理由

名乗っていない男を、名前で呼んだ。

しかも、その直前には何の脈絡もなく謝罪した。

初対面としては、あまりにもひどい。

左右から向けられる視線を受けながら、オビトはカウンターの木目を見つめた。

逃げたい。

今すぐ影分身と入れ替わりたい。

だが、この場でそんなことをすれば、挙動不審どころの話ではなくなる。

左隣で、ミナトがわずかに首を傾げた。

「僕の名前を知っているんだね」

声は柔らかい。

問い詰める響きはない。

それでも、忍としてこちらの反応を見ていることは分かった。

オビトは慎重に顔を上げた。

「火影塔で名前を見たことがあって」

「火影塔で?」

「下忍登録の時に行ったから。その時、書類とか、任務報告とか……何かに書いてあった気がします」

後半が急速に曖昧になった。

実際、火影塔には行っている。

ミナトの名が書かれた書類が置かれていても不自然ではない。

そこまでなら、どうにか通る。

たぶん。

「そうだったんだ」

ミナトは穏やかに頷いた。

完全に納得したかどうかは分からない。

だが、今すぐ追及するつもりはないらしい。

一方、右隣のクシナは、そんなに甘くなかった。

「それで、どうして謝ったの?」

来た。

オビトは固まった。

赤い髪の女が、怪訝そうにこちらを見ている。

記憶の中と同じだ。

気になるものを曖昧なまま流さない。

相手が困っていようが、妙な言い訳をしようが、納得するまで踏み込んでくる。

こういうところまで変わらない。

懐かしさが胸へ刺さる。

だが、今は感傷に浸っている場合ではなかった。

理由。

謝罪した理由。

本当の理由など言えるはずがない。

九尾を解放した。

ミナトとクシナを死なせた。

生まれたばかりのナルトから両親を奪った。

謝りたいことなら、いくらでもある。

それでも今の二人は、その何一つ知らない。

この場で謝罪を向けること自体、自分の罪悪感を押しつけるだけだ。

何か別の理由を作らなければならない。

オビトは必死に頭を回した。

席。

そうだ。

席なら使える。

「間に俺がいたら邪魔ですよね!?」

声が少し大きくなった。

クシナが目を瞬く。

ミナトも同じ顔をした。

店内の客が一瞬こちらを見たが、オビトはもう止まれなかった。

「お二人、並んで座りたかっただろうなって思ったから!」

「それで謝ったの?」

クシナが聞く。

「俺一人だし、空いてる席に移動した方がいいかなって意味で!」

息継ぎもせず言い切った。

沈黙が落ちる。

苦しい。

だいぶ苦しい。

だが、先ほどまで何もなかった場所から無理やり作った理由としては、悪くないはずだ。

少なくとも、転生や過去の罪よりは説明がつく。

クシナはオビトを見つめたまま、ゆっくり眉を寄せた。

「それなら普通に、席を替わりますかって聞けばいいってばね」

「……そうですね」

正論だった。

「いきなり謝る必要ないでしょ」

「はい」

逃げ道が全部潰される。

この感じ。

強い。

非常に強い。

ミナトが困ったように笑った。

「でも、気を遣ってくれたんだね。ありがとう」

「いや、その」

「席はこのままでいいよ。僕たちがあとから来たんだから」

「そうそう。それに、あんたが先に座ってたんでしょ?」

クシナが言う。

「だったら堂々としてればいいってばね」

「……はい」

オビトは小さくなった。

火影と組手をした時より押されている気がする。

ミナトがクシナを見て、わずかに笑みを深めた。

「クシナ、あまり追い詰めると、本当に席を移っちゃうよ」

「私が悪いみたいに言わないでよ。変な謝り方するから理由を聞いただけだってばね」

「分かってるよ」

「その顔、絶対分かってない」

会話が再びオビトの頭上を往復する。

今度こそ席を替わろうか。

そう考えたところで、店主が丼を置いた。

「味噌ラーメン、お待ち!」

湯気が立つ。

味噌と出汁の香りが鼻へ届いた。

逃げる機会が消えた。

せっかくのラーメンを持って席を移動するのも不自然だ。

オビトは箸を取った。

「いただきます」

まず麺を持ち上げる。

熱を冷まし、口へ運ぶ。

うまい。

馴染みのある味だ。

胸の中で暴れていたものが、少しだけ静かになる。

左右から挟まれている状況さえ除けば、落ち着ける。

「熱いから気をつけなさいよ」

右から声が飛んだ。

「分かってる」

反射的に答える。

その口調が、あまりにも自然だった。

クシナの眉が動く。

オビトも遅れて気づいた。

初対面の年上へ返すには、少し遠慮がなさすぎたかもしれない。

「……分かってます」

言い直す。

「別に敬語じゃなくてもいいってばね」

クシナは気にしていないようだった。

むしろ、オビトの丼を覗き込む。

「ちゃんと野菜も食べなさいよ」

「食べるって」

「先に麺ばっかり食べてるじゃない」

「後で食べる」

「冷める前に食べた方が美味しいでしょ」

「ラーメンは全部冷める前に食べるだろ」

「生意気」

言いながらも、クシナは楽しそうだった。

オビトは何とも言えない気分で、もやしを口へ運ぶ。

どうして初対面から食事の世話を焼かれているのか。

そして、どうして逆らいきれないのか。

前々世の頃から、クシナには弱かった。

怒られれば反射的に姿勢が正される。

笑われれば安心する。

今世では初対面のはずなのに、身体より先に記憶が反応してしまう。

ミナトは二人のやり取りを、静かに見ていた。

先ほどまで明らかに挙動不審だった少年が、クシナへ向かう時だけ妙に反応が自然になる。

警戒していない。

遠慮はあるが、怖がってはいない。

初対面の年上へ接する距離とは少し違う。

それでも、馴れ馴れしさは感じない。

むしろ懐かしい相手へ戸惑っているような、説明しにくい揺れがあった。

「オビトくん」

ミナトが声をかける。

オビトは麺を啜り終えてから、左を向いた。

「何ですか」

「昨日、第三演習場にいたよね」

箸が止まった。

見られていた。

オビトはゆっくり丼へ視線を戻した。

「……いました」

「やっぱり」

「見てたんですか」

「少しだけね」

少しだけ。

どこからどこまでだ。

クナイを足で蹴り上げていたところか。

呪力を纏わせて呪霊を貫いたところか。

仮想の真希と戦っていたところか。

最後の可能性が高い。

見られたくない能力は、表立って使っていない。

呪力を纏わせた部分も、視認は難しい。

仮想組手そのものは、見られても説明できる。

オビトは箸を置いた。

「変なことしてました?」

「変というより、興味深かった」

ミナトは穏やかに答えた。

「誰かを想定して動いていたんだよね」

「はい」

「長い武器を使う相手かな」

やはり、かなり見られている。

「そうです」

「実際に知っている相手?」

一瞬だけ、真希の顔が浮かんだ。

強い目。

遠慮のない言葉。

武器を持てば誰より頼もしく、倒れても立ち上がり続けた背中。

「想定してる相手です」

過去には触れない。

嘘にもならない形へ落とす。

「体格が大きくて、武器の間合いが長い相手。近づいても強い。そういう相手に、今の身体でどう入るか考えてました」

ミナトの目がわずかに細くなる。

答えが整理されている。

五歳の子どもが、遊びで思いついた訓練を説明する言葉ではない。

自分の体格。

相手の武器。

間合い。

接近後の危険。

すべてを分けて考えている。

「だからクナイを足でも扱っていたんだね」

「手が塞がることもあるし、落とした時に拾い直す時間がないこともあるから」

「蹴って投げるのは?」

「腕より脚の方が届く時がある。跳びながらなら角度も変えられるし」

「なるほど」

ミナトは静かに頷いた。

オビトは答えながら、妙な緊張を覚えていた。

ミナト先生へ修行を見てもらっている。

そんな錯覚が一瞬だけ胸をよぎる。

違う。

今はまだ先生ではない。

自分は教え子でもない。

初めて会ったばかりの上忍と、ラーメンを食べながら訓練の話をしているだけだ。

それなのに、昔と同じように次の言葉を待ちそうになる。

「でも、一つ気になった」

ミナトが続けた。

「何ですか」

「相手の動きが、かなり具体的だった」

オビトは黙る。

「自分で決めた型を繰り返しているようには見えなかった。途中で相手の攻め方が変わって、それに合わせて君も動きを変えていた」

よく見ている。

さすがというべきか。

「想像力が豊かなんです」

「それだけかな」

柔らかい声だった。

追い詰めるような言い方ではない。

だが、答えの表面だけを受け取ってはいない。

オビトは味噌ラーメンの湯気を見つめた。

「相手の動きを決めすぎると、訓練にならないから」

「自分の都合のいい攻撃だけをさせない?」

「はい。負ける前提で考えた方が、直すところが見える」

ミナトの目に、わずかな関心が深まる。

「昨日は勝てた?」

「全然」

即答した。

「最後、殴り飛ばされました」

「一人でやっていたのに?」

クシナが口を挟む。

「そこまで想像する必要ある?」

「勝ったことにしたら、つまんないだろ」

「訓練でつまるとか、つまらないとかあるの?」

「ある」

「変な子」

クシナはそう言ったが、嫌そうではなかった。

むしろ、ますます興味を持ったようにオビトを見る。

「それで満足そうに帰ったの?」

「見てたのかよ」

「あ、僕と一緒にいた人がね」

ミナトが苦笑する。

「先生も一緒だったから」

先生。

自来也か。

オビトは一瞬だけ遠い目をした。

あの場に自来也までいた。

どこから見られていたのだろう。

一人で仮想の先輩へ話しかけていたところまで聞かれていなければいい。

聞かれていた気がする。

「恥ずかしい……」

思わず額を押さえた。

クシナが笑う。

「火影様と組手した子が、見られたくらいで照れるの?」

「戦うのと、一人でやってるところ見られるのは別だろ」

「そういうもの?」

「そういうもんだって」

また、口調が自然に崩れた。

クシナは気にせず、自分のラーメンを受け取る。

ミナトの分も続いて置かれた。

三人で「いただきます」と言い、今度こそ食事へ集中する。

とはいえ、会話は途切れなかった。

クシナが、なぜ五歳で下忍になったのかを聞く。

オビトは、火影との組手でやりすぎたと答える。

「やりすぎて卒業する子、初めて見たってばね」

「俺も初めてだよ」

「自分のことでしょ」

「だから困ってんだろ」

ミナトが隣で笑いを堪えている。

オビトはちらりと見る。

「笑ってます?」

「少しだけ」

「隠す気ないな」

「ごめんね」

謝りながら、笑みは消えていない。

その顔を見ていると、胸の奥に痛みと安堵が同時に生まれる。

若い。

生きている。

隣にはクシナがいる。

二人でラーメンを食べ、どうでもいい話をしている。

前々世にはなかった時間。

自分が壊す前の、何でもない一日。

オビトは目を伏せ、麺を口へ運んだ。

今度は壊さない。

その思いを、言葉にはしない。

ただ、目の前の一杯を食べる。

クシナが煮卵を半分に割った。

「食べる?」

「何で」

「あんた、じっと見てたから」

見ていない。

たぶん。

少なくとも自覚はない。

「クシナが食べなよ」

「遠慮しなくていいってばね」

「遠慮じゃなくて、クシナさんのだろ」

「いいから」

小皿へ半分置かれた。

断っても戻されそうだ。

オビトは受け取る。

「ありがとう」

「最初から素直に言えばいいの」

妙に満足そうだった。

ミナトはその様子を見ながら、箸を止める。

初対面のはずなのに、クシナとオビトの間には不思議な馴染み方がある。

クシナは昔から、気になる相手を放っておけない。

特に、平気そうな顔で何かを抱えている者へは強引に踏み込む。

オビトもまた、その強引さを嫌がるどころか、困りながら受け入れている。

それがあまりに自然だった。

「オビトくんは」

ミナトが尋ねる。

「普段も、ああいう訓練を?」

「毎日じゃないです。体術だけの時もあるし、クナイ投げる時もあるし」

「一人で?」

「大体は」

「学校の友達とは?」

「カカシとリンはまだ学校だし。ガイたちも」

名前を口にした時、声が少し柔らかくなった。

友人を大切にしていることは、言葉の端から分かる。

「カカシくんとは仲がいいの?」

「どうだろ。よく絡まれる」

「それは仲がいいんじゃない?」

クシナが言う。

「会うたびに何か隠してるって疑われる」

「隠してるの?」

「隠してるものくらい誰にでもあるだろ」

答えが早い。

クシナは目を細めた。

「五歳の言い方じゃないってばね」

「もうそこは諦めた」

「何を?」

「五歳児らしく見せるの」

堂々と言った。

ミナトの眉がわずかに上がる。

オビトはもう気にしなかった。

火影にも教師にも実力を見られた。

下忍として認定された。

今さら幼さを演じ直す意味はない。

隠すべきものは別にある。

「無理だったから。普通に話すことにした」

「それでいいと思うよ」

ミナトが静かに答えた。

「無理に誰かへ合わせ続けるのは疲れるからね」

オビトは一瞬、左隣を見た。

昔と変わらない。

相手へ考えを押しつけず、それでも必要なところだけ拾う言葉。

「……そうですね」

今度の返事は、少しだけ素直だった。

ラーメン一杯の間に、話したことは多くない。

任務の話も、配属の話も、深い過去も出てこない。

それでも、三人の間にあった最初の固さは、食べ終わる頃には薄れていた。

クシナはすっかりオビトを年下の知り合いとして扱っている。

ミナトは穏やかに問いを投げ、答えを急かさない。

オビトも、初めのように一言ごと身構えることはなくなっていた。

丼を空にし、銭を払う。

店を出ると、外はもう暗くなり始めていた。

「家はどっち?」

クシナが聞く。

「うちは集落の方」

「途中まで同じだってばね」

「送るよ」

ミナトが自然に言った。

「いや、一人で帰れる」

「五歳でしょ」

「下忍」

「五歳の下忍でしょ」

クシナに即座に返される。

祖母ちゃんと同じ理屈だ。

強い。

「それに、夜道を一人で帰らせたら、こっちが落ち着かないってばね」

「まだそんな暗くないだろ」

「これから暗くなるの」

「俺、暗い道でも平気だって」

「平気かどうかの話じゃない」

完全に祖母ちゃん側の人間だった。

オビトは抵抗を諦めた。

三人で歩き出す。

クシナが右。

ミナトが左。

相変わらず挟まれている。

「何でまた真ん中なんだよ」

「子どもは真ん中」

「誰が決めたんだ」

「私」

即答だった。

ミナトが小さく笑う。

「諦めた方がいいと思うよ」

「ミナトさん、味方じゃないの?」

「クシナを止められると思う?」

「思わない」

「でしょ?」

妙なところで意見が一致した。

クシナが二人を睨む。

「聞こえてるってばね」

帰り道。

オビトは普段通り、周囲の気配を拾っていた。

呪霊が一体、路地の奥へ潜んでいる。

人へ近づく様子はない。

今は放置。

別の塀の陰には、害意のあるものがいる。

ミナトとクシナの前で切断を使うのは避けたい。

帰りに回収するか。

そう判断し、視線だけを外す。

「何かいた?」

ミナトが気づいた。

鋭い。

「猫かと思っただけです」

「そう」

深追いはしない。

ただし、オビトが何もない路地へ一瞬だけ意識を向けたことは覚えているだろう。

会話は途切れず続いた。

クシナは学校生活について聞き、オビトは短すぎてよく分からないと答える。

ミナトは班編成について何か聞いているか尋ねたが、まだ待機中だと返した。

「誰の班になるか、気になる?」

「そりゃ気になります」

「希望は?」

オビトは少し考えた。

「ちゃんと話を聞く人」

「そこ?」

クシナが笑う。

「強さとか、得意な術とかじゃないの?」

「強くても、人の話聞かない奴は困るだろ」

「確かに」

ミナトが頷いた。

「それから、勝手に全部決めない人。必要なことは教えてくれて、任せるところは任せる人」

「かなり具体的だね」

「大事だから」

「厳しい条件だってばね」

「一個も贅沢じゃないだろ」

オビトの言葉は落ち着いている。

時折、五歳とは思えないほど。

その一方で、クシナに煮卵を押しつけられれば困り、席のことで挙動不審になり、ミナトに訓練を見られたと知れば恥ずかしがる。

大人びているだけではない。

子どもらしい反応もある。

だが、その境目が妙だった。

作っているようには見えない。

どちらも本当なのだろう。

うちは集落へ続く道の手前で、オビトは足を止めた。

「ここで大丈夫」

「家まで行かなくていいの?」

「祖母ちゃんに二人で送ってもらったって言ったら、今度はお礼に呼びそうだから」

「いいじゃない」

「クシナさん、祖母ちゃん同士で気が合いそうだから怖いんだよ」

「どういう意味?」

「俺の行動管理が強化される」

ミナトが吹き出した。

クシナは少し考え、それからにやりと笑う。

「今度、挨拶に行こうかしら」

「やめて」

即答した。

「じゃあな」

オビトは二人へ手を上げる。

「今日はありがとう。ラーメンも、途中まで送ってくれたのも」

「うん。またね、オビトくん」

ミナトが答える。

クシナも片手を振った。

「今度は変な謝り方しないで、普通に話しかけるのよ」

「努力する」

「そこは、はいって言いなさい」

「はいはい」

「一回!」

最後まで押された。

オビトは苦笑しながら背を向け、集落へ続く道を歩いていった。

小さな背中。

だが、歩き方には妙な落ち着きがある。

周囲を自然に見て、曲がり角の先へ先に意識を送る。

それでいて、途中で見つけた老人へすぐに声をかけ、荷物を持ってやっていた。

「帰る途中まで誰か助けてるってばね」

クシナが呆れたように言う。

ミナトは、その様子を静かに見送った。

「そういう子なんだろうね」

「変な子」

「うん」

「妙に落ち着いてるのに、急に慌てるし」

「うん」

「強いらしいのに、こっちが見てないと危なそう」

ミナトは少し笑った。

「それは、どういう意味?」

クシナは腕を組み、オビトの消えた方角を見る。

「あの子、なんか放っとけないってばね」

ミナトは答えるまで、ほんの少し間を置いた。

演習場で見た動き。

一楽での挙動不審。

訓練について話す時の冷静さ。

クシナへ向ける、初対面とは思えない柔らかさ。

手の届く場所で老人を見つければ、迷わず荷物を持つ姿。

「そうだね」

静かに同意した。

ラーメン一杯。

それだけの時間だった。

それでも、黄色と赤と、その間に座った黒髪の少年の縁は、確かに結ばれ始めていた。


〆栞
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