ私の中できっちり整理がついてない。
それに、リーバー班長と話して初めてわかったんだけど、私、帰りたいか迷い始めてる。まだ帰りたくないとまではいかないけど、ここでの生活も間違いなく大切になってきてる。
それもそうだよね。1年もここで生活してるんだもん。それで大切にならない方がおかしい。帰りたいけど帰りたくない。こんなの、矛盾してる。
『ダメだ!お風呂入ろっ』
矛盾してるなんて仕方ないよ、人間なんだもん。
そりゃあ家族も友達も大切だし、向こうの生活だってこっちよりも断然便利だけど、リナリーもコムイさんも探索部隊の人達もみんないい人なんだもん。向こうにないものがこっちにはたくさんある。
どれもこれもアリスがここで生活してたから今の生活があるんだろうけど、それでもみんな優しいよ。
『はぁあー』
お湯がたまるのを待ってることもできなくて、ダバダバお湯をためながら湯船で伸びた。
猫足の湯船かわいいけどさ、ちょっと狭いよね。どうせならリナリー誘って大浴場にいけばよかったかなぁ。部屋に戻る手間はあるけど、あっちなら手も足も伸ばし放題。それに今の私なら…だめだ、リナリーに勝とうなんて無謀すぎる。挑む事すら馬鹿げてる。あの美脚とナイスバディには逆立ちしても勝てない…!
『毎日こんなに動いてるのに脂肪は落ちないのか…まぁ胸はアリスの方があるけど』
私より背丈が低いから対比でそう感じるのか?でもアリスってnot日本人だよね?なんでこんなに小さいの?覚醒遺伝で髪黒いって言ってたし、日本の遺伝子が強く出たのかな。
でもそうしたら胸がある理由がわからん。
『って、そんなことはどうでもいいよ。どうしたら同調率が上がるか考えなきゃ』
最近完全に倦怠期だからなぁ。
ラビに聞いたら、イノセンスの持ち主が重さを感じる事はあまりないらしい。それは納得なんだよね。ラビのイノセンスみたいに、大きくしたり伸ばしたりするたびに重さが変わってたら腕がおかしくなるもん。
やっぱり同調値が低いから重く感じるのかな?それなら、やっぱりよりイノセンスと同調しないといけないよね。
でもそれってどうしたらいいんだろう。
常に一緒にいるけど、だからってなにかするでもないし…会話でもしてみる?
いやいや、自分の腕に話しかけるって明らかに変な人でしょ。腕じゃなくてイノセンスに話してるだけなんだけど、誰かに見られたら絶対白い目で見られるわ。
うーん…
『私の世界で私になったアリスはこっちのアリスだから私じゃないけどそれを知ってるのは入れ替わった私達だけで、そんなことみんなは知らないからよくわかんないけど私がいきなり冷たくなったって思われて距離ができるけどアリスは絶対そんなこと気にしないからそのままにしそうだしむしろ望んで周りと距離を作るタイプだと思うんですけど、もしそうなったら私が戻った時ぼっちフラグ回収余裕じゃないですか。だから私もアリスとして頑張るからアリスにもぜひ私としてちゃんとしててほしいんですけどよく考えたらアリス学校の勉強絶対わかんないと思うんですけど成績落ちてたらどうしようって言うか戻った私が授業についていける自信もまったくないんですけど班長はどう思いますか!!』
「落ち着けアリス、なんかよくわかんない事になってきてるぞ」
これが落ち着いていられようか!既にアリスのキャラを悉くぶち壊してる私に言われたくはないだろうけど、せめて周辺環境は同じ状態をキープしてほしい!
黒歴史再現はこの際気にしないことにする!
「要するに?」
『アリスは私の家族や友達を大切にしてくれてるんでしょうか!?』
「あー…」
班長の言葉の切れが悪い!
『やっぱり帰ったら友達いなくなってるぅ!』
別にいいけど!めちゃくちゃ気になるけど起きちまったものはしょうがないと諦めて気にしないようにするよ!
「いや、【アリス】は仲間を大切にする奴だからそれは心配しなくても大丈夫だろ」
『でもアリスと私、全然タイプ違うし…』
「それとも、アリスは他人の友達だからってリナリー達を大切にしないのか」
『そんなこと絶対にないです!!』
「それは【アリス】も同じだ。あいつはけして仲間を蔑ろにしない。例え自分の知らない自分の仲間であっても、それは同じだ」
そういえば、私がここで初めて目覚めた時にも誰かを庇って酷い怪我を負ったってコムイさんが言ってた気がする。
…コムイさんだっけ?
「これは、アリス自身が1番よくわかってるんじゃないか?」
それに、もしアリスと私が同一人物って仮説が正しいなら、絶対にそんなことは起こらない。だってアリスの仲間は私の仲間、大切にするのは当然じゃん。なによりも、私ここのみんな好きだもん。
「だから、あんまり難しいこと考えすぎるなよ?」
『はい』
そうだよね。アリスは私なんだから、そんな心配しなくても大丈夫か。もしかしたらアリスのコミュニケーション能力が半端なく高くて、前より友達増えてるかもしれない。
それはさすがにないか。
「他になんか気になることあるか?」
他に気になること?
『特に思い付かないです』
「ならよかった」
『よかったんですか?』
「アリスがいろいろと考えすぎるとリナリーが心配するだろ?」
『しかもあんまりリナリーに心配かけると、何故かコムイさんにまで伝染しますもんね』
コムイさんのリナリー好きはもはや病気のレベルと言っても過言ではないけど、ああしてちゃんと好きを体現して伝えられるのって素直にすごいと思う。リナリーも直接言ったり行動には起こさないけど、コムイさんのことすごく大切にしてるのがわかる。
「室長のあれはもう少しどうにかならないもんかね」
『どうにかなったらそれこそ病気を疑いますよ』
「それもそうか」
どんなに病気レベルと言ってもリナリーを好きな状態が通常なんだから、それがぶれたなら精密検査をしないといけないと思う。もしもそうなったら科学班のみんなもびっくりして、なんだかんだ言いながらもコムイさんを元に戻そうと必死になりそう。
「ほら、アリスの部屋この先だったろ?」
『あ、本当だ』
話ながらもずいぶん歩いていたらしいく、いつの間にか私の部屋のすぐ近くまで辿り着いていた。
暗いのも怖いのもすっかり忘れるくらい話すって、私にとってはよかったけど疲れてるリーバー班長には結構な負担じゃなかったかな。
「アリスは明日も修練場行くのか?」
『そうするつもりです。まだ上げられそうですし、神田にも勝ててないんで』
「上げるってシンクロ率か?」
『はい。私の場合はいつ下がってもおかしくないので気が抜けないんですよ』
「無理はするなよ。神田はまぁ…ほどほどにな」
『はい』
そう易々と神田に勝てるとは思ってないけど、神田に勝つのが目標なんです。そりゃあ教団で1番強くなれたらいいけど、まずは嬉しくもなんともない最弱の汚名返上が最優先ですから。
「ちゃんと暖かくして寝ろよ。おやすみ」
『今日はありがとうございました。おやすみなさい』
リーバー班長が角を曲がって、その背中が見えなくなるのを確認してから私も自分の部屋に入った。これは…あれだ。わざわざ送ってくれたことに対する礼儀と言うか感謝の気持ち的なやつ。
…そう言えば、班長はなにも言わないでここまで送ってくれたけど、元々どこに行くつもりだったんだろう?もしも遠回りさせてたなら本当に申し訳ない。
部屋に入るとなによりも先に灯りをつけて、適当にカーディガンを椅子にかけると、ちょっと硬いベッドに体を沈めた。
『あー湯舟どうしよう…』
疲れた時はゆっくり浸かるのがいいんだけど、なんかもう動くの面倒になっちゃった。
班長に洗いざらい考えてることを話してちょっと整理ができたとはいえ、まだ私の中できっちり整理がついてない。
それに、リーバー班長と話して初めてわかったんだけど、私、帰りたいか迷い始めてる。まだ帰りたくないとまではいかないけど、ここでの生活も間違いなく大切になってきてる。
それもそうだよね。1年もここで生活してるんだもん。それで大切にならない方がおかしい。帰りたいけど帰りたくない。こんなの、矛盾してる。
『ダメだ!お風呂入ろっ』
矛盾してるなんて仕方ないよ、人間なんだもん。
そりゃあ家族も友達も大切だし、向こうの生活だってこっちよりも断然便利だけど、リナリーもコムイさんも探索部隊の人達もみんないい人なんだもん。向こうにないものがこっちにはたくさんある。
どれもこれもアリスがここで生活してたから今の生活があるんだろうけど、それでもみんな優しいよ。
『はぁあー』
お湯がたまるのを待ってることもできなくて、ダバダバお湯をためながら湯船で伸びた。
猫足の湯船かわいいけどさ、ちょっと狭いよね。どうせならリナリー誘って大浴場にいけばよかったかなぁ。部屋に戻る手間はあるけど、あっちなら手も足も伸ばし放題。それに今の私なら…だめだ、リナリーに勝とうなんて無謀すぎる。挑む事すら馬鹿げてる。あの美脚とナイスバディには逆立ちしても勝てない…!
『毎日こんなに動いてるのに脂肪は落ちないのか…まぁ胸はアリスの方があるけど』
私より背丈が低いから対比でそう感じるのか?でもアリスってnot日本人だよね?なんでこんなに小さいの?覚醒遺伝で髪黒いって言ってたし、日本の遺伝子が強く出たのかな。
でもそうしたら胸がある理由がわからん。
『って、そんなことはどうでもいいよ。どうしたら同調率が上がるか考えなきゃ』
最近完全に倦怠期だからなぁ。
ラビに聞いたら、イノセンスの持ち主が重さを感じる事はあまりないらしい。それは納得なんだよね。ラビのイノセンスみたいに、大きくしたり伸ばしたりするたびに重さが変わってたら腕がおかしくなるもん。
やっぱり同調値が低いから重く感じるのかな?それなら、やっぱりよりイノセンスと同調しないといけないよね。
でもそれってどうしたらいいんだろう。
常に一緒にいるけど、だからってなにかするでもないし…会話でもしてみる?
いやいや、自分の腕に話しかけるって明らかに変な人でしょ。腕じゃなくてイノセンスに話してるだけなんだけど、誰かに見られたら絶対白い目で見られるわ。
うーん…