13
名前とカラ松は二人並んでおとなしくトド松の前に座る。仁王立ちして腕を組むトド松の顔はとてつもなく不機嫌そうだった。
「なんでいきなりこんな…」
「名前、なんか言った?」
「なんで!こんな!叱られる空気なのかなって…」
「あんなことしてたんだからそりゃ怒るでしょ!?」
「はぁ?待ってトド松みてたの…!?どこから!?どこからなの…!?」
「名前にカラ松兄さんが笑うなよって言った辺りから」
「ガッテム…!」
一番見られたくない恥ずかしい所を見られていた名前は手で顔を覆いうめき声をあげる。隣にいたカラ松はそんな名前を見てまた思い出してひとり顔を赤くする。カラ松を睨みつつトド松はその場にどすんと座り「僕もさぁ〜」と話を進める。
「カラ松兄さん置いてったらこんなイベント発生するとは思わなかったんだよ!もう!」
「なんで怒られてるのか俺わかんねぇ!」
「名前はおそ松兄さん並にバカだからしょうがないよね、でも今後軽はずみな行為はしないように!!わかった?」
「……」
「返事!!!」
「……うぃ〜」
全く納得していない名前の返事にまぁ仕方なしと思いつつ納得するトド松はころりと表情を変え「ところで名前どこの大学いってるの?」と聞いた、その変わり身の速さにビビリつつ名前は答える。
「けーおー」
「……え?も、もっかい言って?」
「けーおーぎじゅーくだーいがーく」
「まじで言ってるんの…?」
「マジの大真面目。僕嘘言ッテナイヨ」
そう名前が言うとトド松は固まってしまった。隣のカラ松は「けーおーってどう書くんだ?」と名前に聞いていた。
「んー二通りあるんだよね、多分どっちでもいいんだろうけど」
こうやって書くんだよと指で手のひらに書いてみせるもカラ松の頭の上には疑問符しか浮かばず名前が苦笑いをしているといきなりがしっと両肩を掴まれ驚き掴まれた方を見ると嬉しすぎて感極まりそうな顔のトド松がいた。名前は呑気に「あ、動いた」と思ったのは秘密だ。
「どうしよう名前、僕こんな近くに本物がいるとは思ってなかった…ああ、神よ、仏よ、名前よ…」
「お…おう?」
「名前、僕は名前にお願いしたいことがあっ…」
トド松は何かを言おうと口を開きかけ名前の隣に座って一緒にトド松が何を言うか見つめてくるカラ松を視線だけで見つめ口を閉じ名前の肩から手も離す。
「…あ〜、名前ライン教えてよ!」
「ってなに言いかけたの!」
「え?僕なんか言いかけた?それよりライン!ほら携帯出して!…ってうわ!最新機種じゃん…」
「え、あ、この間落として…」
「へぇ〜」
完璧にかは疑問だが話題を切り替え名前の携帯を弄るトド松。操作をし終わって「はい」と渡された画面を見るとラインにトド松が加わっていた。
「あ!カレーの匂いがしてきたね!もうすぐできるかな、僕お腹ぺこぺこ!」
「あ、本当だ」
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