現存したニホン人に関する調査報告書<1>




現存したニホン人に関する調査報告書<1>




Case.1   TANAKA JIRO (出現当時 32歳)


****年 3月23日
ノースブルーのケート島にて、何もない所から突如として現れる。
人々が瞬きをした直後に姿を見せた事から、不審な能力者と考えた住民らによって海軍に引き渡される。
その後、海軍の保護監視下に置かれる。
ニホン人の前例がない事から彼の主張は心神喪失状態による幻覚であると判断され、海軍病院の精神科に入院する。
特別管理病棟にて投薬治療。


****年 8月21日
能力の発現。
なりたいと思った者に変身する能力とみられる。
ナース、海軍、老人等に姿を変えながら、病院から逃亡。
その後逃亡生活中にクリスト海賊団の一味となる。
海賊の一味となってから変身能力を使い資産家への詐欺行為を繰り返す。
少なくとも21件の詐欺強奪事件、3件の殺人事件に関わりがあるとみられる。
当件を根拠とし、これ以降ニホン人に関しては政府外への情報の漏出は許さず、また政府内においても、ごく限られた関係者でのみ情報を共有するものとする。


****年 6月
懸賞金が掛けられる。
バウンティ1000万ベリー


同年 12月8日
賞金狩りによって、イーストブルーにて捕らえられる。
海軍に引き渡された際、海楼石の手錠が効かず、2回の脱走未遂あり。
これにより悪魔の実による変身能力ではない事が発覚する。
その後の身体検査、身辺調査により、ケート島保護時の本人の主張の信憑性が認められる。


****年 2月2日
裁判により、死刑確定

同年 同月13日
刑執行   享年35歳






Case.2   SUZUKI SACHIKO (出現当時 18歳)


****年 1月4日
サウスブルーの廃坑にて、迷子になり歩いている所を偶然通りがかった旅行者によって保護される。
軽度の怪我、栄養失調・脱水状態の症状があり、キーホル村の病院施設へ運び込まれる。
問診時に「ニホン」を連呼しており、身元不明である事から病院が海軍へ通報。
14日間の入院治療後、体力の回復を待って海軍の保護監視下に置かれる。
本人の見た目が非常に若く、申告した年齢も虚偽の可能性がある為、児童専門のカウンセラーを手配。
カウンセラーを通した話し合いの上、本人たっての希望により、世界の常識、語学、各方面の知識、社会情勢等を学ぶ場を設ける。


同年 3月
海軍の保護監視下に置きながら、試験的にカームベルト上の小島にて一般人として居住開始。


同年 7月6日
試験居住で問題が無いと判断し、サウスブルー内ボンボン島に移住。


同年 7月9日
能力の発現。
対象が無機物・有機物に限らず、意識を集中させた部分に花を咲かせる能力。
移住後3日での能力の発現だった為、関係者内で一般に紛れての居住に疑問視する声が上がる。
議論の上、本人の性格と、能力の性質上悪用できるものではないとし、移住を許可される。


****年 6月13日
ボンボン島在住の男性と婚姻。


****年 2月14日
男児出産。


****年 3月
夫を代表に置き起業。
ボンボン島内にて3店舗のフラワーショップを経営。
後に2店舗の飲食店事業も開始する。


****年 7月
倦怠感、リンパ節の腫れ、長期にわたる高熱などの体調不良を訴え、海軍病院を受診。
精密検査の結果、悪性リンパ性白血病と診断。
またこの際、世界に存在しない血液型である事が判明。
緊急入院し、抗癌剤、投薬による治療を開始。


****年 4月
胃に癌細胞のリンパ性転移がみられる。
ニホン人に該当する血液型の血液は現段階の技術では用意できず、輸血できない為に手術を断念。
抗癌剤治療を継続。


****年 11月
家族の強い希望により、本人への苦痛を伴う抗癌剤治療を中止。
それに伴い、海軍病院からボンボン島南部に位置するホスピスへ転院。
海軍より特別見舞金500万ベリーが贈られる。


****年 2月15日
前日に息子の誕生日を祝い、家族に見守られながら永眠
享年33歳








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