07
ドド松はAKBの何期生かにはいるだろうレベルの女の子二人と今流行りのスイーツを食べに来ていた。きゃいきゃいわいわい楽しげに話しているとライン通知が連続的に届く。今からスイーツの写メをツイッターにあげようとしていたドド松は少しイラっとしたあと送ってきた相手と普段送らないであろう文章にどしたの一松兄さん気持ち悪い…と思いつつもラインを開きトド松は大声を上げた。
「え、どしたのトッティ…」
「なんかあったの?」
「あ、いや…あったっていえばあったかなぁ…うわぁ…まじかようわぁ…」
「トッティー大丈夫?」
「あ〜…えっと、僕の幼馴染が中学以来にこっちに帰ってきたって知って軽く探してたんだけど全然見当たらなくてさ〜諦めかけてたんだ、でも今その幼馴染と会ってまーすってラインきてさ〜しかもその子の家!あ〜ずるいっ!」
「えー中学以来って結構経ってるよね!ってかトッティー探してたの?」
「うん…この街にはいるだろうって意識しながら外歩いたりしたんだけどねぇ〜」
生クリームたっぷりのそれを口に含みながら送られてきた名前の写真を見つめる。ああ、今から行きたい。どうせほかの兄さん達もこのラインを見たら名前の家に行くのだろう。自分だけ出遅れてしまう、どうしたものか…と思っていると空気を読んだのか、AKBの(以下略)女の子が「トッティー今から行っちゃえば?」と提案してきた。
「え…!でも、そんな悪いよ…!」
「でもその子のこと気になるんでしょ〜ずっとスマホ見てるし」
「そうだよ行ってきなよ、私たちはまた遊べるけどその子今逃したらまたどこにいるかわかんなくなるとかもありえるくない?」
「探してたんだし…私たちのことは気にしなくていいよホント!」
「二人共…」
「ほらほら行ってきなよ!このスイーツはもらっちゃうけど!」
しっしと犬を払うように手を動かすAKB(以下略)女の子。トド松はじゃあ、と席を立ち「この埋め合わせは必ずするからね!ホントありがとう!行ってくる!」と早歩きで店を出た。
「あれ絶対トッティー恋してるじゃん」
「幼馴染にずっと片思いとかドラマになるよね」
「好きだった幼馴染!」
「突然の引越し!」
「数年後あの頃より綺麗になった君に僕はまた恋をする…!」
「「リア充乙〜」」
妄想を繰り広げつつスイーツを食べる彼女たち、トド松が会いたがっている幼馴染が男だとも知らずに。
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