prologue-age.5
ホームズ家で育ったマイクロフトがそうであるように、
ホームズ家で育ったシャーロックがそうであるように、
半分……いや、半分以上かな?ホームズ家で育った私も“普通”から少し外れていた。
でも、マイクロフトやシャーロックはそうでなかったけど、私はすぐに自分が少し普通から外れている事に気が付いた。
普通のレーンに戻ろうとしたけど、一回外れた車輪はなかなか“普通”の溝に嵌ってくれない。
キイキイ、と無理な音を立てて、火花を散らして、私の車輪を拒否する。
そんな時に、助けてくれたのが彼だった。
皆と同じレーンに戻らなくても、上手くやれば周りに合わせていけることを教えてくれたのが彼だった。
小さな私は彼の事が好きだった。きっと。
Age.5
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