下忍昇格

火影室には、朝から重い空気が満ちていた。

執務机の前に立つ猿飛ヒルゼンを、うたたねコハルと水戸門ホムラ、そして志村ダンゾウが囲んでいる。

机上には一人の少年に関する書類が並べられていた。

忍者学校の成績評価。

教師たちの所見。

特別授業における組手の記録。

火影との面談内容。

そして、卒業認定と下忍登録に関する書類。

最も先に口を開いたのは、ホムラだった。

「本気か、ヒルゼン」

声に険がある。

「うちはオビトが忍者学校へ入学したのは、つい先日のことではないか」

「そうじゃな」

「そうじゃな、ではない」

コハルが机上の書類へ目を落とした。

「五歳。入学から、ひと月どころか半月にも満たない。せめて一年は忍者学校へ通わせるべきではないのかい」

「通常であれば、わしもそう考える」

「ならば、なぜ急ぐ」

ヒルゼンはすぐには答えなかった。

煙管を置き、机上に重ねられた評価表の一枚を引き寄せる。

どの項目にも、同じ名があった。

うちはオビト。

手裏剣術、首位。

忍術、首位。

体術、首位。

座学、首位。

教えられたことを早く覚えるだけではない。教師が意図的に難度を上げても、その先まで答える。組手では相手を傷つけずに制し、火影との対峙では、忍者学校の生徒が知るはずのない駆け引きを見せた。

「あれは、忍者学校では収まらん」

室内が静まる。

コハルの眉が寄った。

「才があるからと、幼子を急いで任務へ出すのかい」

「才だけで決めたのではない」

「ならば何を見た」

問われ、ヒルゼンは特別授業の光景を思い返した。

最初、オビトは周囲へ合わせていた。

他の生徒たちが見せた速度と技術を基準に、自らをその範囲へ収めようとしていた。

それでも隠せなかった。

間合い。

重心。

相手の誘いを見抜く目。

攻撃を受ける危険があっても、懐へ入る判断。

そして、戦いが本格化するほど澄んでいった思考。

あれは、単なる早熟ではない。

「直接手合わせをして分かるんじゃよ」

ヒルゼンの声が静かに落ちた。

「あれは、もうすでに下忍の域にはおらん」

三人の視線が集まる。

「いや」

ヒルゼンは言葉を改めた。

「中忍か、それ以上。戦闘に限れば、すでに上忍の域へ届いておる可能性すらある」

ホムラが息を呑む。

コハルは、すぐには信じなかった。

「五歳の子どもだよ」

「分かっておる」

「任務経験もない」

「記録上はな」

その言葉に、ダンゾウの片目がわずかに細くなる。

「記録上は、とはどういう意味だ」

「そのままの意味じゃ。どこで身につけたかは分からぬ。されど、あの子は戦い方を知っておる」

「うちはが秘密裏に教えていた可能性は」

「一族側にも、あの力量は把握されておらなんだ」

ダンゾウの杖が、床を小さく打った。

「ならば、なおさら危険だ。出所の知れぬ力を持つうちはの子を、安易に下忍へすべきではない」

「忍者学校へ置いておけば安全とでも?」

ヒルゼンの問いに、ダンゾウは黙った。

「すでに教師では測りきれぬ。授業へ合わせるため、己を抑え続けておる。あれをいつまでも教室へ留めれば、学ぶ場ではなく、ただ隠す場になる」

「だから任務へ出すと?」

コハルの声は厳しい。

「下忍登録と、危険な任務へ出すことは同じではない」

ヒルゼンは明確に区切った。

「年齢は考慮する。配属も任務も、こちらで慎重に選ぶ。単独では動かさぬ。指揮官を明確にし、監督責任はわしが負う」

「本人の思想は確認したのか」

ホムラが問う。

「強いだけでは、忍として認める理由にはならん」

「話した」

ヒルゼンの前に、火影室で椅子へ座っていた小さな少年の姿が浮かぶ。

全員を助けられるとは思っていない。

それでも、手が届く相手を見捨てたくない。

感謝されるためではなく、自分がそうしたいから手を伸ばす。

強い者が前へ立たなければならない時がある。

自分だけ安全な場所にいて、他者へ戦えとは言いたくない。

命を懸けることと、命を投げ捨てることは違う。

短い言葉だった。

子どもらしく取り繕った理想論でもない。

組手で見せた行動と、完全に一致していた。

「力を何に使うか、自分の言葉で答えた。責任の意味も、危険の意味も理解しておる」

「五歳児がか」

コハルの声には、疑いよりも戸惑いが混じっていた。

「だからこそ、同じように扱えぬのじゃ」

ヒルゼンは三人を見渡した。

「卒業を認め、下忍として登録する。これは決定じゃ」

火影としての声だった。

相談の余地を示すものではない。

ホムラとコハルは、なお不安を残した顔をしていた。それでも、ヒルゼンが単なる才への期待で決めたのではないことは伝わったらしい。

ダンゾウだけは、机上の名から目を離さなかった。

「配属は」

「まだ決めておらん」

「根で預かってもよい」

その一言で、空気が冷えた。

ヒルゼンの目から、柔らかさが消える。

「その必要はない」

「幼いうちに規律を教えるべきだ」

「忍者学校で学ぶべきものがないからといって、感情まで削る必要はなかろう」

ダンゾウの片目と、ヒルゼンの視線がぶつかる。

「オビトの配属は、わしが決める」

短い言葉で、話は切られた。

その頃。

忍者学校の教室では、うちはオビトがいつもの席へ座っていた。

隣にはリン。

斜め前にはカカシ。

特別授業以来、教室の空気は少しだけ変わっている。

ガイは以前にも増して熱い視線を送ってくるようになった。ほかの子どもたちも、オビトの動きを気にしている。教師に至っては、授業中に問題を出すたび、こちらを指名するべきか否か迷う顔をするようになった。

非常に居心地が悪い。

オビトは机に置いた教本を眺めながら、小さく息を吐いた。

火影から卒業相当と告げられている。

祖母ちゃんへの説明も終わった。

正式な通知は、今日か明日。

そう聞いていた。

聞いてはいたが、実際に教室へ来ると、まだ現実味がなかった。

前々世で下忍になったのは九歳だった。

それでも周囲より遅く、カカシにはずっと先を行かれていた。

そうだ。

前々世では、カカシが先に下忍になった。

自分はその背中を追い、追いつけず、悔しくて仕方がなかった。

それが今は逆になっている。

「順番が違うんだよな……」

小さく呟く。

「何が?」

リンが顔を向けた。

「いや、独り言」

「また?」

「また」

リンは少し不思議そうにしたが、それ以上は聞かなかった。

カカシは聞こえていたらしい。

振り返りはしない。

だが、白い頭がわずかに動いた。

オビトはその背中を見た。

歴史が変わること自体を、今さらすべて避けられるとは思っていない。自分がここにいる時点で、同じ流れにはならない。

それでも、あまりに早く大きく動けば、何がどこへ転ぶか分からない。

カカシより先に下忍になる。

それだけでも、前々世とは違う。

この先、班はどうなる。

誰の下につく。

リンやカカシとの関係は。

考え始めれば、いくらでも不安が増える。

教室の戸が開いた。

担当教師が入ってくる。

手には一枚の書類があった。

その姿を見た瞬間、オビトは察した。

来た。

教室が静かになる。

教師は教卓へ立ち、子どもたちを見渡した。それから、まっすぐオビトへ目を向ける。

「うちはオビト」

「はい」

「前へ」

オビトは席を立った。

教壇の前まで進む。

背中へ、クラス全員の視線を感じた。

教師は手元の書類を開いた。

「忍者学校での成績、実技評価、火影様による査定を踏まえ、うちはオビトの卒業が正式に認められた」

教室が静止した。

一瞬遅れて、ざわめきが広がる。

「卒業!?」

ガイの声が最も大きかった。

「もう!?」

「入学したばっかりじゃん」

「下忍になるの?」

声が重なる。

リンは目を見開き、オビトを見ていた。

驚きのあとに、すぐ寂しさが滲む。

カカシだけは何も言わなかった。

席へ座ったまま、前に立つオビトを見ている。

教師はざわめきを鎮めるよう、手を上げた。

「同時に、下忍としての登録も認められた。所属については、後日、火影塔から伝えられる」

本当に下忍になった。

オビトは改めて書類を見た。

そこには正式な印が押されている。

前々世より四年早い。

五歳。

忍者学校へ入って、ほんのわずか。

何だこれ。

「うちは」

教師に呼ばれ、我に返る。

「卒業認定書だ」

両手で受け取る。

「ありがとうございます」

周囲から拍手が起きた。

最初はガイ。

次にリン。

少しずつ、ほかの子どもたちも続く。

カカシは拍手をしなかった。

ただ、オビトを見ていた。

悔しい。

その感情を、もう隠しきれていない。

自分は四歳。

オビトは五歳。

一つ上だから。

先に生まれたから。

そう理由をつければ、納得できるかもしれない。

だが、カカシは分かっていた。

年齢の差だけではない。

特別授業で見た戦い方。

火影へ届いた拳。

危険へ踏み込む迷いのなさ。

今の自分とは、明確に違う。

それでも。

ずっと先にいるわけではない。

一つ年上なら。

自分もすぐに追いつけばいい。

下忍になる。

必ずオビトより早く、その先へ進む。

そして超える。

カカシの中に、はっきりとした熱が生まれていた。

疑うだけの相手ではない。

気に入らない変な子どもでもない。

自分が追い、越える相手。

初めて、うちはオビトをそう見た。

オビトは教壇から席へ戻る途中、カカシの視線に気づいた。

鋭い。

いつも以上に。

何だろう。

怒ってる?

いや。

悔しがってる。

前々世と逆だ。

あの頃は、下忍になったカカシを自分が追っていた。今はカカシがこちらを見ている。

違和感がひどい。

席へ戻ると、リンがすぐに顔を寄せた。

「本当に卒業するの?」

「そうみたい」

「明日から、来ないの?」

教師が答えた。

「本日をもって卒業だ。以後は班編成が決まるまで待機となる」

今日で終わり。

オビトも聞いていなかった。

いや、正式通知が来ればそうなるのは分かっていたが、せめて一日くらい余韻があると思っていた。

教師は教本を開き、授業の準備を始める。

そして、ふと動きを止めた。

オビトを見る。

「本日の内容は、手裏剣の持ち方と基礎姿勢の確認だ」

「はい」

「下忍に昇格したお前には、物足りないだろう」

嫌な予感。

「帰っていいぞ」

「あー……はい」

拒否する理由はなかった。

眠気との戦いは、実際かなりつらい。

昨夜も呪霊を見つけてしまい、少し寝不足だった。学校に残れば、また一限目から机との戦いになる可能性がある。

それにもう、在校生ではない。

オビトは机の中の荷物をまとめた。

あまりにも短い学校生活だったため、持ち帰るものも少ない。

リンが寂しそうに見ている。

「また一緒に帰れる?」

「学校は来なくなるけど、家は同じ場所にあるだろ。会えるよ」

「うん」

「任務がない日は、帰る時間に合わせてもいいし」

リンの顔が少し明るくなった。

ガイは席から身を乗り出す。

「オビト! 次に会う時は、俺もさらに鍛えているぞ!」

「おう。頑張れ」

「いつか勝負してくれ!」

「怪我しない範囲ならな」

「青春の全力勝負だ!」

怪我しない範囲という言葉が聞こえていない。

元気だ。

オビトは苦笑し、鞄を持ち上げた。

教室を出る直前。

「オビト」

カカシの声がした。

振り返る。

カカシは席に座ったまま、まっすぐこちらを見ていた。

「すぐ追いつく」

短い言葉。

だが、本気だった。

「追いつくだけじゃない。超える」

オビトは一瞬、言葉を失った。

前々世の自分が、何度も言っていたような言葉だった。

今度はカカシが言う。

可笑しい。

懐かしい。

少しだけ、胸が熱くなる。

「待ってる」

自然に答えた。

カカシの目がさらに強くなる。

それ以上は何も言わなかった。

オビトは教室を出た。

廊下を歩き、校舎の外へ出る。

門を抜けたところで、足を止めた。

振り返る。

入学の日。

老人たちに捕まり、影分身を出し、どうにか遅刻せず辿り着いた。

小さなカカシを見つけた。

リンと呼び合うようになった。

満点を連発した。

授業中に寝た。

火影と組手をした。

そして卒業。

本当に何をしに来たのだろう。

五歳児になるつもりだった。

結果は、五歳で下忍になった。

オビトは大きく息を吐いた。

「はあ……」

家に帰っても、まだ昼前だ。

祖母ちゃんは自分が授業を受けていると思っている。帰れば驚かれるだろう。正式通知については火影側から聞いているが、まさか授業途中で追い出されるとは思っていないはずだ。

「演習場で身体でも動かすか」

その方がいい。

下忍登録された以上、体術やチャクラ操作をさらに今の身体へ馴染ませる必要もある。

夜間ではなく、堂々と昼間に訓練できる。

オビトは演習場へ向けて歩き出した。

その頃、うちは集落では。

フガクが、一族上層部へ先日の組手について報告していた。

集会所に集まった者たちの前で、フガクは感情を交えず事実だけを語る。

うちはオビトは、忍者学校の評価に偽りなく高い技量を持つ。

体術は年齢の範囲を大きく逸脱している。

相手の力を利用することに長け、間合いと重心移動を熟知している。

チャクラ操作も精密。

さらに、力の全てを見せてはいない可能性が高い。

「やはり、一族で正式に指導すべきだ」

年長者の一人が言った。

「火影側へ任せきりにすれば、うちはの才が一族から離れる」

「下忍となった以上、配属にも口を出すべきではないか」

「マヒトの息子だ。一族の中で育てるのが筋だろう」

反対の声も上がった。

「これまで落ちこぼれと呼び、目を向けなかったのはこちらだ」

「才が分かった途端に囲い込めば、本人はどう思う」

「祖母と平穏に暮らしてきた子どもだ。急に一族の都合を押しつけるべきではない」

意見が割れる。

戦時下である。

優れた才を持つ者を、一族の力として確保したいという考えは自然だった。まして、うちはの子である。

だが、オビトは誰かの所有物ではない。

フガクは議論を聞いたあと、静かに口を開いた。

「オビトとの窓口は、私が務める」

声が止まる。

「族長候補自らか」

「不用意に複数の者が接触すれば、本人も祖母も警戒する」

「火影側の配属へ異議を申し立てるべきでは」

「正式な配属すら決まっていない」

フガクは一人ずつ見渡した。

「まず本人の意思を聞く。どの道を望むかも分からぬまま、一族の都合で囲うことは認めない」

「しかし、うちはの才だ」

「だからといって、道具ではない」

言葉は低く、明確だった。

マヒトの息子。

父が生きていれば、才を理由に周囲が息子を取り囲むことを望んだだろうか。

フガクには、そうは思えなかった。

「一族との繋がりは保つ。必要な指導や支援も行う。だが、本人を置き去りにはしない」

上層部の全員が納得したわけではない。

それでも、フガクが窓口に立つこと自体へ強く反対できる者はいなかった。

オビトを一族から切り離さない。

同時に、一族の道具にもさせない。

フガクは、その間へ自ら立つことを選んだ。

そしてその頃。

一族上層部が自分の扱いを巡って議論し、フガクが窓口役を引き受けたことなど何も知らず。

オビトは演習場へ向かっていた。

向かっていたはずだった。

最初の分かれ道で、腰の曲がった老婆と遭遇する。

両手には、野菜の入った籠。

重そうだった。

オビトの足が止まる。

「持つよ」

「あら、オビトくん。学校はどうしたんだい?」

「今日卒業した」

「まあ!」

驚いた老婆へ説明しながら、籠を受け取る。

目的地は近くだった。

すぐに終わる。

そう思った。

老婆を家まで送り届け、再び演習場へ向かう。

次の通りで、老人が脚立の上に立っていた。

屋根の端へ手を伸ばしている。

危ない。

「何してんの!?」

「雨樋に葉が詰まってなあ」

「下りろって。俺がやるから」

「届くのかい?」

「何とかする」

脚立へ上り、詰まった葉を取り除く。

五歳の手足は短い。

だが、少しチャクラを使えば身体を安定させられる。人前なので不自然にならない範囲に留め、無事に作業を終える。

演習場へ向かう。

今度こそ。

次の角で、別の老婆が大きな布団を抱えていた。

風に煽られ、半分引きずっている。

オビトは空を見上げた。

どうして。

お年寄り高確率遭遇演算でも発動しているのか。

「貸して」

「あら、悪いねえ」

「どこまで?」

「すぐそこだよ」

すぐそこ。

お年寄りの言うすぐそこは、信用してはいけない。

実際、三つ先の通りだった。

布団を運び終える頃には、さらに二人の老人から声をかけられていた。

一人は瓶の蓋。

もう一人は棚の上の荷物。

演習場が遠ざかっていく。

特級お年寄りキラー。

前世でも妙に老人へ好かれたが、今世ではさらに磨きがかかっている。

介護ヘルパースキルだけが順調に上がっていた。

「違う」

オビトは老人宅の戸棚を直しながら、小さく呟いた。

「何がだい?」

「何でもない」

板のずれを戻し、釘を軽く打つ。

これも手が届く範囲だ。

困っている相手を助けている。

自分がそうしたいからやっている。

火影へ話したことにも、何一つ嘘はない。

ないのだが。

「違う、そうじゃない……」

今日の目的は修練だった。

下忍になったばかりの自分が、昼の演習場で身体を動かすはずだった。

なぜ今、老人宅の戸棚を修理している。

「本当に器用だねえ、オビトくんは」

「どうも……」

褒められた。

嬉しくないわけではない。

作業を終えて外へ出ると、別の老人がこちらへ手を振った。

嫌な予感。

「オビトくーん!」

呼ばれた。

逃げるという選択肢は、一瞬だけ頭をよぎった。

だが、老人の足元には重そうな木箱が置かれている。

オビトは空を仰いだ。

「これも、手の届く範囲で助けてる!」

誰に言うでもなく、自分へ言い聞かせる。

間違っていない。

何も間違っていない。

ただ、演習場へ行きたいだけだ。

「けど違う! そうじゃない!」

結局、木箱を持ち上げる。

老人は嬉しそうに笑った。

「助かるよ」

「どこまで?」

「すぐそこだ」

また、すぐそこ。

オビトは遠い目になった。

下忍昇格初日。

初任務はまだ決まっていない。

班編成も未定。

それでも、すでに依頼人は途切れなかった。

報酬は茶菓子と飴と、老人たちからの過剰な感謝。

介護ヘルパー戦隊うちはオビト。

下忍になっても、活動内容は変わらなかった。


〆栞
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