04
ガラガラと玄関を開けるとそれを聞きつけた兄弟がバタバタとこちらに向かってくる足音を聞きおそ松は少しにやけた。
「よ〜〜!お出迎えなんてしてくれんの?お兄ちゃん嬉し〜〜」
「おそ松兄さんこれどういうこと!!!名前じゃん!!」
頭をかきながらへへと笑っていると突き付けられるスマートフォン。その画面には唐揚げを食べている名前の写真とその下には「名前」「シコい」と書いてあり数時間前おそ松自身がラインの兄弟用グループにいれたものだ。
「ライン送っても返ってこないし!名前に会ったの?!ってか帰ってきてたの!?」
「ってかシコいっておい!」
トド松がどんどん質問攻めしてくる隣でツッコミを入れるチョロ松に対しおそ松は「あ〜〜名前なんか結構前に帰ってきてたみたいよ、あと昔と変わらずまじシコい。ってか寒いから中入れてよ」と靴を脱ぎ弟たちを置いて階段を上がっていくおそ松に弟たちは一人一人それぞれ違う質問を兄にしていた。「兄ちゃん聖徳太子じゃありませーん」と耳を塞ぎ足で襖を開けその場に座ると弟たちも兄おそ松の周りに座り出す。
「はい!おそ松兄さん!」
「はい、トド松くん」
「名前はいつ帰ってきてたんでしょうか!」
「大学入ると同時に大学近くのアパートに引っ越してたらしいです。はい次」
「ハイハイハイハーーーイ!」
「はい、元気の良い十四松くんどうぞ」
「名前元気だった????」
「相変わらず元気だったです」
そんな調子でどんどん答えていくおそ松だったが途中でめんどくさくなり「あ、だめだ、もう寝る」と言って布団に入ってしまった。弟たちはそんな兄にブーイングをしたが兄おそ松はそんなのお構いなしにイビキをかいて寝始めてしまった。しょうがないからまた明日質問攻めにしようという結論に達し弟たちも布団に入る中一松はおそ松のスマートフォンを手に取りホーム画面を表示させるとそこには今までなかったパスワード入力画面が表示された。どうせ名前とラインを交換しているだろうと思って調べようとしたが兄の方が一枚上手だったようだ。舌打ちをして布団にスマートフォンを投げつけおとなしく布団の中に入っていった。← ▽ →
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