prologue-age.11




あの時、私が彼をプールに連れて行かなければ

シャーロックは探偵になんてなっていなかったかもしれない。

そうすれば、マイクロフトもシャーロックに危険な依頼をしたりしないし

彼自らマフィアや殺し屋の根城に潜入したりもしない。

なにより、ジェームズ・モリアーティーとの因縁も無いものになったかもしれない。

もし彼が科学者だったら。哲学者だったら。医者だったら。大学教授だったら。

考えても仕方のない事だけど、もしそうだったら私の周りはもっと平和だったと思うのだ。


これは、彼が『事件』というものに遭遇し、向き合い、考え、捜査した、初めての出来事である。


Age.11


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